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仙道敦子 仙道敦子

仙道敦子女優せんどうのぶこ

1969年生まれ、愛知県出身。主な出演作に、映画『少年時代』『就職戦線異状なし』、ドラマ『テキ屋の信ちゃん』シリーズ、『家栽の人』『徹底的に愛は…』『この世界の片隅に』、舞台『シェルブールの雨傘』『陽だまりの樹』など。NHKでは、連続テレビ小説『おしん』、『匂いガラス』『旅少女』などに出演。連続テレビ小説『なつぞら』では、「雪月」の若女将を好演。姑・とよ(高畑敦子)との毒舌で明るい掛け合いも楽しい。

連続テレビ小説 おしん(1983)

谷村はる役

連続テレビ小説 おしん

インタビュー

 懐かしいですね。『おしん』は当時も反響が大きかったそうですが、その後も語り継がれている作品なんですよね。私自身はまだ子どもだったので、あまりわかっていなかったのですが、最近、再放送されていることもあり、いろいろな方から「あのおしんのお姉さんは仙道さんだったんですね」と言っていただくことが多いんです。改めてすごい作品に参加させていただいていたんだなと実感しています。

おしんの姉・はるが奉公を終えて谷村家に帰ってきた

 現在は一視聴者として再放送されている『おしん』を見させていただいているのですが、本当に素晴らしい作品でと心にぐっとくるものがあります。おしんを思う泉ピン子さん演じる母親の気持ちがなんて辛いんでしょうとか、私が演じたはる姉ちゃんが成長して千野さんが演じられている時も本当に素晴らしくて。おしんとはる姉ちゃんとのシーンはそれほど多くはなかったのに、姉妹が繋がっていること、素晴らしい関係を築いていることがわかりました。私がこのお姉ちゃんの子ども時代をやらせていただいたことが、とても嬉しかったし、いろいろな意味で感動をいただきました。いま、この年齢になったからこそ、より心に迫るものがあるのかもしれませんね。

つかの間の家族団らん
父の作造(伊東四朗)ははるを製糸工場で働かせることに決めていた
母・ふじ(泉ピン子)ははるを心配するが…

 実際に撮影していたころのことは、それほど鮮明に覚えているわけではないんです。おしんと一緒のシーンもそれほど多くはありませんでした。ただ、そんな中でおしんを演じた小林綾子ちゃんがかわいくて愛おしくて、本当にお姉ちゃんのような気持ちでその時間を一緒に過ごしていた思い出はあります。

おしん(小林綾子)は猟師の俊作に読み書きを教わっていた
感心したはるは石盤と石筆を買うようお金を渡す
“お前は他のおぼことは違う。自分を大事にしろよ”

 山形ことばのセリフは、方言指導の先生からテープをいただいてそのとおりしゃべっていた感じです。大変ではありますが、方言によってその人物像がより表現できたり、地域の持っている雰囲気が浮かび上がり助けられることがすごくあるんです。だから私は方言のあるセリフを言うのは嫌いではありません。

 今回、『なつぞら』で久々に小林綾子ちゃんと再会しました。『おしん』の後、ご一緒する機会もなく何十年もお会いする機会がなかったのに、まったく時間を感じることなく入れたことが不思議な感覚でした。

ドラマスペシャル 匂いガラス(1986)

福田さやか役

ドラマスペシャル 匂いガラス

インタビュー

 高校生の夏休みにおよそ2か月間、大阪に滞在してまるで合宿のような状態で撮影に臨んだ作品でした。アンデルセンの『雪の女王』を現代に移したファンタジックな物語でしたが、唐十郎さんの独特の世界観にひかれて、だんだんお芝居と自分との境がなくなっていくような感覚になったことを覚えています。一種の開眼ではないのですが「この世界が好き!」という思いを抱き、一出演者としてその場にいられたことがとても幸せでした。あそこまでどっぷりと作品の世界に浸かるという経験は初めてのことでしたね。

こすると甘く香る“匂いガラス”は戦闘機の風防の破片だという…
匂いガラスを介してさやかはボクサーを目指す貝二(大鶴義丹)と出会う

 でも撮影は大変でしたよ。とても暑い時期でしたし、何よりラストシーンで海に飛び込むというのが予想外の出来事。台本に「飛び込む」とあったのを見て、監督に「私は泳げないんです」と伝えたら、「これは吹き替えだから大丈夫」とおっしゃって。ところが、いざ本番当日になったら私が飛び込むことになっていたんです。もう逃げられない状態(笑)。意を決して飛び込んだところに、相手役の大鶴義丹くんが続けて飛び込みぐーっと抱き合うという感動的なシーンになったのですが……。

 撮影のない日は、NHKのスタッフや義丹くんたちと食事に出かけるなど、まるで家族のようになっていました。そんなことも含めてとても思い出深い作品です。

大阪を舞台に唐十郎が描くファンタジックな物語

ファミリードラマ 旅少女(1987)

