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郷ひろみ 郷ひろみ

郷ひろみ歌手・俳優ごうひろみ

1955年、福岡県出身。72年大河ドラマ『新・平家物語』でドラマデビュー。同年、シングル「男の子女の子」で歌手デビュー。数多くのヒット曲を連発し人気アイドルとなる。その後も歌手、俳優、タレントとしてテレビ、映画CMなどで幅広く活躍。主な出演作に、ドラマ『ムー』『ムー一族』『翔んでる警視』、映画『おとうと』『Samurai Cowboy』など。NHKでは、大河ドラマ『草燃える』『峠の群像』、『銀座わが町』、銀河テレビ小説『毎日が日曜日』などに出演。特集ドラマ『定年オヤジ改造計画』では、昭和育ちの会社オヤジを好演する。

大河ドラマ 新・平家物語(1972)

平経盛(つねもり)役

大河ドラマ 新・平家物語

インタビュー

 この作品に出演が決まったとき、僕は15歳、まだ歌手デビューすらしていないまったくの素人でした。フォーリーブスの合宿所に遊びに行ったら、ジャニー喜多川さんが僕をNHKに連れて行ったんです。当時、合宿所とNHKはすぐ近くだったんですよね。

兄・平太(後の平清盛)に手をあげられた母上・祇園女御(ぎおんのにょうご/新珠三千代)を労わる弟・経盛

 NHKに行ったらプロデューサーの方がいらして「はい、これを読んでください」と、いきなり台本を渡されました。「え、そんなこと聞いてないよー」と思いましたけど、もうそんなことも言っていられないほど、次から次へと物事が進んでいったんです。その後、15分ほどソファーで待っていたらジャニー喜多川さんが戻ってきて、「おめでとう。来年の大河ドラマの出演が決まったから」って(笑)。ただただ驚くばかりでした。

母上への暴力をやめない平太(内田喜郎)を止める経盛

 まだ15歳、所作もセリフの言い方も何も知らない素人が出演させていただくことになったのですから、すべてに特訓が必要でした。連日、NHKのリハーサル室で特訓を受けたことを覚えています。あれほど指導していただいたのに、やはり今見直すと「できていないなあ」と思ってしまいますね(笑)。

「母上、母上-!!」 自分たちを置いて、逃げるように館を後にする母上を呼び止めようと、必死に叫ぶ

 僕の役は後に古谷一行さんが演じられた平経盛の少年時代。いま考えてみると平清盛役は仲代達矢さん、父上・平忠盛を(十七代目)中村勘三郎さん、母上・祇園女御(ぎおんのにょうご)が新珠三千代(あらたまみちよ)さんというすばらしい俳優さんばかり。そんな方たちに出会え、生で見ることができただけでなくご一緒させていただいた。改めて本当に恵まれていたデビューだったと思いますし、すべてはここから始まったんだなという意識を強く抱くことができる大切な作品です。

第1回ヤング歌の祭典(1975)

アーティストとして

第1回ヤング歌の祭典

若者向け歌謡曲全盛時代を反映し、『NHK紅白歌合戦』『思い出のメロディー』に次ぐ大型歌謡番組としてアイドルや若手シンガー、ニューミュージック系アーティストなどが出演する番組をNHKホールから放送。出演:西城秀樹、郷ひろみ、フィンガー5、山口百恵、桜田淳子、森昌子、アグネス・チャン、小坂明子、あいざき進也、城みちる、片平なぎさ、伊藤咲子、西川峰子、林寛子、太田裕美、甲斐バンドほか。司会:山川静夫アナウンサー。

銀河テレビ小説 毎日が日曜日(1977)

沖忍役

銀河テレビ小説 毎日が日曜日

インタビュー

 ドラマの原作はベストセラーになったそうですが、僕自身は最初に“毎日が日曜日”ってどういうことなんだろうと思ったことを覚えています。台本をいただいて「ああ、そういうことなのか」って。当時の僕は今生きていること、歌うこと、演じることで精一杯、そこしか見ていなかった気がします。

帰国子女の忍は日本の生活になかなか馴染めずにいた

 まだまだ大人の世界は僕には遠いものだったから、いずれ自分もそういう年齢になるなんて考えもしなかったですね。後に『定年オヤジ改造計画』でまさに定年を迎えた人物を演じることになるなんて、このころは想像もつきませんでした(笑)。

