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徳永えり 徳永えり

徳永えり女優とくながえり

1988年生まれ、大阪府出身。2004年、ドラマ『放課後。』で俳優デビュー。06年、映画『放郷物語』で初主演を果たす。主な出演作に、映画『春との旅』『フラガール』『ハナミズキ』、ドラマ『心がポキッとね』など。NHKでは、連続テレビ小説『梅ちゃん先生』『あまちゃん』、『四十九日のレシピ』『撃墜 3人のパイロット』『美女と男子』などに出演。連続テレビ小説『わろてんか』ではヒロイン・てんの付きの女中・トキを好演。

ドラマ10 四十九日のレシピ(2011)

井本幸恵役

ドラマ10 四十九日のレシピ

インタビュー

 私が演じた幸恵はおとなしい瞬間が本当にないテンションの高い役。ここまで振り切った役は初めてでしたし、思っていることをポンポンしゃべるので、口が回らなくなるほどでした(苦笑)。いつもギアを入れ替えて撮影に臨んでいました。当時は23歳だったからできたけれど、朝から晩までテンションを維持するのが本当に大変で、終わったときの脱力感がすごかったです…。だから、年齢を重ねた今はもうあんな役できないかもしれません。ギャルを演じるというのもキビシイですしね(笑)。

母が亡くなり、実家に戻った百合子(和久井映見)の前にギャル風の娘が 現れ…

 和久井(映見)さん演じる百合子さん、伊東(四朗)さん演じる良平さんが静かなトーンでお芝居されるなか、そこをぶち破るようなキャラクターだったとも思います。見ている方はうるさく感じたかもしれませんね。でも、彼女には彼女なりの正義があって、すごくいいセリフがたくさんありました。ご紹介している映像で話しているセリフもいまだに覚えているんです。正しいこと話す場面が多かったので、きちんと伝えなければいけないと意識もしていました。その上で幸恵が単にうるさい人物ではなく、愛されるように演じなくてはと思っていたことを覚えています。

幸恵と百合子、良平(伊東四朗)は乙美の遺言である“四十九日の大宴会”を準備する

 もともとの原作がすてきなお話で、とてもあたたかな空気に包まれたドラマでした。現場ではとにかく共演シーンの多かった和久井さんにとても良くしていただき、その優しさに頼って撮影を乗り切りました。今でも連絡を取り合い、一緒にお食事に行かせていただいたりしています。

“四十九日の大宴会”が人々に奇跡を起こす

連続テレビ小説 梅ちゃん先生(2011)

沢田弥生役

連続テレビ小説 梅ちゃん先生

インタビュー

 連続テレビ小説に初めて出演させていただいた作品で、ひとつの役を長く演じる面白さを経験しました。私が演じた弥生は梅ちゃんの医専時代からの親友でしたが、きっと正反対の性格だから友達になれたんだろうなと思っています。ひらめきや直感で生きている梅子に対し、弥生はとても慎重。先を考えながら行動するタイプなんです。

弥生は梅子(堀北真希)をいつも気にかけ支える親友

 一見、冷たいように見られがちな弥生ですが、物語が進むにつれて不器用な部分や子どもっぽさが見えていきました。恋にも不器用で、そこにスポットを当てたスピンオフ『梅ちゃん先生〜結婚できない男と女スペシャル〜』ではいつも口げんかばかりしている同僚の山倉(満島真之介)との素直になれない恋が描かれました。梅子、松岡、山倉、弥生は帝都大学病院の同僚でしたが、年齢が近いこともあり友達のような関係でもありました。ですからコミカルなシーンが多くて、現場もわきあいあいと楽しく過ごしていたのがいい思い出です。

梅子の妊娠を知った弥生は梅子の診療所を手伝いにやって来る

撃墜 3人のパイロット〜命を奪い合った若者たち〜(2014)

武藤喜代子役

撃墜 3人のパイロット〜命を奪い合った若者たち〜

インタビュー

 “空の宮本武蔵”と呼ばれた日本海軍の武藤金義、中国空軍の英雄・楽衣琴、そしてアメリカ兵のロバート・アップルゲートという3人のパイロットを描いたドキュメンタリードラマ。私が演じたのは武藤の妻・喜代子でした。実在の方を描いた作品で、娘さんもご健在でいらしたので、ご家族やお知り合いがご覧になったときにどう思われるか、失礼のないよう真摯(しんし)に向き合わなくてはいけないと思いました。

