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船越 英一郎 船越 英一郎

船越 英一郎俳優フナコシ エイイチロウ

1960年生まれ、神奈川県出身。1982年、ドラマ『父の恋人』(TBS系)で俳優デビュー。以来、役者の道を着実に歩み続け、数多くの2時間ドラマの主演に欠かせぬ存在となる。また、教養番組やバラエティー番組においての司会、ナビゲーター役としても高い評価を集める。NHKでは、連続テレビ小説『ノンちゃんの夢』、『まれ』などのほか、2017年4月より情報番組『ごごナマ』のMCとしても活躍を見せる。また、2017年11月より、BS時代劇『赤ひげ』で主人公“赤ひげ”こと新出去定役で出演。

連続テレビ小説 ノンちゃんの夢(1988)

蓮見雄一郎役

連続テレビ小説 ノンちゃんの夢

インタビュー

 もう30年近くも前になるんですね。このドラマは僕にとってひとつのターニングポイントとなった作品で、俳優としての未来の扉を大きく開いてくれました。そしてその扉自体も、とても大きなものだったと思います。今こうして拝見すると、当時の自分の演技にダメ出ししたいほど照れくさいです(笑)。でも、おかげさまでドラマは大変好調で、瞬間最高視聴率が50%を超えたこともあったほど評判になったのを覚えています。

蓮見はヒロイン暢子(藤田朋子)の初恋の人

 放送中は、この作品が持つパワーというか、“連続テレビ小説”という毎朝全国の皆さんがご覧になる連続ドラマの力をひしひしと感じていました。ある地方ロケに行ったときのことです。僕が演じる蓮見がしなびた干し芋をかじるほど身をやつしている状況だったせいか、ロケを見守っていた地元の方々が寄ってきては、「これでも食べて」と、ティッシュなどにくるんだお菓子をそっと手渡してくれるんです(笑)。「心配していただかなくても、僕はひもじくないんですよ」と申し上げたかったのですが、ご覧になる皆さんが現実と虚構の境目がわからくなるほど“朝ドラ”の世界にどっぷりとハマってくださっていることに、深い感謝の念がわいてきました。それと同時に、僕がこれから一生を懸けて志す俳優という仕事は、人々にそこまでの感動や共感をもたらすことができる、すてきな仕事なのだと感じさせてもらえた作品でした。

実業家となった蓮見が暢子の前に現れる

みんなでニホンGO!(2010)

MC

みんなでニホンGO!

インタビュー

 僕が司会として携わらせていただいた、とても大好きな番組でした。僕自身、昔から読書が好きで日本語について関心があったのはもちろん、母国語である日本語についてここまで深く掘り下げ、バラエティー番組として成立させることにすばらしさを感じていました。しかも毎回の収録とは別に、打ち合わせの日というのを別に設けてもらって、丁寧に番組の進行に関わらせていただけたのもうれしかったですね。どんな風にスタジオのトークを展開していけば、より視聴者の皆さんに楽しんで興味を持っていただけるかと、毎回スタッフたちと真剣にディスカッションしながら作り上げたのもいい思い出です。

ともにMCを務めた松本あゆ美、山崎弘也(アンタッチャブル)と
敬語や慣用句の使い方など視聴者からもさまざまな疑問が…

 毎回豪華なゲストや、外国人のパネリストの方々も多彩にお迎えしていたので、とにかくお話を振らなければいけない方がたくさんいた番組でした。ある意味、司会としては地獄の千本ノックのようではありましたが(笑)、その緊張感もとても自分自身楽しみでもあったんです。僕に司会者としての、ひとつの大きなスキルを学ばせてくれた番組です。

連続テレビ小説 まれ(2015)

榊原良治役

連続テレビ小説 まれ

インタビュー

 僕は芸能界に限らず幅広く友人がいますが、この作品には偶然にも、大切な友人が2人も深く関わっていました。1人は、製菓指導を担当された世界的パティシエの辻口博啓さん、そして、もう1人は脚本の篠﨑絵里子さんです。ある日、辻口さんと食事をしていたときのこと。辻口さんから、『まれ』の脚本は篠﨑さんだと伺ったんです。篠﨑さんがここまで成功される前から応援してきた脚本家さんだったので、ついに“朝ドラ”を書くことになったなんて僕もうれしくて。心からおめでとうの気持ちを込めて「僕、その作品に出るからね!」と、即座に辻口さんの前で篠﨑さんに激励の電話をしたのを覚えています(笑)。

