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勝地 涼 勝地 涼

勝地 涼俳優カツジ リョウ

1986年生まれ、東京都出身。2000年、ドラマ『千晶、もう一度笑って』でデビュー。『永遠の仔』『さよなら、小津先生』『さとうきび畑の唄』『ハケンの品格』『コドモ警察』、映画『亡国のイージス』『阿波DANCE』『北のカナリアたち』『クローズEXPLODE』『バンクーバーの朝日』などに出演。NHKでは、『さよならアルマ〜赤紙をもらった犬〜』『“くたばれ”坊ちゃん』、大河ドラマ『篤姫』、連続テレビ小説『あまちゃん』など。4つの家族を4話オムニバスで描く『我が家の問題』では、第3回の夫・岸本幸一を演じる。

ドラマ愛の詩シリーズ 六番目の小夜子(2000)

唐沢由起夫役

ドラマ愛の詩シリーズ 六番目の小夜子

インタビュー

 デビューして3作目がこの作品でした。学園ドラマということもあり共演者がみんな同年代。主演の鈴木杏さんは事務所が同じでしたし、山田孝之さんとは一緒に帰ったり、ご飯を食べに行ったりといった感じで自然と仲良くなりました。

 まだ連続ドラマの経験もあまりないころだったのですが、リハーサルをしっかりとやっていただいたことを覚えています。僕自身は気づいていなかったのですが、セリフを言うときに体が揺れていたみたいで、揺れながら話さないようにと注意していただいたり。とにかくお芝居の基礎をきちんと教わった現場でした。

由起夫と秋(山田孝之)は両親が離婚したため別々に暮らす兄弟

 あの時、同じ中学生役で出演していたみんなが、現在も役者として仕事をしているのが嬉しいです。鈴木杏さん、山田孝之さんは言うまでもなく、山崎育三郎さんもミュージカルだけでなく映像作品に出演する機会も増えてますよね。小夜子役の栗山千明さんとは、その後共演もありましたが、いま会うと少し照れくさい感じもあります。溝口役で出演していた鳥居紀彦さんは、今はマネージャーの仕事をしていて、偶然、現場で再会して驚いたことがあります。

謎めいた転校生・沙世子(栗山千明)と玲(鈴木杏)は親しくなるが…

 僕にとって俳優の基礎を作っていただいた思い出深い作品ですが、同世代の方たちにも印象に残るドラマだったようで、いまだに『六番目の小夜子』見ていましたと言っていただくことが多いです。

NHKスペシャルドラマ
さよなら、アルマ〜赤紙をもらった犬~(2010)

朝比奈太一役

NHKスペシャルドラマ さよなら、アルマ〜赤紙をもらった犬~

インタビュー

 戦争中、“軍犬”という役割を担って戦地に送り込まれた犬がいたということは、このドラマに出演させていただくまで知りませんでした。学校の勉強では教えてもらえないことの一つですが、こうした事実は伝えていくべきだと思ったし、僕にとっては初めての主演ということもあって、とてもいい経験をさせていただきました。

“軍犬”として戦地を駆けた犬・アルマの物語

 撮影中は主役のお芝居って何だろう、何が必要なんだろうとすごく考えさせられました。ふだんは主役の人を支えたいという思いでいるのですが、この作品では一番カメラに抜かれることが多くなる。カットがかかった後に、表現し過ぎたなと思うこともあり反省点が多々ありました。

 中でも印象に残っているのはラストシーンです。軍犬の訓練士として満州に渡った太一が帰国、アルマを連れて帰るという約束を守れなかったと史子(仲里依紗)に告げるところでした。どうしても感情があふれて泣き過ぎてしまうのですが、そこで監督から「勝地さん、泣くの早いです。堪えてください」と声がかかる。気持ちを入れなくてはと思って臨んだ結果、気持ちが入りすぎてしまって。泣きたいのに泣けないという涙の表現は辛かったです。でも、その都度、「もう一回やりましょう」と言ってくださった。いい監督との出会いになりました。

太一はアルマを連れて帰れなかったことを史子(仲里依紗)にわびる

 アルマはシェパード犬なのでとても大きくて、最初は怖かったです。立ち上がると元の飼い主である健太役の加藤清史郎くんより大きいんですから。だけど、きっちりと訓練されていて賢いし、人の声を聞いている。敏感にこちらの雰囲気を感じとってくれるので、そこは大事にしたいと思い、できる限り一緒にいるようにしました。また清志郎くんとは、それほどシーン数が多かったわけではないのですが、地方ロケでは一緒に温泉に入ったりしてコミュニケーションがとれて良かったです。

大河ドラマ 八重の桜(2013)

山川健次郎役

大河ドラマ 八重の桜

インタビュー

 日本の歴史の中で、幕府を守り最後まで新政府軍と戦った会津藩は逆賊であり裏切り者かも知れません。だけど、そうした敗者の側の物語をきちんと描いた作品が『八重の桜』で、そこで重要な役をいただいたので責任を感じながら演じさせていただきました。

