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柳沢慎吾 柳沢慎吾

柳沢慎吾俳優・タレントやなぎさわしんご

1962年生まれ、神奈川県出身。79年、ドラマ『3年B組金八先生』でデビュー。映画『セーラー服と機関銃』、ドラマ『ふぞろいの林檎たち』で人気を博し、以降CMやバラエティー番組などでも幅広く活躍。ドラマ『ディアポリス 異邦警察』『ウルトラマンオーブ』『キャリア~掟破りの警察署長~』などに出演。NHKでは、大河ドラマ『元禄繚乱』『八重の桜』、連続テレビ小説『はね駒』『ロマンス』『てっぱん』、ドラマ10『マチ工場のオンナ』など。スーパープレミアムドラマ『荒神』では絵師・菊池圓秀を熱演。

連続テレビ小説 はね駒(1986)

橘嘉助役

連続テレビ小説 はね駒

インタビュー

 初めてのNHKという事で、非常に思い出深い作品です。この頃は他にも掛け持ちで4・5本の仕事を抱えてて、とにかく忙しかったですね。深夜の冠番組なんかもあって、朝方から夜中まで仕事という日もありました。余裕がなくて嫌になってしまう事もありましたが、他の誰でもなく柳沢慎吾じゃなければダメだと言われたら断れないですから。

福島に生まれたりん(斎藤由貴)が困難を乗り越え、やがて新聞記者に

 『はね駒』もそんな中での撮影だったので、セリフを憶えるのに苦労しました。この嘉助は、ものすごい口数の多いキャラクターなんですよ。とにかくしゃべる。一人ゼリフも何ページとあるので、とても大変でした。朝まで分厚い台本を読み込んで、一睡もしないで現場に出た事もあります。

嘉助が持ち帰った地球儀がりんの向学心に火をつける

 ある時とんでもない長ゼリフがあったんですが、これが本番で出て来なくなってしまったんですよ。もう、パニックです。そんな中、お母さん役の樹木希林さんが、僕の出てこなかった部分をサラリと拾ってお話を続けたんですよ。アドリブでフォローしてくださったんです。結局、そのシーンはそれでOKとなりました。忘れられないですね。細かい思い出も話も尽きない、思い入れのある作品です。

愛情深い母・やえ(樹木希林)

連続テレビ小説 てっぱん(2010)

篠宮久太役

連続テレビ小説 てっぱん

インタビュー

 舞台が広島なので広島弁を話さなければならなかったのですが、僕は広島で番組を持っていて10年間通っていたので、とてもやりやすかったです。やはりテープを聴いて覚えるより現地のスタッフと話す方が早いですね。

錠(遠藤憲一)、隆円(尾美としのり)、九太は幼なじみ

 この映像では自分でも気持ちの入ったいい芝居をしていると思いますが、実は撮影直前まで甲子園の試合を観てたんですよ。気持ちの切り替えが大変そうだと思われるでしょうが、僕、役に入り込むのが早いんです。直前まで馬鹿話をしていても、本番の声がかかったらスッとスイッチが切り替わる。これは仕事をこなすうちに経験で得たものというよりは、育ちで培われたものでしょうね。うちは八百屋をやっていたので、お客さん・友人・家族と、対応する相手によって気持ちがコロコロ変わる。なので、家族みんな切り替えが早いんです。

尾道を離れたくないあかり(瀧本美織)は九太に就職の相談をするが…

 主演の瀧本美織さんとはこの後の作品でもご一緒したのですが、その現場では僕の他に知り合いがいなくて心細かったらしく、一緒に行動する事が多かったです。そこでは〝てっぱんコンビ〟と呼ばれていました。慕ってくれるのはうれしいですが、僕が演技すると笑いそうになるんですよ、瀧本さんは(笑)。

大河ドラマ 八重の桜(2013)

