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倉科カナ 倉科カナ

倉科カナ女優くらしなかな

1987年生まれ。熊本県出身。「SMAティーンズオーディション2005」でグランプリを受賞。早くから才能を見出され、女優業などを軸に活躍を見せる。NHKでは2008年『土曜スタジオパーク』のレギュラーを務めたほか、2009年、連続テレビ小説『ウェルかめ』のヒロイン、浜本波美役にも抜てきされる。そのほか『ヤアになる日~鳥羽・答志島パラダイス』、『珈琲屋の人々』『ダークスーツ』などに出演。2017年は、プレミアムドラマ『男の操』で、主人公の心の支えとなった亡き妻、五木純子役を熱演する。

連続テレビ小説 ウェルかめ(2009)

浜本波美役

連続テレビ小説 ウェルかめ

インタビュー

 本当に懐かしいです。私は熊本から出て来てまだ数年。ほかの同世代のタレントさん、女優さんを見ると、とてもキラキラとまぶしく感じられた時期でした。実は“朝ドラ”のヒロインオーディションも、『ウェルかめ』で選んでいただくまでに何度か受けていたんですよ。でも、ずっとダメだったので自信を失いかけていたんです。それだけに、ヒロインに決まったときはすごくうれしかったですね。撮影では、舞台となった徳島だけではなく、沖縄の黒島へもロケに行きウミガメを放流したことなどを覚えています。そうして現地の皆さんと直接触れ合ったことは、役作りの際にとても役立ちました。それでも徳島弁の「でぇ~」という独特の語尾は難しかったなぁ(笑)。

海ガメの研究施設を取材するため勝乃新(大東俊介)と波美は沖縄・黒島へ…
おばあ(吉田妙子)は2人を恋人のようだとからかう

 ヒロインとしての約10か月近くの日々は、ただ夢見心地でいられたわけではありません。役柄の“波美”と完全に一心同体になっていた私は、彼女のキャラクターを守るために、ときに監督さんたちと真剣に意見を交わしぶつかり合ったことがありました。でも、1年近くもひとつの作品、役柄に全力投球できた日々は、今でも宝物です。大阪放送局で制作していたので、大阪の街を歩いていると劇中での波美のニックネーム、「カメコ!」って声を掛けていただいて。とてもうれしかったですね。それにしても、もう8年前とは……。昔のことのようで、ついこの間のようで、自分でも不思議な感覚です。私も波美のように、“亀”のようでもいいから、これからも1歩1歩成長していけるよう頑張っていきたいと改めて思います。

プレミアムドラマ ヤアになる日~鳥羽・答志島パラダイス~(2012)

山岡紗智子役

プレミアムドラマ ヤアになる日~鳥羽・答志島パラダイス~

インタビュー

 “ヤア”とは、答志島(とうしじま)のことばで「お嫁さん」という意味です。鳥羽のホテルに勤めていたのに、プロポーズしてくれた恋人の久志(平岡祐太)が故郷・答志島に戻って漁師になりたいと言い出して(笑)。紗智子も島に渡って、土地の習慣や人間関係をいろいろと学んでいくわけですが、紗智子の立場だったら本当に大変な決意がいるだろうと感じました。恋人が仕事を変えちゃうのも大きな転機ですが、住むところが変わるのも大きな変化ですよね。

鳥羽市のホテルで働く紗智子
恋人の久志(平岡祐太)も同じホテルに勤めるシェフだったが…

 でも、答志島はとてもすてきなところで、オールロケだったと思うのですが、地元の方々がたくさん協力してくださったのを覚えています。島全体で子どもを見守る習慣とか、東京のような街では考えられないけれども、そういう密度の濃い人間関係がとても貴重なものに感じました。地元の方たちが参加するシーンでは、彼らのセリフを私たち演者がすべてアドリブで引き出さなくてはいけないというミッションがあったので、とても苦労したのも忘れられません(笑)。でも、ここも『ウェルかめ』の舞台じゃないですが、海がきれいなところでしたね。

答志島の漁師の伝統、夫婦で船に乗る“夫婦船”

 私はこのドラマでも主人公を演じさせていただいたので時間にあまり余裕がなかったのですが、夜に海に出ると夜光虫がきれいに見えてずっと眺めていたりしました。私はこうしてみると、西日本が舞台の作品が多い気がします。九州出身だからか、どちからというと温暖な地域に根ざす役柄が似合うってことなのかなぁと思っています(笑)。

土曜ドラマ ダークスーツ(2014)

一之瀬美砂子役

土曜ドラマ ダークスーツ

インタビュー

 苦境にあえぐ大手総合電機メーカーを再生させるため奮闘する主人公、一之瀬諒(斎藤工)。私が演じたのは彼の妻・美砂子役で、難病に侵されながらも彼を懸命に支えようとするよき奥さんの役でした。諒は、会社再生のためのライセンスビジネスを展開させようとするのですが、社内のトップたちは裏金作りに手を染めているという恐ろしい現実が見えてきます。

