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大東駿介 大東駿介

大東駿介俳優だいとうしゅんすけ

1986年生まれ、大阪府出身。雑誌モデルを経て2005年、ドラマ『野ブタ。をプロデュース』で俳優デビュー。以後、テレビ、映画、舞台など幅広く活躍。主な出演作に、ドラマ『琥珀の夢』『銀と金』、映画『望郷』『曇天に笑う』、舞台『プルートゥ PLUTO』『ハングマン- HANGMEN』など。NHKでは、『ふたつのスピカ』『いつか陽のあたる場所で』『夫婦善哉』『雲霧仁左衛門3,4』、連続テレビ小説『ウェルかめ』、大河ドラマ『平清盛』『花燃ゆ』など。『ゾンビが来たから人生見つめ直した件』では、主人公・小池みずほ(石橋菜津美の夫・小池智明役で出演。

ドラマ8 ふたつのスピカ(2009)

府中谷新之介役

ドラマ8 ふたつのスピカ

インタビュー

 宇宙飛行士を目指す若者たちの青春を描いた作品で、“宇宙”という夢に向かって競い合う若者を演じた5人が一つになって、いいドラマにしようと団結した印象がすごくあります。恋や失恋、友だちの死、自分の夢など物語の中で成長していく新之介と同じように、僕自身も現場のスタッフさんや共演者から意識の部分で成長させてもらえました。まるで自分の高校時代を振り返るのと同じように、このドラマで過ごした時間も“青春時代”だったかのような印象があります。いま改めて見直すと「粗いなー」と思う部分もありますが、その一方でこの役をまっとうするんだという責任感を初めて実感することができた作品でもありました。

近未来の宇宙学校を舞台に若者たちの成長を描いた青春ドラマ
ひたむきに宇宙を目指す主人公アスミ(桜庭ななみ)
新之介は幼なじみのアスミをいつも気にかけ、見守る

 オールアップの日、全員が競技場の真ん中で寝そべって空を見上げるというのが最後のシーンでした。そこから、そのまま『ウェルかめ』の撮影のために徳島に向かったんです。みんなに背中を押されて新しい場所に向かった。本当の意味での俳優としての始まり、出発地点となったのが『ふたつのスピカ』だったような気がします。

 脚本を担当されていた松居大悟さんともこの作品が初めての出会いでした。彼は僕と同年齢だったんですが、その後、彼の監督作品『自分の事ばかりで情けなくなるよ』(2013)で再会することができました。そんな出会いをもらえたことも心に残っています。

連続テレビ小説 ウェルかめ(2009)

山田勝乃新役

連続テレビ小説 ウェルかめ

インタビュー

 朝ドラは夢の一つでもありました。そのうえ、この作品は徳島と大阪が舞台。僕は大阪出身ですが母方の実家は徳島なんです。だから、オーディションのときから「これは出るしかない、やるぞ!」と思っていましたね(笑)。

 僕が演じたのはカメ好きでちょっと変わり者の勝乃新。ヒロイン・波美(倉科カナ)と運命的な再会をして恋愛、結婚をするという役でしたが、これほど長い期間、一つの役を演じるというのは初めてのことでした。まだまだ未熟だった僕たちにとってその時間に得たものは本当に大きかったです。役のこと、芝居に対する考え方、さらにスタッフさんが役だけでなく僕、つまり俳優を育てようとしてくださっていた。そのことを強く感じることができたし、チーム一丸となって撮影できた現場で、かけがえのない時間を過ごすことができました。

ゾメキトキメキ出版のアルバイトの勝乃新と新入社員の波美(倉科カナ)
ぶつかってばかりの2人だったが…
仕事を通して少しずつ理解し合ってゆく

 また、波美の両親を演じた石黒賢さんと羽田美智子さんのことは、今でも僕の中では特別な存在です。おふたりは、それぞれの役を受けると同時に、倉科さんや僕のことをサポートしようという気持ちでいてくださった。賢さんは陰で支えてくださり、羽田さんも倉科さんのことをケアしていらっしゃって、お二人の温かさに救われることがすごく多かったんです。いまでも賢さんに会うとホッとしてしまいます。いま僕も30歳を過ぎて、あの時のことを振り返ると本当に感謝することばかり。役者としての責任感というのは役をまっとうすることだけではないんだ。こういう人になりたいと実感できる在り方のようなものを教えてもらった気がします。

