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小池徹平 小池徹平

小池徹平俳優コイケ テッペイ

1986年生まれ、大阪府出身。2002年に俳優デビュー。以来、端正なルックスと存在感で映画やテレビドラマに出演するほか、音楽活動などでも多才に活躍。近年では、舞台での存在感のある演技、歌唱力も高く評価されている。NHKでも出演作多数。2010年、土曜ドラマ『鉄の骨』では、主人公・富島平太役で初主演。また、2013年に連続テレビ小説『あまちゃん』の足立ヒロシ役では、独特のキャラクターで幅広い世代の人気を獲得する。2018年2月、プレミアムドラマ『我が家の問題』に出演。

土曜ドラマ 鉄の骨(2010)

富島平太役

土曜ドラマ 鉄の骨

インタビュー

 池井戸潤さんの同名小説をドラマ化した、僕もとても思い入れのある作品です。骨太な社会派のドラマで主演を務めさせていただいたということももちろんですが、何よりもこの作品を見た方から、「あのドラマ、とてもよかったね」と、たくさん声を掛けていただいたことが忘れられないからです。この数年、企業の奮闘や舞台裏を描くドラマが人気ですが、今思えばこの作品はそうしたドラマの先駆け的な存在だったかもしれません。

 僕が演じた富島平太は、中堅ゼネコン一谷組に勤務して3年目。突然、現場から営業職への配置換えの社命が……。この配置転換が、富島を大手ゼネコンとの“談合”という深い闇へ引きずり込む要因となっていきました。一谷組の立場からすると必要悪――という言い方もできますが、もちろん“談合”は禁じられていることです。しかし富島を演じながら、きれいごとだけではすまない、社会のしくみを突き付けられる思いがしました。僕自身、富島役を演じながらも、善か悪かの答えは見つからないままだった気がします。

違法である“談合”に抵抗を感じる平太だったが…

 そんな風に大変緊張感のあるストーリー展開でしたが、撮影現場はとてもチームワークがよく、楽しかったのを覚えています。豊原功補さんやカンニング竹山さんともいろいろとお話をする機会があって、本当に勉強になる現場でした。また、陣内孝則さんにもかわいがっていただき、みんなでご飯に連れて行ってくださったりしたのもとても楽しい思い出です。

一谷組常務・尾形総司(陣内孝則)

連続テレビ小説 あまちゃん(2013)

足立ヒロシ役

連続テレビ小説 あまちゃん

インタビュー

 “ストーブさん”、懐かしいです(笑)。北三陸チームは、めちゃくちゃ楽しかったですねぇ。もともと知り合いだった俳優さんも多数出演されていた作品でしたが、この作品をきっかけに親交が深まった方もたくさんいました。そういう意味でも、かけがえのない宝物のようなドラマです。

 ロケ地となった岩手県久慈の町には「スナック梨明日(喫茶リアス)」みたいな、地元の小さなスナックに駅長(杉本哲太)や副駅長(荒川良々)たちと一緒にわいわいと出掛けた思い出も(笑)。先日、“太巻”こと荒巻プロデューサーを演じた古田新太さんと話していたら、「俺も北三陸チームの方をやりたかったなぁ」なんて、ちょっぴりうらやましがられました(笑)。

春子(小泉今日子)が切り盛りする“スナック梨明日”

 ヒロシのキャラクターって、実はあそこまでじゃないにせよ、少し“不器用な人”が宮藤(官九郎)さんの知っている方にいたみたいです。でも、ヒロシみたいな“残念”だけどある意味、とても前向きな人って愛おしいというか、すてきだなとも思いました。ずっと陽は当たらない人なんですけどね(笑)。とにかく演じていて楽しかったです。

個性豊かな海女さんたちに押されっぱなしのヒロシ

 宮藤さんからは細かな注文はなく、自由に演じさせていただきました。ほかの皆さんもアドリブだらけで、リハーサルなんかはひど……、いえ、すごかったです(笑)。「ヒロシです」と、あの芸人のヒロシさん風に語った場面は当初はそんなつもりもなかったのですが、小泉今日子さんに、「せっかくだからあの“ヒロシさん”風でいいんじゃないの?」ってアドバイスをいただいて。そしたら演出の「サラリーマンNEO」でもお世話になった吉田照幸監督が、音楽も付けてくださって(笑)。絶妙なシーンになりました。

木曜時代劇 ちかえもん(2016)

徳兵衛役

木曜時代劇 ちかえもん

インタビュー

 これも大好きな作品です。「曽根崎心中」を書いて人気を博した浄瑠璃作者・近松門左衛門の生涯を、脚本家の藤本有紀さんが史実を絡めながら見事に描いた時代劇でした。また僕自身が、“徳兵衛”のような役を演じてみたかった、というのもあったので、すごく役に入りやすかったのを覚えています。僕は大阪出身なので、関西弁だったのもピタッときたというか。徳兵衛は豪商の息子で“アホぼん”と言われるどこまでもダメな男ですが、その分、ピュアで正直で愛おしかったです。最後はお初と心中してしまいますが、早見あかりさんがまたとても演技をしていて心地よい女優さんで、徳兵衛としてほれ込みがいがありました。

