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塚地武雅 塚地武雅

塚地武雅タレント・俳優つかじむが

1971年生まれ。大阪府出身。1996年、鈴木拓とともにドランクドラゴンを結成。2000年、2001年にNHK『爆笑オンエアバトル』のチャンピオン大会に進出し全国区に。その後、俳優としても活躍。2006年の映画「間宮兄弟」では日本アカデミー賞新人俳優賞などを総なめにする。NHKにも出演作多数。大河ドラマ『平清盛』、連続テレビ小説『まれ』、土曜ドラマスペシャル『とんび』など。2018年も『LIFE!~人生に捧げるコント~』(不定期放送)、大河ドラマ『西郷どん』の熊吉役などで活躍。

爆笑オンエアバトル チャンピオン大会(2000)

爆笑オンエアバトル チャンピオン大会

インタビュー

 僕、若いですねぇ! 今映像を見る限り、反省点しか浮かばないのですが(笑)、当時なりに最高のネタをお客さまに見せしたいと必死だったのを覚えています。通常のお笑い番組では、新人は事前に番組オーディションを受けて出演が決まります。でも、この番組ではお客さまたちにネタを直接見せ、10組中上位5組だけのオンエアが決まる“ガチ”なスタイル。その緊張感の中で、自分たちの芸を一生懸命磨いていたように思います。

鈴木拓と塚地武雅のコンビ“ドランクドラゴン”

 この当時は、全国ネットで毎週放送される若手芸人によるネタ見せ番組がほとんどなかった時期。新人の僕らはテレビに出たいという夢を抱きながらも、チャレンジの場さえ探せなかった時代でした。そんなときに、この番組がスタートしてくれたんです。頑張れば書き溜めてネタをテレビで披露できる。そう思える場を与えていただけたのは、本当にうれしかったです。それだけにステージ上はもちろん楽屋にもシビアな空気が漂い、ほかのコンビも同様に、みんなで楽しく過ごすという雰囲気ではありませんでした。

 計量のときに「500キロバトル」以上バケツにボールが入ったらすごい記録で、今なら「やったー!」と、素直に絶叫しちゃうと思うのですが、この頃は絶対ポーカーフェイス(笑)。喜びを全面に出すことはありませんでした。でもそれぐらい、どのコンビもとんがっていて真剣勝負だったんです。今思っても、僕らドランクドラゴンのスタートはここです。鈴木(拓)もきっと同じことを言うと思います。

緊張の“計量” 審査員の投票で放送されるかどうかが決まる!

大河ドラマ 平清盛(2012)

藤原信頼役

大河ドラマ 平清盛

インタビュー

 僕は普段、ビジュアル的なイメージからくるものなのか“いい人”を演じることが多いので(笑)、ここまで権謀術数に長け暗躍する“悪い男”を演じるのは初めてだったんです。後白河(松田龍平)の寵愛をうけて権力を握り、近臣のひとりである信西(阿部サダヲ)を源義朝(玉木宏)と組んで平治の乱で倒す――視聴者の方には“あの塚地がこんな役を⁉”と、かなりのギャップがあったのか、放送後も“塚地といえば信頼”と言ってくださる方もいて本当にうれしかったです。ドラマを見る方をいい意味で裏切ることができ、また僕自身“大河ドラマに少しはお役に立てたのかな”と手ごたえも感じることができました。

信頼は源義朝(玉木宏)に信西を殺害せよとそそのかす
信西(阿部サダヲ)

 公家としてのお歌や舞い、所作などの勉強もさせていただいたのですが、一番大変だったのは、この公家風のメイクや衣装でしたね。とても凝っていたので、眉も公家風にするために自分の眉自体は“つぶし”て、丁寧に白塗りして、さらにはお歯黒でしょう。カツラと衣装まで身につけ終わると3時間近くトータルでかかるんです。でもたくさんの登場人物がいる大河ドラマですので、スケジュールの関係で5時間ぐらいの大きな空き時間ができてしまうこともあるんです。そういうときは白塗りのメイクを落とすわけにはいかないので、衣装やカツラだけ外して外出するなど試行錯誤していました。つい白塗りメイクをしているのを忘れてコンビニエンスストアに入り、店員さんに驚かれたのも今ではいい思い出になっています(笑)。

LIFE!~人生に捧げるコント
「イカ大王体操プロジェクト」(2015)

LIFE!~人生に捧げるコント「イカ大王体操プロジェクト」

インタビュー

 『NHKスペシャル』で注目されたダイオウイカをキャラクターに……って、すごい発想ですよね(笑)。イカ大王の着ぐるみに身を任せて僕自身思い切り楽しんでやらせていただいているのですが、正直ここまで長い間さまざまな展開をさせていただけるとは思ってもみませんでした。「イカ大王体操第2」や、『NHK紅白歌合戦』への見切れ登場など(笑)、思えばいろいろな挑戦をイカ大王でさせていただきました。今ではたくさんの方々に愛されるキャラクターになり、本当に幸せです。以前海外で「イカ大王だ!」と声を掛けていただいたこともあり、自分でも驚いたほどです。