1943年 太平洋戦争のさなか、武藤(勝地涼)と喜代子は結婚する
戦闘機パイロットの武藤と喜代子が一緒に過ごす時間は短く…

 撮影を担当したのはドキュメンタリーをずっと撮ってきたスタッフの方々。ですから、私自身もお芝居をするよりも、喜代子さんとして生きている様を撮影されるような心持ちでした。そのせいか、夫が戦死したという知らせを受けたシーンでは、とても不思議な体験をしたんです。監督からは、知らせを聞いた後、タイミングは任せるので靴を磨きに行ってくださいと言われていました。その時点では私もノープランで何となく靴を磨きに行ったのですが、考える前に自分の口から「ご苦労さんでした」という言葉が出てきて…。そこから涙があふれて止まらなくなりました。アドリブとはちょっと違い、自分の本音が出たような気持ちで、私自身びっくりしてしまったんです。役を演じてはいるのですが、どこか疑似体験をしたような感覚ははじめてのことで、それが正しいかどうかは分かりませんが、俳優をやってきて一番印象に残る出来事になりました。いまも1年に一度は喜代子の気持ちが胸によみがえってきます。

航空隊の兵士から武藤の死を知らされる
“ご苦労さんでした…”

ドラマ10 美女と男子(2015)

日邑梨花役

ドラマ10 美女と男子

インタビュー

 それまでもヒールを演じたことはありましたが、あくまでも悪役として皆さんが見てくださるような分かりやすいキャラクターでした。ところが『美女と男子』で演じた梨花は、ある意味では普通の女性。姉であるヒロイン・一子の夫と不倫してしまうのですから、もちろん正しいとは言えないのですが、演じる上では梨花なりの正義があり、言い分があるという解釈で役作りをしました。

 おかげでご覧になってくださった皆さんには、とても嫌われました(苦笑)。ただその反響は裏を返せば役作りが成功しているということなので、うれしいような辛いような何だか複雑な気持ちでした。

ワインを傾ける日邑家のだんらんのひとときだが…
梨花と一子の夫・敬吾(瀬川亮)はただならぬ関係

 『美女と男子』は約4か月間放送していた長編のドラマでした。仲間由紀恵さん演じるヒロインの一子がマネージャーとして芸能界で奮闘するお話なのですが、浮気現場を一子に目撃されてからは、箸休めになるはずの家庭のシーンも修羅場と化してしまい…(笑)。梨花は印象的な役でしたが、ポイント、ポイントで登場する程度、それに比べて公私ともに紛糾していた状態の一子を演じた仲間さんは大変だったのではないでしょうか。ドラマ上は姉妹でありながら反目し合う役でしたが、現場では仲間さんと空き時間にお話し、仲良く過ごさせていただきました。

二人で会っているところを一子に見られてしまう

連続テレビ小説 わろてんか(2017)

トキ役

連続テレビ小説 わろてんか

インタビュー

 私は大阪府吹田市出身なので地元の言葉がコテコテの大阪弁ではなく、少し京言葉に近いんです。でも、トキが話す京言葉とはやはり微妙なイントネーションやニュアンス違い、かえって難しいなと思います。でも、藤岡家の人々を演じる皆さんは関西出身の方が誰もいらっしゃらず、やはりお芝居の間合いを埋めていく作業は大変そうだなと思っています。

伊能(高橋一生)とてん(葵わかな)の見合い話が持ち込まれ…
女中のトキとてんの妹・りん(堀田真由)は大興奮!

 特に濱田岳さん演じる風太とトキのシーンは、漫才のようなテンポのいいやりとりが多いので、突っ込み、ボケの応酬が続いてなかなかカットがかからないんですよ。それでも突き通して演技を続けているのはさすがだなと肌で感じ、いつも勉強させてもらっています。

藤岡屋の手代・風太(濱田岳) 

 先日、初めて芸人さんたちの間に入ってお芝居をする機会があったのですが、藤岡家とは全く空気が違ってビックリ!! それに私が子どものころから「よしもと新喜劇」で見ていたヒーロー、内場勝則さんや藤井隆さんたちと共演させていただき、感動してしまいました(笑)。やっぱり芸人さんは、私たち俳優とは違って、“間”の埋め方がすごい! あることないこと言って、それがまた面白くてお芝居そっちのけになってしまいそうです(笑)。

 トキはおてんちゃん付きの女中として登場しますが、あるときはお姉さんのようであり、友人のようでもある。そしてもちろん、女中として彼女をサポートし、見守っていきます。いろんな立ち位置でてんに関わっていくので、今後トキがてんの成長とともにどうなっていくのかが楽しみです。

幼いころに出会った旅芸人・藤吉を思い続けるてん
トキはてんの恋を応援する
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