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小芝風花 小芝風花

小芝風花女優こしばふうか

1997年生まれ、大阪府出身。2011年、「ガールズオーディション2011」でグランプリを受賞。翌年、ドラマ『息もできない夏』で女優デビュー。14年、映画『魔女の宅急便』で主役のキキを演じ、第57回ブルーリボン賞新人賞、第24回日本映画批評家大賞新人賞を受賞。15年には、Dステ17th「夕陽伝」で舞台初出演を果たす。主な出演作は、ドラマ『マッサージ探偵ジョー』など。NHKでは、連続テレビ小説『あさが来た』、ドラマ10『女子的生活』ほかに出演。ドラマ10『トクサツガガガ』では、主人公・仲村叶を演じる。

連続テレビ小説 あさが来た(2015)

白岡千代役

連続テレビ小説 あさが来た

インタビュー

 主人公・白岡あさ(波瑠)の娘・千代を演じました。出演のお話を頂いた時は本当にびっくりしました。母に伝えると、すごくびっくりして母が一瞬、跳んだんです(笑)。とても喜んでくれてうれしかったですね。

 母親が家にいるのが当たり前だった時代に、あささんは仕事で家を空けることが多かったので、千代は寂しさから反抗的な態度を取ってしまいます。最初からドラマを見られていた方には、「千代ちゃんも反抗する年になったんやな」って受け入れてもらえると思っていたのですが、批判的な声を頂く事もありました。「お母ちゃんの気持ちわからないで」と。それを気にしてしまい反抗するシーンの撮影が怖くなり、少し変えた方が良いかなと考えていた時期もありました。でもそれではブレてしまうと思い、とことん反抗しようと演じきることにしたんです。千代は理由なくただ反抗しているのではなく「甘えさせてくれなかったのはお母ちゃんの方だ」と、初めてお母さんに気持ちをぶつけたあたりから、千代の気持ちをわかってくださる方が増えたようで安心しました。自分が思っていることと見ている人の反応が違うことに驚きましたし、朝ドラはそれだけ視聴者の方に愛されているドラマなのだと気づかされました。視聴者だけではなく、お仕事でお会いする方からもおもしろかったよと言っていただくことが多く、そんな作品に参加できたことを光栄に思います。

千代は実業家として忙しく働く母・あさに反発する
父・新次郎(玉木宏)にはあさと千代、両方の気持ちがわかるのだが…

 千代ちゃんの成長過程を脚本家の大森美香さんが丁寧に描いて下さいました。赤ちゃんから考えると私で8代目なんです。大人になっていく段階をいきなり跳ぶことなく細かく描いて下さったので、演じていて楽しかったですし、やりがいがありました。また、かつらや、着物の柄、色味などを工夫していただいてビジュアル面でも助けていただきました。千代ちゃんが大人になっていくのを実感しながら演じることができました。

あさ(波瑠)が刺され重傷を負った事件をきっかけにわだかまりは解け…
あさの入院する病院で運命の人・啓介(工藤阿須加)と出会う

ヒロシマ8.6ドラマ
ふたりのキャンバス(2017)

柳井里保役

ヒロシマ8.6ドラマ ふたりのキャンバス

インタビュー

 広島の高校で美術コースに通う、柳井里保を演じました。憧れの同級生・窪奏美(中村ゆりか)が被爆体験証言者の話をもとに1年がかりで油絵を仕上げる「原爆の絵」に取り組むと聞き、里保も参加します。

 実際に行われている取り組みをもとに制作された作品のため、撮影に入る前は怖かったんです。真剣に取り組んでいる高校生と、協力してくださっている被爆者の方に嫌な気持ちになって欲しくないという思いからプレッシャーを感じていました。被爆者の方とお話しする機会があったのですが、涙を流しながらお話していただいて…。その後数日、気持ちが重たかったのを覚えています。けれども、この取り組みを多くの方に知ってもらいたかったですし、実際に高校生は向きあってるんだと思い、頑張ることができました。ドラマに登場する絵は実際に高校生が描いた絵なんですよ。

