50音から探す

あ行
か行
さ行
た行
な行
は行
ま行
や行
ら行
わ行
加藤雅也 加藤雅也

加藤雅也俳優かとうまさや

旧名・別名
加藤昌也

1963年生まれ、奈良県出身。モデルとして活躍後、88年に俳優デビュー。主な出演作に、ドラマ『アンフェア』『カンナさーん!』、映画『BROTHER』『許されざる者』『真田十勇士』『棒の哀しみ』『二階堂家物語』など。NHKでは、連続テレビ小説『青春家族』『昨日の友は今日の敵?』『聖徳太子』『坂の上の雲』、大河ドラマ『利家とまつ』『義経』『八重の桜』などに出演。『まんぷく』ではパーラー白薔薇の店主・川上アキラを好演。

連続テレビ小説 青春家族(1989)

三上鏡介役

連続テレビ小説 青春家族

インタビュー

 出演当時以来初めて見ました。若い! 30年前ですもんね。危なっかしくて見てるのが怖いなぁ。いつどこでセリフが脱線するのか、放送済みの作品だからそんなことはありませんが、危うさがむちゃくちゃありますね。

 『青春家族』に出演したのは、映画『2.26』と『帝都大戦』の間の期間でした。88年に俳優デビューし、それ以来作品に恵まれ過ぎていたことと忙しさで、当時、朝ドラに出ることに感慨はありませんでしたが、それでかえって自然体で入っていけたのかもしれません。

 僕が演じたのはヒロインのひとり、阿川麻子(いしだあゆみ)の職場の部下。ドラマの冒頭が、麻子の娘でもうひとりのヒロイン・咲(清水美沙)との結婚式当日で、結局、咲に逃げられるというショッキングな始まりだったんですよ。でも、僕が演じる鏡介はずっと麻子さんに思いを寄せていたわけですから、仕方ないですね。

第1回 物語は鏡介と咲(清水美沙)との結婚式から始まる
新婦の母・麻子の到着を待つ間に鏡介は咲を傷つけてしまい…

 咲とは早々に破局してしまうのですが、麻子さんとは同じ職場ということもあって、一番共演シーンが多かったのが、あゆみさんでした。そんなあゆみさんから、撮影初日に声をかけていただいたことが思い出に残っています。というのも、のっけから「あなた、私の前のダンナに雰囲気がそっくり」とおっしゃったんです。初日だったこともあって面くらいましたが、どこか似ている部分があったのかもしれませんね。というのも、デビュー作でご一緒した石橋蓮司さんからも「お前、若い頃のショーケンに似てるな、ショーケンの方が色気あるけど」って言われたことがあったんですよ。

実は鏡介の思い人は上司の麻子(いしだあゆみ)で…

 そんな風に初日からあゆみさんは垣根なく接してくださり、おかげですんなり撮影に入ることができました。空き時間には一緒に炭酸飲料を飲んだりしていたのが懐かしいです。あるとき、誰かが面白いことを言ったのか、爆笑したあゆみさんが鼻から炭酸を出していたことがありました(笑)。大女優なのに一緒に居ると肩の力が抜ける気さくなお人柄で、楽しく共演させていただきました。

最終回 カナダで働いている鏡介が帰国

水曜ドラマの花束 ただいま(2000)

日高英吾役

水曜ドラマの花束 ただいま(2000)

インタビュー

 大阪・岸和田のだんじり祭りを題材にした作品でした。僕が演じたのは祭りの花形である・大工方を務める地元では英雄的存在の青年。東京で社会人ラグビーの選手として活躍していたものの、けがでラグビーを諦めて岸和田に帰ってきているという役どころでした。

英吾とラジオDJのみちる(石田ひかり)は幼なじみ

 ほかの地域で生まれ育った僕らには想像するのが難しいけれど、大工方というのは岸和田の人にとって、とんでもないヒーローなんですよ。本来はその町で生まれ育ち、その町で暮らしながら何年も会合に出ている人のなかで本当のエースだけが担える特別な役割。だんじりの屋根に登って舞う花形なので、事前に練習もさせていただきました。

 一番高い大屋根には危ないので登りませんでしたが、一段低い小屋根に乗らせていただいたんです。屋根の上は二畳ほどの広さで思っていたよりもずっと狭い。ですから「こんな所で跳ぶの?」と驚きましたね。屋根の上に立つと自分の身長分目線が上に上がるので、かなりの高さに感じ、結構怖かったのを覚えています。でも、形はどうあれ、そんな大役を務めさせていただけたことは、とても光栄でしたし、今でもすごいことだったんだと思っています。

大工方はだんじりの屋根の上で舞いながら進路方向の指示をする
高さ約4メートル、重さ4トンのだんじりが疾走!

 歴史上はじめて祭り以外の日にだんじりを出していただくなど、地元の方には多大なご協力をいただきました。僕にとっては縁が生まれた作品で、実は今でも岸和田の方々と交流があり、毎年岸和田を訪れているんです。予定が合えば祭りの当日に、難しければ別の日に行って神社にお参りしています。

 また、当時いただいた着流しは、今も京都の撮影所などで仕事のある際に、浴衣の代わりに着ています。独特のデザインなので、「それ何?粋だね」と声をかけていただくことも多いんですよ。

大河ドラマ 八重の桜(2013)

板垣退助役

大河ドラマ 八重の桜

インタビュー

 『八重の桜』で演じた板垣退助は、ひげをたくわえた百円札と自由民権運動で知られた人物。でも、名前を聞いたことがあるだけで以外とフィーチャーされていないんですよ。以前に『聖徳太子』の崇峻天皇役、大河ドラマ『利家とまつ』では浅野長政役などを演じたのですが、実は何をした人なのか意外と知られていない人物を演じる機会が多いですね。そういう役はある意味、既成概念がないから演じやすいのですが、板垣なんかはもう一度きちんと演じてみたいような気がします。

