50音から探す

あ行
か行
さ行
た行
な行
は行
ま行
や行
ら行
わ行
山路和弘 山路和弘

山路和弘俳優やまじかずひろ

1954年生まれ、三重県出身。近年の出演作に、映画『ニワトリ☆フェニックス』『燃えよ剣』、ドラマ『邪神の天秤』、舞台『メリーポピンズ』『GOYA』など。『パラサイト 半地下の家族』『スパイダーマン』シリーズなど外国映画の吹き替えでも活躍中。NHKでは連続テレビ小説『澪つくし』、大河ドラマ『軍師官兵衛』『いだてん』『麒麟がくる』、『新宿鮫 毒猿』、ドラマ10『群青領域』などに出演。

連続テレビ小説 澪つくし(1985)

花村少尉役

連続テレビ小説 澪つくし

インタビュー

 沢口靖子さん演じるヒロインのかをると惣吉(川野太郎)。反目しあう家に育ったふたりの悲恋を中心に描かれた作品でした。1シーンのみの登場でしたし、当時は舞台漬けの日々で朝ドラに出演することについては、さほど意識していませんでしたが、僕にとっては初めての連続テレビ小説出演作です。

初の“朝ドラ”出演(右)

 演じたのは網元である惣吉の実家・吉武家に船の供出を迫る軍人役。実は僕の祖父が職業軍人で、放送を見た祖母が「おじいちゃんにそっくり」と泣いたそうなんです。祖母が亡くなる少し前のことで、全国ネットのNHKに出演するというのはすごいことなのだなと実感しました。とても印象深い思い出です。

陸軍少尉の花村

 この作品で惣吉の母を演じていたのが草笛光子さん。共演といっても当時のことは覚えていませんが、その後も共演させていただきお話させていただきました。先日も僕が出演するお芝居を見に来られて「覚えてますか?」とうかがったら、「そんな昔のこと、覚えてないわよ。古い話するわね」って(笑)。まして『澪つくし』なんて40年近くも前の話ですから、改めて振り返るとずいぶんと時間が経ったなと驚きます。

網元・吉武のとね(草笛光子)に漁船の供出を命じる

大河ドラマ 軍師官兵衛(2014)

安国寺恵瓊(あんこくじえけい)役

大河ドラマ 軍師官兵衛

インタビュー

 大河ドラマに初出演したのが三英傑の時代に活躍した天才軍師・黒田官兵衛を描いた『軍師官兵衛』でした。主演は岡田准一さん。僕は官兵衛と敵対する毛利家の外交僧・安国寺恵瓊を演じました。当時は恵瓊がどんな人物なのかよく知らなかったので調べると、信長の没落と秀吉の将来性を予見していた先を見通す力のあった、歴史好きの間ではよく知られた人物でした。

毛利家の外交を担う安国寺恵瓊

 出演にあたってはエロ坊主にしようかな(笑)なんてプランも自分のなかにあったのですが、いただいた台本にはそういう描かれ方をされていなかったので、さまざまに役づくりを思い巡らしながら、演じていったのを覚えています。

早くから黒田官兵衛(岡田准一)の才覚を見抜く

 印象的なのはなんと言っても主演の岡田准一さんのひとすじに役に向かう姿。リハーサルの段階から目つきがすでに官兵衛そのもので「敵対視されているな」とひしひしと感じました。また僕自身は出演していませんでしたが、官兵衛が牢に幽閉されている場面はすごく壮絶で、見ていると泣きそうになるほど。岡田・官兵衛にホレちゃってたのかもしれません。

官兵衛と手を組み、織田と毛利の和睦に尽力する

 その後、足を引きずるようになってからのお芝居も、とても真摯(しんし)に役と向き合っていてすごかったですね。ドラマの最終回まで長く共演させていただいたので、まさに官兵衛そのもと言える岡田さんから学ぶことも多く、沢山の刺激をいただきました。

大河ドラマ 麒麟がくる(2020)

三好長慶役

大河ドラマ 麒麟がくる

インタビュー

 ドラマでは悪役として描かれていた三好ですが、実は信長よりも先に“最初に天下とった”と言われるほどの大人物。当初は強くて立派な部分をどう表現しようか、人間的な器の大きさをどう見せようかと役づくりを考えていました。

