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濱田 岳 濱田 岳

濱田 岳俳優ハマダ ガク

1988年生まれ。東京都出身。1998年、ドラマ『ひとりぼっちの君に』でデビュー。2004年『3年B組金八先生』で注目を浴び、2007年の主演映画『アヒルと鴨のコインロッカー』が話題に。その後は、映画『永遠の0』『偉大なる、しゅららぼん』『信長協奏曲』、ドラマ『HERO』 『釣りバカ日誌~新入社員 浜崎伝助~』など、多くの作品に出演。NHKでは大河ドラマ『軍師官兵衛』『トットてれび』など。2017年連続テレビ小説『わろてんか』では武井風太役を演じる。

すみれの花咲く頃(2007)

高井勇介役

すみれの花咲く頃

インタビュー

 若いなぁ(笑)。自分で言うのもなんですが、こうやって見返してみると見た目も含めて、瑞々しい感じがありますね(笑)。

 僕は多部未華子さん演じる宝塚を目指す君子の同級生・勇介役でした。一番覚えているのは、友人役を演じていた(柄本)時生と、当時流行っていた「マツケンサンバ」を踊ったことです(笑)。ドラマの中で、高校の出し物として踊るというシーンでした。時生と僕は年齢が近いですし、未華子ちゃんも同学年なので、現場ですごく仲良かったですね。僕らは役と同じ18歳前後。本当に等身大で演じていました。

福島の高校に通う君子(多部未華子)は宝塚の舞台に立つことを夢見る
勇介は君子のクラスメイトで演劇部の友達

 バスから降りてくる君子を見つけた勇介が彼女をバスに乗せようとするシーンは、2人の考えの違いが表れていたと思います。勇介は、君子が宝塚に行くことを応援していて、彼女が宝塚に入ることが夢だけど、君子は夢だけではやっていけない、自分の身の丈や現実を見ていたんですよね。そう思うと、女の子のほうが男の子よりも考え方が“お姉さん”なのかもしれません。勇介自身はというと、家を継ぐことが当たり前と思っていて、田舎に住むことを全然迷ってもいない子だったと思います。

宝塚音楽学校受験のため、町を出ることを決意した君子だったが…

 僕はずっと東京生まれ、東京育ちなので、会津弁を話すことには苦労しました。それに彼らのように、上京したほうがいいのかどうか迷ったり、夢と現実のはざまで思い悩む思春期を過ごしたことがなかったので、彼らが葛藤しながら前に進もうとする姿はすごく勉強になりました。

私が初めて創ったドラマ 俺んちの神様(2010)

有栖川正宗 役

私が初めて創ったドラマ 俺んちの神様

インタビュー

 この作品は、僕が主演という形で、台本の先頭に名前を挙げてもらっていたので、自分が引っ張るという責任感をもって臨んでいました。でも、“チーム貧乏神”のキャストの皆さんが濃くて面白い方ばかりなので、のまれないようにすることが大変でした。せっかくだから“チーム貧乏神”に乗らないともったいないし…、と、自分がどっちに転ぼうか考えながら演じていましたね(笑)。

ある日、部屋に帰ると“貧乏神”の一家がいた!

 僕が演じる有栖川正宗の部屋に貧乏神の一家と福の神がやってくるんですけど、部屋の冷房がないので、そこはリアルに暑かったです。福の神役の蛭子(能収)さんは衣装がスーツだったので、誰よりも暑かったと思います。しかも、ほぼ1シーンを長まわしで撮っているので大変でしたね。でも、とても優しいお話なので、神経をすり減らすこともなく、楽しくできました。キャスト同士の掛け合いもそのときのノリで僕がリアクションして、そこに“チーム貧乏神”が合わせてくださって。とくに貧乏神の妻役のふせえりさんが大きなお芝居をしてくださったので、それがすごく面白かったです(笑)。

福の神(蛭子能収)は正宗に幸せを約束するが…
福の神と貧乏神の妻(ふせえり)の対決!

 あと、貧乏神がバーッと集まって宴会するシーンがあったのですが、半裸に落書きをしたり、酔っぱらってやけっぱちをおこすみたいなシーンもあって、とにかく楽しくて印象的でした。

TAROの塔(2011)

青年時代の岡本太郎役

TAROの塔

インタビュー

 岡本太郎さんのことは知っていましたが、芸術が爆発する前を演じないといけなかったので、太郎さんに関する本や資料を読んだり、作品もたくさん見ました。もちろん短い準備期間で彼の真髄までは理解できないと思いますが、太郎さんについて勉強したことで、当時の僕は性格がすごく攻撃的になっていたんです。仲のいい友達が僕のことを「怖い」と言うくらい、何に対しても否定し、戦う気持ちになっていました。それは憑依というより、単純に太郎さんの考え方が好きで、無意識に影響されていたのだと思います。

