50音から探す

あ行
か行
さ行
た行
な行
は行
ま行
や行
ら行
わ行
春風亭昇太 春風亭昇太

春風亭昇太落語家しゅんぷうていしょうた

1959生まれ、静岡県出身。1982年、春風亭柳昇に入門。1986年、二つ目昇進、春風亭昇太となる。1992年には7人抜きで真打へと昇進。落語界をけん引し続けるスターである一方、バラエティー番組やドラマ、映画などにも出演し幅広い活躍を見せる。NHKでは、1989年『NHK新人演芸コンクール』で優秀賞受賞。また、大河ドラマ『軍師官兵衛』『花燃ゆ』『おんな城主 直虎』に出演。『あなたが主役 50ボイス』では2008年より、小池栄子とともに司会を務める。

NHK新人演芸コンクール 創作落語『ストレスの海』(1989)

NHK新人演芸コンクール 創作落語『ストレスの海』

インタビュー

 「29歳、独身です」だって(笑)。今と同じこと言ってますね。若いなぁ……と照れくさく感じますが、今もこのコンクールのことは鮮明に覚えています。当時駆け出しの落語家だった僕にとって、ここまで大きな会場で、しかもテレビを通して全国の方に落語を聞いていただくということ自体が大きなチャンス。でも、それ以上に、僕はこの大会に“懸けて”いたからなんです。それまで演芸部門と落語部門に分かれていた審査が、ちょうどこの年に初めて統合されて部門別での選考がなくなった。落語といえばやはり古典であり、今よりもっと新作落語への評価に厳しいものがあった時代。僕はどうしても自分の新作で勝負したかったので、落語部門だけの選考でなければ「いけるかもしれないな」と踏んだのです。結果は優秀賞をいただくことができました。落語家としてのその後を切り開いてくれた、大きなターニングポイントとなったできごとでした。

カメラでお客さんを撮ったり、“自撮り”をしたり…

 四半世紀以上前になるわけですが、カメラを客席に向けたりするのは、個人情報を大事にする今はダメですね(笑)。ストレスというキーワード自体も、現代に変わらず通じるテーマです。というか、このころよりもストレスが溜まる時代になったなと思います。おかげさまですごく息の長い作品になりました。年々やりやすくなってきて、しかも不思議と一度もウケなかったことがない作品。本当に僕にとっては、大切な大切な“作品”のひとつなのです。

大河ドラマ 軍師官兵衛(2014)

毛屋主水役

大河ドラマ 軍師官兵衛

インタビュー

 古城ファンであり、歴史好きなので、大河ドラマに初めて出演させていただけたのはうれしかったですねぇ。インパクトのある朱塗りの甲冑を用意していただいて、身につけたときには感激しました。そんなに重くはありませんでしたが“これが鎧か!”と。でも正直観ていた人は、誰も僕だって気づかないんじゃないかな……なんて心配にもなりましたけど(笑)。僕が演じた毛屋主水(けや・もんど)は黒田二十四騎のひとり。関ケ原の戦いでは敵方の兵士の情報を正確に把握し、徳川方に勝機をもたらした人です。毛屋は、家康からそのほうびとして饅頭をもらったと言い伝えられているのが、まさにこの場面です。

 実はこのときスケジュールがタイトで、事前の台本の読み合わせなどには参加できず、衣装合わせから何からぶっつけ本番状態だったんです。しかも、こういう駆け込みの伝令のような役って、一度噛んでしまうと続けて噛み続けるって聞いたことがあってものすごく緊張しました。その緊張を、徳川家康役の寺尾聰さんが察してくれたのか、カメラのリハーサルのときに饅頭を差し出し「ほうびをやる」と言うべきところを、「座布団一枚!」と言ってくれたんです(笑)。思わず吹き出してしまって、僕が一本取られちゃいました。でも、そのおかげかリラックスできて、無事役目を果たすことができた思い出があります。

家康(寺尾聰)は毛屋の冷静な報告を気に入る
ほうびの饅頭をほおばる

日本の話芸 古典落語『茶の湯』(2015)

