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中尾明慶 中尾明慶

中尾明慶俳優なかおあきよし

1988年生まれ、東京都出身。主な出演作に、映画『超高速!参勤交代 リターンズ』『今夜ロマンス劇場で』、ドラマ『Jimmy~アホみたいなホンマの話~』『監察医 朝顔』、舞台『そして僕は途方に暮れる』『七転八刀!戸塚宿』など。NHKでは、大河ドラマ『軍師官兵衛』、『つるかめ助産院~南の島から~』『実験刑事トトリ』『忠臣蔵の恋~四十八番目の忠臣~』、連続テレビ小説『まんぷく』など。夜ドラ『卒業タイムリミット』では主人公の担任で数学の教師を演じる。

土曜時代劇
まっつぐ〜鎌倉河岸捕物控~(2010)

亮吉役

土曜時代劇 まっつぐ〜鎌倉河岸捕物控~

インタビュー

 江戸の町を舞台に、主人公・政次(橘慶太)とその幼なじみである亮吉、彦四郎(小柳友)、さらに同じ長屋で育った看板娘・しほ(柳生みゆ)の4人の青春が描かれた群像劇でした。時代劇はこれまで何作かやらせていただく機会はあったのですが、所作も含めて単にお芝居の技術といったことだけでは通じない部分もあり、難しいという思いがありました。慶太くんも初時代劇ということで、みんながみんな慣れない中で、十手持ちの宗五郎を演じられた松平健さんの存在は大きかったですね。立ち回りの迫力もすごかったし、何より松平さんがいらっしゃることの安心感。それがとても印象に残っています。

亮吉は宗五郎親分の新米の手先、政次(橘慶太)は大きな呉服屋の手代
亮吉の憧れ 宗五郎親分(松平健)

 同じように酒問屋の主・清蔵役の竹中直人さんもすごい方なのですが、僕と竹中さんはお互いに目が合うとつい笑ってしまって、笑ってはいけないと思えば思うほど我慢できない(笑)。庭先で彦四郎役の小柳くんが長いセリフを言うのをみんなで聞いているというシーンがあったのですが、そこで僕と竹中さんが最後に笑ってしまう。たしかテイク10くらいまでいって二人とも監督から叱られたことを覚えています。長ゼリフを何度もやり直すことになった小柳くんには本当に迷惑をかけてしまいました。竹中さんとは、今でもお会いするたびに、あの時のNGの話が出ます。

酒問屋「豊島屋」の主・清蔵(竹中直人)は亮吉たちの捕物話を聞くのが大好き
けがをした小鳥を可愛がっていた心優しい亮吉が…
しほ(柳生みゆ)に小鳥を預けていなくなった

 この作品の監督とは、後に『忠臣蔵の恋〜四十八番目の忠臣』でまたご一緒させていただけました。僕にとって時代劇はすごく難しいのですが、だからこそ、あえて定期的に挑戦し続けたいので、そういう機会をいただけたのは恵まれているなと思います。

亮吉の失踪の理由とは…

ドラマ10
つるかめ助産院〜南の島から(2012)

天城里見役

ドラマ10 つるかめ助産院〜南の島から

インタビュー

 東京からトラウマを抱えて沖縄の島にやってきた妊婦のまりあ(仲里依紗)が、島の人たちとふれあう中で心を開いていくという物語で、僕はまりあのことが気になるサミーという助産院のスタッフの役でした。ずっと島で育っていたサミーにとって、初めて都会から来た人とふれあうということで、最初はとまどいから次第に心をひかれていったという感じですね。

島の青年・サミーこと里見は亀子(余貴美子)の助産院で働く
サミーは東京から来たまりあ(仲里依紗)が気になって…
まりあを残して家を出た夫・小野寺(溝端淳平)に敵対心を抱く

 役を考えるうえで、とてもよかったのは沖縄の石垣島や竹富島に滞在しての撮影だったので、実際に島の方たちとふれあうことが出来たことです。みなさん、本当におおらかで温もりがあって、ゆったりとしていて怒ることがない。ただし、時間にはルーズでしたが(笑)。やっぱり暖かいところで育つとあんなふうにおおらかになるのかなと思えたし、特に役作りをと意識しなくても自然に役が入ってくる感じでした。

 ただ沖縄の方言は難しかったです。ずっと指導の先生についていただいていたのですが、なかなか沖縄ことばは身につかなかったです。あと三線も苦労しました。それまで楽器を弾いたことがなかったので、クランクイン前から練習はしていたのですが、本番のときはけっこう緊張してしまって。あのシーンは恥ずかしいので、たぶん今でも見られません(笑)。

