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佐藤二朗 佐藤二朗

佐藤二朗俳優さとうじろう

1969年、愛知県出身。96年、演劇ユニット「ちからわざ」を旗揚げ。作・出演を担当し俳優活動を開始。主な出演作は、ドラマ『幼獣マメシバ』シリーズ、『浦安鉄筋家族』『今日から俺は!!』、映画『blank13』『さがす』など。映画『はるヲうるひと』では脚本、監督を務めた。NHKでは連続テレビ小説『純と愛』、大河ドラマ『平清盛』『花燃ゆ』、BS時代劇『神谷玄次郎捕物控2』、土曜ドラマ『ひきこもり先生』のほか新感覚の教養番組『歴史探偵』にも出演している。

土曜特集ドラマ 長良川巡礼(2001)

佐藤晃良役

土曜特集ドラマ 長良川巡礼

ぼけて死んだ妻の残した手紙。それは、かつて男が妻を裏切り愛した女から、妻にあてたものだった。妻は、どうやらその女と連絡を取り続けていたらしい。男は、末娘とともに納骨の旅に出る。その旅の途中、妻の秘密が一つ一つ明らかになっていく。名古屋から日本海までハイビジョンの美しい風景で綴るロードムービー形式のヒューマンドラマ。(全1話)

作:大森寿美男

大河ドラマ 平清盛(2012)

藤原家成役

大河ドラマ 平清盛

インタビュー

 初めての大河出演で演じたのは鳥羽上皇/法皇(三上博史)の近臣・藤原家成。平家一門との親交が深く、清盛(松山ケンイチ)が元服した際に加冠役(かかんやく)を果たした人物です。正二位中納言(しょうにい ちゅうなごん)にのぼったかなり位の高い公家だったため身なりが豪華で、その分、幾重にも衣裳を重ねたり、お歯黒をしたりして支度に時間がかかったのを覚えています。お歯黒に関してはマウスピースで演じることもできましたが、僕はいちいち塗っていて大変でしたね。

鳥羽上皇/法皇(三上博史)の信頼厚い近臣、藤原家成

 この経験から、時代劇は位の低い人物の方が支度が楽だと分かりました。当時も源為義を演じた小日向文世さんや鎌田通清(みちきよ)役の金田明夫さんたちは、あまり身分の高い役ではなかったので、ジャージのような楽な衣裳を身につけられていましたから。

家成ら公家たちは、白粉(おしろい)を塗り、お歯黒をつけ、メイクから作り込まれている

 家成が信頼を得ていた鳥羽上皇/法皇を演じたのは三上博史さんでした。『平清盛』以外にも共演させていただいたことのある三上さんは、ひじょうに気づかいにあふれ、優しい方。年齢もキャリアも三上さんの方が先輩ですが、それほど年は離れていないので、撮影の合間は常に気さくにお話をしてくださいました。また、藤原忠通役の堀部圭亮さんは大好きな俳優さん。共演シーンが多いこともあって仲良くしていただき、深夜にまで撮影がおよぶ大変な現場でも楽しく過ごさせていただいたのを覚えています。

鳥羽上皇/法皇は、中宮の璋子(たまこ/檀れい)が、祖父・白河法皇(伊東四朗)と関係していたことを知り、苦悩する

連続テレビ小説 純と愛(2012)

天野巌役

連続テレビ小説 純と愛

インタビュー

 重鎮、遊川和彦さん脚本の連続テレビ小説でした。僕が演じたのは純が務める下町の小さなホテル「里や」の宿泊客。「生きる希望がない」と部屋に閉じこもってしまい、自殺未遂を図るという役どころでした。

純のしつこい呼出に激高する205号室の住人で世捨て人の天野巌

 他局ではありますが、映画化もされた『幼獣マメシバ』で演じたのが無職の中年ニート。『純と愛』でも閉じこもる客でしたし、2021年の土曜ドラマ『ひきこもり先生』でもタイトル通りの役だったので、なんだかひきこもり役が多いなという印象です。だからなのか、ネットで「佐藤二朗を部屋から出すにはマメシバを用意すればいいんだ」という書き込みを見つけたことがあるんですよ(笑)。

自ら命を絶とうとした天野に「なぜこんなことをするのか」と興奮気味に問いただす純(夏菜)

 同作でヒロインを演じた夏菜さんは『モップガール』という作品でご一緒していて、それ以来の共演でした。当時からチャキチャキしていて気持ちのいい子だなという印象はありましたが、この時もその印象は変わらずで楽しかったですよ。