日本の話芸 古典落語『茶の湯』

インタビュー

 こういう番組収録の際に気を付けているのは、言葉を選ぶ、ということなんです。同じ演目でも、普段僕が高座でお客さまを目の前にして言うぶんにはよくても、公共の電波に乗って各ご家庭のお茶の間に流れると強すぎる言葉だったりとか、“ちょっと捉えられ方が違ってくるかもしれないな”という言葉もあるものです。くつろいでテレビを見て人の日常に突然、春風亭昇太が入り込んでくるわけですしね(笑)。そういう点は気を付けて、同じ話でも普段の高座とあえて少し言葉などを変えるようにしています。

 僕たちとしては、こうしたテレビの放送を通じて落語に触れたことがない人にも少しでも見ていただけたらうれしいな、という気持ちはありますが、やはり『日本の話芸』をご覧になる方はもともと落語ファンという方が多いですね。でももし、番組で初めて僕を見て「落語を聞いてみたくなった」と思う方がいたら、ぜひ寄席に足を運んでみてください! 僕、テレビで見る以上に面白いですから(笑)。

『茶の湯』は知ったかぶりのご隠居が珍妙な茶を点てる滑稽ばなし

あなたが選ぶ 50ボイス(大河ドラマ『おんな城主 直虎』)(2017)

あなたが選ぶ 50ボイス(大河ドラマ『おんな城主 直虎』)

インタビュー

 『あながた選ぶ 50ボイス』は、小池栄子さんと長年司会を務めさせていただいている番組です。小池さんはとても頭のよい方で、いつも楽しく共演させていただいています。スタート当初は、登場する皆さんがどんなことを話すかを事前に少し情報をいただいていたんです。でも、2人で「映像を見たままの感想を言ったほうがいいかもね」と話し合ったんです。以来、ずっと僕たちも皆さんの話を初めて収録時に見聞きしながら、ナチュラルに話すスタイルを続けています。そうした阿吽の呼吸でできるのも、小池さんとだからです。しかも、長年この番組で「いつか大河ドラマに出演したい!」「今川義元をやりたい」と言い続けた夢も叶いましたしね(笑)。隠れファンのとても多い番組。出演している僕たち自身もこの番組のファンと言っていいくらいかもしれません。

『おんな城主直虎』出演者やスタッフ、ゆかりの地の声を紹介した特別版も放送
MCを努める小池栄子と

大河ドラマ おんな城主 直虎(2017)

今川義元役

大河ドラマ おんな城主 直虎

インタビュー

 やはり、今川義元を演じると決まったときはうれしかったですね。いつか義元を――と長年言ってきたものの、まさか現実になるとは正直思っていませんでした。ですから、役の衣装を着たときにはうれしくて、自撮りしまくっちゃったくらいです。

 この場面は、今川義元唯一のセリフでした。噺家なのに、まったく話さない義元ですから。セリフがないから楽でいいかも、なんて思っていたらとんでもなかったですね。インパクトを出すために照明やメイクなども細やかに工夫していただきましたが、しゃべらずに芝居をするのは予想以上に大変で……。通常はセリフがあるから表情も作れるのですが、セリフがないのに顔だけで気持ちを表現するというのはなかなかできないことなんです。本当に難しかったのですが、これも何度も言いますが僕は静岡県民として、これまで誤解されてきた戦国大名・今川義元公のイメージを覆したくて一生懸命演じたつもりです。

 でもひとつだけ、気になったのは「僕から(尾上)松也くんは絶対生まれないな」ということです(笑)。松也くん演じる息子・氏真(うじざね)の顔がきれいすぎて、まじまじと見ちゃったくらい。ドラマを見た知り合いからも、「父親役ってどうなのよ?」と指摘されたので「僕に似たんじゃなくて、(寿桂尼・浅丘ルリ子さんの)隔世遺伝なの!」と言っておきました。いやぁ……、本当にすばらしい経験をさせていただきました。もしもう一度今川義元を演じられたら、今度は桶狭間で織田信長を返り討ちにしちゃうとかね! あ、それじゃ歴史が変わっちゃうか。

氏真(尾上松也)は和歌や蹴鞠(けまり)に長けた今川家のプリンス
その他の出演番組を見る ※類似の氏名が検索される場合があります。
一覧から探す

敬称略

」の検索結果(0件)

お探しの検索条件では見つかりませんでした。
人物名を入れてください。