50音から探す

あ行
か行
さ行
た行
な行
は行
ま行
や行
ら行
わ行
染谷将太 染谷将太

染谷将太俳優そめたにしょうた

1992年生まれ、東京都出身。主な出演作に、映画『ヒミズ』『空海-KUKAI-美しき王妃の謎』『旅のおわり、世界のはじまり』、ドラマ『みんな!エスパーだよ!』『予兆 散歩する侵略者』など。NHKでは、大河ドラマ『武蔵 MUSASHI』『龍馬伝』、『坂の上の雲』、『テンペスト』『植物男子ベランダー』など。連続テレビ小説『なつぞら』では、ヒロイン・なつ(広瀬すず)の後輩で天才肌のアニメーター・神地航也を好演。2020年の大河ドラマ『麒麟がくる』では主人公・明智光秀の後半生の主君にして宿敵となる織田信長役を演じる。

大河ドラマ 龍馬伝(2010)

山内豊範役

大河ドラマ 龍馬伝

インタビュー

 出演期間は短かったのですが印象的な役でした。山内容堂(近藤正臣)が安政の大獄で蟄居したため、若くして土佐藩主になった人物です。ただ、若いというだけでなく藩主になるような器の人間ではなかったことが、豊範には不幸なことだったかも知れません。武市半平太(大森南朋)が豊範の上洛を実現しようと動いているのに、体が弱く水疱瘡にかかってみんなを足止めさせてしまったり……。なかなか面白い役どころではありました。

吉田東洋を暗殺した武市半平太(大森南朋)は藩の実力者に…
土佐藩16代 最後の藩主となった豊範

 半平太役の大森南朋さんとのシーンが多かったのですが、現場になじみきる前に終わってしまったという感じはあります。そんな中、山内容堂役の近藤正臣さんとのシーンが記憶に残っています。それほどお話する機会はなかったのですが、現場でのたたずまいがものすごく威厳に満ちていて、対照的に豊範の弱々しさが強調される感じになり、とても助かりました。

15代藩主・山内容堂(近藤正臣)

 大友啓史監督とは初めてお仕事をさせていただきました。勢いのある熱量の高い監督ですね。龍馬役の福山雅治さんとは一度もすれ違っていない気がします。あっという間の出来事だったような気がして、自分が本当に『龍馬伝』に出ていたのかなという感覚もあります(笑)。

龍馬(福山雅治)は吉田東洋殺しの嫌疑をかけられ追われることに…

ドラマ10 10年先も君に恋して(2010)

小野沢佑太役

ドラマ10 10年先も君に恋して

インタビュー

 ヒロインの上戸彩さんの弟役でした。姉の前に突然未来の夫が現れ、現在の恋人と不思議な三角関係になる大人のラブストーリー。佑太はミュージシャンを目指すフリーターで天然なところもあるパンク少年、コミカル担当でもありました(笑)。ただ、テンションは高いけれど、すごくまじめで愛情深い弟だったので、そんな素直さをきちんと出すためには、とにかく一生懸命に役に向き合うことが大事だと思いながら演じていました。

 上戸さんは、主人公としてぶれずに力強くお芝居をされる方なので、弟としては安心して、ある種、身を任せるようにしてご一緒できました。何でも受け止めてくれたという印象があります。

ミュージシャン志望の弟・佑太と出版社に勤める姉・里花(上戸彩)は揃って恋愛運がなく…
パンクファッションの佑太は見かけによらず?姉思い

 姉の未来の夫で現在の恋人でもある円山博役の内野聖陽さんにも感謝しています。僕の役がずっとしゃべって動いてぴょんぴょん飛び跳ねるような役だったこともあり、しっちゃかめっちゃかな感じのお芝居になってしまう。それを内野さんは全部拾ってうまくまとめてくださる。すべてを包み込んで成立させてくれたのは、内野さんのおかげだと思っています。

 撮影時、まだ17歳の高校生でしたので、内野さんには現場でお会いするたびに「若いね」と言われていました。この役の人物ほど日常からテンションが高いわけではないので(笑)、やはり緊張はありましたが、それも良い緊張感でしたね。

姉につきまとう怪しい男(内野聖陽)に殴りかかるが…
男が〝10年後から来た未来人だ〟と名乗るとすぐに信じて心を開く!

