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大倉孝二 大倉孝二

大倉孝二俳優おおくらこうじ

1974年生まれ。東京都出身。劇団ナイロン100℃に所属し存在感を発揮。その後舞台だけにとどまらず、ドラマや映画などで個性的な演技を武器に幅広く活躍する。NHKでも大河ドラマ『新選組!』や連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』、土曜時代ドラマ『みをつくし料理帖』、プレミアムドラマ『弟の夫』、『アイアングランマ2』、よるドラ『伝説のお母さん』のほか出演作多数。大河ドラマ『青天を衝け』では大隈重信役を演じる。

連続テレビ小説 ゲゲゲの女房(2010)

村井雄一役

連続テレビ小説 ゲゲゲの女房

インタビュー

 10年も前の作品になるんですね。漫画家の水木しげるさんをモチーフとした夫婦の半生を、松下奈緒さんと向井理さんが好演され、とても人気を博した朝ドラでした。実は去年、向井理さんと舞台をご一緒したときに、不思議な偶然があったんです。向井さんと一緒に乗ったタクシーの運転手さんに、「あなたたち水木しげるさんの兄弟役で出てる俳優さんだよね」と、声を掛けられて。なぜそんなにはっきり昔のドラマを覚えているのだろうと思ったら、再放送で最近またご覧になってくださっているとか。今も多くの方にこの作品が愛されていて本当にうれしい限りです。

雄一は風呂を借りによく弟・茂(向井理)と布美枝(松下奈緒)の家を訪ねる
この日は会社が倒産したため借金の依頼に…

 僕が演じたのは村井茂の兄、村井雄一役。若いころは茂夫婦の家にお金やお風呂を借りに行くなど、兄とはいえマイペースな印象でしたが、後年は水木プロダクションの設立に協力するなど面目躍如を果たせたと思います。撮影期間が空いて久々にスタジオに行くと、家族の子役の方が成長に合わせて入れ替わっていたりして、まるで本当に何年も時が流れたかのように感じることもありました。水木プロダクションといえば社員役を演じた窪田正孝さんや斎藤工さんがその後大ブレイクし、ぐんぐんと知名度を上げたとき「あの社員の子たちだ!」と驚いたことも覚えています。

茂の漫画のアシスタントを務めた小峰(斎藤工)、菅井(柄本佑)
倉田(窪田正孝)は漫画賞を受賞しデビュー

 そういえばこの朝ドラの打ち上げ会場で、お酒を出してくれるカウンターの前にたたずむご老人の方から「君、なかなか良かったよ」とほめられたんです。それがなんと水木しげるさんのお兄さん、ご本人でした。水木しげるさんも会場にいらしていて。人生の苦楽をともにし、生涯仲良く支え合ったとうかがっていた水木家ご兄弟にお会いできたのは僕のよい思い出になっています。

長い貧乏生活を夫婦で乗り越え、茂は大人気作家となる

土曜時代ドラマ みをつくし料理帖(2017)

富三役

土曜時代ドラマ みをつくし料理帖

インタビュー

 『みをつくし料理帖』は髙田郁さん原作の人気時代小説をドラマ化した作品でした。原作ファンも多いため、放送前から注目を集めていたようですね。僕が演じたのは、天満一兆庵の元料理人、富三役です。天満一兆庵が大坂にあったという設定から当然富三のセリフは関西弁なのですが、これがとても難しく苦労しました。元女将の芳を演じる安田成美さんを前に、結構長いセリフも多くて。安田さんといえば、僕にとっても大女優さんで“テレビの向こう側の人”という意識もありますから、そういう意味でも緊張してしまうんです(笑)。

富三は芳(安田成美)の息子・佐兵衛が失踪した事情を知る男

 加えて、ある場面ではキセルを吸ってセリフを言ってほしいと言われて。もちろん所作指導の先生に教えていただくのですが、その動作をしながら関西弁のセリフを言うのは至難の業。方言指導の先生にほめていただいたのに、放送を見たら冷や汗ものでした。

富三は寝込んでしまった芳の代わりにつる家の調理場を手伝う

 主人公の澪を演じた黒木華さんとは以前から知り合いですので、富三と澪とは反目する間柄でも安心して撮影することができたと思います。富三は元料理人でも、それほど料理の場面は多くなかったのでよかったですが、澪を演じる黒木さんは大変だったろうなと思います。日本料理には流派によって、包丁さばきに約束もあるようですし。それを自然な雰囲気で着物を着てさらりと演じていた華さんには、頭が下がる思いがしました。そういえば、長年通っている整体院の先生がこのドラマを好きだったようで「大倉さんのドラマ、見たよ」と言ってくれたんです。短い登場ではありましたが、多くの方に楽しんでもらえていたなら僕としてもうれしいです。