同じ高校の美術コースで学ぶ奏美(中村ゆりか)は里保の憧れ

 高校生と被爆者の方が交流する様子が撮影された動画も見せて頂きました。被爆された方は、あの日見た記憶を伝えたいけれど言葉で光景を伝えるのって難しいんですよね。高校生の子は、「はい」と言ってはいるけども実際はよくわかっていない様子がすごく印象的で。被爆者の遠藤雄造役の近藤正臣さんと、『このやりとりは大切に表現したいですね』とお話しました。お互い、伝えたいしちゃんと受け取りたいという気持ちはあるのに、なかなか分かり合えない様子をリアルに伝わるように演じました。

雄造(近藤正臣)の被爆体験を描くことになった里保だが…

 里保ちゃんと同世代の方にとって、「原爆」は重たいイメージがあると思うんです。この作品は、高校生が原爆について無知の状態から70年以上前の当時の状況を知ろうと向き合っています。その姿は、戦争を経験していない方々にとって共感できる物語になっていると思いますよ。戦争について語れる人が少なくなってきている今、こうして作品に残そうとしていて、そこに参加できたことをうれしく思っています。

土曜時代ドラマ そろばん侍
風の市兵衛(2018)

お絹役

土曜時代ドラマ そろばん侍 風の市兵衛

インタビュー

 第2部の「雷神」で、呉服屋・磐栄屋の一人娘・お絹を演じさせて頂きました。

 お絹は、男手一つで育っていて、小さい頃から男の人に囲まれていました。ある意味、男っぽい部分を表現するために、演出家の方と話し合い、所作ではあえてきれいに手を添えたりせず、女性らしさを感じさせないようにしました。

市兵衛(向井理)はさまざまな家に雇われて家計を預かる“そろばん侍”

 また、何者かに襲われ、店に出られなくなったお父っつぁん(高橋克実)に代わり暖簾を守るため、19歳という設定でしたが、しっかりした芯のある女性を意識しました。でも、やはり女の子なので、父を心配し、これからやっていけるか不安に思っている部分も忘れたくなかったですね。

 磐栄屋を新宿追分から追い出そうとする画策で、磐栄屋に隣接する長屋が打ち壊される時に、お父っつぁんがそれを止めようと叫ぶ場面があります。本当にかっこ良くて、聞いた時は、ゾクっと鳥肌が立ちました。この人についていきたいって思う人がいっぱいいるだろうなって思わされる迫力でしたね。

気丈なお絹は床についた父・天外にかわって店を守ろうとする
突然立ち退きを迫られ、天外(高橋克実)が立ち上がる

 主演の向井理さんは最初はクールなイメージでしたが、とても優しくて知識も豊富な方。時代によって所作が異なることを教えてくださったり、食事に連れて行ってくださった際には、お酒についても教えてくださいました。本当に楽しい現場でした。

店を奪い取ろうとする陰謀に市兵衛の剣がうなる!
原作は辻堂 魁による人気シリーズ『風の市兵衛』(祥伝社文庫)

NHK広島開局90年ドラマ
夕凪の街 桜の国2018(2018)

太田京花役

NHK広島開局90年ドラマ 夕凪の街 桜の国2018

インタビュー

 「この世界の片隅に」でも知られる漫画家・こうの史代さんの作品をもとに制作されたドラマです。この作品のちょうど一年前に出演した『ふたりのキャンバス』も広島のお話でしたので、出演が決まった時はとても運命を感じました。

 この物語は、現代と戦後の昭和の2つの時代を通して描かれており、私が演じたのは、昭和に生きた太田京花ちゃん。おっとりとした、人の気持ちを察することができるやさしい女の子です。原爆で両親をなくした京花ちゃんは、近くに住む平野皆実さん(川栄李奈)を姉のように慕い、度々平野家を訪れます。皆実さんの弟・旭さん(浅利陽介)から好意を向けられているのは分かってはいるけれど、旭さんの母・フジミ(キムラ緑子)は二人の関係をあまり良く思っていません。原爆投下から10年後に皆実さんが原爆症でなくなり、大切な人が原爆症で死んでいくのをもう見たくないという思いがあるためです。

