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溝端淳平 溝端淳平

溝端淳平俳優みぞばたじゅんぺい

1989年生まれ。和歌山県出身。2006年、「第19回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」でグランプリを受賞し、2007年ドラマ『生徒諸君!』で俳優デビュー。2008年にはドラマ『ハチワンダイバー』、映画『DIVE!!』で主演を務め、2010年、映画『赤い糸』で第33回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。その後、数々の作品に出演し、NHKには『つるかめ助産院~南の島から~』で初出演。2016年から始まった『立花登青春手控え』シリーズでは時代劇初主演を務めている。

プレミアムドラマ
昨夜のカレー、明日のパン(2014)

岩井正春/岩井冬彦役

プレミアムドラマ 昨夜のカレー、明日のパン

インタビュー

 木皿泉さん原作・脚本のこの作品は今もファンの方が多く、「大好きなドラマです」と言われます。笑えるけれどホロリと泣ける、とても心温まる作品でしたね。僕が演じる岩井という役は、未亡人のテツコの新しい恋人なのですが、原作にはあまり登場しませんでした。でも、木皿さんが僕のアテガキ(演じる俳優を想定して脚本を書くこと)をしてくださって、ドラマ後半の出番がものすごく増えたことを覚えています。

 物語の途中で岩井の双子の兄が出てくるんですけど、原作になかった設定なので、とてもびっくりしました(笑)。誰が兄を演じるのかなと思っていたらまさかの自分で。急な一人二役でしたが、楽しく演じさせていただきました。

夫と死別したテツコ(仲里依紗)は義父・連太郎(鹿賀丈史)と同居を続けている
結婚したい岩井だが、なかなか同意は得られず…

 テツコと同居する“ギフ”と呼ばれる義父を鹿賀丈史さんが演じていて、とてもチャーミングなキャラクターでした。ギフが女性に騙されて水や家具を買わされてしまい、なぜか岩井の家に届くシーンでは、家具の間に僕と鹿賀さん2人で小さくなって座って、なんだかおもしろかったです(笑)。ギフだけでなく、岩井も小学生の女の子に騙されそうになったりと、とにかく登場する人たちみんなが純粋で不器用。でも、本人たちは懸命に明るく生きているので、それが見ていてすごく胸に刺さるのでしょうね。

だまされて家具を購入したギフは配達先を岩井の住所にしていた

 テツコ役の仲里依紗さんとは共演が多く、NHKでも『つるかめ助産院~南の島から~』(2012年)で夫婦役を演じさせていただきました。『昨夜のカレー、明日のパン』で共演したときは、彼女は実生活で母親になっていたので、お母さんの顔になっていることがとても不思議でしたね。同い年なのですごく差を感じたというか、人生の先輩のような気がしました(笑)。お互い17歳のときから知っていますが、共演シーンでは彼女がなにをするのかわからないし、どういう表情をするのかもわかりません。本当にその場の感情と感性でお芝居されるので、とても刺激をもらっています。

ギフの妻・夕子(美保純)の幽霊がなぜか岩井にだけ見える
“俺もあんな風になりたいなあと思って…”

スペシャルドラマ 妻たちの新幹線(2014)

島 隆役

スペシャルドラマ 妻たちの新幹線

インタビュー

 25歳くらいのときの作品ですね。僕が演じる島 隆は、新幹線の台車を作る技術者だったので、撮影前に新幹線の構造などについて勉強をしました。新幹線にとって大事な台車の部分を、自分が演じる人物が作ったかと思うと、新幹線に乗ったときにちょっとした優越感というか(笑)、ワクワクする気持ちがありましたね。

 この作品はとても温かい親子の物語なんです。隆の父親はまさに“昭和のお父さん”なのですが、中村雅俊さんが演じられたことで、さらに優しさに溢れた父の姿を感じました。でも隆はというと、新幹線開発の先頭に立つ父を尊敬するものの、父の存在が偉大すぎて、同じ道に進むことに葛藤するんです。やはり、どんな世界でも二代目、三代目というのは大変なんでしょうね。

