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門脇麦 門脇麦

門脇麦女優かどわきむぎ

1992年生まれ。東京都出身。2011年の女優デビュー以来、確かな演技力を武器に、映画やドラマ、舞台で幅広く活躍。2016年には映画『二重生活』で、ウラジオストク国際映画祭最優秀女優賞を獲得するなど、さらなる飛躍を遂げる。NHKでも2013年のドラマ10『第二楽章』、大河ドラマ『八重の桜』、2015年の『佐知とマユ』など出演作多数。また、同年の連続テレビ小説『まれ』でも大きな注目を集めた。2017年、土曜時代ドラマ『悦ちゃん』ではデパートガールの池辺鏡子役を演じる。

ドラマ10 第二楽章(2013)

遠藤鈴奈役

ドラマ10 第二楽章

インタビュー

 懐かしい! 懐かしすぎます(笑)。私にとってほぼ初めての、セリフのある連続ドラマがこの作品でした。私は板谷由夏さん演じる奈津美と、谷原章介さん演じる一登の娘役。鈴奈はバイオリンが上手で、バイオリニストとしてではなく主婦として生きる道を選んだ母・奈津美よりも、国際的に活躍する茉莉(羽田美智子)にあこがれている設定でした。

あこがれの茉莉(羽田美智子)のレッスンを受ける鈴奈だが…

 バイオリンが上手――というのが、なかなか演じるうえでは大変で、先生についていただいて収録に入る前から練習を重ねました。もちろん音声は先生の吹き替えでしたが、弦を抑える指の位置、弓の動かし方ひとつが曲と合っていなくてはいけないので本当に難しかったです。台本上に新しい曲が出てくると、また新しい動きを学び直す必要があったので、必死でした。でも、おかげさまで「きらきら星」ぐらいは実際に弾けるようになったんです(笑)。実は私の父が、趣味でバイオリンを弾いていて、家族の私たちからするとあまり上達しないのでちょっぴりクレームをつけたりしていたのですが、実際にこのドラマで練習させていただいて、その難しさを身をもって知ることができました。父は、かなり努力して頑張っていたんだなと(笑)。

 もしもう一度楽器を演奏する役をやるのなら? そうですね。できたら1年ぐらい前から準備したいなと思います(笑)。

父(谷原章介)母(板谷由夏)の見守る中、コンクールに挑む

大河ドラマ 八重の桜(2013)

山本久栄役

大河ドラマ 八重の桜

インタビュー

 もうずいぶん前のように感じられますが、この作品で初めて大河ドラマに出演させていただきました。自分ですら、この映像を見て“初々しいなぁ”と感じてしまいます。でもやはり、大河ドラマならではの独特の緊張感に、当時の私はすっかりのまれてしまって、日々精一杯だったことを覚えています。まず、幕末から明治という近世の物語ではありましたが、こうして着物や本格的なかつらをつけての演技も初めてでしたから、所作ひとつでも難しいと感じる面が多かったんです。

久栄は八重の兄・山本覚馬(西島秀俊)の娘

 また、大河ドラマに登場するうえで覚悟はしていましたが、周囲を見れば私が普段テレビや映画で拝見している有名な俳優さんたちばかり(笑)。だいぶ経験を重ねてきた今ならまたぜんぜんアプローチも違うと思いますが、当時は自分からその輪の中にうまく飛び込む勇気もなく、ひたすらスタジオの隅っこにいた感じでした。

久栄は小説家を志す青年・徳富健次郎(太賀)と恋に落ちる

 でも、このときの私はこのときにしかできない顔をしていたと思います。逆に今、このときの雰囲気でやってほしいと言われてももう絶対できないんです。こうして時が過ぎてみると、苦しくて一生懸命もがいて壁にぶつかっていた当時の自分が、それはそれで愛おしく感じるものだなと思います。

東京へ駆け落ちしようとする2人に八重(綾瀬はるか)は…

第38回創作テレビドラマ大賞 佐知とマユ(2015)

中山佐知役

第38回創作テレビドラマ大賞 佐知とマユ

インタビュー

 これもとても印象的な作品です。確か『まれ』の撮影もすでにスタートしていたのですが、私としては主演という立場もあり、ものすごく強い責任感を感じながら撮影に臨んだドラマでした。というのも、このドラマの脚本を手掛けた足立紳さんは、私がまだまだ駆け出しだったころに出演した映画『スクールガール・コンプレックス』の脚本を書いてくださった方だったんです。そのときのご恩返しをこの作品で少しでもできたら、という気持ちもどこかにあったように思います。

