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伊藤歩 伊藤歩

伊藤歩女優いとうあゆみ

プレミアムよるドラマ『その男、意識高い系。』

プレミアムよるドラマ 『その男、意識高い系。』

どちらかというと知的でもの静かな印象の伊藤歩さん。そんな彼女が『その男、意識高い系。』で演じる坪倉春子は、20代と30代の前半を仕事に懸けてきた“猪突猛進系”女子社員。
「常にテンションが高くやる気があふれた役」ということで、「陸上をやっているのかなというくらい体力を使い、カットがかかるたびにぜいぜいしていました(笑)」と振り返る。声だけでなく身振り手振りも大きく、“意識高い系”新入社員・一条ジョー(林遣都)との距離感も近い。時にはジョーの胸ぐらをつかむようなシーンもある。
「家に帰って初めてあざが出来ていたことに気づくこともありました」。しかし初コメディーということ、セリフの量が膨大なことなど、クランクイン前の不安は杞憂だったことが現場でわかった。
「現場全体のリズム感や周りの空気など、スタッフや共演者からとてもいいエネルギーをもらうことができて自然に春子のセリフが出てきたんです。そのことが自分でも驚いたし、面白かったですね」。

春子は新入社員の一条ジョーに振り回され、イライラさせられ、そして尻ぬぐいをさせられながら一皮むけていくという女性。
「第1話で彼女が社長の一声で命拾いしましたというセリフがあるのですが、そのことから彼女の社長に対する信頼と、その存在に圧倒的な重きを置いていることがわかります。社長のためなら何でもします、頑張りますって。そんな体育会的だけれど本当に純粋な思いで入社以来11年間頑張ってきたということころが彼女の性格を象徴しているし、素敵なところだと思います」。
女性が11年間、同じ職場で働くことの大変さを想像し、それでも「いろんなことがある中で彼女はまだ頑張る気力を持っているんです」。若手社員から規格外の新人・ジョーに至るまでたしかに春子はよく怒っている。
「怒るとか人を叱るって実は体力がいることなのに、それをあきらめないところが彼女のいいところ。ただ、ゆとり世代や自分の部下に、すぐカッとして熱くなってしまう。そこは、ちょっと欠点ですね(笑)」。それも視点を変えれば「この会社をよくしたいという思いを常に持ち続けている」ということなのだ。
「仕事が好きだというところ、単純に心が純粋なところも含めて、彼女の生き方にすごく共感できました」と、春子の魅力を語ってくれた。

このドラマは、春子と同じように20代から30代の頑張っている女性たちへのエールになる作品になればと言う。
「春子は猪突猛進で回路が単純なので、あ、できてない。指導しなきゃ、ああ、またダメだったということを繰り返しても、そこから抜け出せないループに陥っていたんですね。真面目なだけに自分が正しいと思うこと、こうあるべきという常識を大切にしていて枠の外に出ることが難しかったんです」。
それが一条ジョーと出会い「私の11年間の積み重ねは何だったの?」とばかりに覆されていく過程は見ごたえ十分だ。
「ジョーが1話に3つぐらい怒濤の勢いで問題を持ち込んできますから。一つだけでもたくさんなのに(笑)。迷うヒマ、怒るヒマ、考えるヒマを与えない。はい、春子さんやってくださいと言われて、春子も責任感が強いのでやらないわけにいかないっていう。その面白い掛け合いみたいなのもあって。どこか知らないうちに影響を受け、変わっていく部分がすごくあった気がします」。もちろん、春子自身が柔軟性を備えていたことが、大きく変化していく要因でもあった。
伊藤さんは「ある意味、言葉だけかも知れない一条ジョーのポジティブなエネルギーと、春子のように何とかしなくてはという底力のある会社は、紆余曲折がありながらも絶対に成功すると思います。そんなところもぜひ見ていただきたい部分です」と、ドラマの見どころを語ってくれた。

