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須藤理彩 須藤理彩

須藤理彩女優すどうりさ

1976年生まれ、神奈川県出身。主な出演作に、映画『僕等がいた』、ドラマ『やまとなでしこ』『電車男』『シェアハウスの恋人』『サバイバル・ウェディング』など。NHKでは、1998年の連続テレビ小説『天うらら』のヒロインをつとめたほか、『やけに弁の立つ弁護士が学校でほえる』『水族館ガール』、大河ドラマ『利家とまつ』、連続テレビ小説『半分、青い。』など。スペシャルドラマ『夢食堂の料理人』では、野島芳江役で出演。

連続テレビ小説 天うらら(1998)

川嶋うらら役

連続テレビ小説 天うらら

インタビュー

 『天うらら』のオーディションで驚いたのは、一次審査でいきなり握力テストをされたことです。500人中2番目の成績だったそうで、負けず嫌いの私としては「私より握力の強い人がいるんだ」とくやしかったことを覚えています(笑)。オーディションに合格してからそのテストの真意を聞いたところ、かしこまって自己紹介をするより力をぐっと入れてふっとゆるめた瞬間の素の表情をが見たかったということでした。ヒロインが大工職人の世界に飛び込むから力自慢が良いということではなかったそうです。まだ素人で演技のレッスンなども受けたことがなかった私が、ふつうのテストを受けていたら目に留めていただくことはできなかったと思います。そういえば、最終審査ではあんパンを食べながらしゃべるというシーンがありました。後から聞いたら、あんパンを全部食べたのは私だけだったとか(笑)。ある程度、技術が備わっていれば食べながらセリフを言うこともコントロールできたのでしょうが、私はただ全力で向かうしかなかった。それは撮影が始まってからも同じで、怖い物知らずだったから出来たことかも知れません。今は計算だったり経験からセーブしてしまうこともあるので、逆に当時のがむしゃらさはうらやましくもありますね。

うららは亡き祖父のような大工になりたいと願うが…
建築中の家の屋根に上ったことで親方の松尾(小林薫)に叱られる
“女は汚れているから神聖な屋根に上ってはいけない”と…

 うららという役は、不器用で猪突猛進なところがあり、私なのかうららなのかわからないようなところもありました。うまくシンクロしてくれたことで、すんなりセリフが出てくることも多かったのですが、それでも振り返ってみると初めてのことだったので本当に大変だったと思います。それを支えてくださったのが共演者のみなさんでした。中でも祖母のハツコを演じられた池内淳子さんと、母・朝子役の原日出子さんからは、家族だからこその厳しさと愛情をいただきました。原さんは外食が続くことを心配して、リハーサルの時にはおにぎりを作ってくださったり、お宅にも定期的に泊まりに行かせていただいたりしました。池内さんも撮影が終わってからでも「太ったんじゃない?」という注意や、「あの作品、良かったわよ」というおほめの言葉などをファックスで送ってくださったりしたんですよ。

うららは髪を短く切り、大工職人の世界に飛び込む
負けん気の強さで次第に男性の大工たちにも認められてゆく
祖母ハツコ(池内淳子)と母・朝子(原日出子)は犬猿の仲

 うららが目指した祖母が住みやすい家を作るとう物語は、介護の問題やバリアフリーなど、当時としては新しいテーマが取り上げられていました。そういう意味でもチャレンジングな作品で、そこに参加できたことが嬉しかったですね。

骨粗しょう症のハツコの暮らしやすい家とは…

NHKドラマ館 天涯の花(1999)

平珠子役

NHKドラマ館 天涯の花

インタビュー

 朝ドラの翌年でしたが、まったく違う世界に放り出されたときに、いかに自分が何もできないかということに気づかされた作品でした。朝ドラをやったことで少し自信のようなものがついたと思っていたけれど、それはすべて周りの人々によって作られていたことを思い知ったのです。

 養護施設で育ち神社の宮司夫妻の養女になり巫女としての生活をするという役だったのですが、バックボーンも何もわからず精神的にとても苦しい日々が続いていました。この女性はとても強いものを内に秘めていて、それが表現できなければ成立しない役なのに、あまりにもできない自分にめげてしまったのです。父親役の菅原文太さんや東京から来たカメラマン役の東幹久さんたちが、私の目の前でとても良いお芝居をされているのに自分が追いついていないことの苦しさ、ワンシーン、ワンシーンを大事にできていない。さらに山の中でのロケの厳しさも相まってこの仕事へのモチベーションが一瞬止まってしまったかのような状態でした。

施設で育った珠子は剣神社の宮司、白塚(菅原文太)の養女となる
人里離れた山奥で巫女として暮らす日々

 毎日1時間かけてロケ現場まで山登りをしたり、天候に恵まれず、すべてアテレコになったり、役作りも何もできていない。そんな時、陣中見舞いに来てくれた事務所のスタッフから「こんなお芝居を見せられるなんて。がっかりさせないで」と言われたんです。でも、そこで私自身が悩んでいたことを具体的に言ってくれて、こんなろくでもない芝居しか見せられないことが情けなくて大泣きしながらも、思い直してふっ切ってお芝居をすることができました。ようやく、自分なりに頑張ってすっきりした思いで山を下りることが出来たんです。ただ単に自分がやりたいと思うだけでは出来ない仕事だということ、喝を入れてくれる存在がいてくれることのありがたさも実感しました。

同じ施設で育った隆子(緒沢凜)が珠子を訪ねてくる
大阪で商売を手伝ってほしいと頼まれるが…

連続テレビ小説 半分、青い。(2018)

