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片岡愛之助 片岡愛之助

片岡愛之助歌舞伎役者・俳優かたおかあいのすけ

1972年生まれ、大阪府出身。81年,十三代目片岡仁左衛門の部屋子となり、南座「勧進帳」で片岡千代丸を名のり初舞台を踏む。92年、六代目として片岡愛之助を襲名。近年では歌舞伎のみならず幅広く活躍。主な出演作にドラマ『半沢直樹』、『刑事7人』シリーズ、映画『小川の辺』『七つの会議』、舞台「酒と涙とジキルとハイド」「もとの黙阿弥」など。NHKでは、大河ドラマ『真田丸』『新選組!! 土方歳三 最期の一日』『風雲児たち〜蘭学革命篇〜』ほかに出演。

銀河テレビ小説
欲しがりません勝つまでは(1979)

子役

大河ドラマ 武蔵 MUSASHI

インタビュー

 当時はまだ7歳。当時は本名で出演していましたが、僕が人生で初めて仕事をした作品です。ですから、幼いながらもよく覚えていますね。何を覚えているかと言えば、動画のなかでも言っている「アーメン、そーめん、冷やそうめん」というセリフ。何でそんなことを覚えているのか自分でも不思議ですが、あの時の体験がよほど印象的だったのでしょう。今でもあのセリフは忘れられません(笑)。

 それから、お芝居をするまでの待ち時間が本当に長かったことを覚えています。何回も寝て起きて、寝て起きて夢うつつのまま終わったような記憶しかない(苦笑)。それでも、子どもの頃の記憶って鮮明なんですよね。大人になった今では、3か月前のセリフを言ってと言われても思い出せないのにね。

近所の教会を訪ねる子どもたちの1人として出演

 お芝居と呼べるほどのシーンに出演したわけではありませんし、ましてや当時は子どもだったので、ドラマの内容は詳しく理解していなかったと思います。実は僕が初出演を果たしたこのドラマは、田辺聖子さんの自伝的小説をドラマ化したもので、軍国少女だった高校3年生のトキコが経験した戦時中の出来事を描いていました。

 ヒロインを演じたのは藤山直美さん。当時僕はまだ子どもだったので、誰彼なく色んな大人に話しかけていたような気がします。ちょうど今、『まんぷく』に出演していて、安藤サクラさん、長谷川博己さんと一緒のシーンのときに子役さんから「やっぱ(演技が)上手いよね!」と言われたことがあって(笑)。きっと僕もあんな風だったのかなと思いました。それにしても改めて当時の自分を見ると、あまり顔が変わっていないなぁ(笑)。

戦時下も笑顔を絶やさない明るい少女トキコ(藤山直美)
幼い日の愛之助さん(後列左)

正月時代劇 新選組!!
土方歳三 最期の一日(2006)

榎本武揚役

正月時代劇 新選組!! 土方歳三 最期の一日

インタビュー

 このドラマで初めて三谷幸喜さんの作品に参加させてもらいました。水野晴郎さん監督の『シベリア超特急5』という映画に主演していたのですが、それをご覧になった三谷さんが「榎本武揚にぴったりだ」と感じて下さったようで。『シベ超』は歌舞伎座との掛け持ちで撮影していたので、とてもタイトなスケジュールでしたが、頑張って主演させていただいて良かったなと思いました。

明治2年5月箱館、土方歳三(山本耕史)の最後の1日を描く

 『新選組!!』の撮影時は、名取裕子さんと共演の舞台との掛け持ちでした。2回公演の後、夜の10時ごろからスタジオに入って撮影を始めるので、終わるのは朝…。そして翌日また舞台という毎日が続きました。しかも、ほとんどのシーンが土方歳三(山本耕史)との会話劇で、テレビドラマを撮影しているというよりも、まるで舞台に出ているような感覚でした。

 あるとき、何十ページもあるシーンをワンカットで撮ることになったのですが、そういう時って一度ひっかかると他のところもダメになっていくじゃないですか。だから、耕史くんと「このシーン、一発で決めないと終わらないよね」と話し、バシッと終わらせたことを覚えています。ワインを飲んだり、サンドウィッチを食べながら会話をするシーンでしたが、さすが耕史くんでしたね。

新政府軍に降伏すると言う榎本に土方は刀を向ける
榎本はこれ以上旧幕府軍の兵士を死なせないために腹を切る覚悟をしていた

大河ドラマ 真田丸(2016)

大谷吉継役

大河ドラマ 真田丸

インタビュー

 『新選組!!』から10年、大河ドラマ『真田丸』で再び山本耕史くんと共演しました。石田三成と大谷吉継という盟友を演じることになり、とてもご縁を感じています。

 僕が演じた大谷吉継は豊臣秀吉の家臣。関ヶ原の戦いの際、病気を隠すために覆面をし、輿(こし)に担がれて戦った武将として知られる人物です。ただ『真田丸』で描かれた吉継は、まだ彼が元気なころから登場していたので、新しい吉継像が作れたらと思い、演じていました。