ドラマスペシャル 心の糸(2010)

都築翔太役

ドラマスペシャル 心の糸

インタビュー

 生まれつき耳の聞こえない母親・玲子(松雪泰子)から、一流のピアニストにしたいという夢を託された息子・明人(神木隆之介)。その息子にちょっかいを出す不真面目な不良の同級生という役でした。親が暴力団関係者で親との関係や自分の育ってきた環境に悩みを抱えている少年でもあったんです。

 不良少年を演じるというのは初めてのことでした。神木くんとも初共演だったので、最初のうちは探り探りというところがあったのですが、年齢が近いこともあり、すぐに打ち解けて現場ではいろいろとお話をしながら作っていくことができました。なんと言っても物語がすごく素敵でしたよね。神木くんの力もあり、素直に一生懸命やればいいと思えた作品です。

母と2人暮らしの明人(神木隆之介)はピアニストを目指す高校生
翔太は同級生の明人を〝ピアノ〟と呼びしつこくからかう

 名古屋制作のドラマだったので、名古屋ことばのセリフでしたが特に苦労した覚えはありません。それというのもセリフに無理がないというか、一人一人の役柄の感情に沿った言葉なので違和感を感じることがなかったんです。とても心地よくセリフを言えたことを覚えています。

 神木くんとは、あれ以来仲良くなり、今でも連絡を取り合っています。

2人はそれぞれ親との関係や将来に悩みを抱えていて…

BSプレミアム 80年後のKENJI
〜宮沢賢治21世紀映像童話集~
「銀河鉄道の夜」(2013)

カムパネルラ役

BSプレミアム 80年後のKENJI〜宮沢賢治21世紀映像童話集~「銀河鉄道の夜」

インタビュー

 宮沢賢治の小説を実写とCGで映像化した作品で、あの『銀河鉄道の夜』を映像化するのかという新鮮な驚きのようなものがありました。だからといってあまり構えず、いつも通りにやるということを心がけたつもりです。

ジョバンニ(仲野太賀)は働いて家計を支える孤独な少年
カムパネルラとジョバンニは幼いころからの親友だったが…

 孤独な少年・ジョバンニ役は(仲野)太賀くん。太賀くんとは何回も共演していましたが、ここまで一対一で向き合うというのは初めてのことでした。ジョバンニが親友のカムパネルラと過ごす最後の時間が銀河の星座をめぐる銀河鉄道での旅なので、現場でひとつひとつのシーンを二人でていねいに作っていった印象があります。

 望月一扶監督とはこの時が初めてでしたが、後に望月監督が担当されている『植物男子ベランダー』でご一緒することができました。

星祭りの夜、少年たちが銀河鉄道で旅をする宮沢賢治童話の代表作

連続テレビ小説 なつぞら(2019)

神地航也役

連続テレビ小説 なつぞら

インタビュー

 神地は天才肌というか、ある種空気を読まないところがある(笑)。アニメーションに対する純粋さや熱量、愛情が人一倍表に出ている人物です。多かれ少なかれ、あのメンバーにはそういう要素がありますが人一倍表に出ていたのが神地で、それを表現しきるにはまず自分が目いっぱい現場を楽しむことが大事だと思っていました。

 実際に皆さん優しくて素敵な方ばかり、スタッフもキャラクターたちを見守っているという温かな空気があり、その中で一生懸命楽しむことが神地航也という役に繋がったのではないかと思います。

神地は「東洋動画」へ入社して間もなく短編アニメの制作に携わる
「面白い!」「それは面白くない」とズバリ
坂場(中川大志)、なつ(広瀬すず)らと革新的な作品を生み出す

 難しかったのは、アニメーターとしてのさまざまな作法。最初に、原画と原画の間の動きを埋める動画を描く作業や、動画をパラパラとめくる作法などを練習したのですが、天才の役なので、それがちゃんとサマになっていないといけない。それが難しかったですね。

