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菅田将暉 菅田将暉

菅田将暉俳優すだまさき

土曜ドラマ『ちゃんぽん食べたか』

土曜ドラマ『ちゃんぽん食べたか』

長崎からプロのバイオリニストを目指して上京したさだまさしさん。ドラマでは菅田将暉さん演じる佐野雅志が、どこか騒然とした空気を漂わせた昭和40年代に青春の日々を過ごした主人公をいきいきと演じた。さまざまな出来事に遭遇し、その都度、真剣に悩み、笑い、苦労する姿は、まぶしくもあり、同時におかしみも漂う。「楽しかったです。実話がもとでもあり事実は小説より奇なり。こんなに面白いことがいっぱいあったんだって」と話すように、インターネットも携帯電話もなかった時代のアナログ的な高校生たちの青春は、一見のんびりしているようにみえて実はきらきらと輝いていた。

佐野雅志を演じるからには、まずはバイオリン、ギター、そして落語までこなさなくてはいけない。「役者冥利に尽きます」とはいうものの、ずいぶんハードルの高い挑戦だったのではないだろうか。「バイオリンは2か月くらいずっと持ち方だけ練習しました」というように一朝一夕で弾けるものではない。だが演じるうえで持ち方や弾いている様、目線をそれらしく表現できなければ説得力がなくなる。菅田さんはそれを自分のものにしただけでなく、さだまさしさんの『追伸』という歌の冒頭のバイオリン演奏ができるまでマスターしてしまった。同じことはギターにもいえる。常にギターを持ち歩き、いまや役と同様、セッションやバンドの楽しさに目覚めるほど飛躍的な進歩を遂げた。幼少時からピアノを習っていたというアドバンテージがあったとはいえ、これは並みの努力ではない。「全部面白いんですよ」と菅田さんは涼しい顔だ。さらに雅志が得意な落語の稽古は師匠のもとに3回ほど通い、あとは動画を見て一言一句書き起こし、その通りに話すことを繰り返した。「落語ってすごく洗練されているので、言い方や語尾など一文字も変えずにやるとリズムがいいんです。だから丸コピーしました」と、さらり。

物語は中盤で大きく動く瞬間があった。雅志がついにバイオリンをあきらめ、そのことを父の雅人(遠藤憲一)に伝えたシーンだ。「もう俺(おい)には無理やと思う」と話す雅志。菅田さんは、「涙がとまらなくなってしまって…。涙で感情を見せたくはなかったのに、なぜですかね」と自問自答。「遠藤さんは『かすていら』の時から雅志少年の父親を演じていらっしゃるので、雅志を見る目がすごく温かいんです」。自分が幼い少年のように見えてきたという菅田さん。雅志の告白に、怒るわけでも甘やかすわけでもなく「お前の好きに生きたらええ」と父。そこで遠藤さん演じる雅人が、雅志の鼻水をぎゅっと拭いた。ここで菅田さんがグッとやられてしまった。「遠藤さんのアドリブだったのですが、そこにすごく親子だということを感じることができて…」。そして涙がとまらなくなった。3歳から続けてきたバイオリンを自分が初めて無理だと感じた」ことへの悔恨にも似た思いが、菅田さんの中にいちどきに押し寄せたのだろう。

「さだまさしさんと初めてお会いしたときのひと言がずっと僕の中に残っていました。さださんの10代は常にバイオリンとともにあったので、それ以外の思い出は数えるほどしか残っていないんだそうです。そこまで自分の間近にあったものをあきらめるって、どういう心境になるのかなって」。いざ、そのシーンの撮影に臨んだとき、「本当に笑っちゃうくらい無理だと思うと、肩の力も抜けてぽかーんとしてしまう。放心状態だったのかなという気持ちになりました」。そして「僕なりに必死にやった結果が涙になったんだと思います」と振り返る。本気でのめり込んだからこそ経験する挫折を演じてみて「本気で悩んだ雅志は偉いなと思ったし、僕ももっと自分に向き合わなければ」と思ったそうだ。昭和40年代のエネルギーに満ちた若者たちの日常、夢と挫折、そして新たな希望が鮮やかに浮かび上がってくるドラマだ。

