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蒼井優 蒼井優

蒼井優女優あおいゆう

1985年生まれ、福岡県出身。1999年にミュージカル「アニー」で初舞台。2001年、映画『リリィ・シュシュのすべて』のヒロイン役でスクリーンデビュー。主な出演作に、ドラマ『Dr.コトー診療所』『おせん』、映画『花とアリス』『フラガール』『百万円と苦虫女』『TOKYO!』『おとうと』『家族はつらいよ』『FLOWERS』『彼女がその名を知らない鳥たち』『長いお別れ』ほか。NHKでは大河ドラマ『龍馬伝』、『スパイの妻』などに出演している。

大河ドラマ 龍馬伝(2010)

お元(おもと)役

大河ドラマ 龍馬伝

インタビュー

 福山雅治さん演じる坂本龍馬の生涯を描いた『龍馬伝』で演じたのは、長崎の芸妓・お元。芸妓役は初めての挑戦だったので、長崎で本物の芸妓さんのお座敷遊びを体験させていただき、そのかわいらしさといやらしさのない色気に、どうやって近づこうかと思いながら演じていました。

長崎で人気の芸妓・お元

 お元については、残っている史料がとても少なくて、龍馬とどんな関係だったのかも定かではありませんでした。ですから、お話が進むにつれ「隠密なんだ」とか、「隠れキリシタンなんだ」と、徐々に人物像を知りながら役を深めていきましたね。

長崎奉行所の隠密として情報を売る

 当初は誰のことも信頼していないキャラクターだったこともあり、彼女の人間性がつかみづらかったのですが、龍馬と出会ってぶつかり、彼に惹かれるようになる過程で、だんだんと演じるのが楽になっていきました。「日本を変える」なんて大それたことを言う龍馬を、冷ややかに見ていたお元も、それが本当になるかもしれないと感じるように。そしていつしか、龍馬が希望へと変わっていったような気がします。

龍馬(福山雅治)の魅力に惹かれていく

 最終的には隠れキリシタンであることがバレて、龍馬の手引きでイギリスに密航したお元。日本を地獄だと思っていた彼女ですから、自分らしく生きられる場所に行き、生まれ変われるような心境だったのかもしれません。日本を離れることに寂しさがなかったわけではありませんが、やはり希望に満ちた旅立ちだったと思っています。

龍馬に見送られて日本から逃亡する

ドラマ スパイの妻(2021)

福原聡子役

ドラマ スパイの妻

インタビュー

 太平洋戦争前夜の神戸を舞台に、スパイ容疑をかけられた夫・優作(高橋一生)と、彼の重大な秘密を知ってもなお、愛する夫とともに生きることを誓った妻を描いた本格派サスペンスでした。

満州から戻った夫・優作(高橋一生)から国を揺るがす秘密を打ち明けられる

 作・演出を手がけられた黒沢清監督の作品は3度目の出演。監督は、立ち位置と動きを決めてくださって、そこからどうするかは、演じる側の俳優に委ねられるため、終始「正解は何だろう?」と思いながら演じていました。正解を当てに行くというよりは、不正解を知っていくことで役を形作っていくことができたように思います。

愛する夫と二人でアメリカに亡命することを考えるが

 また、この時代の女性を演じるのは『スパイの妻』が初めて。思い描いたところに自分が行けているのか、どこか感覚が凝り固まっているのではないか、と常に自分を疑いながらの撮影でした。台本が口語体とは思えないようなとても個性的なセリフ回しで、難しさを感じながらもそれを楽しもうと思っていましたね。その上でとてつもないプレッシャーの中で生きていた聡子の心情を、自分自身のなかで感じながら演じていったつもりです。
※コメントは放送当時のものです

アメリカ行きの船の貨物に隠れるが憲兵に見つかってしまう

終戦ドラマ
しかたなかったと言うてはいかんのです(2021)

鳥居房子役

終戦ドラマ しかたなかったと言うてはいかんのです

インタビュー

 台本を初めて読ませていただいたとき、すばらしいと思いました。準備稿から決定稿になるまで、何度か修正が入り、その度に自分が引っかかっていた部分が解決されていて、とても心地良く現場に行けそうな気がして安心していたんです。

鳥居助教授(妻夫木聡)の妻・房子

 太平洋戦争末期に帝国大学医学部で実際に行われた捕虜への実験手術を扱った作品で、私が演じたのはその首謀者として死刑判決を受けた助教授・鳥居太一(妻夫木聡)の妻・房子役。房子は夫が手術を手伝わされただけで、指示を出した教授に中止を進言したにも関わらず却下されたことも知っていたため、真実を明らかにして夫を救おうと奔走します。

戦犯裁判の弁護側通訳の三浦(若村麻由美)に協力を仰ぐ

 房子は、とにかく夫を信じて夫を助けることだけを考えている女性。自分の心が折れてしまったら夫が消えてしまう気がして、すごい緊張感のある時間を演じさせていただいたと思っています。子どもたちにはなるべく心配をかけたくないと、気持ちを張り詰めているのですが時には泣いてしまうことも。そんななか、義理の父(辻萬長)や子どもたちの存在に助けられながらも、やはりどこかで、投獄された太一と同じように一人で戦っているところがあったと感じていました。

二人の子どもたちの存在に助けられる

 舞台となっているのは戦時下の日本ですが、現代を生きる自分にも、太一のように、してはいけないと分かっていても状況に抗えずに“ことなかれ”で来てしまっていることが生活のなかにあるのではないか。考えることすら諦めている瞬間が、これまでの人生にもあったなとドラマを通して自分を見つめ直すきっかけにもなりました。どうしたら真心を持ったまま生きていけるのか、心をなくさずにいられるのかを、改めて考えさせられました。

「間違った裁判で夫が殺されるのを認める訳にはいかんとです」

 また「罪とは何だろう」「罪との向かい方とは?」と問いかけられる作品でもありました。『しかたなかったと言うてはいかんのです』という番組タイトルの言葉は、とても重く、現代にも通じる大切なテーマでもあります。作品を見て、このタイトルの言葉について思いを馳せ、ともに考えていただけたらと思います。私にとってもずっと心に残り続ける言葉になりそうです。

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敬称略

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