諒(斎藤工)の勤める電機メーカーの工場閉鎖が報じられた日
妻の美砂子が病に倒れる

 仕事のことだけでも大変なのに、私の演じる美砂子の病まで背負わせてしまうことが、ちょっと心苦しく感じる部分もありました。でも、彼が家に帰ってきたときには、少しでも心が安らぐように、と演じたつもりです。企業サスペンスドラマという壮大、かつ緊張感のあるストーリー展開の中で、美砂子と諒の場面では少し心和むというか、ご覧になる皆さんには諒の素顔も垣間見えますし、ほっとしていただけるのでは、とも思っていました。また、男性がたくさん出演するドラマで、撮影前の本読みのときも、女性といえば私と、諒の会社の高根沢志桜里役を演じた市川由衣ちゃんぐらいしかいない、という状況だったのを覚えています。その男性たちのドラマがかっこよすぎて、私もそっち側のストーリーに参加してみたいなぁと思ってしまったほど(笑)。でも、諒と美砂子はどんなときもラブラブな夫婦なので、斎藤工さんとも細々と打ち合わせをしなくてもあうんの呼吸で演じられて、とても楽しかった作品です。

将棋が得意な美砂子は病床でも駒を並べ…

プレミアムドラマ 珈琲屋の人々(2014)

南野千果役

プレミアムドラマ 珈琲屋の人々

インタビュー

 「一杯の珈琲が、人生を変える」というすてきなキャッチコピーがついたドラマでした。現場にはいつでも、とても甘いコーヒーの香りが漂っていて……。でもごめんなさい! 実は私、今は飲めるようになったのですが、当時はコーヒーが苦手だったんです(笑)。ただ、ここでいれていただくコーヒーは、主人公・宗田行介を演じる高橋克典さんが、プロの方にご指導を受けて丁寧にドリップしてくださったものなので、とてもおいしかったです。

花屋の主人・島木(八嶋智人)と千果の不倫が島木の妻に知られ…
行介(高橋克典)のコーヒーが千果の心を静める

 映像の撮り方も映画のように丁寧というか、ワンカットワンカットにこだわって撮影されていました。舞台となる喫茶店『珈琲屋』にはいつもスモークがたかれていて、雰囲気もどこかノスタルジックでかっこよかったですね。それだけに撮影にはとても時間がかかったのを覚えています。

珈琲屋で新しい出会いが訪れる

 主演の高橋克典さんは紳士でスタイルもよくて、役柄的にも寡黙ですし、当初は近づきがたい方なのかなと思ったら、とても気さくで優しくはにかんだ笑顔が印象的な方でした。こういう方がマスターの喫茶店があったら、確かに誰もがいつの間にか心を開いて、通い続けてしまうかもしれませんね。

千果の再出発はどうなってしまうのか…

プレミアムドラマ 男の操(2017)

五木純子役

プレミアムドラマ 男の操

インタビュー

 売れない演歌歌手、五木みさお(浜野謙太)と結婚し、彼の“紅白出場”を夢見て応援していたのに、病に倒れ亡くなってしまう妻、五木純子役です。それだけ聞いたらかわいそうな妻、ですが、ご覧いただくとわかる通り、余命を察知した純子はかなりユーモアいっぱいのビデオテープを、みさおと娘・あわれ(粟野咲莉)のために大量に残しているんです(笑)。

ビデオの中から“五木家のルール”を伝える純子
一人娘のあわれ(粟野咲莉)

 ビデオの中での妻なので、撮影は1人寂しくカメラの前で……という感じでしたが、純子のテンションが高いので楽しく演じることができました。しかも、最初に浜野さん演じるみさおや、咲莉ちゃん演じる娘のあわれとのシーンを演じ、関係性が作れたうえでのビデオ撮りという流れだったので、気持ちとしてもしっかりと役に入ることができました。純子があんなにビデオテープを残したのも、やはり先立つことが心残りだったでしょうし、それに自分のことをいつまでも忘れないでほしいという願いも強かったのだと思います。

純子が夫のみさお(浜野謙太)に何より伝えたかったことは…
“浮気は許さないわよ-!”

 純子の過去を演じるなかで、アイドルに扮した場面もあったのですが、歌の収録、ダンスの練習がとても大変でした! あまり歌もダンスも得意ではないので、アイドルの方ってすごいなと尊敬してしまいます。それにしても歌の力ってすてきですね。音楽は言葉と違って国境を越えていくものですよね。人と人との心を、すっとつないでいくというか。そういう歌の力で結ばれた人情や家族像がドラマチックに描かれたすてきな作品だと思います。

2人の心に生き続ける純子
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