戦国時代、京の都で権勢を誇った三好長慶

 ところが初日に監督から北野武監督の『アウトレイジ』のようなイメージで“ド悪(わる)”で行ってくださいという注文があって(笑)。僕のプランはもろくも崩れ去り、家臣の松永久秀を演じた吉田鋼太郎くんと「どこまで悪くなるんだろうね」と話したのを覚えています。

足利将軍家から実権を奪う

 2人のシーンを演じるにあたって、特に相談はしませんでしたが、お芝居のなかで鋼太郎くんを見るとニヤッと笑いながら完璧なワルを演じていて「ほんとに悪そうな顔をするな」と思ったものでした。お互いにそんな印象を抱きながら、楽しんで演じていたように思います。

家臣はくせ者の松永久秀(吉田鋼太郎)

 役柄上は主従関係でしたが、鋼太郎くんは普段から本当に優しく気づかいをしてくれる人。『麒麟がくる』の撮影は僕が舞台で足を折った後だったので、少しでも痛そうにしていると、周りの方に「先輩、ちょっと骨がね」なんて伝えてくれて、ありがたかったです。悪役に悪いヤツはいませんね(笑)。

ドラマ10 群青領域(2021)

津田尚史役

ドラマ10 群青領域

インタビュー

 人気バンド「Indigo AREA」のジュニ(キム・ウンギョン)が、ファン公認の恋人でボーカルの陽樹(柿澤勇人)から別れを告げられるところから始まるドラマでした。僕が演じた津田は「Indigo AREA」を脱退した陽樹が所属することになる新しい音楽事務所の社長。悪い人ではないけれど、ドラマの中ではヒロインに敵対するような役割を担った人物でした。

音楽事務所のやり手社長・津田

 クランクインした時は悪役を演じる気満々でしたが、監督から「ちょっと声が立派すぎます」と言われて(笑)。どういうことなんだろうと考え、ちょっと引き算してバランスを取りながら演じたつもりです。1話に1シーン登場するというスパイス的な役割もあり、面白い役を振っていただいたなと思っています。

「Indigo AREA」のボーカル・陽樹(柿澤勇人)を引き抜く

 いかにも業界人らしい人物像でしたが、僕自身はあまり芸能界のことを知らないので、想像しながら役を演じていく楽しみがありました。こういう嫌なところがあるんだろうな、なんてイメージしたりして(笑)。髪を巻いてビジュアルにもこだわっています。

連続テレビ小説 ちむどんどん(2022)

前田善一役

連続テレビ小説 ちむどんどん

インタビュー

 朝ドラへの出演は『澪つくし』以来です。レギュラー出演者としてこれほど長くひとつの役を演じる機会はあまりなく、たいていは現場の雰囲気に慣れる前に収録が終わってしまっていました。ですから今回は少しでも肩の力を抜いて現場にいられたらと思っています。

山原村に一軒しかない共同売店の店主

 演じる善一は名前通りのいい人。これまでいい人を演じることが少なかったので、役どころを聞いたときは戸惑いました。悪い役は作り込むことができるのですが、ふつうにいい人って、演じていても自分自身がバレているようで恥ずかしいんですよ。

体操着を手にする長女・良子(土屋希乃)に「プレゼントする」と優しく声をかけるが…

 地域に一軒しかない「共同売店」を取り仕切っている善一は、比嘉家にとっては良き友人でもあり、いつも一家を見守る存在です。砂川智役の前田公輝くんから「やんばるのお父さんみたいな存在ですね」と言われて、僕自身も「なるほど」と役の立ち位置を教えていただいたような気がしています。

運動会では比嘉家の子どもたちが登場すると全力で応援する

 実は台本をもらった時からとにかく泣きっぱなしで物語を読み進めています。兄妹の話は特に弱くて、かみさんから「何読んでるの?」と聞かれるほど(笑)。演じていても泣くシーンではないのに、たまに泣きそうになってしまうこともあるんですよ。

子育てに悩む優子(仲間由紀恵)に「親という字は、木の上に立って見ると書くからね」と伝える

 ドラマでは比嘉家の四兄妹がそれぞれに自分の道を歩んでいくことになりますが、善一としてはいつか皆が沖縄に戻ってきて、皆で顔を合わせられたらなと思っています。おじいになるまで、ずっと彼らを見守っていけたらいいですね。

暢子(のぶこ/黒島結菜)の就職採用が決まって大喜び!
その他の出演番組を見る ※類似の氏名が検索される場合があります。
一覧から探す

敬称略

」の検索結果(0件)

お探しの検索条件では見つかりませんでした。
人物名を入れてください。