一覧に戻る

50音から探す

あ行
か行
さ行
た行
な行
は行
ま行
や行
ら行
わ行
藤井隆 藤井隆

藤井隆タレント・俳優ふじいたかし

1972年生まれ、大阪府出身。92年、「吉本新喜劇」に入団。歌手として『第51回NHK紅白歌合戦』に出場したほか、俳優としても活躍。主な出演作に、映画『模倣犯』『L♥DK』、ドラマ『明日があるさ』『逃げるは恥だが役に立つ』など。NHKでは連続テレビ小説『まんてん』、大河ドラマ『真田丸』に出演。2017年、『わろてんか』で藤吉の芸人仲間・万丈目吉蔵を好演するほか、『大阪発!ごごナマ』に出演中。

連続テレビ小説 まんてん(2002)

花山陽平役

連続テレビ小説 まんてん

インタビュー

 この映像のシーンを撮影したのは屋久島ロケ。陽平がお母さんに“夢を追いかけるために、医者になることを断念する”と告げる場面でした。砂浜に座り、夕日が沈むまでの間、じっくりと時間をかけて撮っていったことを覚えています。まず、お母ちゃん役の宮本信子さんが3ページもの長ゼリフを話すカットを撮り、その後、カメラの位置を移動させて陽平が涙を流しながら心情を打ち明ける表情を撮影するという段取りでした。ところが、いざ陽平側のカットを撮影する段になって、宮本さんがスタッフに「もう一回ちゃんとやってあげて。ここからなんて無理やなぁ、陽平」とおっしゃって、3ページもある大阪弁の長セリフを僕の芝居のためにおつきあいくださったんですよ。もともとお芝居で涙を流すことが苦手な僕は「これはNGを出している場合じゃないぞ」とハイプレッシャーで、もう「目に砂でも入れたろか」と思うほど必死でした(苦笑)。でも、やっぱり宮本さんのお芝居はすてきで、僕も涙を流すことができました。とても思い出深いシーンになりました。

洋平は母・百合子(宮本信子)に宇宙飛行士になりたいと語る

 僕は北摂出身なので、同じ大阪弁でも物語の舞台になった天満とは微妙に言葉のイントネーションが違っていました。それで方言指導の先生から「宮本さんは完璧やのに、何やってんの?」ってご指導頂きました。宮本さんは方言だけでなく合気道の稽古(けいこ)もされていましたし、何より丁ねいな役作りにハッとさせられました。ある時、花山家のお母さんの部屋のセットで衣装のカーディガンを広げながら「これは陽平にもらったんかな」とおっしゃられたことが印象的でした。

夢破れた洋平にかわり満天(宮地真緒)が宇宙を目指す

 『まんてん』で思い出すのは、とにかくセリフを覚えるのに必死で頭が痛かったということ(苦笑)。陽平役は医療や宇宙の専門用語がセリフにたくさん出てきたので、東京と往復する新幹線はずっと台本と格闘していましたね。あとは消え物(撮影用の食事)がすごくおいしかったのを覚えています。一日中リビングでのシーンを撮影する日があり、場面が変わるごとにメニューが入れ替わったのですが、おいしすぎて毎食真剣に食べていたほどなんですよ!

きょうの料理 いっしょにキッチン(2015)

司会

きょうの料理 いっしょにキッチン

インタビュー

 料理が趣味ではないのですが、子どものころからずっと『きょうの料理』が大好きでした。子どもながらに番組のクオリティとスタッフさんたちのスキルの高さに気づいていたのかもしれません。テレビに出るようになり、その裏側を知ってからはなおさら、料理研究家の方をはじめ、フードコーディネーターさんのお仕事の大変さが手に取るように分かるようになり、一分の隙もなく料理の作り方をご紹介しているにも関わらず、裏側の大変さを一切感じさせない『きょうの料理』のスゴさを改めて実感していたんです。

料理研究家の小林まさるさん、まさみさん親子と

 そんな憧れの番組に出させていただけただけでも本当に光栄でしたが、プロ集団の職場を体験でき、とてもうれしかったことを覚えています。現場ではみなさん、段取りがすべて頭に入っていて、ミスひとつないかっこいい空間でした。全くバタバタしておらず、想像以上の番組進行に感動してしまったんです。

 『きょうの料理』は基本的にリテイクがなく、すべて通しで撮影する手法で作られています。ですからカメラが回る前は究極の緊張感に襲われるのですが、その先にゾクゾクが待っている。それがたまりませんね。

あじの三枚おろしを教わる

 しかも撮影の後、ずっと番組を担当されているベテランのカメラマンさんに「なにか料理番組をやっていたんですか。すごく良かったですよ」と声をかけていただけた。「子どものころから見てたんです。ずっと出たかったんです」ってお話したら、「そういう気持ちが出ていましたね」と。それはとてもうれしかったですね。番組の最後に「詳しくはテキストをご覧ください」と夢だったおなじみのセリフも言えたし、僕にとっては2015年のトピックのひとつになりました。

いっしょに作ったさんまご飯の味は…
(テキストは2015年のものです)

大河ドラマ 真田丸(2016)

佐助役

大河ドラマ 真田丸

インタビュー

 草刈正雄さん演じる真田昌幸や、堺雅人さん演じる信繁らの命令に「はっ!」と応えて消えるというシーンがほとんどでした。大河ドラマでそんな役回りをいただけるなんて「こんな面白いことはないな」というのが第一印象。本当に三谷幸喜さんはいつもすてきなチャンスをくださる方で、佐助役を藤井にと思っていただけて、すごくうれしかったですね。