母・和代(白川由美)が父・直之(山内明)の単身赴任先である京都を訪問。忍は妹・あけみ(戸川京子)と留守番をすることに

 主人公・沖直之(山内明)は海外支社勤務の商社マンで僕はその息子・忍役でした。あまり詳細には覚えていないのですが、忍は帰国子女という役どころだと聞いてそこがすごく気になっていました(笑)。まだそれほど海外にも目を向けていないころだったし、そんな役をどんなふうに演じるんだろうって。

満員電車が怖いとバイク通学を始めた忍は事故に遭い入院することに

 今回、あるシーンを久しぶりに見せていただいたら僕のセリフの中で「ホットドッグ」の発音が少しそれっぽかったですね(笑)。きっと当時、発音も特訓を受けたんでしょう。目の前のことに必死で具体的な役作りにまで至っていなかったとは思いますが、それなりに一生懸命なころでした。

バイク事故がもとで足を切断することになった忍だったが、次第に明るさを取り戻す

大河ドラマ 峠の群像(1982)

片岡源五右衛門(かたおかげんごえもん)役

大河ドラマ 峠の群像

インタビュー

 赤穂事件を描いた物語で浅野内匠頭(あさのたくみのかみ)の側用人だった片岡源五右衛門役で出演しました。最終的に討ち入りに加わり本懐を遂げた人物で、武士道というものをしっかりと身につけて歩んでいかなくてはいけない役どころでした。もちろん時代劇ですから、必ずしもすべてに共感したり理解できるわけではなく、わからないところもあります。あくまでエンターテインメントの世界ではあるのですが、だからこそできる限りリアリティーを持たせたいという意識はどこかに働いていました。

片岡源五郎右衛門(かたおかげんごえもん)は大石内蔵助(おおいしくらのすけ/緒形拳)の真意を知り、四十七士に加わることを決める

 このころは、もう演じることにどっぷりとつかっていた時期でしたから、ある意味、遮眼帯をした馬のように周りが見えなかったような気もします。もちろん歌手としての世界もあるけれど、歌と演技では極端に違うので、演技に入るときは、それしか考えなかったことで、メリハリをつけることができたんだと思います。今は自然にメリハリがつけられるのですが、逆にあのころはそこまで意識しないとできなかったということでもあるんでしょうね。

江戸城内で刃傷に及び切腹を言い渡された主君・浅野内匠頭(あさのたくみのかみ/隆大介)との最後の別れに涙する源五郎右衛門

 この作品でもやはり吉良上野介(きらこうずけのすけ)役の伊丹十三さん、大石内蔵助役の緒形拳さんなど、すばらしい方々と出会うことができました。その場では気づかなくても成長していく中で、あのときご一緒させていただいたことで自分自身がすごく勉強になり、触発されたことを改めて実感しています。

宿敵、吉良上野介(きらこうずけのすけ)役の伊丹十三、主役の大石内蔵助を演じた緒形拳は圧倒的な存在感でインパクトを残した

ドラマ新銀河 企業病棟(1994)

井川顕太郞役

ドラマ新銀河 企業病棟

インタビュー

 銀座にある一流企業の診察室を舞台にした作品で、僕はそこの常勤内科医の役。ヒロインの看護師・横見翔子を演じられたのが後藤久美子さんでした。懐かしいですね。

産業医の井川は頭痛や不眠、過労など、さまざまな不調を訴えるサラリーマンたちに寄り添う

 医師役ではありましたが、どちらかというと企業の中で起きる人間ドラマを描いた作品だったので、特別に医療技術などを習得するというようなことはありませんでした。それより、さまざまな患者との対応の難しさを知りながら奮闘し成長していく翔子を見守るような役どころでした。

井川は迷い、悩みながら成長していく翔子(後藤久美子)にさまざまなアドバイスをする

 後藤久美子さんは、まだ二十歳になったばかりのころ。役の中にしっかりと入り込んでいけるところが本当にすばらしくて、女優さんのすごさを知ると同時に僕も見習わなくてはいけないと思ったことを覚えています。

井川と翔子は医療従事者としての信念について語り合う

 物語の中では、翔子が僕の演じる井川にひかれていくところも描かれましたが、その翔子の思いみたいなものをどう受け止めるのか。心の動きみたいなものを表に出してはいけないんだろうな、でも心の葛藤みたいなものはどこかで出していかないといけない。そんなことをそのつどそのつど考えて演じていたような気がします。
 最終的に井川がボストンに旅立つ前に翔子とふたりで話し合うシーン。川べりの堤を歩いたり土手に座ったり、このドラマでは珍しくロケだったことも印象的でした。

ボストンへの旅立ちを控えた井川と翔子は別れを惜しむ

BSジュニアのど自慢(2000)

