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長谷川京子 長谷川京子

長谷川京子女優はせがわきょうこ

1978年生まれ、千葉県出身。ファッションモデルとしての活動を経て、2000年に女優デビュー。ドラマや映画などで幅広く活躍。主な出演作にドラマ『僕だけのマドンナ』『Mの悲劇』『おいしいプロポーズ』『華麗なる一族』、映画『桜田門外ノ変』『後妻業の女』など。NHKでは『海峡』『シェエラザード〜海底に眠る永遠の愛〜』『ふれなばおちん』大河ドラマ『功名が辻』『八重の桜』ほかに出演。

ドラマ シェエラザード
~海底に眠る永遠の愛~(2004)

堀百合子役

ドラマ シェエラザード~海底に眠る永遠の愛~

インタビュー

 戦時中、海に沈んだ大型客船「弥勒丸」の悲劇を、その謎を追う現代パートと交錯させながら描いた浅田次郎さん原作の壮大なドラマでした。こんな大作にお声がけいただけて本当に有り難いなと思ったことを覚えています。でも、撮影した当時は本当に忙しい時期で、あまりドラマの現場にも慣れていなかったため、緊張からか断片的な記憶しかないんです(苦笑)。

 私が演じた百合子はシンガポールで学校や孤児院の仕事をしているという役どころ。反町隆史さんが演じられた義兄・堀勝一との間に悲しい過去を背負っていました。学校でのシーンなどはタイで10日ほどロケ撮影しました。

シンガポールの学校で子どもたちに教える百合子

 特に印象に残っているのは幼なじみの正木を演じた小澤征悦さん、特務機関長・小笠原を演じた長塚京三さんとのシーン。長塚さんがテストと本番でちょっとセリフを変えてこられて、その間の取り方と表現の仕方がすごいと小澤さんが感動されていて…。長塚さんはとてもチャーミングな方なので「いや、別に」と謙遜されていましたが、セリフを発する間がちょっと違うだけでニュアンスや人物のキャラクター設定が変わるのを目の当たりにして、演技って深いなと思ったのを覚えています。

特務機関長 小笠原太郎(長塚京三)
百合子は正木(小澤征悦)とともに義兄の勝一(反町隆史)を訪ねる

 でも、改めて当時の自分の演技を今見ると笑っちゃいますね。本格的に一人の人物を演じるのは、これが初めてと言っても良かったので、下手でもしょうがないかな〜(笑)。

スペシャルドラマ 海峡(2007)

吉江朋子役

スペシャルドラマ 海峡

インタビュー

 私が演じたのは釜山で生まれ育った日本人女性の朋子。戦時中に助けてくれた朝鮮人の青年・俊二(眞島秀和)と恋に落ち、時代の波に翻弄されながらも純粋な愛を貫こうとします。

戦争で両親を失った朋子は俊二(眞島秀和)の優しさに救われる
 

 この作品に出演するにあたって、当時のことを色々と学んだのですが、国境の海に隔てられた人々が居たということを頭では理解できても、自分自身の日常に置き換えることが難しく、なかなか実感が湧きませんでした。彼女の境遇や気持ちを理解するまで苦労しましたし、時間もかかったことを覚えています。

祖国・日本へ引き揚げる朋子 釜山港での別れ

 そんな中、岡崎栄さんの演出が的確で、時代背景をきっちり作ってくださったので、私にとっては岡崎監督と出会えたことがひとつの財産だと思える作品になりました。特に朋子と俊二が再会するラストシーンの演出は印象的です。年老いた2人が何十年かぶりに顔を合わせるのですが、当初、演じる私たちなりの解釈で、久しぶりに会った感慨にひたるように間を取りながらセリフを交わしていました。その時、岡崎監督から「ここはあえて長年連れ添った夫婦のように、セリフをポンポンとしゃべってください」と言われたんです。

日本と韓国を隔てる海峡をふたりで訪れるラストシーン

 もともと久しぶりの再会で感動する場面ではありましたが、出来上がった映像を見ると、本当に悲しくて涙が出ました。実際には共に歩むことのできなかった2人が、何気なく会話する姿が長年連れ添った夫婦のように見える、そのシチュエーションが悲しくて…演出ひとつでこうも変化をするんだと実感しました。岡崎さんの演出がすごく信じられた瞬間でした。

大河ドラマ 八重の桜(2013)