 でも板垣という人物については、これまでドラマで深く描かれたこともありませんし、書物も少ない。演じるにあたっていろいろ調べるなかで、お父さんが兵法家だったことが分かったので、役作りの手がかりにしました。きっと「孫子の兵法」などを読んだりして、ものの考え方につながっているんだろうと。そういう部分から役作りをしていったので思い出深い役ですね。

自由民権運動を牽引し、議会開設を訴える板垣

 『八重の桜』で多くの人に言われるのは、板垣が会津城攻めに入ったときに皆が集団自決していたシーン。僕自身、演じていてなんて悲惨な光景だろうと思ったのを覚えています。板垣は会津と敵対する役柄でしたし、実際のシーンには描かれていませんでしたが、「人間の心を制圧しなければ必ず仕返しを受ける」という兵法に則って、領民との関係をどう作るか模索していたのではないかと想像し、演じました。

会津戦争 板垣は新政府軍を率いて城を包囲する
家老・西郷家の女性たちは会津の無実を訴え自刃していた…

スーパープレミアム 花嵐の剣士
〜幕末を生きた女剣士・中澤琴〜(2017)

坂本龍馬役

スーパープレミアム 花嵐の剣士〜幕末を生きた女剣士・中澤琴〜

インタビュー

 板垣退助を演じたときに対照として調べていたのが坂本龍馬でした。やってみたい役でしたが、坂本龍馬というとこれまで様々な俳優さんが演じてこられた役なので自分にはイメージに合わないかと思っていたんです。

 それが『花嵐の剣士』のプロデューサーが、坂本龍馬のイメージというよりもインパクトのある俳優がいないかと探していらっしゃったようで、僕にお声がかかった。黒木メイサさん演じる琴が心ひかれる人物として選ばれたんですよね。

 映像の部分ではすごくいいことを言っていますが、実はこの時の龍馬は女好きという裏テーマで演じたんですよ。というのも、龍馬には佐那という許嫁がいて、さらにお龍がいる。そしてこの時も「弱くなれ」なんて、煙に巻くような言葉を琴にかけて居なくなるわけです。琴の頭のなかにはずっとその言葉が残り、龍馬を追い求めることになります。ロマンを語って去るなんて、プレイボーイのすることでしょう(笑)。

琴(黒木メイサ)は町人をおどす不逞浪士を相手に大立ち回り
龍馬が争いを止めに入り…

 出番は少ないですが龍馬を演じるチャンスなんてなかなかありませんし、演じてみたい役だったので、思い入れがあります。演技も『青春家族』や『ただいま』の頃に比べると全然違いますよね。僕自身、舞台の経験や台本の読み方、役作りのアプローチに気づきがあり、セリフの言葉だけでなくその人間の企みや裏側にあるものまで見せる演技に変化していったんですよ。ですから出番の多さよりも、演じがいの部分を大切にするようになった時期かなと思っています。

龍馬は琴に日本を吹き荒れる嵐に負けないよう〝弱うなれ〟と告げる

連続テレビ小説 まんぷく(2018)

川上アキラ役

連続テレビ小説 まんぷく

インタビュー

 アキラの話す「ユーアーコーヒー、オッケー!」「ユーアースパゲッティ」というセリフに予想以上の反響があって、大丈夫かな?と思っています(笑)。実は台本上はごく普通に英語を駆使する「coffee one」という感じのセリフしか書かれていなかったんですよ。

 でも、飛行機で食事のメニューを聞かれて「I am chicken」と答えているのを聞いたことがあって。それから、昔あった「I am え〜っと student」、「え〜っとはいらんよ」というCMを混ぜたんですよね。当時のことを考えると、アキラが海外に行っていたということは考えづらいので、知ったかぶりしている人という感じが面白いかなと。もちろん、英語教育番組を作っているNHKで発するセリフなので確認はしたんですが「まあOKでしょう」と言っていただいたので、楽しく演じさせてもらっています。でも、子どもたちは間違って覚えないようにしてほしいですね(笑)。

〝ユーアーハムライス、オッケー?〟

 パーラー白薔薇のシーンに、ときどき世良さんが登場するのですが、同じ関西人の桐谷健太くんが色んな風にいじってくれるので、“仲良く喧嘩する”2人の関係性が出来上がってきました。アドリブでウルトラビッグサイズのカレーを出したときには、さすがの桐谷くんも噴きそうになったと言ってたので、やったなと(笑)。今後はその逆で小盛りバージョンも登場するので楽しみにしていてください。

 『まんぷく』はとにかく笑えるところが多くて、キャラクターもみんな個性的で。台本上では何気ないシーンでも、皆が演じると面白くなるんですよ。例えば、忠彦さん(要潤)が裸婦を描いたときに、香田家の女性たちがみんな「私だってモデルになれるのに」と次々に言うシーン。最後には鈴さん(松坂慶子)まで参戦して、かなり笑えるシーンになっていましたよね。吉乃ちゃん(深川麻衣)を元塩軍団の岡(中尾明慶)と森本(毎熊克哉)が取り合うところなんかも面白い。ちょっとコントみたいな感じで見られるので、視聴者としても楽しめる番組です。

元塩軍団の森本(毎熊克哉)と岡(中尾明慶)は…
2人ともパーラー白薔薇で出会った吉乃(深川麻衣)に一目ぼれ
アキラとしのぶ(牧瀬里穂)夫妻は恋のゆくえを見守る
その他の出演番組を見る ※類似の氏名が検索される場合があります。
一覧から探す

敬称略

」の検索結果(0件)

お探しの検索条件では見つかりませんでした。
人物名を入れてください。