その後、NHKさんから正式に出演のオファーをいただいたのが、この榊原良治という役でした。しかも、僕が“朝ドラ”初出演させていただいた『ノンちゃんの夢』では結ばれなかった藤田朋子さんと、今度は絆を取り戻す夫婦役を演じるというサプライズ付きです。「なかなかやるな!」と、思わされました(笑)。

榊原は妻への誕生日ケーキを希(土屋太鳳)に依頼する

 藤田さんと、30数年ぶりに“朝ドラ”の現場の空気を吸っていると、いろいろなことを懐かしく思い出して。短い間の撮影でしたが、いろんな思いが交錯したドラマでした。僕にとって “朝ドラ”は、ふるさとのようなものなのかもしれません。もう一度、自分の原点に返ることのできた印象的な作品でした。

特製の“駄菓子ケーキ”に美里(藤田朋子)は…

ごごナマ(2017~)

MC

ごごナマ

インタビュー

 この番組の司会のお話をいただいたとき、とてもお受けするまで悩みました。正直、いつかはこうした情報番組のMCをやってみたいと、どこかで夢見ていた部分もありました。しかし、それは大きなハードルだとも覚悟していたわけです。とくに『ごごナマ』は、毎日すてきなゲストをお迎えしてのトークはもちろん、料理、医療などの暮らしに直結する話題など、扱う題材も大変幅広い。しかも月曜から木曜、毎週4日間の生放送。その責任を自分はまっとうできるのか、じっくりと自問自答しました。でも、こうした番組にMCとして僕を選んでいただいたのなら、そのご期待に応えたいと思ったんです。暴挙と思える挑戦こそ、その先にすてきな冒険が待っていると信じて、頑張ることに決めました。

阿部渉アナウンサー、美保純と
くつろいだ雰囲気の“オトナの井戸端会議”

 美保純さん、阿部渉アナウンサーとゲストをお迎えして過ごす毎日は、刺激的でとても楽しいです。良い意味での緊張感もありますから、日々いろんなことをインプットするだけでなくアウトプットもしながら学んでいる現場でもあります。MCでのこうした研鑽(さん)研磨は、職業人としての俳優・船越英一郎の仕事にもきっとフィードバックするものがある。そう願って、これからもこのチャンスを大切に、心を込めてMCをしていきたいと思います。

食や健康など暮らしに役立つさまざまな情報をお届け

BS時代劇 赤ひげ(2017)

新出去定役

BS時代劇 赤ひげ

インタビュー

 山本周五郎先生の傑作時代小説『赤ひげ診療譚』は、これまでも数々映像化されてきたすばらしい作品です。山本周五郎先生の没後50年という大きな節目に、自分が“赤ひげ”として主演させていただけたことは、とても光栄に思っています。正直、お話をいただいたときは小躍りしたいほどうれしかった半面、大きなプレッシャーも感じました。なぜって、すべてが偉大過ぎるほど偉大だからです(笑)。原作者、そして原作小説、これまでに演じられてきた三船敏郎さん、小林桂樹さん、萬屋錦之介さんといった先輩の俳優の皆さんも偉大。僕が平成の“赤ひげ”でいいのか、しばし逡巡(しゅんじゅん)しました。でも、やはりこの暴挙を楽しもうと。暴挙に挑むことこそ、俳優としての研鑽(さん)となり、大いなる冒険となるのだと思うことにしたのです。

小石川養生所の“赤ひげ先生”こと新出は庶民に頼られる医師

 ただ、“楽しむ”ための工夫や準備は惜しみませんでした。まずはメイクさんたちと相談を重ね、色や質感にこだわりながらヒゲを何度も試作しました。演じるうえでの安心材料でもありますが、まずビジュアル面をしっかりと説得力あるものに作り上げたかったんです。

 僕の演じる“赤ひげ”は医者としても人間としても、完全無欠のヒーローではありません。むしろ、当時の医学の限界を感じ、艱難(かんなん)辛苦にまみれつつも、貧しい人々をなんとか助けたいとあがいている。さらには青年医師・保本登(中村蒼)らとのぶつかり合いもあり、ある意味、江戸時代の青春群像劇みたいに楽しんでいただけたらと。僕も芸歴35年の節目に、これほどまでに心血を注げる運命的な作品に出会えたことを、今心からうれしく思っています。

青年医師・保本(中村蒼)は養生所で働くことに不満を感じていたが…
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