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橋本愛 橋本愛

橋本愛女優はしもとあい

1996年、熊本県出身。主な出演作品に、ドラマ『同期のサクラ』『パレートの誤算〜ケースワーカー殺人事件』『35歳の少女』、映画『リトル・フォレスト』シリーズ『PARKSパークス』『ここは退屈迎えに来て』『私をくいとめて』など。NHKでは連続テレビ小説『あまちゃん』大河ドラマ『西郷どん』『いだてん〜東京オリムピック噺〜』『長閑の庭』などに出演している。

連続テレビ小説 あまちゃん(2013)

足立ユイ役

連続テレビ小説 あまちゃん

インタビュー

 東北・北三陸の小さな町を舞台に、ヒロインの天野アキ(能年玲奈、現のん)が祖母に憧れて海女を目指し、やがて地元のアイドルになっていく物語。私が演じたのは、アキの高校の同級生で、ローカルアイドル「潮騒のメモリーズ」を一緒に結成するユイちゃんでした。

 役が決まったときは、それほど出番が多くないと思い込んでいて、伸びやかにやれるかなと楽にとらえていたんです。でも演じるうちに、思ったよりもユイちゃんの役割が大きいことに気づいて、それからは役の重要さに震えていました(笑)。

 当時の私はお仕事への意識も、役への向き合い方も今とは全然違っていました。丸裸のまま、動物的に演じていたような感じだったので、振り返ると「よくやれたな」と思います。恥ずかしいですね。どうお芝居していいかも分からない中で演じていたので、どのシーンも難しかったですが、気合いで乗り切っていたのを覚えています。

元気に笑顔で!

 なかでも苦労したのが、ユイちゃんの笑顔の場面。アイドルを夢見る女の子らしく、作り笑顔で周囲に愛想を振りまくシーンが多かったんですよ。でも私自身は愛想を振りまくのが苦手なタイプなので「どうやったらいいの? うまく笑えてるかな?」といつも気になっていました。だからというワケではないのですが、ユイちゃんが途中でヤンキーになったところは、楽しく演じられました。「こっちのほうが楽だな」って(笑)。

ヤンキーになることも

 ずっと変わらず周りの人に勇気を与え続けてくれるアキちゃんに対し、ユイちゃんは変わり続けることで人の心を打つ子でした。当初は地元でも有名な美少女として描かれていましたが、アイドルを夢見て上京しようとするも挫折。母親の失踪や父親の介護を抱え、ヤンキーになって荒れた生活を送ったりもします。状況がコロコロ変わり、逆境に立たされるユイちゃんを演じるのは難しかったけれど、その分、本当に楽しかったです。

潮騒のメモリーズ

ハードナッツ!
〜数学girlの恋する事件簿〜(2013)

難波くるみ役

ハードナッツ!〜数学girlの恋する事件簿〜

インタビュー

 天才女子大生のくるみが、数学を駆使して難事件を解決していくミステリードラマでした。私自身は数学が苦手なので、実はくるみが頭の中で計算するシーンは、何も考えずに演じてたんですよ(笑)。台本では難しそうに思えたそんな場面も、数式をポップに見せる演出が面白くて楽しく見られましたね。

天才数学科女子大生
考えている数式がCGで現れる

 この役を演じたのは『あまちゃん』が終わった直後。ちょっと変わり者のくるみは、明るくはじけた性格だったので、実は能年ちゃん(現のん)が演じたアキちゃんをそのまま参考にして演じていたんですよ。というのも、私自身は一部の心を開いた人にしか、ああいう溌剌(はつらつ)さが出せないタイプ。何とか心の扉を開いてやろうと心がけていました。

変人ならではのアプローチ法で謎に迫る

 くるみと一緒に難事件に挑む刑事、伴田を演じたのは高良健吾さん。ミステリアスな伴田にくるみは恋をするのですが、私自身は先輩の高良さんに甘えっぱなしでした。実は演技のお仕事をずっと続けるかどうか、自分のなかでも分かっていない時期で、お芝居に対しても全く自信がなかったんです。そんなとき、高良さんが同じように悩んだり、迷ったりしながらお芝居に取り組まれている姿を見て、それでいいんだと安心しました。

刑事・伴田(高良健吾)

 高良さんのお芝居はご自身のピュアさがすごくにじみ出ていました。まだ役づくりができなかった未熟な私のことも優しく見守ってくださって、「そのままの自分でいてもいいんだ」と感じられ、とても心強かったですね。それ以来、高良さんのことは本当に信頼しています。同じ熊本県出身で同郷でもあり、本当に優しく接してくださる先輩。『青天を衝け』でも共演していますが、一緒にいてとてもリラックスさせてくれる存在です。

大河ドラマ 西郷どん(2018)

須賀役

大河ドラマ 西郷どん

インタビュー

 須賀は、鈴木亮平さんが演じる吉之助さんの最初の妻でした。吉之助さんとはすぐに離縁してしまうので、登場はわずか2回のみでしたが、とても印象に残っている役です。この作品の後、大河ドラマ『いだてん』や『青天を衝け』に出演していますが、その度に須賀役で私のことを覚えてくださっている方から「須賀さんが出てる!」と、反響をいただき、とても嬉しく思っています。

