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ディーン・フジオカ ディーン・フジオカ

ディーン・フジオカ俳優・ミュージシャンでぃーんふじおか

1980年福島県生まれ。2004年、香港でモデルの活動をスタート。05年、映画『八月の物語』で俳優デビュー。その後、台湾で数々のドラマ、映画、CMに出演。監督、ミュージシャンなどマルチクリエイターとして活躍。主な出演作に、映画『記憶にございません!』『エンジェルサイン』、ドラマ『モンテ・クリスト伯-華麗なる復讐-』『危険なビーナス』など。NHKでは、大河ドラマ『青天を衝け』、連続テレビ小説『あさが来た』、大河ファンタジー『精霊の守り人Ⅱ 悲しき守護神』、『喧騒の街、静かな海』などに出演。

ドキュメンタリードラマ 撃墜 3人のパイロット
〜命を奪い合った若者たち〜(2014)

楽以琴(ガク・イキン)役

ドキュメンタリードラマ 撃墜 3人のパイロット 〜命を奪い合った若者たち〜

インタビュー

 日本・アメリカ・中国の実在した戦闘機パイロットを、実際の映像や遺族の証言を交えて描いたドラマ。“空の宮本武蔵”と呼ばれた武藤金義(勝地涼)と、彼を撃墜したアメリカ空軍の元パイロット、ロバート・アップルゲート、そして中国空軍の英雄で武藤に撃墜された楽以琴の不思議な因縁を描いていました。

中国空軍の英雄・楽以琴(ガクイキン)

 僕が演じたのは中国人パイロットの楽以琴。それまで台湾を中心に活動していたので、これが日本のドラマ初出演作になりました。当時はまだ日本であまり認知されておらず、中国人の役を日本人の僕が演じることに、「自分は何人なのか」と問われるような、ちぐはぐな感じがしていたのを覚えています。

 ただ、命を奪い合う敵対関係にあったとしても、その相手には大切な家族があります。愛する妻や両親、兄弟と離れて戦地へ赴くことには苦悩があり、その気持ちには国籍や人種の隔てはありません。人間である以上、普遍的な感情で共感し合えるものだと思うので、僕も役を演じる上で気持ちが入りました。

親子の幸せなひととき

 特に印象的だったのは、撃墜した飛行機から脱出した日本人パイロットにとどめを刺すシーン。日本兵がつぶやいた最期のことばが「お母さん」だったんですよ。僕自身は当然その意味が分かっていましたが、役柄上は中国人ですから何を言っているのか分からないという設定でした。ですから、同じパイロットとして自分なら最期の瞬間にどんな言葉を発するのか、直感的に通じる部分をどこまで演技に出すのかを考えた記憶があります。

「おかあさん…」とつぶやいて事切れる

連続テレビ小説 あさが来た(2015)

五代友厚(ごだいともあつ)役

連続テレビ小説 あさが来た

インタビュー

 僕にとって“朝ドラ”といえば、日本大使館でやたらと長い順番待ちをしているときにテレビから流れている番組というイメージ。日本でも病院や役所でよく流れていますよね。その感じに近いかもしれません。そんなふうに海外でも見ていた番組で五代友厚という人物を演じさせていただくことになり、日本との縁を再びつないでいただきました。それまでは仕事があるから日本に来るという感覚だったのが、腰を落ち着けてもいいかなと背中を押してもらえた作品になりました。

大きな志で日本中を駆けまわる薩摩藩士・五代友厚

 実は当初、五代さんの存在を全く知らなかったのですが、関西地区の発展に大きな影響を及ぼし、未来へ業績を残した人だったことを知るにつれ、なぜ光が当たってこなかったのかと驚きました。彼の足跡をたどると、間違いなく後世のために何を残せるかという思いがあったと感じられ、演じるうちに、バトンを直接受け取ったような錯覚に陥っていました。

大阪商法会議所の会頭を務め大阪の商業を牽引する

 年表で追っていく歴史とは違い、演技でその人になりきって見る歴史は、自分の国籍や属するコミュニティの歴史をまっさらな状態で知ることができる経験で、すごく感動的でした。人間ですから決してパーフェクトではないとは思いますが、高い志は魂と魂の間で受け取ることができたのではと思っています。

「最期まで、この国の未来のために命をかけたい」

特集ドラマ 喧騒の街、静かな海(2016)

水無月 進(みなづきしん)役

特集ドラマ 喧騒の街、静かな海

インタビュー

 30年前に別れた父子が再会し、互いが人生の再建へと踏み出す物語。僕は主人公の風景写真家、水無月進を演じました。かつて母と自分を捨てて家を出た父に会うために大阪を訪れ、精神科医として働きながら、行き場のない若者たちを支援している父の姿を目にします。