世捨て人になった経緯を、初めて会った愛(いとし/風間俊介)に次々と言い当てられて脅威を感じる天野

 また愛(いとし)役の風間俊介くんはかわいい後輩であり、信頼できる同業者。NHK大阪局放送局で撮影していたのですが、あるとき朝一番の収録シーンがあって、次の撮影がある夜までかなり時間が空いたんです。当時はまだコロナの流行前でしたから、朝からやっている京橋(大阪・都島区)の立ち飲み屋でちょっと飲んで、ホテルに帰って寝てから夜の撮影に行ったのが懐かしいです。

埼玉発地域ドラマ
越谷サイコー(2018)

浦井伝助役

埼玉発地域ドラマ 越谷サイコー

インタビュー

 脚本がとにかく面白い作品でした。住宅メーカーに勤める主人公・加奈子(佐久間由衣)と古い家で雑貨店を営む祖母(竹下景子)の前に突然現れる先祖の幽霊の役。

存在を知られ、何とも言えない表情のご先祖・浦井伝助(幽霊)

 成仏できずに350年も蔵の中にいたという設定だったので、僕だけかつらを着けて時代劇衣装という、今までにない経験をしました(笑)。

蛇口から出る水に驚く伝助
エスカレーターに乗るタイミングが分からず立ちすくむ伝助

 地域発ドラマの特性上、撮影の多くを埼玉で行いました。

大相模調節池
日本一の力持ちとうたわれた越谷出身の三ノ宮卯之助が奉納した力石と、それを持ち上げようとする、加奈子の幼馴染・三ノ宮祐介(飯島寛騎)

 主演の由衣ちゃんとは初共演でしたが、いい女優さんを見つけたなと思いましたね。撮影の合間に彼女のマネージャーさんを交えて3人で焼き鳥を食べに行ったのもいい思い出です。

試しに“お供え”した冷たくて甘い抹茶味の飲み物を前に、「うまいっ!甘いっ!!」と連呼する伝助(幽霊)と、「味わかるの?」と驚く加奈子(佐久間由衣)

 また同じ愛知県出身の尊敬する大先輩、竹下景子さんとの共演がかない、じっくり絡めたこともうれしかったです。

小型ヨット上でお互いの隠しごとを打ち明け合い、最期まで笑いの絶えない加奈子の祖母・良枝(竹下景子)と伝助

 その前に金曜時代劇『蝉しぐれ』でワンシーンだけご一緒しましたが、『越谷サイコー』は僕と由衣ちゃん、竹下さんの3人がメインのお話だったので、たくさんの時間を共有させていただきました。

Eテレ放送開始60年!
「Eうた♪ココロの大冒険」(2019)

ハメハメハ大王役

Eテレ放送開始60年!「Eうた♪ココロの大冒険」

Eテレの放送開始60年を記念して、Eテレ(教育テレビ)の番組で放送されてきた歌、「Eうた」を豪華アーティストがカバー。子どもや番組を見て育った大人たちに向けて、寺田心くん演じる主人公が失われた「うた」を取り戻すため、ファンタジーの世界を大冒険! Eテレで長年親しまれてきたキャラクター、人形劇などを盛り込んだエンターテインメント番組。出演:寺田心、清野菜名、藤井隆、上白石萌歌、木村カエラほか。

マチスコープ(2020~)

マチスコープ

「地下鉄なのにトンネルを出ちゃった。なぜ?」「ビルの根本はどうなっているの?」「川はないのに歩道に橋が?」など、街には楽しくて不思議なヒミツがいっぱい。「マチスコープ」は、タイムワープ機能や透視機能でそんな不思議を解き明かしてくれる秘密のゴーグル。スコープをのぞき見ると、驚きの仕組みや知恵、昔の様子が見えてくる。自分の住む街や人々の営みへの興味を喚起し子どもたちの観察眼を磨いていく番組。

音楽:KIRINJI

土曜ドラマ ひきこもり先生(2021)

上嶋陽平役

土曜ドラマ ひきこもり先生

インタビュー

 11年間のひきこもり生活を経験した主人公が中学校の不登校教室の非常勤講師になり、複雑な事情を抱える子どもたちと向き合うお話でした。

ひきこもりからの社会復帰途上であるため、生徒の目を見て自己紹介ができない、非常勤講師・上嶋陽平

 先生役といえば、武田鉄矢さんや中村雅俊さん、水谷豊さんなど尊敬する先輩俳優さんたちが個性的に演じてこられたジャンル。せっかく自分がやるのなら、令和の今だからできる先生を演じたいと思いました。

