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藤本隆宏 藤本隆宏

藤本隆宏俳優ふじもとたかひろ

1970年生まれ。福岡県出身。競泳選手として1988年ソウルオリンピック、1992年バルセロナオリンピックに出場。現役引退後、劇団四季に入団。1997年、初舞台に上がり、退団後はミュージカルや時代劇、現代劇など多くの舞台で活躍。2009年からテレビドラマに出演。NHKではスペシャルドラマ『坂の上の雲』、大河ドラマ『平清盛』、『真田丸』、連続テレビ小説『花子とアン』など。2017年10月放送の北九州発地域ドラマ『GO!GO!フィルムタウン』では木根間安二郎役を演じる。

スペシャルドラマ 坂の上の雲(2009-11)

広瀬武夫役

スペシャルドラマ 坂の上の雲

インタビュー

 本作がテレビドラマに初めて出演した作品なので、今の自分を作ってくれたという特別な思いがあります。僕が演じさせていただいた大分出身の海軍軍人の広瀬武夫さんは実在した人物です。僕の父も大分出身ですし、広瀬さんも僕も留学経験があるので、共通点が多いような気がしていました。また、広瀬さんは柔道の有段者であり、詩吟を吟じることも知られていますが、僕も柔道の経験が少しあり、水泳で体を動かすことが得意でした。ミュージカルの経験が詩吟にも生かせたと思うので、広瀬さんが自分をこの役に選んでくださったのではないかと思っています。

日露の衝突を予見した広瀬はロシアへ留学し、ロシアの人々と親交を深める

 広瀬さんはロシア語も流ちょうに話すので、ロシア人の先生お二人とロシア専門の日本人の先生、そしてプロデューサーと演出家の方とご一緒に、週に2度ほど1時間半、しっかり習い、家でも勉強をしました。大変でしたが、本当に多くの方に助けていただきましたね。とくに主演の本木雅弘さんは、僕より年上でキャリアもすごくある方なのに、「思いきりやっていいよ」と言ってくださって、とてもありがたかったです。本木さんの演じる秋山真之さんは広瀬さんと同期で年齢が下でしたが、本木さんのそのことばのおかげで、僕はなにも気にすることなく演じさせていただくことができました。

勇敢で情に厚い広瀬は真之(本木雅弘)の親友

 平和を願って作られた作品なので、広瀬さんや秋山さんという方たちがいて、今の日本があるということを忘れないでもらいたいと思いながら演じました。歴史を知ることの大切さをひとりでも多くの方に伝えることができていたらうれしいです。

ドラマ10 ガラスの家(2013)

澁澤一成役

ドラマ10 ガラスの家

インタビュー

 僕が演じたのは、エリート官僚の澁澤一成という役です。自分の息子と恋敵になるのですが、その息子役が斎藤工くんということに最初はとまどいました(笑)。でも、大石静さんが描かれる独特な世界観についての難しさはありませんでした。僕自身は台本に書かれているものを素直に演じることができたと思います。それは大石さんの脚本が、自然にその世界に入ることのできるすばらしいものだったからだと思います。

22年前の飛行機事故で妻を亡くした一成は黎(井川遥)と再婚するが…
母と呼ぶには若く、美しい黎に長男・仁志(斎藤工)はひかれてゆく

 撮影に入ったころは、工くん演じる仁志が物語の最後に輝くように、僕はダークな面を出そうとしていました。でも途中で大石さんが「そうじゃないんだよ」と声をかけてくださったんです。僕が演じる一成のファンも半分、仁志のファンも半分になるよう、かっこよくやってもらったほうがいいと。そう言っていただいてからは演じることが少しラクになりました。一成は一成でちゃんと井川遥さん演じる黎(れい)を愛しているけれど、不器用だから態度に表せないということがわかったので、悪役に固定せずに演じることができました。

 この作品はすごく反響が大きくて、普段ドラマを見ない男性から声をかけられることが多かったんです。しかも、面と向かって言うわけではなく、声をひそめて「例のあれ、おもしろかったですよ」って(笑)。きっと男性と女性、両方の視点から見ることのできる作品だったからこそ、そういう声をいただけたのだと思います。

黎、仁志、一成の愛と憎しみの結末は…

BS時代劇 一路(2015)

佐久間勘十郎役

BS時代劇 一路

インタビュー

 この作品も評判がよかったですね。参勤交代に同行する蔵役の佐久間勘十郎はとてもいい役でしたが、すごく難しかったです。舞台では時代劇もやっていましたが、侍を演じることが本当に久しぶりでしたし、慣れない京都での撮影だったので、最初はうまく演じることができませんでした。とくに一路との出会いのシーンは、セリフの言い回しや所作など、すべてが自分の中で一番ダメなシーンとなってしまいました。今、改めて見ても、セリフを点で切りすぎですし、もうちょっと自然にできなかったのかと思います。でもかなり悩んで演じたので、後半はよくなったと思います。苦労した分、役者として本当に成長させていただいた作品です。