孤独な佐知にとって絵を描くことだけが唯一の心のよりどころ
佐知のアパートに家出少女マユ(広瀬アリス)が転がり込んで来る

 しかし『佐知とマユ』は、独特の世界観を持つ作品でした。約50分の短いドラマでありながらセリフは極力少なく、それでいて内容はとても深いものを描いているため、カメラワークすら難しくなるだろうという予想がみんなの中にあったんです。そんなとき私の中で、“これは私が引っ張っていかなくては”――という強い思いが芽生えたのを覚えています。

 それに私自身、この佐知という役が大好きだったんです。孤独で不器用で、それでも懸命に生きていく彼女が……。だからこそ普段はあまりしないのですが、監督にも「佐知だったら、こうはしないと思うのです」と、自分の意見をあえて相談したりもしました。スケジュールもタイトな状況での撮影でしたが、今でも佐知として一生懸命になれた時間が私にとっても大切な思い出です。

17歳で母となったマユに佐知がかけた言葉は…

連続テレビ小説 まれ(2015)

寺岡みのり役

連続テレビ小説 まれ

インタビュー

 私が演じたみのりは、希(土屋太鳳)の同級生で幼なじみ。高校卒業後は奥能登農業協同組合に就職したので、視聴者の方が町で私に声をかけてくださるときは“みのりちゃん”より、“農協の子だ!”と言われることも多かったんです(笑)。また、希の弟の一徹(葉山奨之)と結婚したために、“弟さんの奥さん”と言われたことも。私自身ここまで長い時間をかけて一つの役を演じるのは初めてでしたが、こんな風に皆さんに身近な物語として大切に愛していただけたんだな、と思えました。

 また、この作品で一番印象的だったのは、舞台でもある能登の風景です。ロケで初めて行ったのですが、一瞬で大好きになって。“ここで生きている子たちのドラマなんだ”と、役への思いがぱっと明確に心にわき上がるようでした。なんとかこの能登の町の空気感を東京のスタジオにも持ち込み、常にどこかで意識していたいという思いが、演じる私たちにも、スタッフの皆さんにもあったと思います。能登の言葉もとても懐かしいです。

みのりはヒロイン・希(土屋太鳳)の幼なじみ
一徹(葉山奨之)と結婚、希の義妹となる

 みのりを演じるうえでよく考えたのは、希を演じる太鳳ちゃんが心から演じやすいようにいてあげたい、ということでした。また、希の友達の1人として、どのような役割を果たすべきか――1歩出るべきなのか下がるべきなのか、青春群像劇としての楽しみもあるドラマでしたので、そんなバランスを考えながらみのりという役にじっくりと向き合い、演じた日々でした。私にとって、とても勉強になった作品なのです。

農協職員として働くみのり あだ名は“融資の鬼”
店を出すため融資の相談に来た希にも厳しい質問を投げる

土曜時代ドラマ 悦ちゃん
~昭和駄目パパ恋物語~(2017)

池辺鏡子役

土曜時代ドラマ 悦ちゃん ~昭和駄目パパ恋物語~

インタビュー

 舞台は昭和10年の東京です。平成も30年近く時が流れた今、昭和10年代を描くことはすでにある種の「時代劇なんだな」と感じられた作品でした。私自身このころの東京がどのような街だったのか、人々はどんなファッションをしていたのかなど詳しくは知らなくて。でも、当時の東京・銀座の賑わいを撮影した古い映像などをネットで見つけて、自分なりに勉強し想像をふくらませて役に臨みました。しかも、原作の獅子文六さんの作品は、もともと大好きなんです。台本をいただいたとき、このかわいらしい世界観を役者さんそれぞれの個性で彩っていったらどんなすてきなドラマになるだろうと、読みながらとてもワクワクしました。

貧乏長屋に暮らす鏡子の密かな楽しみは“妄想日記”を書くこと

 私の演じる鏡子はデパートガール。衣装もかわいくて、学生服じゃない制服を着て役を演じるのはほぼ初めてなので、そんなところも撮影では楽しんでいます。主人公の碌さん(柳碌太郎)を演じるユースケ・サンタマリアさんとは、ちゃんとお会いするのは今回が初めてでしたが、どんな人でもすっと受け入れてくださる自然体の空気感がとてもすてきな方です。さて、碌さんの“第二のお嫁さん”探しがうまくいくのか、ぜひ物語を楽しんでご覧ください。

銀座のデパートガールは制服もおしゃれ
悦子(平尾菜々花)と碌太郎(ユースケ・サンタマリア)がデパートに…
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