石川多香子役

ファミリードラマ 旅少女

インタビュー

 サーカス一座を中心に繰り広げられたドラマなので、出演者自らさまざまなサーカスシーンにチャレンジして技を披露していました。指導にあたってくだったのもキグレサーカスでしたから本格的でしたね。ほとんどの方がJAC(ジャパンアクションクラブ)所属の俳優さんたちで、その身体能力の高さにも圧倒されました。私は「サーカスをやりたくない」と父親(千葉真一)に反発して家を飛び出した娘の役だったので、サーカスシーンはありませんでした。実際、あのメンバーを考えると身体能力の低い私は、やはり一座から出て行かざるを得ないですよね(笑)。でも実は一度だけ、私も家族と一緒にサーカス公演に出演するというシーンがあったんです。この場に私がいるのは絶対におかしいと思うほど(笑)、みなさん筋肉がしっかりとした体付きで私がいることに違和感があるのではと心配しました。

母・冴子(木の実ナナ)はサーカスのスター、父・猛志(千葉真一)は団長
成績優秀な多香子はサーカスの家を出て寮生活をしている
自分は父に愛されていないと感じる多香子だが…

 私はアクションはできないのですが、JACの方たちとは別のドラマでも共演させていただいたことがあり、そのお仕事ぶりや向き合う精神をとても尊敬していました。特に父親役の千葉真一さんは、その先頭に立って番組の空気を作り出されていて、そんなサーカス一座=JAC一座の一員としてやらせていただけたことが、とても嬉しかったし貴重な経験でした。

 それから何十年か後、プライベートで家族とともにキグレサーカスの公演を見に行ったことがあったのですが、あの当時指導にあたってくださっていた方たちがみなさん出演されていて、とても懐かしく、また歴史を感じることができました。

不器用で意地っ張りな猛志の深い愛情に気づく

ごごナマ(2019)

ゲスト出演

ごごナマ

インタビュー

 『なつぞら』で久しぶりの再会を果たした小林綾子さんとご一緒でしたが、バラエティー番組の経験はほとんどありません。しかも生放送でしたからドキドキでした。いま見直してみると意外とおしゃべりをしている自分に驚きますが(笑)、実はとても緊張していたんですよ。

 でも、日常生活の中で自分自身のことを振り返るという作業はほとんどしないので、こうした番組で過去や足跡をたどれたことはとても新鮮でした。改めて、自分がやってきたことを知り、そのうえで今があることを感謝を込めて振り返ることができました。

おしんを演じた小林綾子と“なつぞら”で36年ぶりの共演

 綾子さんとは、大人になるまで一度もお会いしていなかったのに、その時間さえも共有していたかのような気持ちになれたのが不思議でした。共演していた時も、それほど長い時間をご一緒していたわけではなかったのに……。綾子さんもそんなふうに思ってくださったみたいです。

 36年前、『おしん』を撮影していたのと同じスタジオでまた出会うことができ、撮影の合間にゆっくりお話しすることができたことも嬉しかったですね。

社会現象ともなった大ヒットドラマの撮影秘話も!

連続テレビ小説 なつぞら(2019)

小畑妙子役

連続テレビ小説 なつぞら

インタビュー

 久々にお仕事を再開したのですが、『なつぞら』のお話をいただいた時は驚きました。朝ドラ、それも100作目という節目に一員として呼んでいただけたのですから、とても光栄でした。

 これまで私が演じてきたのは、心の中に何か思いを抱えている女性という役が多かったのですが、今回の妙子はぽーんと明るくて芯が強く、家族を強く支えているお母さん。お母さん役というのがそもそも初めて。でも周囲からは「なんか、のっちゃんだね」と言われることが多いんです。毒舌をはくというのは抜きにしても(笑)、基本的に笑うことが大好きで妙子役は演じていても元気が出るし、ストレスを感じることがない。とても気持ちよくやらせていただいて、撮影が終わると「ああ、きょうの楽しかった」という感じですね。

帯広の菓子店「雪月」
とよ(高畑淳子)、雪之助(安田顕)と妙子

 小畑家は、姑のとよ役の高畑敦子さん、夫の雪之助役の安田顕さん、そして息子の雪次郎役の山田裕貴くんまで、撮影初日から本当の家族のような空気が出来上がっていました。「雪月」のシーンはまとめて撮影するため、一度撮ると少し時間が空いてしまいます。撮影のたびに少しドキドキするのですが、高畑さんや安田さんの顔を見るとホッとします。楽しいシーンが多いこともありますが、元気をもらえる家族です。物語の中でもそんな役割を果たしていけたら嬉しいですね。

なつ(広瀬すず)と天陽(吉沢亮)が新商品“バターせんべい”を試食!
富士子(松嶋菜々子)と泰樹(草刈正雄)はクリームソーダを…

 高畑さんのセリフにもありましたが「開拓一世は、思ったことを口に出していかないとやっていけないのよ」という言葉に、お嫁に行った妙子が姑であるとよさんにはっきりとものを言うのも、その言葉に先人の強さを感じて、尊敬しつつ自分も継承したいと思っている。そんなお嫁さんだと思いながら演じています。だから、嫌だと思いながらも確実に似てきましたよね(笑)。温かい親子関係が描かれていて大好きです。

毒舌家のとよに嫁の妙子も負けてはおらず…
雪月の菓子の甘さを引き立てる?2人の辛口なやりとり!
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