 明るくて優しく、誰にも好かれる吉之助さんに対し、須賀は一切笑わないという誤解されやすい性格の人でした。私はすぐに笑ってしまう方なのですが、場合によっては笑えないこともあって、そんなときに自分の本当の気持ちに気づいてくれる人って、本当に貴重だと思うんです。吉之助さんは不器用な須賀の本当の姿を見て、その純粋さや優しさ、愛情深さに気づいてくれた。だから、ストレートに嬉しいとは伝えられないけれど、吉之助さんを心から慕う気持ちが自然にわき上がってきました。

無理に笑顔をつくる
吉之助(鈴木亮平)が江戸に行くなら離縁したい言い出す

 そんな須賀が選んだのは、愛する夫の出世を妨げないようにという思いからの別離でした。最後に西郷家を去るときに父親に本音を吐露するところは、演じる上でとても緊張した場面でした。でも、側にいるだけが愛情じゃないという須賀の愛情に、心から共感できたのを覚えています。そして、須賀の秘めた思いに最後まで気づかなかった視聴者の方に、ようやく本心を知っていただける、よかったという気持ちになったのを覚えています。

西郷家を後にして父(北見敏之)に本音を吐露する
「(吉之助は)優しすぎっとじゃ、一緒にいたら離れられなくなりもす」

プレミアムドラマ 長閑の庭(2019)

朝比奈元子役

プレミアムドラマ 長閑の庭

インタビュー

 恋愛経験ゼロのドイツ文学を専攻する大学院生・元子と、41歳年上の教授・榊(田中泯)との切ない恋を描いた作品でした。元子はいつも黒い服を着ているので、ドイツ語で黒を意味するシュバルツさんというあだ名で呼ばれているのですが、私自身はカラフルな方が好きで黒はあまり着ないんです。ですから、私の好きなアーティストが「黒しか着られない時期があった」と話していたのを思い出し、それを参考に元子の気持ちを想像して演じました。

ドイツ語で黒を意味する“シュバルツ”さんと呼ばれる

 元子と、彼女が想いを寄せる榊教授とは、学生と教員の間柄。しかも41歳という年齢差があるので、社会的には物議を醸すような恋に感じられるかもしれません。でも私自身が人柄に惚れてしまうタイプなので、違和感なく元子を演じられたと思います。関係を築く過程では年齢差が壁となることもありますが、恋に落ちる時、それが歯止めにはならない。

教授の榊(田中泯)に「君の日本語は美しい」と言われる

 というのも、榊教授が元子より多く年を重ねてきた41年が、彼のいまの人格を作ってきたわけで、それこそが尊いと思うんですよ。だから元子の思いには素直に共感しましたし、もし同じような恋愛をしている人がいたら、誰が何を言おうと、私自身は肯定したいなという気持ちで演じていました。

 また、私はもともとコンテンポラリーダンスなどの踊りを鑑賞するのが好きなので、田中泯さんの踊りや存在をすごくステキに感じていて、尊敬もしていたんです。私自身の気持ちは恋ではないけれど、泯さんのことを人として好きだという気持ちがベースにあったので、努力することなく、元子として泯さんが演じる榊教授に憧れることができました。

「教授が震えていたら、おさまるまで私が抱きしめます」

大河ドラマ 青天を衝け(2021)

渋沢千代役

大河ドラマ 青天を衝け

インタビュー

 最初に台本を読ませていただいたときは、仕上がりが想像できなかったので、どんなドラマになっていくんだろう、と楽しみにしながら撮影を続けていました。実際に見てみると軽妙なところがあって、大河ドラマになじみがなかったり、歴史に興味がない人でも楽しんでいただける作品になっていると感じています。

渋沢栄一(吉沢亮)の妻となる千代

 日本資本主義の父と称される渋沢栄一さんの生涯を描く『青天を衝け』で私が演じるのは、妻の千代。大河ドラマには二度出演していますが、これまではあまり出演シーンが多くありませんでした。ですから、初めて出演のお話をいただいたときは、作品のなかでずっと主人公の栄一さんと伴走していける役だとうかがい、光栄に感じました。そんなうれしい気持ちと同時に、撮影が進んでいる今も、身を引き締めて長い撮影期間に挑まなければ、と思っています。
 演じる千代は、かわいくて、柔らかくて、周囲から愛される女性です。栄一さんと結婚してからは、やがて母となり、たくましく成長していく姿が見られると思います。栄一さんとともに、喜びや悲しみを経験しながら、人としての幹を太くしていく様を感じていただけたらうれしいですね。

千代はかわいらしく周囲から愛される女性

 二人は本当に仲むつまじい夫婦なのですが、演じていて恥ずかしくなるような、女の子たちがキュンキュンするために描かれたのではないかと思う場面が沢山あります。プロポーズのシーンはもちろん、結婚後にもそうしたシーンがあり、その度に、千代の栄一さんへの大きな愛情を感じて、演じながら「触れたい、抱きしめたい」といった衝動があふれそうになってしまいます。でも千代は、自分からはそういったコミュケーションを取らない慎み深い人なので、私も感情を抑えつつ、千代からにじみ出る愛情が見えればいいなと意識して演じています。

 ふだんは夫を支える大人しい女性ですが、ここぞというときにはきちんと自分の考えを言葉にできる千代。その根源には、栄一さんと同じく、周りの人のために生きたいという思いがあります。とても頭がよく、人徳もあって、自分の言動が周囲にどのような影響を与えるかをきちんと理解しているので、普段は頭と心で言葉を尽くしていろいろなことを考えているんですよ。それが言葉として出るのは、皆にとっていい未来を作るための重要な局面。今後もそうしたシーンが描かれていきますので、千代の言動にぜひご注目いただければと思います。

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