string(17) "QS responseなし" Cache-Control: max-age=600 Access-control-allow-origin: * Content-Type: text/html; charset=UTF-8 Last-Modified: Sat, 3 Dec 2022 17:00:00 GMT 半海一晃 | NHK人物録 | NHKアーカイブス

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半海一晃 半海一晃

半海一晃俳優はんかいかずあき

1958年生まれ、宮城県出身。81年、オンシアター自由劇場に入団。88年、オフオフ東京を結成。映画『MW』『映画 怪物くん』『天空の蜂』『新解釈・三國志』、ドラマ『デスノート』『花咲舞が黙ってない』『SUITS』『キャリア』『癒されたい男』『にじいろカルテ』に出演。NHKでは、月曜ドラマシリーズ『妻の卒業式』、連続テレビ小説『純情きらり』、土曜時代劇『オトコマエ!』、金曜ドラマ『行列48時間』、木曜時代劇『吉原裏同心』、ザ・プレミアム『おそろし』『ラギッド!』ほかに出演。

連続テレビ小説 純情きらり(2006)

秋山均役

連続テレビ小説 純情きらり

インタビュー

 もう15年も前になるんですね。ヒロインの桜子を演じたのは宮﨑あおいちゃん。僕は故郷の岡崎から上京して音楽学校への進学を目指す桜子が、ジャズの魅力に気づくきっかけを与えるアルトサックス奏者の役でした。しかも、天才プレイヤーという設定だったので、楽器の稽古をいっぱいしたのを覚えています。

音楽学校受験の日、桜子(宮﨑あおい)は秋山と出会う

 実はもともとお芝居のなかでジャズを演奏する劇団にいたことがあり、サックスも多少はなじみのある楽器だったんです。でも、サックスプレイヤーの役は初めてだったので、西村貴行さんという若くて才能あふれるプロの先生にしっかりと教えていただいて、それらしく見えるように指の動きをみっちり練習しました。手元だけ吹き替えにしてもらうこともできるけれど、やっぱり「できたほうがいいな」と思ったんですよね。

秋山は一流のサックスプレイヤー

 ただ、練習すればするほど、プロの方って本当にすごいんだな〜と思い知ることになりました。やはり才能のある人とそうでない人が確実にいる世界なんだって。僕なんていくら練習しても先生のようにはなりませんものね(笑)。

練習の成果をドラマで披露

 ドラマのなかで印象に残っているのは、横浜にある老舗のダンスホールでのロケ。とてもレトロでステキな空間で、タキシードを着てビッグバンドジャズを演奏できたのは、気分もあがりましたね。その場に身を置くだけで「かっこいいなぁ」と思いました。

金曜ドラマ 行列48時間(2009)

永岡役

金曜ドラマ 行列48時間

インタビュー

 主人公・宝福(國村隼)がお正月の福袋を買うために行列に並ぶ2日間を描いたドラマ。宝福は平凡な男なのですが、なんとその行列が誘拐事件の身代金受け渡し場所だったというサスペンスコメディーでした。

平凡な男・宝福(國村隼)は、行列に並ぶことで大事件に巻き込まれる

 一見無関係に見えた個性的な登場人物たちが実はつながっていることがドラマを見るうちに分かってくる仕掛けでした。僕が演じたのは、福袋を売るデパートの、すぐ隣のマンションの住人・駒子(かたせ梨乃)のひき逃げを目撃し、彼女をゆするチンピラ・永岡。仲間の染谷役をEXILEのTETSUYAさんが演じていて、初めての共演でしたが本当に真面目な人で、そのストイックさに感心させられました。あれだけのパフォーマンスをされるダンサーですから、食べる物はもちろん、フィジカル面を本当にきっちりと管理されているようでしたね。

染谷(TETSUYA)、桑崎(RIKIYA)、永岡のチンピラトリオ

 撮影はほとんどの時間をかたせ梨乃さん、TETSUYA さん、そしてもうひとりの仲間・桑崎役のRIKIYAさんと過ごしました。設定上、かたせさん演じる駒子とすったもんだやる面々なので、撮影中は“チームかたせ”と称して仲良く撮影していました。かたせさんがまた姉御肌で、面倒見のいい方なんです。ですから、よくご飯にも、飲みにも連れて行ってくださいましたよ。今でもお会いすると「姫」と呼んでいるほどです。

ひき逃げした駒子(かたせ梨乃)をゆすろうとするが・・・

 かたせさんのほかにも、個性的な共演者が多い現場でした。特に主演の國村さんは、こわもてに見えてお笑いが好きなんです。関西のご出身ですからね。渋い顔して面白いことをおっしゃって、よく笑わせていただきました。

ひょんなことから宝福と接点が

 徹夜で行列に並ぶというお話だったので、ナイトシーンが多く、夜になると銀座のビル沿いに並んでロケをしていました。夜が明けるとロケが終わるのですが、そうすると午前中に仕事が終わっちゃうから、皆で「ちょっと飲みますか」と言って、朝から銀座でへべれけになるまで飲んだこともあります。今はコロナ禍でなかなかそういうことはできませんが、いい思い出です。

ザ・プレミアム
おそろし~三島屋変調百物語~(2014)

辰二郎役

ザ・プレミアム おそろし〜三島屋変調百物語

インタビュー

 人気作家・宮部みゆきさんの時代怪奇小説をドラマ化した作品で、主人公のおちかを波瑠さんが演じられました。まだ朝ドラのヒロインをされる前でお若かったのですが、とても落ち着いていて、着物が似合う女優さんだなという印象でしたね。