父にあこがれて国鉄に入社した隆の最初の仕事はSLの整備
技師長として新幹線開発を進める父・秀雄(中村雅俊)の背中は遠く…
自信を失いがちな隆を支え、励ますのが母・豊子(南果歩)だった

 南果歩さん演じるお母さんが入院している病室で、お母さんが倒れる前に作ってくれたおかずをみんなで食べるシーンはよく覚えています。僕の弟役の江成正元さんと、妹役の真野恵里菜さん、それに僕と雅俊さんで、お母さんのことを思いながら食べるのですが、泣きの芝居を一人ひとり撮影するため、みんなが芝居に集中しようとしていたんです。でも急に雅俊さんが、「僕はね、暗算が得意なんだよ」と、ゆっくりした口調で言ってきて(笑)。「たとえば…」と言って、本当に暗算をし始めたときはとても驚きました。きっと僕らの緊張を和らげるために、「今はリラックスしていいよ」という意味で言ってくれたのだと思います。やはり雅俊さんはスターですよね。周りをつねに幸せにするし明るくしてくださるんです。また、果歩さんは、僕の誕生日プレゼントにすてきなお茶碗をくださいました。実際にこんなきれいなお母さんがいたらどうしようと思うんですけど、本当のお母さんのようにとても優しく接してくださいました。

隆は父とともに新幹線の台車の設計に携わる
夫を支え、子どもたちのために尽くした豊子は倒れる直前まで料理をしていた

ドラマ10 わたしをみつけて(2015)

後藤雅之役

ドラマ10 わたしをみつけて

インタビュー

 『妻たちの新幹線』のとき同様、父親にコンプレックスを抱く息子役でした。僕の演じる雅之は病院長の息子でありながら、医者になれず、事務長として働いている身だったので、この動画のシーンで父親に、「3代続けば末代まで続く」と言われたことはすごくつらかったと思います。父親役の本田博太郎さんとは別の作品でご一緒させていただきましたが、本作が久しぶりの共演でした。本田さんとの最初の撮影シーンがこの動画のシーンだったのでよく覚えていますね。個性が強い大先輩とのシーンなのですごく緊張していました。

 雅之は、医者としての才能がないと自分でわかっているけれど、父親や病院のためになにかできないか、力になれないかと思っている役柄でした。でもいつも父親に自分の根っこにある医者になれなかったというコンプレックスを掘り出されて、悩み続けてしまう弱さがありました。ただ、最終的には、年老いた父に対して医者を辞めるよう、自分の意見を言えるようになるので、本作は彼の成長物語でもあったと思います。

医師の道を諦めた雅之は父の病院で事務長として働く
誤診を認めない父・啓一郎(本田博太郎)に雅之は“もう医者を辞めるべきだ”と告げる

 主演の瀧本美織さんが演じる弥生は、親に捨てられた過去があり、誰とも深く関わらないようにしている女性でした。少し陰のある役でしたが、瀧本さん自身はつねに現場で明るく、ニコニコしていて、みんなから愛されていましたね。僕の名前をスタッフの方が勘違いしてずっと「みそはたさん」と呼んでいたのですが、それを聞いた瀧本さんがみんなに自然に聞こえるように「みぞばたさん」と話しかけてくれたこともありました(笑)。医療ミスや病院の内情、弥生の心の問題など、物語はとても重いテーマでしたが、現場は本当に明るかったですね。

優秀な看護師の弥生(瀧本美織)も生い立ちから心に傷を負っていた

BS1スペシャル 幸せなら手をたたこう
~名曲誕生の知られざる物語~(2016)

木村利人役

BS1スペシャル 幸せなら手をたたこう~名曲誕生の知られざる物語~

インタビュー

 世界中で歌われる「幸せなら手をたたこう」を作った木村利人さんを演じさせていただきました。でも、僕はあまり歌が得意ではないので、すごく恥ずかしかったことを覚えています(笑)。