 進は写真家として社会と向き合うなかで行き詰まりを感じ、前に進むために、父と会うことを決めるのです。そこには自分たちを捨てた父への憤りもありますが、新たな希望を見いだそうとした前向きな気持ちがありました。ですから、作品を通して改めて家族のあり方や希望を捨てずに生きることの大切さを感じていただけるのではないかと思っています。

 この作品で父親の海老沢淳を演じてくださったのが寺尾聰さんでした。寺尾さんとの共演は初めてでしたが、本当に最高で、いまもやりとりをさせていただいているんですよ。僕も日本で仕事を始めて間もないころだったので、本当にたくさんのことを教わりました。

大阪で精神科医として若者を支援する父(寺尾聰)に遭遇する

 現場ではお芝居の話はもちろん、音楽のことや昔の経験談もしてくださいました。「俺はこうして失敗したから、お前はしないほうがいいよ」なんてね(笑)。親分肌で面倒見のいい方で、色んなことを伝えようとしてくださった。いま振り返ると、そういう方ってそうそう居ないんだなと。すごく恵まれた出会いだったと時が経てば経つほど感じさせられています。そんないい関係性が作品にも現れていればいいですね。

母の故郷で母が最期に残した「ちぎり絵」を見つける

大河ファンタジー 精霊の守り人
悲しき破壊神(2017)

イーハン役

大河ファンタジー 精霊の守り人 悲しき破壊神

インタビュー

 人と精霊が共存する異世界を描いた上橋菜穂子さん原作の壮大なファンタジーをドラマ化した作品でした。演じたのはロタ王国の国王、ヨーサム(橋本さとし)の弟、イーハン。後に兄の死によって国王になる人物でした。

 演じたイーハンという役は、登場時は偉大な王である兄をサポートするような立ち位置でした。それがやがてリーダーに成長していく物語の流れは、役づくりで一番の軸にした部分でしたね。立場が変わることで醸し出される雰囲気にも変化が生じていくように意識しました。

兄で国王・ヨーサム(橋本さとし)をサポートする
兄の死後、国王として国をまとめていく

 原作はあるものの、3年をかけて描かれた壮大なファンタジードラマでしたから、空想の世界を膨らませて作品を作っていくのは、クリエイターとして楽しい作業だろうと思っていました。その一部として参加させていただき光栄でしたね。撮影を進めていくなかで、制作上の手法にもスケールの大きさを感じることが多く、とても勉強になりました。

大河ドラマ 青天を衝け(2021)

五代才助(友厚)(ごだいさいすけ/ともあつ)

大河ドラマ 青天を衝け

インタビュー

 連続テレビ小説『あさが来た』で演じた五代役を『青天を衝け』で再び演じることになり、時空を超えた不思議な縁を改めて感じました。とてもありがたく、光栄だと感じています。お話をいただいたときは、率直にうれしく、興奮しました。
 でも実は“朝ドラ”の五代役をそのまま地続きのような感じで大河ドラマでも演じようとは思っていないんです。むしろ、以前の五代役に固執しないよう、意識している気がしますね。もちろんパーソナルな気持ちとしては『あさが来た』の五代さんがあったからこそ、『青天を衝け』につながっているとは思うのですが、プロジェクトとしては全く別のものだと捉えていて、実際に現場で演じていても役へのアプローチが違うことを感じています。

『あさが来た』でも演じた五代友厚役

 同じ大森美香さんが描く作品ではありますが、それぞれに求められる役割が異なるのは当然なので、新たな挑戦としてワクワクしながら役に挑んでいます。まだ撮影が始まって日数がそれほど経っていない今の時点で感じているのは、思っていたよりも五代がワイルドで、型にはまらないキャラクターとして登場していること。朝ドラのときにはそういう側面はなかったし、ここまでキャラクターを解放していいんだということに、初登場シーンの撮影時に気づかされました。

五代の初登場シーン
街道筋の茶屋で渋沢栄一(吉沢亮)とすれ違う

 今後は「西の五代、東の渋沢」と、日本の近代化のなかで双璧を成すような役割を担っていくことになります。今回は、そうした側面がより濃く描かれていくと思いますので、やりがいがあります。大河ドラマでやるべきこと、『青天を衝け』の五代友厚役としての役割を全うできるよう、力を尽くしていくので、どんなふうに展開していくのか楽しみにご覧いただければと思います。

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