阪神・淡路大震災20年ドラマ『二十歳と一匹』

阪神・淡路大震災20年ドラマ『二十歳と一匹』

阪神・淡路大震災から20年という節目の年に、神戸を舞台に二十歳の青年と災害救助犬の成長と希望を描いた『二十歳と一匹』。菅田将暉さんは災害救助犬のハンドラー(指導手)を志す主人公・藤原理人を演じた。

「災害救助犬のことやハンドラーという職種があることは今回初めて知りました」という菅田さん。元々犬好きということもあり、災害救助犬・キューを演じる犬・ハロとはすぐに仲良くなれたそうだ。「犬と一緒のお芝居は大変だろうな、そんなにうまくいかないだろうなと思っていたんです。ところが、ハロが優秀過ぎて何も困らなかった。ロケの2日目には僕の言うことを全部聞いてくれましたから」。犬の集中力を考え短時間の訓練だが、真剣に向き合えば気持ちが伝わり、応えてくれることを実感した。「すごく仲良くなれたし、ハロに教えられたことがたくさんありました」。

理人を演じるにあたっては「震災がテーマだからといって重くやり過ぎたくない」という気持ちがあったそうだ。大阪出身の菅田さんは「おじいちゃん、おばあちゃんからも話を聞いていますし、自分で調べたこともあります」というように、自身に記憶はないが震災のことは身近だった。しかし、主人公の理人はほとんど震災の知識を持ち合わせていない。だからこそ、当時をなぞったり何かを押しつけたりするのではなく、むしろ「20年の時を経て今の神戸であり、理人の希望を描くドラマなので、これからの姿をポジティブな意味で提示できればいいなと思ったんです。」。もう一つ、「20年経つと風化してしまうというふうにも聞いていたので、このドラマが震災のことを知るきっかけになれば」 ということを意識。忘れない、風化させないという思いを大切に演じた作品だった。

連続テレビ小説『ごちそうさん』

連続テレビ小説『ごちそうさん』

どんな困難にぶち当たっても、絶望のふちに立たされても、ごはんを食べていればなんとかなる! そんな力強い信念と生きるパワーにあふれた女性の半生を、激動の大正・昭和を舞台にダイナミックに描いた連続テレビ小説『ごちそうさん』。 菅田将暉さんはヒロイン・め衣子(杏)と悠太郎(東出昌大)の長男・西門泰介を演じた。

「泰介は長男としての責任感から、自分を抑えているようなところのある“いい子”なんです。それまで、なぜか僕はあまり“いい子”の役をやったことがなかったので(笑)、泰介のことはすごく好きでした」。甲子園を目指す野球少年だったが、戦争が本格化し予選大会も決勝目前で中止。やがて泰介自身も出征することに。「一家の長男として受け継がなければという思いがあり、自分の意志を抑えて抑えて生きてきたのが泰介なんです」。そんな泰介が初めて意思表示をしたのが出征前夜だ。「やりたいこと一杯あるんや、もう一度野球もしたいし、お酒ものんでみたい、・・僕は僕にそれを許さなかったこの時代を…絶対に許せへん」とめ衣子に向かって心情を吐露する。「長男としての自覚はあるけれど、それとは別に自分が本当にやりたいものへの未練があり、それを爆発させてしまった瞬間です」。

和枝(キムラ緑子)が泰介の出征支度にと用意した風呂敷堤にある便せんと封筒。菅田さんはそれを見て「このドラマの前にも戦争前後の時代は、何度か演じたことがあり、僕なりに知識もあったので、それを泰介としてどう表現したらいいのかということを考えました。戦時中、出征した若者たちが親に書いた手紙を見せていただいたことがあり、その字がすごくきれいだったことを覚えていたんです。みんな、もっと勉強したいと思いながら戦争で死んでいったんだなって。そんな思いを出せたらと…」。

『ごちそうさん』に菅田さんが出演したのは、後半3分の1。「すでにドラマもすごく人気があったので、僕に何ができるのかなという心配もありました。結果的に、泰介の恋愛を描いたスピンオフドラマ『ごちそうさんっていわしたい!』まで作っていただけて嬉しかったです」。

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