幕府軍との戦い 健次郎は八重(綾瀬はるか)とともに銃を持ち鶴ヶ城を守る

 僕が演じた山川健次郎さんは、白虎隊士として戦った人物ですが、その後、アメリカ留学を経て帝大(現東大)の総長などを務められた方です。会津若松で「山川健次郎顕彰会」の方々にお会いした時、多くの方から「山川先生をやられるんですか」と話しかけられ、実在された方を演じることの重さを実感して身が引き締まる思いでした。

 撮影中は、僕自身が幕末、維新、明治時代を生きた健次郎さんのいろいろな思いを背負ったかのような感覚にとらわれることもありました。最後に病の床に就いている旧藩主の松平容保公(綾野剛)と対面したシーンも印象深かったです。かつて会津藩が降伏し、鶴ヶ城を新政府軍に明け渡す時、藩士たちに頭を下げた容保公の姿が頭に残っていて、役としても、個人的にもずっと同じ時代を生きていたような不思議な感覚があって、そういう思いを大切に演じたいと感じました。会津藩の汚名をそそぎ名誉を回復するという使命を託された健次郎さんを演じ終えた時には、肩の荷が下りたようなホッとした気持ちになったことを覚えています。

土曜ドラマスペシャル
1942年のプレイボール(2017)

野口明役

土曜ドラマスペシャル 1942年のプレイボール

インタビュー

 戦前から戦後のプロ野球で元祖“二刀流”で活躍した野口二郎という名選手の物語で、4人兄弟全員が野球選手だった野口家で僕は長男の明を演じました。僕は初めて知ったのですが野口二郎さんは野球界では有名な選手だったんですね。そんな二郎さんと素敵な家族を描いた作品でした。

職業野球選手として家族を養う明は弟たちの憧れ

 二郎を演じたのは太賀くん。僕は太賀くんが主演だと聞いて、ぜひこの作品に参加したいと思ったんです。もともと彼に対しては、役者さんとしてとても興味があったんです。『あまちゃん』でもAD役で出演していたり、いろいろ縁もあったので、彼が主演するなら僕が支えたい。おこがましいですけど、そんな思いでした。

戦地で肩を痛めた明に二郎(太賀)は野球をやめないで欲しいと願う

 役回りとしても、僕が長男なので弟たちをまとめる立場だったことも今までにない経験でした。撮影前には、兄弟4人で野球合宿もしました。太賀くんは野球経験がなかったのですが、すごいのびしろで、こんなにうまくなるのかと驚きました。台本もかなり読み込んでいました。その分、主演として気負いすぎてしまうところもあったのですが、そんな時は兄弟全員で現場の空気を和らげたり、熱く話し合ったりしました。三男・昇役の斎藤嘉樹くん、四男・渉役の福山康平くんともいい時間を過ごすことができて、自然に僕が長男となって彼らと向き合うなど、兄弟の関係性もつかむことができました。両親も一緒の家族のシーンも自然と温かい雰囲気になれたように思います。

 僕は、戦争を時代背景にした作品に出演させていただく機会が多いのですが、そのたびに当時の人々のさまざまな思いや人生にふれることができる。改めてドラマを通して戦争のことを考えるきっかけをいただいているんだなと感じるし、それをわかりやすく伝えていくことの大切さを感じています。

プレミアムドラマ 我が家の問題(2018)

岸本幸一役

プレミアムドラマ 我が家の問題

インタビュー

 4つの家族を、それぞれの妻の目線で描くというオムニバスドラマで、僕は第3回「初めての里帰りに悩む妻」の夫・岸本幸一役で出演しました。妻役の水川あさみさんは1人4役で、各回ごとに違う夫婦を演じるので大変だろうなと思いました。水川さんとは2014年に『さよなら、小津先生』というドラマで共演して以来ですが、また一緒に仕事をしたいと思っていたので、自然に役に入っていけた気がします。

 この夫婦の設定は面白かったです。程よい距離感で、お互いに仕事をもっているので、家事はできる時にできる方がやるといったフラットな関係。それが、お互いの実家に里帰りをしたことで、夫婦それぞれの親の思いなどいろいろなことを知っていくんです。

共働きで忙しい夫婦 幸一と沙代(水川あさみ)がそれぞれの実家に里帰りすることになり…

 興味深かったのは、水川さん演じる沙代の実家での食事シーン。実家は水戸の老舗納豆屋さんなので、食卓に納豆があるのは当たり前なんですけど、僕は納豆嫌いという設定で。水川さんがすごいスピードで納豆をかき混ぜる姿も面白かったし、ある家族にとってふつうのことが、他から来た人間には違和感をおぼえることがあるということ。ドラマでは幸一が納豆にチャレンジするシーンがありますが、僕自身は納豆大好きなんですよ(笑)。ほかにも、すき焼きの割り下の味の違いや、ザラメを使うのかといった会話。本当に何気ないことだけれど、どこの家族でもありそうな光景がある意味新鮮でした。

沙代の実家は納豆製造業を営む
納豆が大嫌いな幸一は…

 撮影は、ほぼ順撮りだったので、少しずつ自分の奥さんのことを知っていくという過程を自然に演じられました。少し曇った空のもとで迎えたラストシーンでしたが、最後は太陽がさしてきて、気持ちのいい撮影ができました。

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