萱野権兵衛役

大河ドラマ 八重の桜

インタビュー

 このシーンの前は、珍しく誰とも話さず一人でいましたね。照明・ライティングを準備する間、すでに廊下でスタンバイしてたんです。この時僕が演じた萱野権兵衛さんという方は、命を賭して戦争を集結に導いた方だそうで、やはり気持ちの入り具合が違いました。できれば一発で撮りたいとリハーサルもあまりやらず撮影に臨ませてくれたり、放送ではほとんど使われない手紙を最初から最後まで全部読ませてくれたり、とにかく思い切りやれと監督にも背中を押してもらいました。

家老・萱野は会津戦争の責任を一身に背負って切腹する

 頑張ったかいがあって反響も良く、僕の恩師に当たる方にも褒められてうれしかったのですが、同時にNHKの中でも大河ドラマはやはり別格なんだなと感じました。これをやりきった自分はすごいと自画自賛してしまいます。

 ちなみにこのシーンが僕のクランクアップだったんですが、終わると同時にスタッフが用意していたパトランプが出てきて共演者を緊急逮捕する羽目になりました(笑)。泣いた後にこれはどうなのかとも思いましたが、これも求められている事なのかなと。楽しい現場でした。

ドラマ10 マチ工場のオンナ(2017)

花田純三役

ドラマ10 マチ工場のオンナ

インタビュー

 共演の竹中直人さんとは、同じ『ぎんざNOW!』チャンピオンの先輩後輩、『TVジョッキー』でもチャンピオンの先輩後輩なんですが、40年間一度も仕事で顔を合わせた事がなかったんです。同じような経歴をたどっているのに、ある意味奇跡的なすれ違いでした。ただ、息の合い方はまるで何年も一緒に仕事をした仲のようでしたね。お互いがお互いのアドリブに、示し合わせていたかのように対応する事が出来ました。

勝俣(竹中直人)と純三はともにダリア精機のベテラン職人

 最終回に竹中さんが僕をビンタするシーンがあるんですが、これもアドリブ。でも、全く動じず演技で返す僕。我ながらすごいと思いましたよ。普通、一体何が起きたのか戸惑ってしまうと思います。

父が残した町工場を継ぐべきか迷う光(内山理名)に純三は…

 お話としては、もう少しボリュームが欲しかったですね。7本だとすぐ終わっちゃうからもったいない。『マチ工場のオンナ』はもう少し話数を増やして描いても良かったなと思います。それくらい良いお話でした。やっぱり実話は強いですね。ヒットした松田聖子さんの主題歌も、ドラマの内容を知って書き下ろされた物なのだそうです。

スーパープレミアムドラマ 荒神(2018)

菊地圓秀役

スーパープレミアムドラマ 荒神

インタビュー

 撮影時は後にVFXで足された怪獣が見えない状態での演技だったので、とにかくみんな無我夢中でやっていましたね。僕は『ウルトラマンオーブ』に出演していたのでまだ慣れていましたが、それでも完成した映像を見たときは、僕の想像よりはるかに巨大で迫力がある怪獣に驚かされました。

 前々から宮部みゆきさんの「荒神」は一体どこが映像化するのだろうと仲間内で話していましたが、そこはやはりNHKでしたね。怪獣物、それも怪獣×時代劇という斬新な組み合わせという事で、カメラからロケ地からまるで超大作のような力の入れようでした。なかでもロケ地はよく現代社会にこんなところが残っていたなと、驚くような場所を探してきていて、気合いのほどを感じました。それだけに通うのも大変でしたが…。

圓秀、朱音(内田有紀)、榊田(平岡祐太)らは村に迫る怪物に立ち向かう

 僕が演じた絵師・圓秀(えんしゅう)は、執拗に人の傷口を見たがったり命を顧みずに絵を描きに行ったりと一見不気味なんですが、それは気持ちが前に出すぎてしまっているだけで、根本は純粋な男なんです。はやとちりな所は僕に似ているかもしれませんね。

 この作品が、そして圓秀がどんな評価を受けるか楽しみです。

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