吉継は石田三成(山本耕史)の良き理解者
重い病にもかかわらず、友・三成のため関ケ原に赴く
家臣の担ぐ輿(こし)に乗り、覆面姿での参戦

 三谷さんが描く吉継は、一歩引いたところから状況を俯瞰して見ることのできる、冷静沈着な男。適切な判断を下せる優秀さに加えて、周囲への気配りもできる人格者でもあり、信繁(堺雅人)にとっては頼れる人物に映ったかもしれません。また、三成とは頭が働く者どうし、相通じるものがあったのではないかと思っています。

 信繁を演じた堺さんとは『半沢直樹』の共演以来、耕史くんとは何度目かの共演で、再会したときはまるで同窓会のような気分でした。3人一緒のシーンも多く、和気あいあいと深刻なシーンを撮っていましたね(笑)。

吉継の娘・春(松岡茉優)は信繁(堺雅人)の正室となる

正月時代劇 風雲児たち
〜蘭学革命篇(らんがくれぼりゅうしへん)~(2018)

前野良沢役

正月時代劇 風雲児たち〜蘭学革命篇(らんがくれぼりゅうしへん)~

インタビュー

 みなもと太郎さんの歴史ギャグ漫画を原作に三谷幸喜さんが脚本を手がけたドラマ。日本で初めて西洋医学書の和訳に取り組んだ蘭学者・前野良沢と杉田玄白(新納慎也)が「解体新書」を完成させるまでを描いていました。

 僕が演じたのは「解体新書」と聞いて真っ先に名前の浮かぶ杉田玄白ではなく、もう一人の主役・前野良沢。実は2006年の正月時代劇『新選組!! 土方歳三 最期の一日』に出演していたころに、三谷さんからお声がけいただいていた役なんです。10年経ってようやくタイミングが合い、実現しました。大河ドラマ『真田丸』の共演者も多く顔を揃えており、久しぶりの再会で楽しく撮影ができました。

翻訳の仲間、杉田玄白(新納慎也)と中川淳庵(村上新悟)
平賀源内を演じるのは『真田丸』で石田三成を演じた山本耕史
『真田丸』で真田昌幸を演じた草刈正雄が老中・田沼意次役で出演

 杉田玄白と違い、あまり世間に知られていない前野良沢ですが、実は翻訳のほとんどは良沢が手がけていたんですよ。大変、研究熱心で妥協を許さない真面目な人物。まさに寝食を忘れるほどにオランダ語の翻訳に打ち込んでいきます。そんな姿はあまりに真面目すぎて逆に面白く見えるほど。原作で良沢はとても魅力的な人物として描かれており、三谷さんがそれに沿って笑える脚本に仕上げていらっしゃいました。

腑分け(解剖)を見学

連続テレビ小説 まんぷく(2018)

加地谷圭介役

連続テレビ小説 まんぷく

インタビュー

 僕は上方の歌舞伎俳優なので、個人的な思い入れとして大阪放送局制作の連続テレビ小説に出たいと夢見ていたんですよ。よく「来年の抱負は?」と聞かれるでしょう。ここ数年はその答えのひとつにいつも“朝ドラ”への出演がありました。ですから、今回その夢が叶い、とても楽しみながら撮影を進めさせていただいています。

 演じる加地谷はヒロイン・福子(安藤サクラ)の夫・立花萬平(長谷川博己)と、会社を共同経営しています。とてもガッツのある男で、いつも「頑張るぞ、立花!」などとアピールを怠らないので、演じていてもいちいちうるさく感じるほど(笑)。でも悪い人ではないんですよ。あの時代に生き抜く大変さは台本を読むだけでも伝わってきますから、一筋縄ではいかない部分も理解できるんです。彼は彼なりに正しいと思った道を突き進んでいっているだけなんですよね。それが少しズレていってしまい…と、ここからはオンエアで加地谷の行く末をご確認ください!

加地谷は萬平(長谷川博己)の発明家としての才能を見いだす

 ドラマはまだ始まったばかりですが、何と言っても福子と萬平がどう結ばれ、どのような家族を作り、「インスタントラーメン」を生み出していくのかが見どころ。彼らの歩む姿を毎日目を離さずに見守っていただけたらと思います。僕が演じる加地谷も、ドラマを彩るスパイスとして皆さんに楽しんでいただけたら嬉しいです。

お互いへの気持ちをはぐくんでゆく萬平と福子(安藤サクラ)
ビジネスを一番に考える加地谷は福子の存在を良く思わず…
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