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又吉直樹 又吉直樹

又吉直樹タレント・小説家またよしなおき

1980年生まれ、大阪府出身。お笑いコンビ「ピース」のボケ担当として活躍。小説家としての顔も持ち、文壇デビュー作の『火花』は芥川賞を受賞する。著書に『東京百景』『劇場』、共著に『カキフライが無いなら来なかった』『新・四字熟語』など。NHKでは、『オイコノミア』『又吉直樹のヘウレーカ!』『おやすみ日本 眠いいね!』などに出演。大河ドラマ『西郷どん』では、江戸幕府13代将軍徳川家定役で出演。

オイコノミア(2012~2018)

オイコノミア

インタビュー

 僕は何でも理屈っぽく考えてしまうタイプなんですが、それってなかなか他人には伝わらないんですよね。例えばタクシーでお願いした場所と全く違う場所についてしまった場合、お代は結構ですと言われても、失われた時間は取り戻せないですよね。何をしてもらっても帳消しにならない。もし帳消しにしてもらおうと思ったら、これはもう時間を戻してもらうしかないんです。けど、そんな事をいくら説明しても誰も納得してはくれないですよね。要求ではなく単純な疑問なんですが、はたから見ればめちゃくちゃな事を言う人になってしまう。自分でもどこか納得できない。

経済学とは“どう生きれば皆で一緒に幸せになれるのか”を考える学問

 ですが、ここで経済学の言葉、サンクコスト(埋没費用)を使うと、自分の言いたい事をスッキリ説明できるんです。この番組で学ぶ中で、そういう事がたくさんありました。発見というよりは整理ですね。感覚で捉えた事を経済学で上手く言語化する事で、世界を立体的に見る事ができるんです。テーマも日常や生活に近いものを選んでくださっていたので、経済学をより身近に感じる事ができました。

おやすみ日本 眠いいね!(2012~)

MC

おやすみ日本 眠いいね!

インタビュー

 独特な番組ですよね。お笑いライブなんかは、ずっと考えてきた面白い事を必死で発表する場所。対して『眠いいね!』は僕が自発的に何かを投げかけるわけではなく、相談事に対して特に答えを出さず、解決もしないというのが基本スタイル。まったくジャンルが違いますよね。打ち合わせの時、プロデューサーさんから「又吉さん、頑張らないでください」と言われてどうしようかと思いました。寝る前に見てちょうど良い番組という事なのでしょうね。

宮藤官九郎と又吉直樹が、日本中の“眠れない声”に耳を傾ける

 もちろん相談事には真剣に、ヒントになるようなアドバイスをあげたいなとは思うのですが、例えば「自分はももクロのメンバーだった」とお子さんにウソをついたお母さんが、「いつ本当のことを言おうかと悩んでいる」という相談に、答えの出しようなんてないですよね。そのお母さんがウソをついた背景、そういった事を言って自分も楽しんで子育てをしていたんだろうなというのが共感できただけに、ちょっとモヤモヤしましたけど。あとは恋愛相談ですね。僕が今まで結婚もしていないので答えようがないです。まぁ、僕と宮藤さんが聞き手の番組に本気の恋愛相談は来ないとは思いますが(笑)。

NHKスペシャル
又吉直樹 第二作への苦闘(2017)

NHKスペシャル 又吉直樹 第二作への苦闘

インタビュー

 苦闘という言われ方をしていますが、しんどいのは当たり前だと思っているので殊更にそう感じる事はないです。生きていく事はしんどい、それが通常営業。芸能人になる前から、子供の頃からそう思って生きていたので。サッカーをやっていた時もそうだったのですが、辛い事から逃げずに頑張って取り組んだ結果、思うように体が動ける瞬間というのがあって。そういう楽しい思い出があるから、ちょっとしんどくても取り組む癖がついているんです。

 さまざまな雑務で仕事の環境を整えられなかったりすると大変ですけど、それだって決して無駄にはならないですしね。よく「いややったら、やめたらええやん」って人がいますが、嫌なことから逃げたりやめたりしていたら、今の僕はないです。それと、お笑い芸人が小説を書くという事についてよく驚かれるのですが、お話を考えるという観点で見ればあまり差はないと思うんですよ。お笑いとひと口に言っても漫才・漫談・コント・一発ギャグとその内容は様々です。その中に小説があってもよいのではないでしょうか。

芸人としての多忙な日々の中、睡眠時間を削って小説を書く

大河ドラマ 西郷どん(2018)

徳川家定役

大河ドラマ 西郷どん

インタビュー

 仕事を受けた時はワクワクしていたのですが、現場に行くと俳優さんたちのプロの仕事に対する情熱がすごすぎて、自分が来るところじゃないなと思ってしまいました。コントとドラマは近いとは思うのですが、僕自身、他人が書いた脚本と自分が書いた脚本で演じ分けがまだ掴めてない部分もあり、今後お芝居に積極的に関わっていくかというと……。自分が書いた脚本なら、もう分かっているのでスッと入って来るんですけどね。

篤姫(北川景子)の輿(こし)入れ
輿の中をのぞきこんだ家定に篤姫はびっくり

 ただ、今回の西郷どんの家定は僕のアイデアではなく中園ミホ先生の脚本そのままだったのですが、とてもイメージしやすかったです。家定は変わった言動が多かったと語られていますが、『西郷どん』では生き物が死ぬ事を非常に恐れるような、心優しい人物として描かれていて、そこだけは守ろうと意識しました。なので、脚本からは奇抜な言動もメッセージとして伝わってきたのですが、あえてその部分はやりませんでした。

純真で心優しい家定は、春に柿の絵を描く
“秋になったら御台と甘い柿を食べよう”

又吉直樹のヘウレーカ!(2018~)

MC

又吉直樹のヘウレーカ!

インタビュー

 『オイコノミア』は世の中の事象を理解し、整理するというものでしたが、この『ヘウレーカ』で学ぶ事はそういった概念ではなく、現実に地球に存在している事。日常で使えるような、生活が便利になるような知識ではありません。ですけど、だからこそ刺激があり、衝撃があります。生き物の生態でも、人間と全くシステムが違ってて。身近なアリなどはまだ想像がつきますけど、他の馴染みがない生き物は本当に思いもよらなかったりします。

“月はなぜヒトの心を捉えるのか?”

 思い出に残ったテーマは、「月はなぜヒトの心を捉えるのか?」。人はなぜ月に惹きつけられるのか、月が好きでしかたがない先生と答えの出ない事を語り合いました。また、「“お前はもう死んでいる”ってホント?」も、人間の細胞は日々死んでいるというお話で印象的でした。

国立天文台の小久保英一郎教授に月の起源をたずねる

 どういった事をテーマにするのかについては、僕も含めてディスカッションを行うのですが、スタッフのみなさんは『オイコノミア』の頃からの付き合いなので、僕の好きそうなテーマを分かってくれている。だから、ディスカッションのために用意されたテーマがすでに面白そうなんです。

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