主人公・おちか(波瑠)は次々と奇怪な話を聞くことになる

 普段からお化けとか怪談はあまり得意な方ではないんですよ。ちょっと怖いじゃないですか(笑)。『おそろし』で演じた錠前屋の役も、たまたま通りかかった屋敷で謎の男(村上淳)から蔵の錠前を作って欲しいと依頼されるのですが、その錠前が生きていて噛みつくという不思議な体験をするんです。しかもその後、破格の報酬でお屋敷に1年間住むことになり、蔵の錠前を取りつかれたように作り続けます。そしてある日、蔵の中でむごい死体になって見つかるという…。ゾッとするお話ですよね。

謎の男(村上淳)に錠前の鍵作りを依頼される
しだいに錠前と屋敷にとりつかれていく

 狂気を感じさせるシーンも多く、てんまつも衝撃的でしたが、僕自身は江戸っ子の錠前屋をどう演じようかと考えていました。べらんめえ口調の江戸ことばを使えたらと意識しましたね。ああいう小気味良いセリフ回しは体のなかに染み込みやすいので好きなんですよ。

 作品自体もとっても注目度が高く、周囲から「面白かった」と言われてうれしかったのを覚えています。

ザ・プレミアム ドラマ・ラギッド!(2015)

鈴木卓也役

ザ・プレミアム ラギッド

インタビュー

 金融詐欺事件を題材に、芦田愛菜さん演じる天才少女・乃亜とアウトローな老人たちが、詐欺師を追い詰めるエンターテインメントドラマでした。当時から天才子役と言われていた芦田さんが、岩城滉一さん、いしだあゆみさん、前田吟さん、小野武彦さん、黒沢年雄さんというベテラン陣に囲まれてお芝居をするという点も注目でしたよね。

乃亜(芦田愛菜)は、父の死の真相を探るため一癖ある大人たちと手を組む

 僕が演じたのは乃亜の父・深見志郎(原田龍二)が三代目社長を務めていた自動車整備工場「深水モーターズ」の専務取締役。ドラマは志郎が工場の企業年金の資産をだまし取られ、責任をとって自殺してしまうところから始まりました。

鈴木は、乃亜の父が社長をしていた会社の専務取締役

 ドラマのなかで乃亜は小学生にして四代目社長になることを決意し、父をだました金融グループから3億円を取り戻すのですが、その過程がとても痛快でしたね。演じる芦田さんはさすがの記憶力で一度もNGを出さず、何度同じ芝居を繰り返しても完璧でした。僕も含め、周囲の大人たちはそうはいかないので、ただ者じゃないなと感じていましたし、共演シーンではそのスゴさを肌で感じました。どういう言葉で表したらいいのか分かりませんが才能豊かで、周囲は皆、子役さんではなく、ひとりの女優さんとして接していたような気がします。

土曜ドラマ ひきこもり先生(2021)

長嶺幸二役

土曜ドラマ ひきこもり先生

インタビュー

 元ひきこもりの52歳の男が中学校の不登校教室の非常勤講師になり奮闘する姿を描いた『ひきこもり先生』では、主人公・陽平(佐藤二朗)のひきこもり時代を支えたサポーター(支援者)の長嶺を演じています。ひきこもりの学びの場「ひきこもりカレッジ」の事務局長を務める、陽平が中学校の講師になるのを後押しした人物です。

 もちろん僕もひきこもりの存在は知っていましたが、この作品に出演するまでその実際の姿からは目を背けて暮らしていました。今回この役を演じるにあたって資料を読んでみると、当たり前ですがひとり一人ひきこもるにはまったく別の原因や理由があって、その末にどうしようもなく自分の中に閉じこもっているのだということを知りました。ドラマの中でも陽平と依田(玉置玲央)では、ひきこもったきっかけもたどってきた過程も全く違いますから。

ひきこもり歴11年の陽平(佐藤二朗)と21年の依田(玉置玲央)

 僕の演じる長嶺という役は、そういうひとり一人に個別のマニュアルを作って社会復帰させようとしている人物です。それはとても難しくて複雑なことなのですが彼には「なんとかなるだろう」という、なんというか人間の命の力強さを信じているどこか楽観的な部分がある気がします。将来を悲観するのではなく必ずうまくいくはずだと信じている人間。そんな人物だからこそ、ひきこもりの人をサポートしてみようなんて思いついたり出来るのかもしれません。

陽平の店に依田を連れて様子を見に来る

 僕自身はとても臆病で物事に対して悲観的になりがちな人間なので、いかに明るい方向に物事を考えられる人にするかを大切に演じたつもりです。だって僕みたいな人間は、ひきこもりというのは突き詰めると非常に個人的な問題で、他人が介入して力になれるようなことではないと思ってしまいがち。そんな複雑で難しい心の問題に関わっていこうと思えるのは、やっぱりある種の楽観主義者だと思うんですよね。そうした根っこが榊校長(高橋克典)の提案に乗る動機にもなったわけですし。「そんなうまいことあるわけない」と思いながら、一瞬「もしかすると…」と陽平に声をかけ、それがうまく回り出すんですよね。

校長の榊(高橋克典)に陽平を非常勤講師にしたいと相談される

 演じるにあたっては、台本上にあった「彼は」などの三人称を個人名に、「○○くん」は「○○さん」に直しました。いつも相手の目の高さに自分の目を合わせるような人物にしたかったんです。決して“なにかをしてあげる”スタンスにならないように意識しました。僕自身そういう上から目線のやさしい人が好きじゃないからかな(笑)。

「依田さん、誰もそんなこと(あなたが働きもしない口先だけの人間だなんて)思ってないよ」
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