土曜時代劇 咲くやこの花(2010)
こい役
インタビュー
8年前の作品ですが、よく覚えています。懐かしいですね。私が演じたのは、目立たずに生きることが目標の少女・こいでした。師匠である佐生はな(松坂慶子)の言葉や、浪人・深堂由良(平岡祐太)との出会いにより、「百人一首かるた腕競べ」に出場することを決意。夢も志もなかった少女が少しずつ変化していく物語です。
この作品では、百人一首を覚えたり、初めての時代劇ということもあり所作など難しいこともありました。



楽しかった思い出もたくさんあります。隣に住む幼馴染の父・信助役の佐野史郎さんには撮影後、食事に連れて行っていただき、とてもよくしていただきました。母・ソメ役の余貴美子さんなど、キャストのみなさんが本当の家族のように感じられ、アットホーム雰囲気でした。この作品のスタッフの方と、その後も他のお仕事でお会いするたびに、いまだに「楽しかったね」と話しています。とても良い現場でした。
脚本の藤本有紀さんの作品には、この後も『平清盛』や『みをつくし料理帖』と出演させていただきました。藤本さんの本はどれも大好きで、せりふが特に好きですね。そこにも注目して見ていただきたいです。

