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渡辺大 渡辺大

渡辺大俳優わたなべ だい

1984年生まれ、東京都出身。2002年に『壬生義士伝〜新選組で一番強かった男』でデビュー。以降、テレビドラマ、映画を中心に活躍。主な出演作品に映画『男たちの大和』『ラストゲーム 最後の早慶戦』『ロストクライム−閃光−』『クロスロード』、ドラマ『臨場』などがある。NHKでは大河ドラマ『武蔵 MUSASHI』、『足尾から来た女』『一路』『独眼竜花嫁道中』ほかに出演。『鳴門秘帖』では主人公を付け狙う刺客・天堂一角役を熱演している。

大河ドラマ 武蔵 MUSASHI(2003)

豊臣秀頼役

大河ドラマ 武蔵 MUSASHI

インタビュー

 デビューの翌年で初めての大河ドラマ。僕が大学1年生のころでした。懐かしいですね。今見ると、まだ十代でいっぱいいっぱいだったことを思い出します。演じたのは豊臣秀頼役。淀殿を若尾文子さんが、大野治長を近藤正臣さんが演じていらして、超ベテランのお二人に支えていただきました。でも、まだまだ演技が固いですね…。ちょうど別の現場も重なっていて、すごく日焼けをしていたので若尾さんが「ずいぶん焼けたわね」とおっしゃられたのを覚えています(苦笑)。

淀殿(若尾文子)
大野治長(近藤正臣)

 初めての大河ドラマだったので、民放にはないリハーサルに緊張したり、言葉づかいやイントネーションなどもよく直されました。所作の先生にも「もっと堂々と座りなさい」などと厳しく教えていただき、いい経験になったなと思っています。

 ドラマは剣豪・武蔵を描いたものだったので、豊臣家のパートはサイドストーリーのような感じでした。当初あるかもしれないと言われていた秀頼と武蔵がやりとりするシーンも台本が変更されて実現しなかったのですが、僕としてはデビューしたばかりの時期に大河ドラマで学ばせていただいたものは大きかったと思っています。

土曜ドラマ 足尾から来た女(2014)

石川啄木役

土曜ドラマ 足尾から来た女

インタビュー

 ヒロインのサチを演じた尾野真千子さんとは、二十歳くらいの頃に共演しており、当時、男女5、6人のグループで仲良くしてもらっていました。『足尾から来た女』での共演はそれ以来。この作品で僕が演じた啄木とサチは恋人のような形になるので、以前とは違う関係性の役に不思議で面白いなと思いました。

啄木とサチ(尾野真千子)の運命的な出会い

 石川啄木と言うと、教科書に載っている歌人としてのイメージがありました。ところが、役づくりのために読んだ「啄木・ローマ字日記」でガラリとイメージが変わったんです。意外とダメな人だったんだって…。奥さんや知り合いに内容がバレないようローマ字でつづった日記だったのですが、そこには返すあてもないのにお金を借り、女を買うという生活を送る啄木の姿がありました。これまで演じてきた役柄にそういったタイプの人物がいなかったので、演じがいがあるなと思いましたね。

 サチとの出会いからして、氷あずきを落として自殺しようとしているところを止められるというもので(苦笑)。結核で亡くなったようなのですが、最後は薬を買うお金も何かに使ってしまってなかったようなんですよね。その一方で函館には銅像や記念館があるほど歌の才能には恵まれていた。まともに生きようとはしているのだけど、時代と才能がマッチングしなかった悲劇が、演じていても面白く、こうした一面をご覧いただけたことはうれしかったですね。

宮城発地域ドラマ 独眼竜花嫁道中(2015)

伊藤藤次郎役

宮城発地域ドラマ 独眼竜花嫁道中

インタビュー

 父(渡辺謙)が大河ドラマ『独眼竜政宗』を演じていたご縁で出演させていただきました。実は父が当時身につけていた政宗の甲冑(かっちゅう)が残っていて、それを僕も身につけて撮影したのですが、サイズもぴったりで驚きましたね。甲冑を身につけて馬に乗ると、気持ちが入りました。

甲冑は1987年の大河ドラマ『独眼竜政宗』で父・渡辺謙が着用したもの

 伊達政宗の不屈の精神に憧れる男たちが、町おこしのため、政宗の妻・愛姫(めごひめ)の花嫁道中を再現するというお話だったのですが、増長する男たちにあきれて女性が去ってしまったために、僕が演じる藤次郎が愛姫に扮して花嫁行列に参加することになります。女装はほとんど経験したことがなかったので、当初は大丈夫かなと思っていたのですが、共演の麿赤児さんやサンドウィッチマンさんたちが、かなり濃いお芝居をされていたので、大丈夫かなと(笑)。身長が高いので立つとすぐにバレてしまうので、あまり立たないように気をつけましたが…。

