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山内圭哉 山内圭哉

山内圭哉俳優やまうちたかや

1971年生まれ。大阪府出身。笑殺軍団リリパットアーミーの中心メンバーとして活躍。主な出演作に、舞台「時計じかけのオレンジ」「しゃばけ」「偽義経冥界歌」、映画『瀬戸内少年野球団』『花戦さ』『引っ越し大名』、ドラマ『民王』『獣になれない私たち』など。NHKでは、大河ドラマ『新選組!』『青天を衝け』、連続テレビ小説『はっさい先生』『あさが来た』、『奇跡の人』『植木等とのぼせもん』などに出演。

木曜時代劇 吉原裏同心(2014)

仙右衛門役

爆笑オンエアバトル

インタビュー

 出演オファーをいただいた年は、舞台が6本入っていて、1年間きれいにスケジュールが埋まっていたんです。千秋楽の翌日から、次回作の稽古が始まるような感じで、それはもう気持ちええくらいでした。

吉原のトラブルを処理する“会所”の番方、仙右衛門

 そんななか、佐野元彦チーフプロデューサーからご連絡をいただき「小出恵介くんが演じる主役のバディのような役を、ぜひやって欲しい」と言われました。スケジュール的に無理なのでは?迷惑をかけてしまうかも…、と伝えたら「それでもいい」とおっしゃるので、そこまで言ってくださるなら「空いている時間をすべて差し上げますんで」とお引き受けしました。

裏同心・神守幹次郎(小出恵介)と組んで吉原の事件を解決する

 そんなふうにプロデューサーが“僕にこの役を”とお声がけくださったのが、お引き受けした一番の理由でしたが、もうひとつ面白いと思ったのが、NHKで吉原を描くという点でした。大阪出身で関西の小劇団出身の僕が、バリバリ江戸ことばのセリフを話すドラマに呼ばれると思っていなかったので、そういう意味でも新鮮でした。
 時代劇で江戸ことばって、僕にとってはある種、ごっこ遊び的に楽しめる役やったんですよ。ちっちゃい時にヒーローごっこをするみたいに、江戸っ子ってアイコンとして分かりやすいじゃないですか。だからか、苦労もなくすんなりと役に入ることができましたね。

根っからの江戸っ子気質の仙右衛門

 小出くんが演じる主人公も、ご本人の人柄と相まって独特なキャラクターで楽しかったですよ。彼のかっこよさが、間をひとつ変えるだけでオモロいシーンになったりするので、二人で遊んでみたりもしていました。やりすぎて監督からダメ出しもありましたが(笑)、芝居に関してもいろいろ試せたいい現場でした。

連続テレビ小説 あさが来た(2015)

雁助役

連続テレビ小説 あさが来た

インタビュー

 『吉原裏同心』の撮影中に、佐野プロデューサーから「朝ドラに興味ないですか?」と聞かれたのが始まりです。普段からこんなキャラクターですから「僕が出てコンプライアンス的に大丈夫ですか(笑)」と確認しつつ、やはり「雁助役は山内さんに」とおっしゃっていただけたので「ボールを投げていただいた以上、ヒットは打たなくては」と出演を決めました。
 大森美香さんが脚本を担当される作品は初めてでしたが、なぜか雁助という役は何の努力もせずに演じることができたんですよ。プランもなくセリフを読んでいるだけで成立するというかね。それに「なんでこんなこと言うんやろう?」という違和感のあるセリフが一言もなくて、まるで自分の言葉のようにしゃべれたのは、いま振り返っても特殊な経験でしたね。

あさ(波瑠)の嫁ぎ先、加野屋の番頭、雁助

 初めましての役者さんが波瑠ちゃんと玉木宏くんくらいしかいなくて、気心の知れたメンバーに囲まれていたのも、自然体でいられた要因かもしれません。近藤正臣さんとは『吉浦裏同心』でご一緒し、その上下関係をそのまま引き継いだ感じでしたし、三宅弘城さんなんか、家がご近所でふだんから飯を一緒に食べてるような仲ですから。あるいは、(大森)美香さんが、僕の芝居を見て当て書きしてくださった部分もあるのかなぁ。それにしても台本を読んですぐになじむ役でした。

江戸から明治へ 時代の波にもまれる加野屋を支える

 ただ、動画でもご紹介している友近とのシーンは吉本の社内では大爆笑やったんですよ。僕が演じた加野屋の大番頭・雁助と今井家の女中・うめの恋愛模様をお茶の間はみんな感動してくれていたのに、吉本では“オレと友近が抱き合うてるなんて!”ってね(笑)。

女中のうめ(友近)と恋仲に

 反響もすごくて、街を歩いてたら大阪のおばちゃんから「あんた、も〜早よ友近抱き」と言われたりもしました。また、飲み屋で近くに座ったお客さんから「やっぱり銀行にはしたくないですか」って突然聞かれて、一瞬戸惑ったことも。役と役者の境界が皆さん曖昧になるほど、毎日入り込んで、時には自分に置きかえたりして見てくださっているんやなぁと、ダイレクトに感じられました。

プレミアムドラマ 奇跡の人(2016)

正志役

プレミアムドラマ 奇跡の人

インタビュー

 重度のハンディキャップを克服したヘレン・ケラーとサリバン先生の実話をモチーフにした作品でした。いいとこなしの主人公・亀持一択(峯田和伸)が、目と耳に障害のある娘・海(住田萌乃)を育てる花(麻生久美子)に恋をして、人生初の奇跡を起こす物語。僕が演じたのは失踪中の花の夫で、怖いもの知らずの暴れん坊。海の障害を何とかしようと躍起になっていたものの、ある日突然家を出てしまった過去がありました。