土曜ドラマ『太陽の罠』

土曜ドラマ『太陽の罠』

太陽光発電の最先端技術をめぐる特許マフィアとの攻防と愛憎が交錯する人間模様を描いたサスペンスドラマ『太陽の罠』。伊藤歩さんは、主人公で産業スパイの疑いをかけられる長谷川眞二(西島隆弘)の年上の妻・葵を演じた。
「葵の実家は工場だったのですが、父親がある企業にだまされて特許を取られ、借金を抱えて自殺。その復讐のために眞二と結婚した女性なんです」。少し悲しいけれど、そんな影のある役にひかれてしまうという伊藤さん。
名古屋放送局制作のドラマだったため、ほぼ2か月近くを名古屋で過ごしたが「街を歩いている瞬間に、ふと涙が出てしまうくらいこの役に没頭しました」という。スタジオでの撮影だけでなくロケが多かったこともあり、物語の舞台地に身を置くことができたことも大きかったそうだ。
「空気感や町並み、人の雰囲気も含め、私はすべてを吸収してしまうタイプなので」というように、思い入れの強い作品になったそうだ。
「彼女は結局、自分のまいた種を自分で摘み取らなくてはいけないという悲しい結末を迎えるんです。でも、それも自分の中で受け止めたうえで、いろんなことを後悔しながら、正しいこととは何かということをテーマにしたドラマでした」。

BS時代劇『火怨・北の英雄 アテルイ伝』

BS時代劇『火怨・北の英雄 アテルイ伝』

古代東北の英雄・阿弖流為(あてるい)の生涯を壮大なスケールで描いた歴史冒険ドラマ『火怨・北の英雄アテルイ伝』。古天奈(こてな)という架空の人物を演じた伊藤さんだが、実は彼女の祖父母が東北ということもあり、このドラマは「自分のルーツを演じるようで楽しかったですし、蝦夷(えみし)といわれている阿弖流為一族の物語にはとても共感できました」という。

阿弖流為は実在した人物だが、伊藤さんの演じた古天奈は架空の女性で、阿弖流為のために戦う戦士だ。
「当時、女戦士はいなかったそうですが、本当にいたのではないかと思うくらい、しっくりくる役でした」と話す。男として育てられ、男のような性格の古天奈だが「大沢たかおさん演じる阿弖流為に心を寄せているんです。恋はかなわないけれど彼のために命を捨てることをいとわないすごく勇敢な女性で、そこも大好きなところでした」。
 また伊藤さん自身、乗馬が大好きということもあり、「やっと馬を乗りこなす役に巡り会えたことも嬉しかったですね」。阿弖流為、阿弖流為の親友・母礼(もれ=北村一輝)、そして無口な女戦士・古天奈の3人が、いつも一緒に戦いに行くシーンは今でも懐かしく思い出すそうだ。

連続テレビ小説『おひさま』

連続テレビ小説『おひさま』

信州・安曇野と松本を舞台に、激動の昭和を生きたヒロイン・須藤陽子(井上真央)の半生を描いた『おひさま』。伊藤さんは陽子の担任教師・高橋夏子を演じた。子どもたちに愛される夏子先生は陽子の目標であり、後には陽子の同僚教師として戦中の国民学校で奮闘した。

この『おひさま』の撮影中に東日本大震災が起きたことは、伊藤さん自身にも大きな影響を与えたという。
「祖父母の家がある岩手県の大船渡が大変な被害を受けたこともあり、その後、幾度か被災地を訪れた」という伊藤さん。「とても辛い思いをされているみなさんが、毎日『おひさま』を見るのが楽しみだと言ってくださるんです。このドラマは、あの時、みなさんの心の太陽になっていたんですね」。
当時、仕事のことを含めていろいろ悩んでいた時期だったが、被災地を訪れるたびに逆に元気をもらうと同時に、ドラマの持つ力を実感することができた。
「明るい太陽の陽子と夏の夏子先生という師弟がともに教師として頑張っていくのですが、私自身も夏子先生の存在にすごく励まされました」と話し、「いろいろなことが重なり、ちょうどターニングポイントになった思い出深い作品です」と、振り返った。

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