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白石加代子 白石加代子

白石加代子女優しらいしかよこ

1941年、東京都出身。67年、早稲田小劇場に入団。看板女優として活躍。退団後も様々な舞台で注目を集める。主な出演作に、ドラマ『すいか』『Q10』『泣くな、はらちゃん』『ど根性ガエル』、舞台「百物語」シリーズ、「源氏物語」シリーズ、「ムサシ」「身毒丸」「グリークス」「夏の夜の夢」など。NHKでは『奇跡の人』、大河ドラマ『義経』『花燃ゆ』『いだてん』に出演。連続テレビ小説『ひよっこ』、『ひよっこ2』ではヒロインが暮らすアパート「あかね荘」の大家・立花富を好演。

大河ドラマ 義経 (2005)

語り・お徳役

大河ドラマ 義経

インタビュー

 京・七条で鎧武具に使う組みひもなどを商っている謎の女・お徳。武具の商いから武家の動向に詳しく、かつて面倒を見ていた孤児たちからもさまざまな情報が集まるという不思議な役どころでした。語りも受け持ちました。

 平清盛(渡哲也)の父・忠盛と懇意だったため、清盛の幼いころを知っていて、清盛に対して臆することなく物が言えるのですが、それと同時に義経(滝沢秀明)とも交流を持っていました。義経の頼れる相談役だったことから、スパイに見えるような雰囲気もありましたね。源氏と平家のどちらにも思い入れがある、多面的なすごくいい役だったなと思っています。

組みひも屋のお徳は京の事件や動向に詳しい

 あるとき清盛に、お徳が仲の良かった母親の思い出話をするシーンがありました。清盛役の渡さんの目の奥をのぞき込みながらセリフを言ったのですが、その瞬間、渡さんの瞳が不思議な色を帯びたんですよ。普通、情感があふれるときは、ちょっと笑ったり、目を細めたり、涙を流したりと目の表情全体で表しますが、渡さんの場合、目の周りを全く動かさずに瞳の色合いだけで母への懐かしさを表現されていた。すごいもの見ちゃったなと思いながらお相手していたのを覚えています。

 その時の渡さんの表情はおそらくカメラもとらえることができなくて、多分、この世の中でその瞳を見ることができたのは私ひとり。後にも先にもああいう演技をされる方にお会いしたことがなく、すごい俳優さんだなと思いました。私は舞台俳優ですから、映画俳優のすごい人はこういう繊細な表現ができるんだなと驚きましたね。

平清盛(渡哲也)の情報提供者であり、相談役でもある
母との縁の薄かった清盛の幼いころのことを語るお徳

大河ドラマ 花燃ゆ(2015)

国島役

大河ドラマ 花燃ゆ

インタビュー

 ヒロイン・美和(井上真央)が仕える毛利家で、50年以上にわたって御蔵番(おくらばん)を務めていた国島。毛利家藩主の正室・都美姫(松坂慶子)や銀姫(田中麗奈)の豪華な嫁入り道具類を手入れする仕事に誇りを持っているベテラン女中でした。

 新参者の美和が奥女中たちの人員削減に当たることになった際、周囲の反発を買った美和に力添えをし、その後、居城が山口城から萩城に移るにあたって、後を美和に託して城を去りました。

国島は毛利家に50年以上仕え、御蔵番を任される大ベテラン
訪ねてきた美和(井上真央)の前で倒れてしまう
  
美和は国島に女中たちの人員整理に協力してほしいと頼む

 実はこの国島役の撮影はほんの1日で終えてしまったのですが、セットに並べられたお道具はどれもそれは素晴らしくて。もう少しじっくりと演じてみたかったと思いましたね。

 また、慣れないスタジオで撮影する私に主演の井上真央さんが共演者の皆さんの役柄や設定を説明して下さり、一生懸命な姿がとてもかわいらしく印象的でした。大河の主役というだけでも大変なのに、私に気を配ってくださって有り難かったです。

プレミアムドラマ 奇跡の人 (2016)

亀持岩役

プレミアムドラマ 奇跡の人

インタビュー

 目と耳に障害がある女の子・海を演じた住田萌乃ちゃんがよく頑張っていましたね。それに主役の亀持一択役の峯田和伸くんが体を張って演技をしていたのも素晴らしかったです。峯田くんとはこの時は初共演。私は一択の祖母・岩の役だったのですが、お会いしてすぐに本当の孫のように思える方でした。