「僕はあなたの味方になりますっ」と、登校する生徒に呼びかける

 そんななかで西谷(真一)監督と話したのは、もともと引きこもっていた陽平だからこそ、生徒の気持ちがよく分かって寄り添えるということ。派手さはないけれど、これまで見てきたどの先生像とも違うふうに演じられるかなと、西谷監督や石塚(嘉)監督と相談しながら作っていきました。

邪険に扱われても、父親の好きなおにぎりの具材を覚えている不登校の生徒・征二(南出凌嘉)を「すごいよっ」と褒める陽平
堀田奈々(鈴木梨央)を不登校になるまでいじめた過去を涙ながらに告白する和斗(二宮慶多)を、否定も肯定もせず黙って耳を傾ける

 ただ、演じている間はやっぱりメンタル的にしんどかったですよ。生徒の話を聞いて寄り添っていくので、ときには生徒よりも深く落ち込んでしまうことも。ですから僕自身も役にひっぱられてメンタルがキツいと感じていました。

心身の不調から再びひきこもってしまい、自暴自棄に

 でもそれ以上にやりがいもあり、鈴木保奈美さん、佐久間由衣ちゃん、室井滋さん、高橋克典さんといった共演者の方々と楽しく過ごせたのを覚えています。

成り行きで目隠しして花壇まで行くことになった陽平と、心配で付き添うスクールソーシャルワーカーの磯崎藍子(鈴木保奈美)

 Twitterにも書いた記憶があるけれど、『ひきこもり先生』で陽平という人物を演じて、世の中は理不尽なことも多いですし、頑張った人がその分報われるとも限らない。でもやっぱり、空はどこまでも青くて美しいと大人がちゃんと子どもたちに伝えられなくてどうするんだと、改めて感じさせられました。

「学校を子どもたちが安心していられるところにしたいんです。」と、校長の目を見据え、決意を述べる陽平

歴史探偵(2021~)

「歴史探偵社」の探偵所長役

歴史探偵

『歴史秘話ヒストリア』(2009~2020)の後継番組。俳優の佐藤二朗が「歴史探偵社」の探偵所長として登場。専門家の意見をもとに、えりすぐりの「探偵」たちの入念な取材により歴史の謎や、突き止められる新事実にスリリングに切り込んでいく。総合夜間の45分番組。番組の“特別顧問”は歴史研究家の河合敦。探偵社・副所長が渡邊佐和子アナウンサー、探偵は近田雄一、青井実、森田洋平、石橋亜紗の各アナウンサーが務める。

大河ドラマ 鎌倉殿の13人(2022)

比企能員(ひきよしかず)役

大河ドラマ 鎌倉殿の13人

インタビュー

 主人公の義時(小栗旬)やその父の時政(坂東彌十郎)たち北条家と、幕府での地位を争う比企家。その当主である能員を演じています。

北条時政(坂東彌十郎)が後白河法皇のお気に入りなのが面白くない能員

 頼朝の乳母・比企尼(草笛光子)の義理の息子で、頼朝とは乳兄弟にあたる人物。義経や蒲殿と姻戚関係を結びながら、その地位を強固なものにしていこうと目論みます。

 第22回のシーンで、一族の娘・比奈(堀田真由)を頼朝の側女にしようと、紹介する場面がありました。そのときのセリフに「わが一族は皆、鼻筋が通って、目が大きいのですが」という一節があり、この顔で!?と妻に話したら「三谷幸喜さんのギャグだと思う」と言っていましたね(笑)。

 三谷さんは当て書きをされることで知られますが、僕が演じる役にも思い当たるところがあります。かすり傷なのにものすごく大げさに痛がるシーンがあって、妻からも「三谷さんはあなたのことをよく見て分かっている」と言われました(笑)。精神年齢6歳の53歳児と自分で言っているほど精神年齢が子どもなので、ふだんからちょっと痛いだけで「お母さん!お母さん!」と妻を呼ぶほど……。そういうのを「よくわかっている」と思ったようです。

もっと源氏にグイグイと食い込むよう妻に急き立てられ、まんざらでもない様子

 三谷さんは尊敬している作家さんで特に「笑の大学(わらいのだいがく)」は映像で録画して何度も見直している作品。そんな三谷さんの作品に出演できるのはとても光栄です。北条家と争う比企能員はもしかしたら、のちに鎌倉幕府の実権を握ったかもしれない人物。やがて滅ぼされる運命ではありますが、それまで繊細に演じていけたらと思っています。

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敬称略

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