 列車に乗った両親と別れるシーンのロケは、フランスで行いました。ピカソゆかりの地を訪ねたり、セーヌ川のほとりで撮影したことを覚えています。でも、なによりラッキーだったのが、ルーブル美術館の撮影ですね。1ブロックずつ貸し切って撮影を行うんですけど、大雪が降ったせいで、モナリザを取材するほかのクルーが来られなくなったんです。それで急きょモナリザも撮っていいことになって、モナリザを独り占め。それは今も自慢ですね(笑)。

父は漫画家・岡本一平(田辺誠一)、母は歌人で小説家の岡本かの子(寺島しのぶ)
太郎はパリで一人、自分の芸術を追い求める

 フランス語を話すシーンもあるのですが、鼻濁音や「R」を発音することが難しくて、かなり練習しました。日本語のセリフもアートについて語るので独特ですし、そもそも太郎さん自身が葛藤している時期なので、セリフにも一貫性がないんです。僕も演じながら迷いが生じていたんですけど、そんなとき、お母さん役の寺島しのぶさんの存在は大きかったですね。寺島さんに芝居の手ほどきをしてもらったことで、ママに甘えていた岡本太郎さんと、役者の大先輩の寺島さんに甘えていた僕が、自然とシンクロしたんです。それはすごく奇跡的でした。

大河ドラマ 軍師官兵衛(2014)

栗山善助 役

大河ドラマ 軍師官兵衛

インタビュー

 今も井上九郎右衛門役の(高橋)一生さんと会うと『軍師官兵衛』の話ばかりしています(笑)。僕にとって人生初の長編の時代劇でしたし、ガッツリその時代に浸るというのは初めてだったので、すてきな経験をさせていただきました。黒田官兵衛役の岡田(准一)さんのリーダーシップがすばらしくて、家臣のみんなで「殿」と呼び、ほぼ男子校のような雰囲気でしたね。

農民出身の善助は官兵衛を待ち伏せして仕官を願い出る
固い絆で結ばれた黒田家の家臣たち

 僕が演じた善助さんは実在した武将で、官兵衛からあの“お椀をひっくり返したような兜”を譲り受けた人です。善助さんが自分の姿を描かせた画が残っているんですけど、自分のうしろにその兜を描いてもらっているんですよね。僕はその画を展覧会で見たとき、官兵衛さんへの愛情や信頼が見てとれてジーンとした記憶があります。

 善助さんは官兵衛さんの右腕だったので、どうやって右腕感を出そうというのは悩みました。(速水)もこみちさん演じる強い母里太兵衛がいて、クレバーな九郎右衛門がいる。そうすると善助さんはなにができるのかと。でも最初に殿に仕えたときは殿も善助も10代なので、きっと二人の関係は幼なじみであり、上司と部下であり、戦友であり、親友であったと思ったんです。だから善助は殿の右腕として信頼されていたんだろうなと。そういうことをみんなで相談しながら模索して演じていました。

善助、太兵衛(速水もこみち)はのちに黒田家の精鋭家臣として語り継がれる

 関ヶ原のくだりになると僕ら“黒田八虎(はっこ)”と呼ばれるくらい強いんですよ。何万という軍勢を率いているので、殿と「俺たちも立派な甲冑(かっちゅう)や陣羽織を着て偉くなったな」と話をしていました(笑)。そのとき、肩を組んで2ショットを撮ってもらったのがいい思い出です。

連続テレビ小説 わろてんか(2017)

武井風太 役

連続テレビ小説 わろてんか

インタビュー

 “朝ドラ”初出演、大阪放送局での撮影も初めてなので、最初はおのぼりさん感覚で、ただ出演できることがうれしい状態でした。なんといっても題名が『わろてんか』ですからね。タイトルを聞いただけで楽しいし、その作品の力になれることが幸せです。

 ヒロインのてんちゃん(葵わかな)と藤吉(松坂桃李)の出番の量がすごくて、「これが朝ドラか」と思いました。てんちゃんはあきらかに最初のころよりも座長感が出てきて、すごいですよ。僕もそんなてんちゃんにいつも刺激されています。

ヒロイン・てん(葵わかな)

 僕の演じる風太は、てんちゃんのいとこ。小さい頃からてんちゃんを知っているので、幼なじみではあるけれど、どちらかというと、お兄ちゃんの気分でいるのかなと思います。そこに愛情が徐々に絡んでくるのですが、それが家族としての愛情なのか、兄としてなのか、幼なじみとしてなのか、また別のものなのかというのは、演じながら探っているところです。

 あと、風太と女中のおトキちゃんの関係がどうなるのかというのも気になりますね。おトキちゃんがツッコミで、風太がそれを受けるんですけど、けっこう強く言われても平気でいるんですよね。きっとそれは互いに信頼関係があるからできることなんでしょうね。普段の風太はギャーギャーうるさいのに、おトキちゃんになにか言われるだけでシュンとなるので(笑)、風太が唯一おとなしくなるポイントを見せていきたいです。

トキ(徳永えり)と風太はともにてんの幸せを願う
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