50音から探す

あ行
か行
さ行
た行
な行
は行
ま行
や行
ら行
わ行
木本武宏 木本武宏

木本武宏タレントきもとたけひろ

1971年生まれ。大阪府出身。木下隆行とともにお笑いコンビTKOとして活躍。コントで培った表現力を武器に、近年俳優としての存在感を発揮。さまざまな役柄を演じ分けるバイプレーヤーとしてドラマや映画に幅広く出演。NHKでは連続テレビ小説『ごちそうさん』の藤井耕作役、『スカーレット』の田中雄太郎役など。また、BSプレミアムの『釣りびと万歳』では趣味の釣りの見識を活かし、プロの指南でさまざまな魚に挑んでいる。

連続テレビ小説 ごちそうさん(2013)

藤井耕作役

連続テレビ小説 ごちそうさん

インタビュー

 僕にとっての初朝ドラであり、初連ドラ。全部が“はじめて”尽くしの経験をさせていただいた作品です。撮影に入る前の僕は正直めちゃくちゃ緊張していました。ところがスタジオに着いたらものすごく暖かな空気で、まるで以前からの知り合いばかりがいるような雰囲気の中、お芝居に入ることができたんです。後で知ったのですが、同じお笑い出身の原田泰造さん(ネプチューン)が先に出演されていて、「これからTKOのきもっちゃんが入るから優しくしてあげて」と、言ってくださっていたのだとか。本当にありがたかったですね。

西洋料理店に生まれ、食べることが何よりも好きなヒロイン・め以子(杏)の成長物語

 撮影中は本当に楽しかったです。さまざまなことが勉強になり、大人の社会見学をさせていただいたような気持ちになりました。ヒロイン・め以子役の杏ちゃんが座長としてチームを引っ張ってくれ、自然とそれぞれの役割分担ができていく。ドラマの現場はものづくりの現場なのだと知り、自分もその一員になれたことがうれしかったですね。

藤井は悠太郎(東出昌大)の上司の建築課長
職場でぬか床をかき回し、たまねぎやトマトを漬ける
め以子の実家譲りのぬか床には祖母・トラの魂が宿っていて…

 僕の演じた藤井という役は、東出昌大くん演じる悠太郎が勤める大阪市役所の建築課長。穏やかな性格で、悠太郎が持ち込んだぬか床を「べにこ」と呼んで大切にして(笑)。驚いたのは街を歩いていると“藤井さん”“べにこ”なんて声を掛けられたこと。これは朝ドラならではの現象なんでしょうね。そういえば悠太郎役の東出くんがドラマの放送前に、「朝ドラがスタートしたら、何かが変わるんですかねぇ」と、ぽつりと言っていたんです。僕は「君はスタイルいいし目立つし、きっと人生が変わるくらいやで」なんて話したのですが、本当にオンエア後の勢いはすごいものがありました。スターの階段を駆けのぼる東出くんの姿を、間近で拝見できこちらまで誇らしい気持ちになりました。これが朝ドラか、という特別な経験をたくさんさせていただいた日々。僕は死ぬ瞬間まで、『ごちそうさん』の現場で感じたことを忘れないんじゃないかと思います。

焼け跡でめ以子と偶然再会!
め以子のもとに戦火をくぐり抜けたぬか床が戻る…

プレミアムよるドラマ
喰う寝るふたり 住むふたり(2014)

小熊博則役

プレミアムよるドラマ 喰う寝るふたり 住むふたり

インタビュー

 実はこのドラマは、『ごちそうさん』を見ていたプロデューサーの方が小熊役にと声を掛けてくださり出演が実現したんです。しかも原作は偶然にも、僕も大好きで読んでいた人気漫画。ただ漫画が原作というのはどうしても、はっきりとキャラクターのイメージが皆さんにインプットされていると思うので、演じるうえではプレッシャーも大きかったです。しかも、ドラマの小熊は原作と異なり大阪弁。ファンの皆さんはどう思うか、と不安にもなりました。僕はやはり俳優ではないので、役作りに入る手前の“入り口”のあたりで毎回いろいろと悩み、苦しむんです。でもそれは神様が与えてくださった試練なんだろうなと。なんとか乗り越えられるからこそ、次の仕事にも意欲がわくし、たとえワンシーンでも得るものがあると感じています。