澪(黒木華)は富三が嘘をついていることに感づく

プレミアムドラマ 弟の夫(2018)

横山先生役

プレミアムドラマ 弟の夫

インタビュー

 漫画原作のドラマ化で、佐藤隆太さんが弥一・涼二という双子の兄弟を1人2役で演じていました。弟の涼二はゲイで、マイクというカナダ人男性と現地で結婚していたものの他界。そのお相手のマイクが弥一を突然訪ねてきたことから、さまざまな事件が巻き起こります。このマイク役を、角界出身の把瑠都さんが演じたことでも話題になりました。

マイク(把瑠都)と涼二(佐藤隆太)はカナダで結婚するが涼二は亡くなり…
日本で娘と暮らす弥一(佐藤隆太・2役)のもとに突然マイクが現れる

 今LGBTについてさまざまな議論がなされ視野が広がっていますが、このドラマはちょっと楽しくも切なく、LGBTについての日本の現実を切り取っていると思います。僕が演じた横山先生のようにまだまだ偏見などを捨てられず、ステレオタイプな頭で考えて人も少なくはないでしょうしね。そういう堅物な人物像をストレートに演じたつもりです。

弥一の娘・夏菜(根本真陽)はすぐにマイクと打ち解けるが
マイクを見た担任の横山は弥一に電話をかけ…

 佐藤くんとは久ぶりの共演でしたが、この場面ではシリアスな感じで向き合わなくてはならないので難しくもありました。僕は本当にこの最終話だけの登場でしたから。案外そういうワンシーンだけの役柄って、演じる側からすると楽ではないんです。前後の脈絡や関係性もなく、突然ドラマの流れに入っていかなくてはならないので。でもこういう先生、普通にどこにでもいませんか? 監督から演じ終えたときに、「大倉さん、“普通”でしたね」と言われたのですが、僕は「普通」ということがある種の誉め言葉だったと信じています。

マイクのことを同級生に話す夏菜に横山はある「心配」を感じていた

プレミアムドラマ アイアングランマ2(2018)

野長瀬定幸役

プレミアムドラマ アイアングランマ2

インタビュー

 このドラマで僕が演じた野長瀬定幸役は、僕自身ほんとによくわからない男でした。陰謀にからむ“謎の男”と言われても、役作りするにも本当に謎が多過ぎですよ(笑)。でも撮影現場は楽しかったですね。何度かご一緒している室井滋さんや柄本明さんはもちろん、初めて共演させていただく大竹しのぶさんとも待ち時間にお話する機会があったりして。

佐藤直美(室井滋)と塩谷令子(大竹しのぶ)は諜報機関の特殊捜査官
野長瀨も諜報機関のリーダー・七味(加藤晴彦)のもとで働くが…
つかみどころのないこの男、どこまで信用できるのか?!

 特に大竹さんは、初対面の僕に気を遣ってくださったのか「大倉くんの出ていたあの映画の、あのシーンはよかった」と、めちゃくちゃほめてくださったんですが、全く記憶になくて。申し訳ないから「それは僕じゃないと思います」と丁重にお詫びのお返事をしたら、納得いかなかったのか娘のIMALUさんに映画名を確認してくださったみたいで、本当に僕の出演作でした(笑)。でも、僕の記憶力の問題か、大竹さんのご説明の仕方の問題かは――ちょっと議論の余地はありそうです。(笑)ただ、大先輩からそんな風に気さくにお話していただけるのはうれしいことですよね。

アンチエイジングに人一倍気を遣う令子 表向きは名門小学校の理事長

 またこの作品では、『NIGHIT HEAD』や『ギフト』(フジテレビ系)などを手掛けた飯田譲治監督とご一緒させていただけたことも僕にとっては光栄でした。このアイアングランマは監督自ら原作、脚本を手掛けている作品です。そうしたドラマに携わらせていただいて、難しい役柄ながらもよい経験をさせていただけたなと本当に感謝しています。続編もあったらうれしいですが、ますます野長瀬の謎も深まってしまいそうですね(笑)。