ゲストとして

BSジュニアのど自慢

カラオケが浸透し、子どもたちが“歌うこと”に習熟してきているこの時代に、『NHKのど自慢』に出場資格のない中学生以下を対象にした地域公開番組。司会は森口博子。

ライブ・エール(2020)

アーティストとして

ライブ・エール

「NHKウィズ・コロナプロジェクト みんなでエール」の一環で、8月8日にNHKホールから生放送した総合テレビの音楽番組。「今こそ音楽でエールを!」をテーマに、21組のアーティストが集い、2部構成で2時間25分で放送した。司会:内村光良、桑子真帆アナウンサー。出演:GReeeeN、松任谷由実、今井美樹、さだまさし、Little Glee Monster、氷川きよし、平原綾香、MISIA、いきものがかり、山崎育三郎ほか。

特集ドラマ 定年オヤジ改造計画(2022)

庄司常雄役

特集ドラマ 定年オヤジ改造計画

インタビュー

 歌手デビュー50周年というタイミングでお話をいただいた作品ですが、最初に台本を読んだ時はあまりにも役と僕自身がかけ離れていて、人物像をイメージしにくいところがありました。

「いやぁ、俺は幸せ者だぁー!!」 常雄は38年間勤めた会社を定年退職し、関連会社への再就職も決まっていたのだが…孫二人のお世話をすることに

 ただ振り返ってみると僕は次々に自分を変えていくことを恐れなかった。それがここまでやってこられた一つの要因だったというふうにも思うんです。もちろん「大丈夫かな」という思いや恐怖心はありますが、「いや絶対できる」という勇気みたいなものが自分の中から出てきたら間違いなくやる。今回の役もイメージしにくいけれど、やってみよう。やっていくことでこんな常雄が表現できるかもしれない。そんな気持ちで取り組みました。演じる中で方向は間違っていなかったなと確信していくことにつながったと思います。

常雄の気付き①「ある日、測ってみたら、3メートルあった。俺とカミさんの距離だ。それ以上近付くと辛いらしい…」
常雄の気付き②「奥さんを上司と思えばいいんだ!上司の顔色をうかがい、決して喧嘩せず、上司の喜ぶことをする。俺たちサラリーマンの得意技だ!!」
常雄の気付き③「申し訳ない」 独身時代と変わらず家庭を顧みない息子の言動にかつての自分をだぶらせ、嫁の麻衣(佐津川愛美)に心から謝る

 最初は空気が読めず男尊女卑的なところがあった常雄が、少しずついろいろなことに気づくようになり自分自身を変えていく。そうすると周囲の常雄を見る目も変わっていく。そんなところがチャーミングだと思いました。決して悪気があったのではない、知らなかっただけなんだろうなって。気づきというのは年齢に関係ないですからね。育児でも何でも自分でやってみる、行動で示していく。そこが常雄のよいところで、改めて僕自身が「なるほど、こういうことなんだな」と気づいたこともありました。

「ベニスが遠いなら、アジアはどうだ」 旅行に行きたがらない理由が自分にあるとは気付かず、目的地までの距離の問題だと勘違いする夫・常雄への不平不満を、本人がいないところで「しつこい―!!」とぶちまける妻・十志子(伊藤蘭)

 妻の十志子役の伊藤蘭さんとは、20代のころ以来なので共演がとても楽しみでした。お会いしてすぐに頭をよぎったのはすてきに年齢を重ねてこられたなということ。本当にいい再会だったと思うし、演技者としてはどこまで表現できるのか、お互いに呼吸を感じながら、ある意味の緊張感を持ってできたこともよかったです。

 演じるうえで少し苦労したというか工夫をしたのは常雄が走るシーンです。僕がふつうに走ると年齢不相応になってしまう(笑)。“郷ひろみ”が出ないようにしなくてはいけないと考えて、走り方を変えたりスピードを少し遅くしたり。ロケで撮影していたので見学されていた方は「あの走り方見る限り、郷ひろみも老けたよね」なんて思われたかもしれません(笑)。逆にそう見ていただけたら本物だということですね。

「漣くんのおじいちゃん、朝ごはんのこと言われたんでしょう?」 保育園のお迎えを続けるうちに他の保護者と園長への不満を共有できる仲に

 ドラマを見てくださる方には、気持ちを切り替えることができるかどうかで自分自身も人の見方も、これからの人生も大きく変わっていく。気持ち次第ですべてが変わるということをメッセージとして伝えることができればいいなと思っています。

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