 ただ当初はもともと僕自身にアクティブな印象がなかったこともあり、この役をやらせていただけている理由は何なのだろうと考えたりもしました。でもきっと「存分に『はっ!』を楽しみなさいよ」と言ってくださっていたんですよね。

安土城から松(木村佳乃)を救い出したが…
明智の兵に見つかってしまう

 周囲の人たちが欠かさず番組をチェックしてくれて「あそこ、面白かったな」とか、「さすが三谷さんやな」と言ってくれるのを味わせていただけたこともすごくありがたく、それによって腹もすわりました。殺陣や作法が難しいと思うことはありましたが、それは当たり前のこと。佐助を演じることがただただ楽しく、現場でもニヤニヤ、オンエアチェックでもニヤニヤしていました(笑)。

真田信繁(堺雅人)、きり(長澤まさみ)

 また、スタッフの方が佐助にすごく愛情をかけてくださったことも印象的でした。メイクさん、衣装さん、持ち道具さん、みんなが佐助のことを考えてくださった。手甲ひとつ替えるのにも理由を教えてくださり、そういう部分から役に近づけるようにして下さいました。また、佐助の初登場シーンでは「はっ!」と言ってその場を去るときに音響さんが風の音を効果音で入れてくださいました。それを知った美術さんが「それなら収録時に風を吹かせたのに」っておっしゃったそうで…。その後は佐助の動きをちょっと早回しにしたりと、僕自身の能力では絶対できないことを、役を通してやらせていただけた。そんな風にみなさんに支えていただき、佐助として居られたことを本当に感謝しています。

大阪発!!ごごナマ 助けてきわめびと(2017~)

番組ホスト

大阪発!!ごごナマ 助けてきわめびと

インタビュー

 毎週金曜日の『ごごナマ』は13時台に濱田マリさん、小野塚康之アナウンサーと一緒に『助けて!きわめびと』を、14時台は西川きよし師匠、北郷三穂子アナウンサーと『おいしい金曜日』をお届けしています。

MCをともに務める小野塚康之アナウンサー、濱田マリ

 濱田マリさんは昔からお世話になっているんですが、すごくプロだなと思っていて…。というのも、ご自身の言葉でお話されつつ、スタッフの方が求めているコメントをピピッと察知される。しかも、それを一度自分に引き寄せてからお話されるので、昔から尊敬していたんです。それに、濱田さんの声のトーンって、テロップよりも強いと思うんです。濱田さんの声は文字で目立たせるよりもずっと情報として入ってくると思いますね。

 また、小野塚アナウンサーは長年、野球中継などに携わられている正統派のNHKアナウンサーですが、蝶ネクタイが似合ったり、ピンクを着こなされたりとすてきなルックスと色気をお持ちの方でもある。僕が言うのも

 おこがましいですが、そんな魅力的なお2人とご一緒させていただいているので、僕自身MCという立場をすっかり忘れられるほど頼らせていただいて、とても楽しく収録に参加しています。

 14時台では西川きよし師匠と共演しているのですが、すごい方と一緒に出させていただけてると毎回感じているんですよ。なかなかレギュラー番組でご一緒出来ない師匠なので、毎週ご一緒させて頂けてる事を、当たり前に思わないよう心がけてます。

西川きよし

連続テレビ小説 わろてんか(2017)

万丈目吉蔵役

連続テレビ小説 わろてんか

インタビュー

 『わろてんか』の収録でNHK大阪放送局を訪れるようになり、『まんてん』でお世話になったスタッフの方々と再会しました。口に出すと陳腐になってしまいますが、みなさん本当に温かく迎えてくださり、こんなにうれしいことはありません。「わ〜久しぶり」なんて抱きしめてもらえることって、あんまりないですから。そんな人々に囲まれてお仕事できることは、僕にとって大きいですね。

吉蔵は“笑いをとれない芸人”

 番組の魅力は何といっても、てんちゃんを演じる葵わかなちゃんのかわいさに尽きます。そんな彼女を支えている松坂桃李さんもすごくステキなので、2人はゴールデンカップル。視聴者の皆さんよりも一足お先に2人の物語を見られて「光栄です」という思いです。

 またドラマのなかでてんちゃんが「笑いは人を癒す薬や」と言うのですが、笑いに携わる者としては、すごくうれしいセリフだなと思いましたし、このほかにもそうしたセリフがたくさんあります。

“笑いの力”を信じるてん(葵わかな)

 僕自身、これまでの自分を振り返ったときに「(自分は)芸人です」と言い切れない何かがあったので、このタイミングで“面白くない芸人”を演じさせていただき、役の上でだけでも「僕、芸人です」と言えることにとても感謝しています。

 また、内場勝則さん、兵頭大樹さんとご一緒させていただけていることも幸せです。内場さんは僕が吉本新喜劇に入ったときからお世話になっている方ですし、兵頭さんはとても優しい大好きな先輩。連続テレビ小説でそのお二人と共演できるなんて光栄ですね。

藤吉(松坂桃李)らは電髪(パーマ機)でひともうけしようと企むが…
その他の出演番組を見る ※類似の氏名が検索される場合があります。
一覧から探す