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木村文乃 木村文乃

木村文乃女優きむらふみの

1987年生まれ、東京都出身。2006年、映画『アダン』のオーディションでヒロイン役に抜擢され、女優デビュー。その後、映画、ドラマ、舞台、CMと幅広く活躍。主な出演作は、映画『追憶』『ザ・ファブル』『火花』『伊藤くんAtoE』、舞台『わたしを離さないで』、ドラマ『マザー・ゲーム~彼女たちの階級~』『サイレーン』『99.9-刑事専門弁護士-SEASONⅡ』など。NHKでは、連続テレビ小説『だんだん』『梅ちゃん先生』、『精霊の守り人』『サギデカ』など。大河ドラマ『麒麟がくる』では明智光秀を支える可憐な正室・煕子を演じる。

連続テレビ小説 だんだん(2008)

涼乃役

連続テレビ小説 だんだん

インタビュー

 初めての朝ドラで、三倉佳奈さんが演じた夢花と同期の舞妓さんという役でした。京都ロケから撮影が始まり、祇園の小路で夢花と言い合うシーンが私にとっての初日になりました。2時間以上かけて舞妓姿の支度をして出番を待っていたのですが、その時の緊張がすごくて……。あまりの緊張に耐えられず、思わずトイレで吐いてしまったんです。そんなことは後にも先にも初めてのことで、今でも強烈に覚えています。

京都・祇園の舞妓の中でも、舞がうまく器量よしの涼乃はお座敷に引っ張りだこ
祇園育ちで真面目な夢花(三倉佳奈)とはライバルの関係

 格式ある祇園の舞妓さん役ですから、京ことばや所作などを間違えてはいけないという思いが強かったこと。さらに他の撮影が重なってリハーサルに少し遅れて参加したことも影響していました。というのも、私のセリフのところを代打で読んでくださったのが、「花むら」の仲居役で出演もされていますが、京ことばの指導にも携わられていたこばやしあきこさんだったんです。こばやしさんのいけずな感じのお芝居がとても素敵で(笑)、それを見ながらみなさんリハーサルをしていましたから、私が入った時にはもう出来上がっていたような感じでした。そういう意味ではハードルがぐんと上がったような気がして、撮影前の過度の緊張に結びついてしまったんです。

夢花とは別々に育った双子の姉・めぐみ(三倉茉奈)が京都に
“いけずの涼乃”もびっくり…

 でも、その後はとても楽しく撮影をすることができました。大阪での撮影でしたから宿泊組が集まって食事に出かける機会も多かったんです。今でもあの時のメンバーのことは気になりますね。そういえば、『だんだん』から10年ほど経った時に、他局でやはり着物のお仕事をさせていただいたことがあって、そこでこばやしさんと再会、共演することができたことも嬉しかったことです。

涼乃は修業中の花知(久保田晃代)に厳しいお小言
“無口で無愛想な舞妓や言うて評判どっせ…”
節分の夜、芸妓たちが仮装してお客をもてなす行事“お化け”では男装も披露

祝女~shukujo~ シーズン3(2011年10月〜2012年3月)

祝女~shukujo~ シーズン3

インタビュー

 シーズン3から参加したのですが、オムニバス形式のショートコメディというのは初めての経験でした。ふだんやっているドラマとは取り組み方や集中の仕方がまったく違いましたね。まず、台本がぎりぎりにならないと上がってこない(笑)。そのうえ長ゼリフが多かったので、ぶっつけ本番に近い。

コメディーの中に女性の本音と本性を描き出し、熱烈な支持を得たシリーズ

 周りには本当に素敵な先輩方がいらっしゃったので、その波に乗ってしまえばいいかと思うのですが、そうでもない。「空気を読めない」という役柄だったので乗っかりすぎてもいけないし、乗らなくても面白くない。絶妙なリズム感を教えていただけた撮影でした。

『元カノ☆4』かつてふられた“元・彼女”たちがなぜか団結!
遠距離恋愛からそのまま別れたミキ(佐藤めぐみ)と…
タエ(平岩紙)、ヒロコ、リエ(臼田あさ美)合わせて「元カノ☆4」!
不実な男ケンジに鉄槌を下す…のか?!