 そういえば、撮影が始まって半年ほどして徳島にロケで訪れたとき、おばちゃんたちに「勝乃新」と声をかけていただいて、ものすごく幸福感にひたれた思い出もあります(笑)。あと大阪出身者としては、吉本新喜劇の未知やすえさんやチャーリー浜さんとご一緒させていただけたことも、個人的に特別な感慨がありました(笑)。

お遍路宿を営む波美の両親 加代(羽田美智子)と哲也(石黒賢)

大河ドラマ 平清盛(2012)

平家盛役

大河ドラマ 平清盛

インタビュー

 憧れの大河ドラマに出演が決まり、いざ台本をいただいて顔合わせの場に向かったとき、そうそうたる顔ぶれに圧倒されながらも、その場に自分がいることにすごくロマンを感じました。家盛は平氏の棟梁・平忠盛(中井貴一)の正室・宗子(和久井映見)の息子ですが、平家のため家族のために忠義を尽くす人物です。父親や血の繋がらない兄・清盛(松山ケンイチ)への思いなど、いろいろなものを抱えながら生きていく姿と、そのとき自分が先輩方に囲まれてこれから役者の道を進んでいくという部分が重なったんです。大きな意味で、芝居って面白いな、人生って面白いなと感じさせてくれた作品です。

家盛は兄・清盛に代わって賀茂の祭で見事な舞を披露する

 撮影初日、中井貴一さんが言ってくださった言葉がいまだに僕の中には残っています。「大東くんはいま何歳?」と聞かれたんです。僕は25歳でした。その時、中井さんは50歳だったかと思いますが、初めて大河に出演されたのがやはり25歳だったそうです。「25歳で初めて大河を経験する大東の父親を演じることが感慨深いしロマンを感じる」とおっしゃって、さらに「大河ドラマは自分の中で人生の節目になっている、あるタイミングで必ず大河がある」。「大東にとっても、きっと人生の年表の節目節目で残っていくことになるだろうから大事にしようね」と、僕の背中を押してくださった。実際、それ以降、貴一さんとは何度か共演させていただいていますが、やっぱり父と子の関係性のままいられる。そうさせてくださる懐の深さを感じますし、とても尊敬しています。かけがえのない出会いをいただけました。

平家の頭領・忠盛(中井貴一)
家盛は清盛(松山ケンイチ)ではなく自分を跡取りに決めてほしいと訴える

 物語は平家一門の結束の強さを描いたものでしたが、主人公・清盛を演じた松山ケンイチさんの存在の大きさ、家盛を後押しする叔父・忠正を演じた豊原功補さんなど、撮影していない場所でもその関係性が続いている感じがして本当に素晴らしい環境でした。父親の背中に憧れて、兄の大きな背中を見て追いかける、それをサポートしてくれる叔父。さらに守役の維綱を演じられた尾美としのりさん、母役の和久井さんもいまだに僕のことを温かい目で見てくださっている。あの時、ご一緒した方たちにお会いするたびに、『平清盛』に出演できて良かったと毎回思います。僕の人生を見つめ直し、「このまま進んでいいよ」と希望を感じさせてくれた作品でした。

藤原頼長(山本耕史)は家盛を使って平家の財力と軍事力を手に入れようとし…

BS時代劇 雲霧仁左衛門(2016~)

大工小僧七松役

BS時代劇 雲霧仁左衛門

インタビュー

 この作品は中井貴一さんのお声がけで出演が決まりました。改めて俳優・大東駿介の父親は貴一さんだなと実感しています。今でも大切にしているのが、この動画で切り取ったシーンを撮影していたときに貴一さんが僕に言ってくださった言葉です。時代劇にはいろいろな作風があり、派手なアクションなど映画としても素晴らしい。ただそれと同時に、自分は先輩の役者さんから多くのことを教えていただき、体にしみこませてきたものがたくさんある。殺陣とか作法、時代劇の中での居かたなど、それらを正しい形で継承していかなくてはいけないと思っているし、それが自分の責任だと感じているとおっしゃったんです。