 妻(仲里依紗)とは、このドラマの前にも共演したことがあったので、沖縄でもけっこう仲良く食事を一緒にしたりしていました。だけど、その時はまだはっきりとは気づいていなかったんですよ。東京に帰ってから「あれ?」って。沖縄マジックかな(笑)。

 そういう意味でも非常に思い出深いし、登場人物がみんな人間味があって素敵でロケ地もよかったし、物語もすごく温かかった。こういうドラマにもっと出たいなと思わせてくれる作品でした。『つるかめ助産院』パート2、またやりたいですね。

小野寺への複雑な思いを抱えるまりあだが…

土曜ドラマスペシャル
実験刑事トトリ(2012)

船木はじめ役

土曜ドラマスペシャル 実験刑事トトリ

インタビュー

 第4回のゲストとしてコンビを組んで活動している漫画家の役で出演しました。僕は外で遊んでいそうな役を演じることが多かったので、漫画家というだけで少し意外でした。そもそも“漫画家顔”じゃないでしょう(笑)。そのうえ、船木は地味で暗く内にこもるタイプの人物。元気の良い“いい人”の役が多かったから、芝居をするうえではとても面白かったし、新しいことに挑戦させてもらえたことで刺激を受けました。

 船木は結果的に人をあやめてしまったのですが、彼も“いい人”ではあった。とても人間味があり、だからこそ人としての心の弱さが犯罪に結びついてしまったのかなと思います。そこがまたかわいそうでしたね。

船木は人気漫画家ユニットのストーリー担当
だが作画担当の相棒が独立を考えていることを知り…
独立をそそのかした編集者の柳沢(野間口徹)を殺害する

 トトリ役の三上博史さんは、子どものころからテレビで見ていた方なので、そういう大先輩と共演できたのも光栄でした。事件ものですからトトリ刑事の推理が見せ場で、長いセリフをよどみなく話される三上さんがすごいし、カッコいいなと思いながら見ていました。ただ、そこで僕がNGを出すわけにはいかない! 非常に緊張していたことも覚えています。

ストーリー作家・船木の完全犯罪は成るのか?
動物生態学者から刑事になった都鳥(三上博史)が犯行を読み解く!

大河ドラマ 軍師官兵衛(2014)

豊臣秀次役

大河ドラマ 軍師官兵衛

インタビュー

 初めての大河ドラマで、そのうえ誰もが知っている人物。たとえ出番は少なくても、「秀次は誰がやるの?」と興味をもたれる役でもあり、非常にプレッシャーがありました。そのうえ長丁場の大河ドラマに後半からの参加。リハーサル室に入っただけで張り詰めた空気に緊張感が高まったことを覚えています。

 でも、やっぱり大河ドラマというのは国民的ドラマですし、反響もすごい。俳優としてちょっと一人前になれたかなと思えるような場所でした。このときもやはり時代劇の難しさは感じましたが、挑戦していくべきものだと思いましたし、僕の息子が大きくなるころに時代劇ってどれだけ残っているのかなと考えた時、僕ら若い世代がやらなければたぶんなくなってしまう。だからこそ定期的に演じ続けていきたいですね。

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太閤秀吉(竹中直人)は嫡子・拾を愛するあまり…
秀吉の後を継いで関白となった甥・秀次を邪魔者と思い始める

 秀次役については、資料はもちろん読ませていただきましたが、演じるのは“中尾明慶”で自分の中にあるものが生きてくるというのかな。秀次の経験が僕の中にあるわけはないけれど(笑)、自分の中に辛い過去や苦しんだ経験がある。それと秀次をすりあわせることで一つの役を作り上げていくということをします。資料だけで作り込んでもウソになる、自分の持っている本当とウソを混ぜることで一つのキャラクターが出来上がっていくと考えています。映画やドラマを見るのも、もちろん勉強ですが、それ以上にいろんなことを経験することのほうが大事かなというふうに自分の中では決めています。そこで、自分自身も知らない「あ、俺ってこんな人物だったんだ」と思わされる瞬間があり、その経験を大事に覚えておくというふうにしていますね。

連続テレビ小説 まんぷく(2018-19)

岡幸助役

連続テレビ小説 まんぷく

インタビュー

 前半の萬平さん(長谷川博己)の製塩工場で働いていたころの岡は、けっこう無骨でとんがっていましたね。意外かも知れませんが、こういう役って実は少ないんです。

 岡は戦争を体験しているし、家族は行方知らず。本当は亡くなっているのでしょうが、自分で認めたくないからそう言っているだけでね。家族も何もかも失った末に、お金だけは稼がないといけないからと萬平さんの工場にやってきた。なんでもやってやるという思いでたどり着いた場所で、常に苛立っていました。