山本うら役

大河ドラマ 八重の桜

インタビュー

 主人公・八重(綾瀬はるか)の兄・山本覚馬(西島秀俊)の妻・うら役を演じました。結婚して間もなく、夫は藩主の松平容保公とともに上洛してしまったので、うらは山本家の人々と一緒のシーンが多かったですね。母上を演じた風吹ジュンさんは、具合の悪くなった役者さんを気にして下さるなど本当にみんなのお母さんのような存在。そして綾瀬はるかさんは、ちょっとマイペースで、よく周囲を笑わせてくれました。山本家のそれぞれのポジションが、役を離れてもそのままのような関係性だったと懐かしく思い出します。

八重(綾瀬はるか)の義姉・うらを演じる

 ドラマの舞台は幕末から明治にかけて。時代劇に出演するといつも思うのですが、時代物は背負うものが大きくて、現代のように役割が細分化されていないんですよね。家族だったり、国だったりと背負うものがシンプルでもある。そういう意味で現代劇とは違う魂で取り組む必要があるんですよ。そういう特別な思いを秘めていないと、セリフも上滑りするし、お芝居も時代に即した温度まで持っていけないような気がします。その分、演じ終えると心に占めていた信念のようなものがなくなってしまって、いい意味で寂しい気分になるんです。『八重の桜』のときもそうでした。

 同作品ではうらが覚馬と離縁した後、娘のみねと再会する場面が印象に残っています。当時、内藤愼介プロデューサーから「あなたには、不幸でボロボロになっている役をここで演じることが必要だ」と言っていただいたんですよ。あざとい意味ではなく「見た目を汚すことで、うらがいかに苦労しているかが見えて共感を得られる。こうした経験は今後、君が女優をやっていく上で重要だと思う」と。私自身、うらを演じるなかで重要なシーンだと感じており、そんな風に私自身のキャリアと役を重ねて見ていただけたことがとても嬉しかったことを覚えています。

娘・みね(三根梓)と15年ぶりの再会
娘の幸せな結婚を知り、うらの目に涙があふれる

プレミアムよるドラマ ふれなばおちん(2016)

上条夏役

プレミアムよるドラマ ふれなばおちん

インタビュー

 当初お話をいただいたときは、自分が団地で暮らす奥さんを演じている姿が想像できませんでした。ご覧になる方にリアルに映るだろうかと…。でも、夏とは母親という共通項がありましたし、庶民的なセットに工夫した衣装を着て立つと少しはリアルに近づけたかなと思っています。

妻として母として家族のために生きてきた夏

 演技面で気をつけたのは、手を止めずに動かし続けること。家庭でのシーンは、台本や演出になくても、何かを包丁で切りながら話したり、ふきんでどこかを拭いたりととにかく細かい作業をして、常にせわしなく動いていましたね。私も日常生活では母親ですから、細かな仕草は身についているんですよ。ですから演技をしていくなかで夏になれましたし、現実的なお母さんの姿が浮かび上がっていればいいなと思っています。

社宅の隣に引っ越してきた龍(成田凌)の存在が夏を変えてゆく

 そんなリアルな主婦像とは裏腹に、ドラマで描かれたのは年下の青年・龍(成田凌)と恋に落ちる夏の姿でした。普段、主婦って頑張っていても夫や子どもに褒めてもらえないんですよね。そんな日常に突然年下のイケメンが現れて「好き」なんて言われたら、ビックリするけれど嬉しいじゃないですか(笑)。私自身も主婦のひとりなので、実体験も相まって、演じている間はちょっと幸せな気分でした。主婦にとってはある種、夢の世界ということもあって、周囲の友達からも評判がよく「ドラマの世界からなかなか抜けられない」という声もいただいて嬉しかったですね。

土曜ドラマ バカボンのパパよりバカなパパ(2018)

赤塚登茂子役

土曜ドラマ バカボンのパパよりバカなパパ

インタビュー

 赤塚不二夫さんとご家族のお話を、娘であるりえ子さんの視点で描いた同名小説が原作です。実際のご家族をモデルにしており、今回私が演じるのは最初の妻・登茂子。主人公はみなさんご存知の破天荒な天才ギャグ漫画家ですが、そんな彼を支えた登茂子さんも突き抜けた人なんですよ。一言で言うとファンキーで、固定観念に縛られず「いいものはいいじゃない」というタイプ。私自身、無理に演じている感じはなく、登茂子とリンクする部分があり、楽しんで演じました。

不二夫(玉山鉄二)が売れっ子漫画家になる前から支えてきた登茂子

 現場も非常に楽しくって、みんな赤塚ファミリーになったよう。カメラがまわっていない間の方が盛り上がっているくらいだったんですよ(笑)。第1回「わしは天才なのだ」のなかで、ドラマの中休みみたいな感じで登場する“シェー”と皆でポーズする場面、比嘉(愛未)さんが“シェー”初体験だったにも関わらず一回OKだったんですよ!

みんなで“シェー”!!
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