父の急死により参勤交代を取り仕切ることになった一路(永山絢斗)は蔵役の佐久間に相談する

 一路役の永山絢斗くんは、『ガラスの家』で工くんの弟役だったので、とてもやりやすかったですね。参勤交代に同行する内山信二さんと武蔵さんは、丁太と半次という役の雰囲気そのままでいらしたので、現場が明るくなり、すごく楽しかったです。

 撮影が夏だったのでかなり暑くて、ロケで1日歩くことが大変したが、作品がおもしろかったので、「参勤交代の江戸行きがあるなら帰りもあっていいんじゃないか」「パート2をやってほしい」という声もいただきました。僕も同じ気持ちですし、本当に好きな作品です。

御供頭の一路の両脇に槍持ちの丁太(武蔵)と半次(内山信二)、先触れの佐久間が行列を率いる

大河ドラマ 真田丸(2016)

堀田作兵衛役

大河ドラマ 真田丸

インタビュー

 堀田作兵衛は真田信繁と最初に夫婦になる梅の兄ですが、歴史上、有名ではないので、知らない方のほうが多いと思います。プロデューサーや演出の方から「今までの大河ドラマには登場していない役で、半分農民、半分侍という人物をこれだけクローズアップして見せることは初めて」とお聞きしました。「一年間、最後まで出るよ」という感じのことも最初から言っていただいていましたね。

作兵衛は田畑を耕しながら真田家に忠義を尽くす地侍

 作兵衛の妹の梅は、戦に巻き込まれて命を落とします。そのため、作兵衛の心の中に妹を殺された恨みや、ぶつけようのない憤りを持っていないといけなかったので、物語が進む中で作兵衛がどう転んでもいいように演じることが大変でした。あとは、侍っぽく演じるというよりも農民らしさをなるべく意識して演じていましたね。あの時代、農民も刀を持って戦わないといけない状況でしたが、農民寄りに演じていたことが、物語の後半に生きてきたと思います。なぜなら作兵衛は戦やピリッとしたシーンでも、一人だけ笑ったりするんですよ。そういう庶民的な部分が多いのに、たまにかっこいいところも見せたりするから、皆さんにも人間的な魅力を感じてもらえたのではないでしょうか。

作兵衛の妹・梅(黒木華)は信繁の最初の妻となるが…
上田合戦で命を落とす

 僕はどんな展開、なにがきても驚かないように役の準備をするタイプですが、作兵衛が死ぬシーンにはびっくりしました。大坂の陣でどうやって大坂城に入ったのか、歩いたであろう距離に驚きましたね。最期は真田幸村をかばい、畑の上で亡くなる作兵衛を、脚本の三谷幸喜さんが大事に描いてくださったので、感謝の気持ちでいっぱいです。

大坂夏の陣 信繁の盾となる作兵衛

北九州発地域ドラマ
GO!GO!フィルムタウン(2017)

木根間安二郎役

北九州発地域ドラマ GO!GO!フィルムタウン

インタビュー

 木根間安二郎(きねまやすじろう)という変わった名前の映画監督の役です。かつては恋愛映画の巨匠でしたが、スランプに陥ってしまいます。そんなときに北九州市役所のフィルムコミッション職員・節子と北九州で映画を撮りはじめ、節子の奮闘と皆さんの協力の元、苦労の末に完成させ、その後また光を浴びていきます。僕も水泳選手から俳優になった時の悩んだ時期と重なるものがあると思い、自分の経験を生かして演じることができました。

“恋愛映画の巨匠”がメガホンを取るが…

 木根間安二郎は監督という職業なので、今までご一緒した監督さんの要素を取り入れ、参考にさせていただいています。でも木根間は少し変わった監督で、撮影のカットが重なると自信がなくなり、声がどんどん小さくなってしまうんです。あまりそういう監督にお会いしたことがないですし、スランプのせいで変なことを口走ったりもするので、そういう自分にはない部分を演じることが難しかったです。

監督の様子がおかしい!?

 北九州は僕が生まれた場所で、1歳から3歳まで住んでいましたが、そのあと別の地域に移ったので、あまり北九州に行くことはなかったんです。でも、父の勤め先が北九州にあったので、間接的な関係はずっとありました。実は今回、実際の角打ち(立ち飲み屋)でロケがあったのですが、その場所は父が何回か行ったことがあるお店だったんです。ロケの最中に父の昔の同僚の方が声をかけてくださったこともあり、すごくこの作品と自分との縁を感じました。

フィルム・コミッション職員の節子(土村芳)は懸命に撮影を支援する
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敬称略

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