 フィリピンロケが多かったのですが、ただただ過酷でした。スタッフも必要最低限の人数でしたし、フィリピンの方のオーディションを僕らが泊まっているホテルで行ったものの、撮影の時間になってもフィリピンの方たちが来ないこともありました。バスケットコートを作るシーンではなんとか現地の方に集まってもらって、草が生い茂っているところを撮ってから、本当にみんなで草むしりをしてバスケットコートを作ったりもしましたね。半分ドキュメンタリーを撮っている気分でした(笑)。

バスケットボールのコートを作るため、木村は1人、草地と格闘する
やがて子どもたちが歌いながら手伝い始め…
子どもたちの歌に木村は帰国後“幸せなら手をたたこう”という詞をつけた

 利人さんは英語が堪能なので、僕もかなり長く英語で話すシーンがあったんです。動画を見てセリフを覚えたのですが、いざ覚えようとすると意味が理解できない部分があって困りました。たまたまランディー役の関口アナムさんが英語を話せたので、彼に甘えさせていただき、教えてもらっていました。

ランディー(関口アナム)の家族は日本兵に殺害されていた…

 物語の最後に、フィリピンの小学校の生徒たちが「幸せなら手をたたこう」を、おじいさんになった利人さんの前で歌ってくれるシーンがありました。そのシーンは、フィリピンの実際の子どもたちが一生懸命歌ってくれたのでとても感動しましたね。ドキュメンタリーのような撮影だったことは大変でしたが、そうやって現地の子どもたちと交流し、現地の人たちとふれ合うことができたのはとてもよかったと思います。利人さんが当時大変な思いをしていたことも含めて、噓がない作品になったので、それを映像で感じていただけたらいいですね。

BS時代劇 立花登青春手控え(2016~)

立花登役

BS時代劇 立花登青春手控え

インタビュー

 『立花登青春手控え』パート1が始まったとき、僕は26歳でしたが、パート3の撮影では29歳になっていました。本作のように、作品全体を背負うことはなかなかないですし、京都の撮影所に毎年行くことがライフワークのようになっていたので、この3年間とても楽しんで演じることができました。

 パート1の撮影当時、本格的な映像での時代劇出演が初めてだったので、着物を着ることから所作まで、すべてが大変でした。さらに、僕が演じる立花登は牢医者であるものの、柔術の達人でもあるので、柔術の稽古も欠かせませんでした。起倒流(きとうりゅう)という登が使う柔術を、現在継承されている方の道場に行き、勉強させていただいたりもしましたね。

 パート3の柔術はこれまででいちばん迫力があるかもしれません。第3話で、監督と殺陣師の方が立ち回りをつけてくれたのですが、僕が思っていた登の感情とは違う立ち回りだったので、全部考え直していただいたことがありました。いつも冷静に戦っている登ですが、そのシーンでは登の感情をぶわっと出して柔術関係なく、相手を倒したいと思ったんです。登は真面目さゆえに自分が正義だと思うことに突っ走るタイプ。そんな彼の内面を表現できていたらうれしいですね。

登は囚人の病気やケガを診る牢医者
柔術の道場では師範に代わり、稽古をつける腕前
叔父・小牧玄庵(古谷一行)と叔母の松江(宮崎美子)

 ちえを演じる平 祐奈さんはパート1のころは17歳で、まだ子どものような印象でしたが、毎年会うたびにどんどん大人になって、僕も含め現場のみんなが祐奈さんのファンなので、兄心というか、親心のような気持ちで見守っています(笑)。パート1のときは祐奈さんのおかげで清涼な風が流れていましたし、パート2では清涼さだけじゃなく新たな良さを出してくれたので、僕はそれを受け止めて演じていました。そんなちえと登の関係がどうなるのか。これまで登は恋愛にうとかったのですが、パート3の最終話ではけっこう大胆になっていくので、ぜひ見ていただけたらと思います。

玄庵の一人娘・ちえ(平祐奈)はおてんばでしばしば登を困らせてきたが…
一緒に暮らすうちに登への思いをつのらせてゆく
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