藤村めあり役

連続テレビ小説 半分、青い。

インタビュー

 20年ぶりに朝ドラに戻ってきました。ヒロインの母親役で戻る方が多いようですが、私は藤村家の三姉妹の末っ子役。キムラ緑子さん、麻生祐未さんという尊敬する大先輩方とご一緒できてとても光栄でした。この新しいトリオで誰が引き算の芝居をするのかということも興味深かったです(笑)。演出の柳川強さんが3人というのは奇数だから、それぞれの相乗効果で人間関係が際立つとお話しされていて、私も自分のキャラクターをどう出していけば良いのか。これまでさまざまな仕事をさせていただき、そこで培ってきたものが、この朝ドラでヒロインを支える役どころに繋がる。そのことがとても楽しみでした。

個性豊かな三姉妹 光江(キムラ緑子)、麦(麻生祐未)、めあり
甥の涼次(間宮祥太朗)と鈴愛(永野芽郁)が結婚し同居が始まるが…

 長女・光江はしっかり者の調整役で一番の大人で、そんなキムラ緑子さんの衣装は和洋折衷でモダンでした。二番目の麦はマイペース。麻生祐未さんの帽子には小鳥がついていたりとても個性的。そして私が演じためありは、出戻りでぐーたらしていてダメな末っ子(笑)。身なりに無頓着なので衣装というより私服のような感じでした。

涼次は映画監督になる夢を追い、家を出て行く
めありたちは涼次と鈴愛の娘・花野(山崎莉里那)を可愛いがる

 ヒロインの鈴愛を演じていた永野芽郁ちゃんは、前半の漫画家時代からがらりと物語の世界観が変わり、母親となったこと、新しく藤村家に入ったことなどで、当初はとてもとまどったようです。私たち三姉妹も雰囲気が変わったことで見てくださっている方にどう受け止めていただけるのか。少し不安もありましたが、最終的には藤村家の温かさや明るさを感じてもらえたのではないかと思っています。

鈴愛は花野を連れて故郷・岐阜に帰ることに

土曜ドラマ やけに弁の立つ弁護士が学校でほえる(2018)

山下久恵役

土曜ドラマ やけに弁の立つ弁護士が学校でほえる

インタビュー

 『天うらら』の演出陣のお一人だった柳川強さんから声をかけていただき、あれから20年近く経ったいま、苦楽を共にした同士が出会えるというのが素敵だなと思いました。柳川さんも当時はまだ若かったですし、私も民放ドラマなども経験してNHK以外で学んだことを見ていただきたい。そんな気持ちもありました。

 作品の主旨にも賛同できました。私も親として娘の学校のいじめ問題などにも関心があり、ドラマを通して学校や教育委員会に解決方法や情報を届けたいという思いがあります。エンターテインメントでありながら、新しいことを積極的に取り入れたチャレンジングな作品で素晴らしいですね。

久恵の娘・未希(森七菜)が自殺を図った
幸い一命はとりとめたが…
未希がいじめを受けていたことが明らかになる

 主演の神木隆之介さんは、小学校2,3年生のときにご一緒したことがあるのですが、いまや日本を代表する俳優さんになっていて刺激を受けますね。神木さんだけではなく、後輩の役者さんたちの現場でのたたずまいなどにも注目してしまいます。スタッフさんとの接し方、集中力の高め方、ぎりぎりまでコミュニケーションをとる人など、いろんな役者さんがいて楽しかったですね。

スクールロイヤーの田口(神木隆之介)は未希を励まし…
未希は加害者生徒と学校を訴える決意をする

スペシャルドラマ 夢食堂の料理人(2019)

野島芳江役

スペシャルドラマ 夢食堂の料理人

インタビュー

 1964年の東京オリンピックの選手村を舞台に、世界中からやってくる選手たちの食事を支えた料理人たちの物語です。選手村食堂に全国から集まった料理人の若者たちの格闘、工夫。さらに選手たちとの交流なども描かれます。

坂田三郎(高良健吾)は秋田から派遣されてきた料理人
島田恵子(松本穂香)は理容師
洗濯など身の回りの世話をする芳江は選手村の“ママ”と呼ばれる
女学生だった21年前、この場所で学徒出陣式を見送り…

 私は“オリンピックママ”と呼ばれた選手たちのお母さん的存在で、みんなの身の回りのお世話をする役どころでした。ただ、演出の柳川さんからは平和を象徴する役どころを担った唯一の女性であり、キーパーソンであるというお話をされました。この女性はかつて神宮外苑で催された学徒出陣式で学生たちを見送った経験があり、その時に心からバンザイを言うことができなかった。そんな彼女が、平和の祭典であるオリンピックで、まさに心からのバンザイを言うことができる。そんな思い入れのある人物だと言っていただいたのです。それをうかがって、選手村でのさまざまな出来事だけでなく、もう一つの目線でも描かれているドラマだという思いを深くしました。だからこそ、今の私にできることはすべて出して臨みたいと強く思った作品です。

 もちろん、当時は知ることのできなかった選手村の様子などが描かれていて、そこは興味深いですね。1964年のオリンピックのことは、まだ残像として残っている方々が大勢いらっしゃると思うのですが、史実に基づいてお料理や洋服なども再現されているのでドキュメンタリーのようでもあり、その部分でも楽しんでいただけると思います。

“平和の祭典”の開会式をテレビで見守る
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敬称略

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