徳兵衛は豪商・平野屋の放蕩(ほうとう)息子
お初(早見あかり)との出会いが徳兵衛の運命を変えてゆく

 また、万吉役の青木崇高さんとは今回が初めての共演だったのですが、とても明るい方で大好きな俳優さんです。現場を盛り上げてくれるムードメーカーでありながら、役に対しては自分に厳しくストイックな部分もあってすてきなんです。後に青木さんとご結婚された優香さんの遊女・お袖役もかわいかったですよね。そして、主役の近松門左衛門役の松尾スズキさん! 松尾さんとは「あまちゃん」での共演以来、舞台にも出演させていただいたこともあり尊敬する方です。松尾さんが演じるだけで近松がとても生き生きと、現代にも通じるおもしろい人物になったような気がします。まさに絶妙なキャスティングでした。

お初を想う渡世人・万吉(青木崇高)は徳兵衛を目の敵にするが…

 撮影は京都に滞在して行われていたので、夜は俳優陣だけでなく、プロデューサーや監督、スタッフの皆さんとも何度も食事をご一緒しました。撮影が終わるころには本当に家族のようなチームワークになれた、幸せな現場だったのを覚えています。

足立区発地域ドラマ
千住クレイジーボーイズ(2017)

斉藤行役

足立区発地域ドラマ 千住クレイジーボーイズ

インタビュー

 僕は以前、福岡発の地域ドラマにも出演させていただいたことがあるのですが、地域に密着したこういうドラマを作るのって、すごくすてきなことだなと感じました。今回この作品を通して、東京という大都会でも地域性を感じられたというか、まだまだ知らない東京の顔を見せていただいた感じがしました。

 ロケは北千住の商店街で主に行われたので、そこの地元の人のようにいろんなお店で買い物したり食事をしたり。そういうのがすごく楽しかったですね。実際撮影でも入らせていただきましたが、銭湯もとても印象的でした。風呂釜をこうして炊くのかとか、みんなで拝見して。またその銭湯の近くにいたネコも何気なくドラマにも登場したり(笑)。まさに地域発だからこそできる、ほのぼのとした作品だったような気がします。本当に僕たちも、足立区の町の人になったような気分でいられた撮影でした。

行と恵吾(塚本高史)はかつて漫才コンビを組んでいたが…

 僕の演じた行という役は、お笑い芸人の夢を諦めて別の夢を見つけてという感じではありましたが、男同士の友情とか、そういう感じを丹念に描いていただいた作品だったなとも思います。恵吾役の塚本高史さんとは、お笑いコンビ「クレイジーボーイズ」として漫才もできましたし(笑)。あれは実は撮影の初日だったんですよ。いきなりエキストラの観客の皆さんの前で漫才を披露するって、かなりの緊張でした。でも、塚本さんが、本当に観客の人にお笑い芸人さんみたいに絡んだりとかしてて(笑)。すごくいい思い出です。

プレミアムドラマ 我が家の問題(2018)

田中淳一役

プレミアムドラマ 我が家の問題

インタビュー

 “夫”たちの強すぎる個性や性格、異変……に翻弄される“妻”の姿を描いたユニークなオムニバス形式のドラマです。でも、デフォルメこそされていますが、物語の4話ともにどこにでもある夫婦、という感じもしました。僕はまだ結婚してはいないので分からない部分がありつつも、各話とも心に響くものがあって。“夫”役は4話それぞれに小泉孝太郎さん、大谷亮平さん、勝地涼さん、そして僕が、違う家庭を演じ、“妻”役は水川あさみさんがおひとりで4役に挑んでいました。

第4回 妻・昌美(水川あさみ)

 僕が撮影に入ったときは、まさにこの作品の佳境ともいうべき時期でした。しかも真冬の寒い時期で、おそらくは皆さんが一番体力的にも精神的にもしんどかった時期だったと思います。しかし、いいものを作り上げたい、という水川さんはじめ、プロフェッショナルなスタッフの皆さんのエネルギーをひしと感じながら、僕も最終話の“夫”をどう演じていこうかと、集中して演技に臨んだつもりです。

幸せいっぱいの新婚生活のはずが…

 僕が演じた“夫”は甘~い新婚生活におつかれぎみで、そのストレスからおならが我慢できない役どころ。いやぁ……、男の身としてこういう奥さんは確かに辛いかなぁ、なんて想像もしちゃいましたが(笑)、そんな微妙な夫婦の関係性を、水川さんとは短期間に作り上げられた気がします。ときには2人で、どんなおならの音がいいだろうなんて試行錯誤して、笑いが止まらなくなることも(笑)。水川さんとはこれまでも何度か共演させていただいているのですが、今回も改めて、ほどよい緊張感のなかにリラックスしたムードを現場に作ってくださる女優さんだなと感じました。

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