恋人以上夫婦未満、りつ子(小西真奈美)と野々山(金子ノブアキ)の日常を描く
小熊は野々山の勤める会社の営業課長

 このとき、僕のパートの撮影は2日ほどで終わったのですが、現場では野々山修一役の金子ノブアキさんとすっかり意気投合しました。金子さんといえばバリバリのロックミュージシャンですが、お話ししてみると謙虚で人間味があってすばらしい方でした。その人間くささがお芝居にも味としてにじみ出るんだな、と。撮影期間の長い短いに関わらず、毎回さまざまな出会いがあるのもドラマの魅力だと思います。

野々山と小熊はプライベートな悩みも打ち明け合う仲で…
原作は同名の人気コミック「喰う寝るふたり 住むふたり」(ゼノンコミックス)

大河ドラマ おんな城主 直虎(2017)

富介役

大河ドラマ おんな城主 直虎

インタビュー

 大河ドラマにTKOのコンビで初めて出演させていただきました。相方の木下隆行は福蔵、僕が富介。ともに祝田村の百姓役です。この作品の制作統括の岡本幸江さんと脚本の森下佳子さんとは『ごちそうさん』でお世話になった間柄ですから、またお仕事をご一緒できて幸せでした。でも大河ドラマは朝ドラと規模が違い、俳優さんの顔ぶれも、スタッフの人数もどれをとってもスケールが大きかったですね。僕も木下も緊張していたのか楽屋では言葉数も少なく、まじめにセリフの読み合わせをしていたのを覚えています(笑)。

いつも一緒の富介と福蔵(木下隆行)は井伊谷祝田村の農民

 柴咲コウさんは圧倒的な存在感で、女性ながら戦国の世に城主として生きた主人公直虎を演じていました。我々の演じる百姓とは身分も違う役柄ですが、直虎がエキストラの百姓陣を含めた、たくさんの人を瞬時に自分にひきつけなければならないシーンがあるんです。そういう時に柴咲さんはカメラには映らないところでコミカルな表情をして、あえて僕らに突っ込ませるなどして笑いを取り、みんなの集中力を切らさない工夫をされていました。さすがの座長ぶりでしたね。また、シーンをご一緒する機会は少なかったのですが、高橋一生さんとはコーヒー&純喫茶好きとして気が合い意気投合したのもよい思い出です。

 僕も相方の木下もお芝居をいろいろと経験させていただいていますが、そのおかげで2人のコントにもよい影響が生まれるんです。演技の仕事は、僕らにとって毎回刺激を与えていただける勉強の場だと感じています。

徳政令の取り消しを訴える農民たちの前に直虎(柴咲コウ)が引きずられてくる
福蔵、富介ら農民たちは直虎をかばおうとするが…
井伊谷の人びとを守るため、直虎は苦渋の決断を下す

釣りびと万歳 シイラと対決
~TKO木本武宏 神奈川・茅ヶ崎へ~(2018)

釣りびと万歳 シイラと対決~TKO木本武宏 神奈川・茅ヶ崎へ~

インタビュー

 この番組は、僕が個人的に大ファンの番組。実は僕、釣りが趣味なんですよ。ただこれまで大々的に周囲に言ったことはなかったので、この番組からオファーいただくのは難しいかなと思っていたんです。そこでマネージャーと考えを巡らせて、番組の公式ホームページのメールボックスにマネージャー自ら「TKO木本は釣りが好きでして……云々」と書き込んだんです。そしたらそれを読んでくださった番組のスタッフさんから即連絡が来まして。僕らは無事、釣り番組を“釣る”ことができたという訳なのです(笑)。釣り番組は数ある中でこの番組のいちばんの良さは、シンプルに“釣り”だけを追いかける点です。釣りファンからは熱い支持を得ている番組だと思います。

〝釣り兄貴〟こと指南役の野呂昌明さんからテクニックを伝授!