“男だけの花嫁行列”で町おこしなるか?!
政宗の正室・愛姫役の藤次郎

 ドラマはNHK仙台放送局が制作したものでした。初めて訪れた宮城県は東日本大震災の傷が癒えておらず、手つかずの土地も多く残されていました。コメディタッチのストーリーだったので、そんな大変な状況のなかで少しでも宮城、仙台の魅力と元気をお届けできるドラマになればと思いながら撮影に挑んだことを覚えています。

 撮影は仙台ロケで行われ、多くの地元の方々のご協力を得ました。この時初めて訪れた仙台でしたが、以来、ご縁ができ、毎年伺うようになったんですよ。

幼なじみの美貴(栗山千明)へのプロポーズは…

土曜時代劇 一路(2015)

蒔坂左京大夫役

土曜時代劇 一路

インタビュー

 『独眼竜花嫁道中』の撮影が終わり、3日後に『一路』の撮影が始まりました。仙台から一度、東京に戻ってすぐに京都に行ったことを覚えています。

 主演の永山絢斗くんはこれが時代劇初出演とのことでした。彼を筆頭に若いメンバーがそろっていたので、みんなでいろいろ考えながら作り上げていったのが新鮮で楽しかったですね。作りながら面白いものができていっているという手応えがあり、時代劇としては見やすく、比較的ポップな作品になったのではと思っています。

 僕が演じた蒔坂は3話までうつけのふりをしていました。4話から少しずつ本来の姿を見せていったのですが、そこが演じていても面白かったですね。あまりにうつけが過ぎて、周囲から「ずっとうつけなの?」と聞かれることもあったんですよ。蒔坂の変化はドラマのなかでも見どころのひとつだったのではないでしょうか。そんな役をやらせていただき、本当に有り難かったなと思って居ます。

 ロードムービー仕立てだったので、5月半ばから7月の半ばまで多くのシーンをロケで撮影しました。僕は殿様役ということで分厚い衣装を着ており、本当に暑かった!熱中症で倒れるんじゃないかと思ったくらいです。汗だくでライトも強めのなか、立ち回りもありました。そんな状況をみんなで何とか乗り切り、最後は終わってしまうのを皆が残念がる雰囲気がありました。このメンバーならどこへでも行きたいと思わせてくれるステキな現場でしたね。

“うつけ”のふりをしていたことを打ち明ける蒔坂
一路(永山絢斗)が音頭を取り、気持ちを一つに“エイエイオー!”

BS時代劇 鳴門秘帖(2018)

天堂一角役

BS時代劇 鳴門秘帖

インタビュー

 『一路』と同じく、『鳴門秘帖』もロードムービーみたいな感じですよね。道中にいろいろな困難が待ち構えているのですが、僕が演じる天堂一角も主人公の法月弦之丞にとってはそんな困難の一つ。袴田吉彦さん演じる関谷孫兵衛、武田真治さん演じる旅川周馬とともに弦之丞を付け狙います。お互いに「信用ならない」と思いつつも、個性バラバラな3人が組むことになるのですが、それぞれに違ったベクトルで面白かったですね。

虚無僧姿の剣士・法月弦之丞(山本耕史)

 実はこの3人の悪巧み、駆け引きを見ていると、どこか憎めない悪役だなと思わされるんですよ。名誉、女、金などそれぞれに弱みがあって、そこまで悪に染まっているわけではないので。使命を帯びていたり、信じる目的があったりともして、色んな理由があるのだなと思って見ていただけるといいですね。

辻斬りの関谷孫兵衛(袴田吉彦)と一角が手を組み弦之丞の命を狙う!

 山本さんとは何度かご一緒させていただいており、立ち回りのスゴさを知っていたので、今回もいろいろとアドバイスをいただきました。山本さんは全編通すと30回くらい立ち回りをやっていたのではないかと思うほどで、しかも尺八と小刀の二刀流という変化球。そんななか、こういう動きの方が天堂らしさが出るなど、相談ができたのは有り難かったです。

斬りかかる一角、尺八を武器に応戦する弦之丞

 今回はそんなアドバイスをいただきながら、役作りをしました。汚くあぐらをかいてみたり、立ち上がる時にドンと刀を突いたり。立ち回りではあえて力で押し切るようにして、しゃべり方も粗雑な雰囲気です。そういう細かな部分から天堂らしさを感じていただければ嬉しいですね。

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