 ヘアメークも特に指定がなかったので、毎回「どうしましょう」という相談から始まります。共演者の佐藤めぐみちゃんがすごく女子力が高くて、いつもかわいい髪型をしていたので「どうやってお願いしたらやってもらえるの?」なんて質問していました。出演者が女子だけだったので、“おしゃれ美容番長”のめぐみちゃんたちと、いつもそんな話をしていたことも思い出です。私の中で一番女子力が高かった期間でした(笑)。

『嫌いな後輩』では女子力が高く性格もいいが仕事のできない後輩役

連続テレビ小説 梅ちゃん先生(2012)

野島静子役

連続テレビ小説 梅ちゃん先生

インタビュー

 ヒロインの梅子(堀北真希)が町医者を目指すきっかけになる坂田医師(世良公則)の医院で働く看護師の役でした。人生経験が豊富で物事に動じない、とても大人っぽい女性でしたね。

 『梅ちゃん先生』に出演したことで声をかけていただく機会も増えて、いまだに静子さんのことを好きだと言ってくださる方も多く、本当に素敵な役をいただけたと思っています。ただ当時は静子さんのイメージが強かったのか、「実際に会うとけっこう若いんですね」と言われてしまうこともたびたびでした(笑)。最近は逆に最初から若く見られることが多くなってしまったので、また静子さんのような役をいただいて、落ち着いて見えるといいのになんて思ったりもしています(笑)。

梅子(堀北真希)は兄・竹夫の薬代を届けに坂田医院にやってくる
看護師の静子はクールでミステリアスな女性
院長の坂田俊一郎(世良公則)は酒好きだが腕の良い町医者

 坂田医師役の世良公則さんは、いつも太陽のように明るくみなさんと接してくださっていました。朝ドラの現場はどうしてもスケジュールがタイトなので、睡眠不足になりがちな方もいらっしゃいます。そんな中、世良さんの明るさが現場をなごませてくれていました。

急患に新米医師の梅子も手伝わされる
大人っぽい静子が梅子に相談したいこととは…

 余談ですが、梅子の友人の沢田弥生を演じた徳永えりちゃんが、実は世良さんの大ファンだったんです。でも撮影中はずっとそのことを隠していたのに、打ち上げで世良さんが歌ってくださった時、誰よりも前に出て誰よりも泣いて応援していました。その姿がとてもかわいくて印象に残っています。

梅子の女子医学専門学校時代からの友人・弥生(徳永えり)

NHK放送90年大河ファンタジー 精霊の守り人(2016~2018)

二ノ妃役

NHK放送90年大河ファンタジー 精霊の守り人

インタビュー

 原作の『精霊の守り人』は小学生の時に、図書館で借りては読んで借りては読んでを繰り返していた作品でした。マネージャーさんと「こういう役が出来たらいいよね」と話をしていたタイミングでの出演依頼でしたから、すごいチャンスだと思って挑ませていただきました。

二ノ妃は帝(藤原竜也)の第二王子チャグムを産むが…
チャグム(小林颯)は精霊の卵を宿したため、帝から命を狙われる

 ただ、ファンタジーの映像化という創られた世界観の中でのお芝居には、とまどうこともありました。とても念入りに作っていただいた衣装が素敵で、それを生かしたいと思いつつも、独特のセリフの言い回しや仕草も大事にしなくてはいけない。あまり器用なタイプではないので、それらを一度にやらなくてはいけないというのが難しかったですね。

二ノ妃は女用心棒バルサ(綾瀬はるか)にチャグムを連れて逃げるよう頼み…

 心に強く残っているのは聖導師を演じられた平幹二朗さんとのシーンです。シーズン2でチャグムの生存を知らされた時に、それまで気丈だった二ノ妃が初めて少し弱さを見せるというか、人を頼るというシーンでした。深夜に及ぶ撮影に、私自身も疲労がたまり弱りかけていたのですが、そこで平さんが役のうえでも人間としても支えてくださったことでこのシーンが出来上がったんです。

星読博士の最高位・聖導師(平幹二朗)は帝を補佐して国政をつかさどる
二ノ妃は我が子の命を救うため、聖導師に近づく

 それからしばらくして平さんが亡くなられたこともあり、忘れられないシーンになりました。支えていただいたお礼も言えないまま突然のお別れになってしまったことで、私の中では心残りで、未だに消化しきれていない作品でもあります。

土曜ドラマ サギデカ(2019)