ダイオウイカならぬ、イカ大王が出現…

 『LIFE!』も息の長い番組になりました。実は、僕が10代のころ大好きだったのが、ウッチャンナンチャンさんやダウンタウンさんが出演していたコントユニット番組でした。コンビの枠を越えて繰り広げられるネタは刺激的で、かっこよくて。そんな憧れの“ウッチャン”こと内村光良さんとご一緒できるなんて……。最初2人きりでコントをした際は思わず「ウッチャンが横にいる!」と、思わず素になったのも覚えています。

“ウッチャン”こと内村光良との共演

 今はまた、コント番組が少なくなっている時代かもしれません。でも、僕らがコント番組に憧れてお笑い芸人を目指したように、今の若い人たちにも「コントってかっこいい」「お笑いっていいな」と夢を持ってもらいたい。内村さん率いる“LIFE!”メンバーの一員として、僕も笑いで人の心に何かを伝える役目を担い続けたいと思っています。

連続テレビ小説 まれ(2015)

寺岡真人役

連続テレビ小説 まれ

インタビュー

 石川県輪島市にあるという架空の外浦村を舞台にした、とても温かなドラマだったなあと思います。誰しもが通る青春のときめきや葛藤、夢と現実。そんなものがこの小さな村の人々を通して、丹念に描かれいました。子どもたちは幼いころから仲がよくて、もちろんその親世代もこの町で生まれ育ち、長年同じような環境の中で暮らしている。そんな町全体が家族のような独特の空気感を、この作品では大切にしていたような気がします。

 もちろんロケ地となった石川県には何度も足を運ばせていただいて、土地の方々と直接触れ合うこともできました。地元の方々には“朝ドラ”を本当にたくさん応援していただき、そんな幸せな環境で、この真人という役を楽しんで演じさせていただけたなと思います。

結婚したいと言い出した娘みのり(門脇麦)と一徹(葉山奨之)はまだ十代で…
早すぎる!と猛反対する真人

 実は僕はまだプライベートでは独身なんです。でも、この役をやっているときは、奥さん(ふせえり)がいて、かわいい娘・みのり(門脇麦)がいて、村の人たちと常に一緒で……という環境がとても幸せ過ぎて。撮影が長期間だったこともあり、現実とドラマの世界が一瞬ごっちゃになって、ドラマ用の結婚指輪を衣装さんに返却したのに、「指輪をなくした!奥さんに怒られる」と、手を見て焦ってしまったこともありました(笑)。でも、それぐらい役の世界に入り込んでいたのだと思います。みのりを嫁に出すときも泣けて泣けて。自然に涙が止まらなくなって。みのりを演じていた麦ちゃんの方が常に冷静でしたね(笑)。

一徹とみのりの結婚披露宴
涙がこみ上げる

大河ドラマ 西郷どん(2018)

熊吉役

大河ドラマ 西郷どん

インタビュー

 大河ドラマは2作目となりましたが、今回もまた本当にすてきな役柄をいただいたなあとかみしめながら演じています。また原作の林真理子さんや、脚本の中園ミホさんが “熊吉役は塚地さんで”と言っていただいたと伺っています。また偶然にも、僕は大阪出身なのですが母の故郷は鹿児島なので、家族も今回の出演をとても喜んでくれました。一番苦労しているのは薩摩ことばですかねぇ(笑)。この地方特有であるということに加えて、時代性もありハードルがさらに高いというか。この地域では言葉を複雑にし、国防上“よそ者”であるスパイを見破れるようにしたというのですから驚きました。ですから本当に身につけるのは至難の技で、悪戦苦闘しています。

親子代々西郷家に仕える熊吉
吉之助(子ども時代 渡邉蒼)が生まれたときから成長を見守る

 幕末という激動の時代に、薩摩の西郷吉之助(鈴木亮平)がいつしか国を動かす大人物となっていく。そういう重厚な歴史ドラマの中では楽しいだけでなく、戦や事件などたくさんの息詰まる場面も描かれていきます。“若さぁ(吉之助)”たちも、徐々にたくましく変わっていくと思うんです。でも、僕の演じる熊吉は、西郷家の家人としていつも変わらない人物でいたいなぁと思うんです。

 これまた不思議な縁で、鈴木亮平さんとは10年ぐらい前にお仕事をご一緒したことがあるんです。その彼が今、大河ドラマの座長として頑張っているなんて。主演として奮闘する鈴木さんをこうして側で応援できるのも、まさに“熊吉”冥利に尽きるなと思っています。

西郷吉之助(鈴木亮平)
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