仁左衛門(中井貴一)は盗賊・雲霧一党の首領
七松は雲霧一党に加わりたいと願い出る
七松は盗みに入る建物に仕掛けを施す“盗み細工”が得意

 貴一さんが僕くらいの年齢のとき、あるいはその前から尊敬する先輩の役者さんから教えていただいた殺陣の一つ一つ、所作の一つ一つを「大東にはこの作品で身につけてほしいし、次の代に伝えられるようにしなくてはいけない」と。これは時代劇のことを話されていますが、もっと本質の部分、作品に向き合う姿勢、貴一さんの信念のようなものをすごく感じた言葉でした。どんな作品でも役としての生き方、自分として俳優としての向き合い方が必要だということを教えてくれましたし、僕の中に一本の芯を通してくれたのが貴一さんだと思います。

 そして、そこから楽しさがめちゃくちゃに広がりました。自分らしく好きにやるのではなく、時代劇でまず基本となる所作を体に入れ、ルールや仕組みを教えてもらうことによって、自分らしさが生まれたり見つけることができる。僕ならどうするのか、自分に何ができるのか、何を用意して現場にいくのか、何を体にしみこませていくのか。そのことの重要性を教えていただき、それがすごく楽しいことだと発見させてもらえたのが『雲霧仁左衛門』でした。

仲間を救い出すため七松の大工の腕が生かされる

よるドラ
ゾンビが来たから人生見つめ直した件(2019)

小池智明役

よるドラ ゾンビが来たから人生見つめ直した件

インタビュー

 ゾンビはジャンルでいうとホラーですが、NHK初のゾンビドラマは笑える作品でもあります。ただし最終話で恐怖を感じることになりますが、それはいわゆるホラーの怖さとは違う。自我が失われていく恐怖を繊細でリアルな人間の言葉で表現していて、自分が自分でなくなる、大切な人が遠くへ行ってしまう怖さに向き合う。そのことを突きつけられる作品になっていて、NHKがゾンビをやるのはブームだからではない(笑)。ちゃんとした思いがあるんだなと、やりがいを感じました。

 ただ僕の演じる小池智明は、最低の意味で男のロマンを体現している本当にダメなやつなんです。小池自身は隠しているけれどカメラには全部映っているよというのが、この作品の面白さですね。とにかくだらしないダメなくず野郎(笑)で、恥ずかしいヤツでいることに徹しました。ただ、その恥ずかしいということにまったく実感がないのが小池で、その面白さが出ればいいと思っています。監督に聞いたのですが、そんな小池のシーンを編集していたとき、男は「わかる、わかる」とうなずき、女性はとにかく不快感を表していたそうです(笑)。ああ、小池という人物の役の作り方は間違っていなかったなと思いました。撮影中に、ここまでやって大丈夫かと自分で思ったこともありましたが、それがまさに、小池という人間なのかもしれないですね。

小池は高校の後輩・みずほ(石橋菜津美)と結婚したが…
現在は不倫しながらみずほに離婚を迫っている
一方、町ではゾンビが増え続けていた…
みずほにゾンビが襲いかかる!

 ゾンビを演じるのは二度目です。何かルールがあるわけではないのでその都度、ゾンビ像を創ろうと思うのですが、今回はゾンビになるまでに生きてきた人間の個性やディテールを大切に描いた脚本になっています。自分の体の中にゾンビウイルスが入ってきて、自我が崩壊していく過程、ゾンビになるプロセスを丁寧に演じさせてもらえたのも楽しかったです。また、ただゾンビから逃げるのではなく生活に入ってきたらどうなるのかといった日常生活の中でのアプローチが楽しいですね。ゾンビが迫って危機的状況なのに、身の危険よりその時に起きているしょうもない事情を優先させる人間の愚かしさやむなしさなども描かれています。

 後半はゾンビになってしまうのですが、一つわかってほしいのは僕と渡辺大知くんが演じる神田くんのゾンビの動きは、ただふざけているのではないということ(笑)。ドラマというのはフィクションですが、芝居でその中の真実を作りたいです。ゾンビといえどもそれは同じ。感染したらどうなるのか、体の中にこういう反応が起きて自分の意識とは違う方向へ行っているという葛藤など、このドラマのゾンビのほんとを描きたいですね。「ゾンビのくせに」などと言われますが(笑)、ゾンビになってからの小池や神田くんの動きの意味にも注目してもらえたら嬉しいですね。

実は、小池の不倫相手はみずほの親友・美佐江(瀧内公美)で…
愛のもつれは、そしてゾンビとの戦いはどうなってしまうのか?!
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