妻の花(麻生久美子)と娘の海(住田萌乃)を捨て、家を出る

 岡田惠和さんが手がけた台本を読ませていただいて、プロデューサーの河野英裕さんがなぜこの作品を実現させたかったのかが、よく分かりました。もともとはホリプロさんがやっている舞台の「奇跡の人」を見て、構想を思い付いたそうなのですが、それってすごいですよね。しかも正志という役は、俺にオファーされる理由がよく分かる役でしたから、お引き受けしない理由がありませんでした。

けんかを売ってきた一択(峯田和伸)を叩きのめす

 昔、つかこうへいさんが何か失敗した人、間違った人、それで人生を投げようとしている人…「俺らはそういう人のために芝居をやってるんだ」とおっしゃっていました。まさに『奇跡の人』はそうした作品。自分の失敗を肯定して次に行く気持ちになれるようなドラマだったのではと勝手に思っていたんですが、どうでしょうか。

 それから、一択を演じた峯田さんはすごい役者だと感じました。彼はもともとミュージシャンで役者ではないから、芝居の技術でどうこうするのではなく、セリフを魂でしゃべることしかできないんですよ。でも実はそれってすごいことで、多くの役者は魂でしゃべることに苦労するんです。本人はどこまで意識していたか分からないけれど「僕は一生懸命やるしかないんで」と、セリフを感情にちゃんと落とし込んで、思いを叫ぶ姿が胸に響きました。「一番難しいことやってるやん」って、いつも一緒に芝居しながら思ってたんですよ。ですから、絡みのシーンはすごく楽しかったですね。

土曜ドラマ 植木等とのぼせもん(2017)

ハナ肇役

土曜ドラマ 植木等とのぼせもん

インタビュー

 『吉原裏同心』『あさが来た』に続いて、佐野プロデューサーにお声がけいただいた作品でした。ハナ肇さんといえば国民的スターで、クレージーキャッツ世代の俳優さんなら演じてみたいと思う方がたくさんいらっしゃると思うんです。でも佐野さんが「絶対楽しくなる。これは山内さんの役だから」と言ってくださったので、プレッシャーを感じながらも、その夜、ひとりで考えてみました。

クレージーキャッツのリーダー・ハナ肇

 僕はクレージーキャッツをよく知らない世代なのですが、よく考えると過去に演じてきた歴史上の人物とあまり変わらないのではないかと。そんなことを考えていると渡辺プロダクションの渡辺ミキ社長が「山内さんがハナ肇さんをやってくれたら、絶対良い作品になると思う。すごく楽しみだし、あなたがやるべき役だというのがすごくよく分かる」と丁寧なメールをくださいました。
 渡辺ミキさんは、渡辺プロダクションを立ちあげたご両親のもと、子ども時代に事務所の看板タレントだったハナ肇さんとの交流もおありなので、そんな方にお墨付きをいただけて、「じゃあ大丈夫や」とお引き受けすることができました。

植木等(山本耕史)とともにクレージーキャッツを引っ張っていく

 ドラマの撮影に先立ち、佐野プロデューサーや、植木等さんを演じた山本耕史くんたちと“どこまでご本人たちに寄せていくか”相談をしました。実際、寄せようと思っても限界もあるので、あまり意識しすぎないようにしようということになって…。それが実際に演じてみると、耕史くんがメチャメチャ植木さんに寄せていて(笑)。歌なんかもうそっくりでしたからね。確かに演じているうちに、やっぱり似てくるところはあって、そんな部分も楽しんでいただけたかなと思っています。

「スーダラ節」で大ブームを巻き起こす

 撮影現場は、みんなで楽器練習をしたりして楽しかったですね。様々な役をごっこ遊びとは違うハイレベルなところで疑似体験できるのが、役者の仕事の醍醐味(だいごみ)ですが、この作品ではクレージーキャッツを演じるなかで、だんだんとタイトな撮影スケジュールが苦にならなくなっていったのが面白かったですね。夜の10時以降に撮影が終わっても「今日はちょっと早く終わったな」という感覚(笑)。「実際のクレージーキャッツなら、朝までやってる」なんて、思うようになったのが面白かったです。

大河ドラマ 青天を衝け(2021)

岩倉具視役

大河ドラマ 青天を衝け

インタビュー

 歴史上でもなかなかのくせ者として知られる岩倉具視。脚本の大森美香さんからこの役をいただき、すごくうれしかったですね。台本を読むと「なるほど、それで僕ですか」と思わされるキャラクターで、信頼していただいている分、この役の本質をちゃんと演じないといけないなとプレッシャーを感じつつ、楽しんでもいます。

朝廷きっての策士、岩倉具視

 僕が演じる岩倉はいわゆる策士。ふだんから芝居をプロレスに例えることが多いのですが、絶対に悪役の方が面白いと思うんですよ。要するに善玉をどう追い詰めていくかによって、お客さんの心を動かせますから。そういう意味では普通の素直な人間を演じるよりも、岩倉さんのようなコンプレックスを持った、腹に一物ある役の方が面白い。「こいつ、何かしよるんとちゃうか?」と思わせられる、「どうなんのやろ」とあおっていけるって、やっぱり楽しいです。

朝廷から失脚した後も、天皇親政のため策を練る

 それに僕も関西の小劇場出身の、いわば雑草。岩倉さんは公家の中で下っ端だったと聞いてシンパシーを覚えました。「雑草でもやったらできる」という気持ちが体験としてあったので、そこがリンクしたんです。しかも、岩倉さんの今あるものを壊して新しい世の中を作るという行為は、演劇界にもそのまま当てはまること。ですからちゃんと共鳴できる人だと思って演じています。

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