 初回は富士山のふもと、山梨の西湖でヒメマスを。そして2回目がこの巨大シイラでした。シイラという魚は、番組冒頭でも話している通り簡単に釣れない魚なのです。実はこの撮影日は特に“釣れない条件”がそろってしまった。潮目としても天気としても。番組としては1メートル越えのサイズを狙っているのに、ロケの予備日も全く釣れない。いよいよまずい、とタイムリミットが迫ったとき、僕の竿にだけ当たりが来たんです。いやー、本当にうれしかった。このロケに行く前日は仕事が徹夜になりそのまま朝駆け付けたので、無事大物を仕留められたという安ど感と、これで寝れる!という喜びで、シイラを持ち上げならものすごいいい笑顔をしてしまった訳です。

力の強いシイラと10分におよぶ格闘!
1メートル23センチの大物を釣り上げた!
釣れたてじゃないと食べられない!シイラの刺身の味は…

連続テレビ小説 スカーレット(2019)

田中雄太郎役

連続テレビ小説 スカーレット

インタビュー

 『ごちそうさん』以来の朝ドラ出演になりましたが、皆さんには最初、さぞ困った男だと心配されたろうなぁと思います(笑)。個性的な荒木荘のメンバーの中でも雄太郎は謎が多いというか。堅実な市役所勤めを辞め、映画俳優を目指していて。なんだかのん気に、歌える喫茶「さえずり」でバイトをしてたりね(笑)。

ヒロイン・喜美子(戸田恵梨香)は中学卒業後、荒木荘で女中として働く

 でも、この雄太郎という男、僕にはめっちゃ共感できたんです。僕も芸人になる以前は中学くらいまでは勉強大好きな優等生タイプ。それがいつの間にか、お笑いの世界を目指すように。芸人になると聞いた両親に大反対され、実家にいた頃は家族から「いつまで(芸人)続けんねん」なんて言われた日々もありました。そんな思いを雄太郎役にすべて落とし込んで演じたんです。小細工なんて考えず、荒木荘のセットに入っていくだけ、と。それがよかったのか、雄太郎って「おかしな人」というよりも「かっこいい」と言われることが多く、とても驚いたんです。表面的な意味ではなく、不器用だけど夢を貫こうとする雄太郎の生き方が、皆さんの心を自然とつかんだのかもしれません。それは僕自身思わぬ反響でした。

映画俳優志望の雄太郎は「お金よりも夢が大事」と語り…
喜美子も自分の将来の夢について考え始める

 また僕も雄太郎役としてなのか木本武宏としてなのか、主人公・喜美子役の戸田恵梨香さんや、ちや子役の水野美紀さんの演技にものすごく衝撃を受けました。そして、荒木荘のメンバーがすてきな方たちばかりで、その中に溶け込めて本当に幸せでした。喜美子が荒木荘から去る場面では、当初セリフがないのに泣くなんて、僕には無理だと思っていたんです。ところが戸田さん演じる喜美子の表情、間、すべてが僕の心――つまりは雄太郎の心を揺さぶって、気づいたら号泣していました。監督からは「泣きすぎ!」と言われましたが(笑)、それぐらい戸田さんの演技はすばらしかった。皆さんには『スカーレット』を、これからも変わらず応援していただけたらうれしいです。また雄太郎としてお会いできたらいいですね。

喜美子が信楽の実家を助けるため、荒木荘を去る日
雄太郎、泣きながらの熱唱!
その他の出演番組を見る ※類似の氏名が検索される場合があります。
一覧から探す

敬称略

」の検索結果(0件)

お探しの検索条件では見つかりませんでした。
人物名を入れてください。