今宮夏蓮役

土曜ドラマ サギデカ

インタビュー

 刑事役はこれまでも演じたことがありますが、特殊詐欺などの捜査をする捜査二課の刑事というのは初めてです。台本を読んだ時、綿密な取材と練り上げられた構成、さらに小説かと思うほど登場人物それぞれの像が緻密に描かれていることに驚きました。この作品にかけるみなさんの思いを背中に負いながら撮影に臨んでいます。

刑事・今宮夏蓮の敵は“振り込め詐欺”などの特殊詐欺犯
“かけ子”と呼ばれる実行犯の1人・加地(高杉真宙)が逮捕されるが…

 この物語からは、善か悪か白か黒かではなく、その物差しは人それぞれだということ。何を信じるのか、自分の信念を貫くことを考えさせられます。今宮は被害者に人間として接するなど、感情の振り幅も大きく面白い役ではありますね。なぜ詐欺がなくならないのか、犯罪者とどう向き合うのか、本当に難しいし正解がわからない。そのことは怖いけれど、スタッフ、キャスト全員を信じて、迷いながらも最後まで突き進む感じです。

取調室で加地は所属していた詐欺グループを“店”と呼び…
自分たちの“仕事”は社会の役に立っていると言う

 チームプレーが何より大事で、足並みを揃えないとすべてが台無しになってしまうのが捜査二課。捜査二課の若手メンバーは年齢が近いこともあり、すごく仲が良くてチームワークは抜群です。私たちが合間で楽しそうに話しているのを見て、手塚警部役の遠藤憲一さんが「寂しくなったから来ちゃった」って私たちのところにやってきたほど(笑)。「かけ子」である実行犯・加地役の高杉真宙さんも、「僕一人きりだから警察チームの仲の良さがうらやましい」と言っていました。遠藤さんとは、以前、父娘役で共演したことがあり、そのことを覚えていて温かく迎えていただけたことも嬉しかったですね。今回の警部役もとてもチャーミングに演じられていて素敵です。

振り込め詐欺捜査の指揮を執る手塚警部(遠藤憲一)

 物語は、振り込め詐欺犯の加地と今宮の間に築かれる不思議な信頼関係や攻防が描かれますが、同時に彼女の実家の焼き鳥屋さんを舞台に、刑事の時とは違う顔も見せていきます。そちらの物語にも注目していただけたらと思います。

夏蓮は祖母・しのぶ(香川京子)と二人暮らし
しのぶの焼き鳥屋を手伝う夏蓮

大河ドラマ 麒麟がくる(2020)

煕子(ひろこ)役

大河ドラマ 麒麟がくる

インタビュー

 初めて出演したテレビドラマが『功名が辻』でしたので、さまざまな作品を経て、14年ぶりに大河ドラマに参加させていただき、感慨深いものがあります。

 私が演じる明智光秀の正室・熙子は、悩みがあったとしてもポジティブに問題に向き合える人。私自身とても好きなタイプの女性なので、お芝居をしていてとても楽しいです。

 演出の大原拓さんに「武家の娘なので、“胆力がある”ということを大事にしてほしい」と描きたい熙子像を教えていただきました。それをぶらさずに、後に武将となる光秀さまの隣にいる女性として恥ずかしくないような人間性でなくてはいけないなと意識して演じています。

煕子は美濃の豪族・妻木氏の娘
幼いころ一緒に遊んだ光秀(長谷川博己)との再会

 明智光秀というと、自分の言動を冷静に考えるイメージがあり、すごく大人で、火で例えるなら青い炎というイメージを持っていました。この作品の光秀さまは、演じる長谷川さんの人柄が出ていて、本当にチャーミングなんですよね。ドラマ『雲の階段』でも長谷川さんの妻を演じさせていただきましたが、そのときから変わらず、とにかく穏やかな方。撮影に来ているんだけれども、家にいるような安心感があるんです。あるとき、私の出演シーンを長谷川さんが見て下さっていて、ぽろっと一言「煕子っぽいね」と言葉をかけて下さいました。それを聞いて、ちゃんと妻としていられているんだなと温かい気持ちになりましたね。生死が描かれたお話ではありますが、明智家での場面はとてもほっこりすると思いますので、ご家族で楽しんでいただけたらうれしいです。

煕子の優しさが、戦乱に明け暮れる光秀の支えとなってゆく…
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敬称略

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