野長瀨は週刊誌記者の佐久間を脅し、二重スパイとして利用しようとする
「あんまり強情だったら溶かして海に流しますか…」

よるドラ 伝説のお母さん(2020)

国王役

よるドラ 伝説のお母さん

インタビュー

 漫画原作ですが、物語の舞台がRPG――つまりロールプレイングゲームを彷彿とさせる世界感なところがユニークですよね。日常の育児あるあるを、ファンタジーと合体させたような面白い作品だと思います。主人公のメイを演じる前田敦子さんは、今まさに子育て中ですもんね。役柄と人生のタイミング的にもぴったりきて、演じながら細部に共感されることも多いのではないでしょうか。座長としての気遣いなのか、まだ若いのにさりげなく僕にまでちゃんと話しかけてくれて。なかなかできることではないですよね。

復活した魔王を倒すため、伝説のパーティーが再集結!
だが最強の魔法使い・メイ(前田敦子)は8か月の娘を抱えていた…

 僕は服装から見てもお分かり頂ける通り、国王です。長い両袖についたヒラヒラをお付きの者たちが支えている、というのもスタッフが思いついたユニークなアイディア。めちゃくちゃなことばかり言うので、自分でも演じていて「大丈夫かな」って心配になってしまいます(笑)。ただ、この国王というのはある意味、皮肉を担っている存在だと思うんです。いつの時代も市井の声に“上”の人たちは鈍感ですから。でも変に風刺めいてしまうと笑えないので、そこは振り切って演じました。

国王は魔王討伐を命じるも、子育て政策には無関心
国王が動くと、裾持ちの付き人も動く…

 僕は俳優になるとき喜劇がやりたくてこの世界に入った人間なので、こういう役柄は嫌いではないです。ただ、スタッフさんの求めに応じてBGMもないまま踊っていたのを魔王役の大地真央さんに見られたのはちょっと恥ずかしかったなぁ(笑)。CGなどが加わるため、仕上がりがどうなるのか想像できない部分もあるので、国王の姿を自分でも見届けたいです。

魔王(大地真央)は人間界の「少子化」や「待機児童」につけ込む
育児を取り巻く問題をリアルに描く「RPG子育てストーリー」!

大河ドラマ 青天を衝け(2021)

大隈重信役

大河ドラマ 青天を衝け

インタビュー

 大隈重信役を演じることになり、「自分で大丈夫なのか!?」と不安がありました。大河ドラマは史実に基づいたフィクションであるにせよ、実在の大隈重信さんに色んな思いを持っている方がいらっしゃいますから。当初、僕自身には総理大臣経験者で、早稲田大学の創始者だというイメージくらいしかありませんでしたが、調べるうちに天真爛漫(てんしんらんまん)で面白いエピソードの多い方だと知りました。民衆に愛された人物でもあったようで、その辺から自分でも演じられる可能性が出てきたかなと、よすがにしながら演じています。

“佐賀のへらず口”大隈重信

 第28回の放送では大隈が渋沢栄一(吉沢亮)と初対面。栄一を新政府に勧誘すべく、丁々発止のやりとりをする場面が描かれました。最初から終わりまでカメラを止めずに一気に撮影していたので、ものすごい緊張感で、その必死さがお芝居にも現れていたのではないかと思っています。「○○であ〜る」という、実際の大隈さんの口ぐせもセリフのなかにあり、監督から「際立たせて欲しい」と言われたので、探り探り演じました。

渋沢栄一(吉沢亮)に、新政府に出仕するよう求める
「新政府においては、すべてが新規に種のまき直しなのであ~る!」

 また、大隈といえば弁の立つ人物として知られており、この初対面シーンでも、同じく弁の立つ栄一とのやりとりが見どころだったと思います。演じるにあたっては、器用ではないので、とにかく目の前の吉沢くんに熱意が伝わることだけを考え、必死に演じました。どのように受け止めてくれたのかは、きっとお芝居に現れていると思います。

栄一は大隈の迫力に圧倒される

 多くの方が歴史としてご存知のように、大隈は上ったり下ったりを繰り返す波乱万丈の人生を生きた人。栄一を中心に多くの個性的で魅力的な登場人物が活躍するなか、大隈のエピソードもまた二転三転と展開していきます。初対面から繰り広げられた栄一との言い合いも続いていきますので、ふたりのやり取りを“おなじみの”という目線でご覧いただけたらうれしいですね。

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敬称略

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