岡は萬平の製塩所で働く〝塩軍団〟の1人
仕事には真面目だがけんかっ早い性格
衝突の多い岡と森本(毎熊克哉)

 僕は戦争を経験したわけではないから、その苛立ちは本当の意味ではわからない。それでも僕の中で、その気持ちは持ち続けていなければいけないと思い、気持ちを維持しながら現場にいるようにしていました。本当はすごくおしゃべりな人間なので、みなさんといっぱいしゃべりたかったんですけどね(笑)。岡のキャラクターを作るために最初のころはふだんからそんな感じで現場にいるようにしていました。それができたのも脚本が素晴らしくて、登場人物一人一人のキャラクターがしっかり描かれていたので、僕は素直に岡という役を演じることができたんだと思います。後半になると世の中も岡も余裕が出て来て、森本くん(毎熊克哉)と恋のバトルなんかしてますけどね(笑)。

香田家の次女・吉乃(深川麻衣)をめぐって…
岡と森本の〝恋のバトル〟が開始!

 それにしても芸達者なみなさんに囲まれてお芝居をするというのは本当に楽しかったです。福子役の安藤サクラさんと萬平の長谷川博己さんは集中力も含めて全員を引っ張っていくパワーがすごいんです。必ず素晴らしいシーンが出来るという絶対的な安心感で身を投じることができ、そこに思う存分甘えさせてもらいました。出演者、脚本、監督、プロデューサー、スタッフ全員のエネルギーと情熱、朝ドラのすごさを思い知りました。

 プライベートでも、息子の保育園のお友達が朝ご飯を食べながら、みんな見てくれていて、「○○くんのパパ、ドラマ見たよ」って駆け寄って来てくれるんです。子どもから年配の方まで楽しめる朝ドラならではの経験がすごく嬉しいです。息子に「パパすごいだろ」ってちょっと鼻が高くなる瞬間があります(笑)。出演できたことが光栄だし幸せだし、またぜひ朝ドラに出たいですね。

即席ラーメンの開発に挑む萬平(長谷川博己)と福子(安藤サクラ)
萬平の夢がまわりのみんなを巻き込んでゆく

夜ドラ 卒業タイムリミット(2022)

伊藤倫太郎役

連続テレビ小説 まんぷく

インタビュー

 卒業を間近に控えた主人公の黒川(井上祐貴)たち4人の高校生が教師の誘拐事件に挑む青春ミステリー。僕が演じるのは彼らが通う学園の数学教師で、黒川にとっては恩師にあたる役。とはいえ授業シーンがなかったので、先生と生徒というよりも、兄弟のような距離感に近かったと思います。弟の方がしっかりしていて、若干頼りない兄ちゃんでいいかなって(笑)。目線を低くしてみんなの近くにいてあげられる存在を意識していました。

主人公の黒川(井上祐貴)の担任で数学教師

 僕自身が高校生のときには学校外で先生と交流することはなかったですね。まして先生と一緒にご飯を食べることなんて、何となく禁止されているような感覚があって…。でも、こういう先生が身近にいたら学校生活がより楽しかったかもしれないですね。

学校外の洋食屋で生徒たちの前でご飯を食べる

 主演の井上くんとはクランクイン前に焼き肉を食べに行ったのですが、その時もすごく緊張していました。いろいろと背負うものがあり、ものすごくプレッシャーがあったのではないでしょうか。でも、現場に入るとそう感じさせない堂々としたお芝居で「さすがだな」と思いました。例えば2人のシーンのかけ合いで、僕が自分の思うリズムでお芝居をすると、打合せをしなくても瞬時に応えてくれるんです。その場の空気感やカットがかかるまでの間もしっかりと感じとって存在してくれているので、ほんとに尊敬してしまいます。長く経験を積んできた僕よりもずっとしっかりしているんじゃないかな。

黒川から「りんたろう」と呼ばれる兄弟のような距離感

 『卒業タイムリミット』は新しく始まった夜ドラ枠の最初の作品。月曜から木曜まで毎日15分放送されるスタイルも含め、僕もいち視聴者のような気持ちで放送を楽しみにしています。毎話、次が気になる展開で終わる点も15分の帯番組ならでは。撮影中は本当に皆の仲が良かったので、その空気感が作品にも反映されていると思います。そうした部分も楽しんでいただけたらいいですね。

監禁事件に巻き込まれ不安に思う生徒たちから頼りにされる
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敬称略

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