京花は原爆で両親を亡くし、ひとりぼっちになった京花
旭(浅利陽介)は京花を好いているようだが…
旭の母フジミ(キムラ緑子)は複雑な思いを抱えていた

 酔っ払った近所の方から旭さんに対して言いがかりをつけられ、京花ちゃんが声を荒げる場面があります。お母さんが旭さんとの関係を見守るきっかけとなる大事なシーン。演じるうえでは、感情を作る前に、まず広島弁のイントネーションをしみこませてのぞみました。私自身、大阪出身なので他の作品を見ているときに関西弁のイントネーションに敏感になってしまいます。広島の方にも愛される作品になって欲しいと思い、何度も何度もテープを聞いて練習し、方言はとても大事に演じさせていただきました。

旭が建設会社に勤めていることを言いがかりに男たちが怒鳴り込む
京花は“旭は広島の復興のために働いている”と訴え…

 旭さんからプロポーズを受けるシーンは、漫画の中で一番好きなシーンです。原作通りかわいらしさがでたらいいなと思って演じました。原作ファンの方にも良かったと思っていただけていたらうれしいです。

旭から京花へのプロポーズ

ドラマ10 トクサツガガガ(2019)

仲村叶役

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ドラマ10 トクサツガガガ

インタビュー

 私が演じるのは、主人公の商社勤めのOL・仲村叶(かの)。彼女は特撮をこよなく愛する隠れオタクです。女の子らしさを好む母親・志(松下由樹)や同僚には自分の趣味についてバレないように気を遣っています。

商社に勤めるOLの叶
実は“特撮オタク”であることを周囲に隠している

 原作者の丹羽庭さんが彼女について「優等生ではないこと」「どんな趣味も否定しない」。この2点を大事にされていると伺いました。叶は、何か問題が起きた時など、みんなが納得するような発言をして周りからはしっかりした大人の女性に見られています。でも、彼女はただ特撮を楽しむことで頭がいっぱいで気持ちは、“自分が第一”。自分を正当化したいがための発言が、周りに響いてしまうだけで、正義の味方ではないんです。また、こわもての任侠さん(竹内まなぶ)が「ラブキュート」という女の子向けの番組が好きでも、その趣味を尊重しています。そんな彼女の内面が伝わるように大切に演じさせていただいております。

菓子店「おかしのまつもと」の息子・任侠さん(竹内まなぶ)
好きなものが同じなら…
塾通いの少年ダミアン(寺田心)も仲間!

 原作はとても面白くて、大好きです。台本のト書き(セリフの間の動作などの演出を説明した文章)で、「ブツブツ言っている仲村」という部分は、漫画の中で小さく描かれた手描きのところを参考にさせていただいたり、表情も原作からアイデアをいただいています。原作ファンの方は、実写化において、絶対にキャラクターのクオリティが一番気になるところだと思うんです。本当にかっこいいですよ。叶が毎週楽しみにしている特撮ヒーロー番組「ジュウショウワン」のシシレオーがイチオシです。私自身、お話をいただくまで特撮ヒーローの作品を見たことがなかったのですが、ハマってしまいました。特撮を今まで見ていない方も、この作品をきっかけに心奪われるかもしれません。

 特撮ヒーローの言葉にも注目していただきたいです。子供に向けられたものだからこそ、大人にもストレートに響いて刺さるんです。また、日常に起こるピンチを叶の脳内の特撮ヒーローが切り抜けるヒントを与えてくれる場面もあります。テンポ良く見られますし、「なんだこの番組は!新しい!」と楽しんでいただけたらうれしいです。

職場のつきあいのカラオケ…特撮ソングしか歌えない叶は大ピンチ!
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