 広瀬すずさんとは初共演ではないのですが、面と向かってお芝居するのは『なつぞら』が初めてでした。ヒロインという心身共に大変な役割を見事に“なっちゃん”として全うされていた。あのメンタルと体力が自分にもほしいと思ったし、あこがれましたね。最後まで崩れることなく“なっちゃん”でしたから、本当にすごいなって。

マコプロダクションの仲間たちと十勝を訪れる

大河ドラマ 麒麟がくる(2020)

織田信長役

大河ドラマ 麒麟がくる

インタビュー

 最初に織田信長役のオファーをいただいた時は、なぜ自分なのかと本当に驚きました。小柄ですし、ドスの利いた男でもない。台本を読ませていただき、お話をうかがい「なるほど」と思いました。これまで見たことのない、純粋でただ真っ直ぐな織田信長像だったからです。ただ、それが元来の信長像から外れ過ぎているかというと、そうではない。現代的でもあり、正真正銘の信長だと感じられました。そういった信長を演じられるのは嬉しく、同時に全うしなければという責任も感じました。

 当初は少年性を持った人物として無邪気に演じていました。役を作り込まず、台本に書かれていることを必死に表現しようと意識していたんです。それが年齢を重ねるにつれ、肉襦袢(じゅばん)を入れ体を大きく見せたり、髭(ひげ)をたくわえるようになったりと見た目が変わり、周囲の芝居も変化。僕自身は長く作品に携わるうちに、信長を演じることが自分の生活の一部になっていきました。

 撮影が進むにつれ、自然とセリフの流れが見えるようになり、不思議と覚えるのがどんどん早くなっていき、終盤には無意識に声の出し方が低くなっていたことも。信長という人物が自分のなかに時間をかけて落ちてきているような、時間が役を生んでいっているような感じでした。かけた時間の分、役が熟していき、勝手に成長する。そんな感覚になったのは初めてのこと。1年以上にわたって役と向き合える大河ドラマならではの経験かもしれません。

 一方、始めからずっとブレないのは、そのピュアさ。立場や環境が変化し、権力を握るようになってもそのままなので、ピュアさと邪気が紙一重のようになってもはや危ないと感じるほどでした。世を平らかにしたいという理想を持って突き進んできた信長ですが、その原動力になっているのは承認欲求。自分が認められるためには何をすれば一番いいのかと考えたときに、国をひとつにまとめることだと気づいたんです。そうすれば皆が喜び、褒めてくれると。でもその欲求は留まるところを知らない。日本のみならず世界をわが物にしたいとさえ思っていたのではないでしょうか。

桶狭間の勝利後、「褒めてくれるか?」と光秀に問う
「次は帰蝶(信長の正室)の里・美濃の国をとって帰蝶を喜ばせてやる」

 信長はとても分かりやすい男の子の典型のような人。青年時代はただ無邪気でしたが、年を重ねるにつれ、うまく感情のコントロールができなくなっていきました。そこが魅力的だと思いつつ、複雑で読み切れないところのある人物だなとも感じています。ドラマも終盤を迎え、信長の感情はより激しさを増していきます。激怒していたかと思ったら、急にご機嫌になったり、そうかと思えば泣いていたり。本当に目まぐるしいです。

弟・信勝は毒の入った水で信長暗殺を企てる
「おまえが飲め!」と弟・信勝にせまる

 その感情の波がどう最終回に向かうのか、そして光秀と対峙したときにどういう思いが沸き起こるのか。信長は帰蝶(川口春奈)と十兵衛(長谷川博己)がいてはじめて自分がそこに居られるというほど、ずっと二人のことが好きで、「お前も俺のこと好きだろ」と常に一方通行の思いを抱いています。でも、だんだんとそんな単純な話ではなくなっていき、やがて本能寺の変が起こる。信長と十兵衛、二人の間には若いころからの友情もあるので、本能寺の変はどんな切ない場面になるか僕自身も楽しみにしています。きっと壮大なものになるんじゃないかな。

信長と光秀(長谷川博己)二人の運命は本能寺へ!
その他の出演番組を見る ※類似の氏名が検索される場合があります。
一覧から探す

敬称略

」の検索結果(0件)

お探しの検索条件では見つかりませんでした。
人物名を入れてください。