 最初は彼が歌手だとは知らなくて、歌手だと聞いたときもむしろ「歌なんか歌えるのかな」と思ったのですが、後で銀杏BOYZの歌を聴いて「こういう歌を歌っている人だから、ああいう演技ができるんだな」と納得しました。常に人間として体を張っている人なんですよね。だから、命がけで子どもに愛情を注ぐ姿もうそじゃなく見えるんだと思います。

孫の一択(峯田和伸)が山形に里帰り
一択が連れてきた海(住田萌乃)は目と耳に障害があり…
“めんこいなあ…”

 私と話をするときも、優しさが自然に出るんです。年上の人間に対する敬いの気持ちというかね。その気持ちが通り一遍の優しさじゃなくて魅力的ですね。

 岡田惠和さんの作品にはよく出させていただいており、役者への愛情が強い人だと思っています。「あて書き」される方だそうなので、役者の色んな部分をよくご覧になっているのでしょうね。私はいつもいただいた役を好き勝手にやらせていただいていますが、「どんな風に演じてもいいですよ」と言って下さっているような許容量の大きさを感じさせる脚本だと感じています。

“一度でいいから人の役に立つことをしろ”という祖母の教えが一択を動かす

大河ドラマ いだてん(2019)

三島和歌子役

大河ドラマ いだてん

インタビュー

 役をいただいたときは、三島和歌子さんのことを存じ上げませんでした。そこで伝記を含めて本を2,3冊読ませていただき、その素晴らしい人柄に惚れちゃったんです。すごく素敵な女性なんですよ。

 ドラマで描かれる和歌子さんは仕込み杖を持っていますが、その訳は常に刺客に狙われていた警視総監の夫を守るためでした。それは夫が亡くなるまで続き、トイレにも付いて行く念の入れようだったんですって。実家のお父さんが武術を教えていたことから、和歌子さんも構えが身についていた人で男性に対してでも「へっぴり腰!」と言えるほどの腕前だったようです。

薩摩出身の華族・三島家の大奥様

 そんな和歌子さんですがドラマの冒頭でも登場したエピソードのように「不如帰」で意地悪な姑として描かれ、中傷されて酷い目にあいました。でも家族や子どもたちが和歌子さんについての覚え書きを近しい人に頼んで書いてもらい、どんなに素晴らしい女性だったか本にもまとめているんですよ。

 とても情の深い方で実子以外の子ども達も実子と分け隔てなく愛情を注いだ人でした。ですから子どもたちも皆、自分がどんなに大切に育てられたのかを覚え書きに書き残しているんです。使用人たちもこの覚え書きに和歌子への尊敬の念を書いているのですが、そんな風に人から慕われる人物だったからこそ“おんな西郷”の異名が付いたんでしょう。私も彼女のことを知った上で役に臨めたので、魂を受け継いだような気持ちで演じることができました。

オリンピックに向かう四三(中村勘九郎)のためのテーブルマナー教室
西洋料理に不慣れな四三は勢いあまって…

連続テレビ小説 ひよっこ(2017)
連続テレビ小説 ひよっこ2(2019)

立花富役

連続テレビ小説 ひよっこ 連続テレビ小説 ひよっこ2

インタビュー

 ヒロイン・みね子が暮らす「あかね荘」の大家で、昔は赤坂の売れっ子芸者だったという富さんを演じました。まずは元芸者という設定にとてもワクワクしました。過去が二重三重に隠されているような人物って、役作りで膨らませやすいんですよ。どこか影があったり、富さんのように不思議な印象のある役は演じていて、とても楽しいですね。若いころは絶世の美女だったと自分で言っていますが、その辺りはどうなのでしょうか(笑)。

会社の倒産で社員寮を出たみね子(有村架純)は「あかね荘」の住人に
大家の富はおしゃべり大好き、入居者たちからのお土産はもっと好き

 役柄上、衣装はいつも素敵なものをたくさん揃えていてくださっていました。その中から着てみてイメージに合うものをチョイスしていました。髪は独特の形に結いあげるのに1時間以上かけてセットしてくださっていたんですよ。

 『ひよっこ2』では久しぶりにひよっこメンバーと顔を合わせました。何にも事件は起こらないのだけど、とにかくレギュラー出演者がみんな出てくるの。時代はみね子が結婚して2年後の設定で、「あかね荘」の住人に変化があるのが面白いですよね。富さんも変わらず元気に登場しますので、楽しんで見ていただけたら嬉しいですね。 

かつて愛した人の死を知った富は喪服をまとい葬儀へ…
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