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あめくみちこ あめくみちこ

あめくみちこ俳優あめくみちこ

1963年、沖縄県出身。主な出演作に、ドラマ『弁護士高見沢響子』シリーズ、映画『空の境界』、舞台「イントゥ・ザ・ウッズ」「かもめ」など。NHKでは、連続テレビ小説『かりん』『どんど晴れ』『カーネーション』、『茂七の事件簿』シリーズ、『逃げる女』などに出演。連続テレビ小説『ちむどんどん』では、ヒロイン一家と長年親しくしている村のおばぁ・安室トメを演じる。

連続テレビ小説 かりん(1993)

原口祥子役

連続テレビ小説 かりん

インタビュー

 私にとって初めての朝ドラ出演が『かりん』でした。脚本を担当された松原敏春先生は私が所属している劇団東京ヴォードヴィルショーの座付き作家でもあり、そのご縁で原口祥子という女性の役で声をかけていただいたんです。
 祥子は消費者友の会を立ちあげた女性活動家であり、ヒロイン・千晶(細川直美)とは同じ人を好きになって対抗心を燃やすという憎まれ役でもありました(笑)。

消費者のためなら生産者にも物申す女性活動家

 とても冗舌な役なのでセリフの量が多いうえに難しい言葉が多かったですね。必死で覚えて練習して撮影に臨むのですが、テンポよくしゃべりながら感情の波も出さなくてはいけない、きつい言葉を口にするシーンなどもあってお芝居って難しいなと思いながらやっていたことを覚えています。

夫の夢を支えられないのなら離婚するよう千晶に伝える祥子

 でも現場はすごく楽しかったし、終わった時の打ち上げの席でとても嬉しいこともありました。ヒロインの祖父を演じられた小林桂樹さんが思いがけず私に声をかけてくださったんです。「あなたヒロインの敵役でもあるし、運動家という役自体難しいものだったのに、よくやっていたね」と。
 私のシーンを気にかけて見てくださっていたこと、そしてねぎらいの言葉をかけてくださったこと。初めての朝ドラに緊張しながらも一生懸命にやったことが報われたな、やらせていただいてよかったなという思いでいっぱいになりました。

金曜時代劇
茂七の事件簿 ふしぎ草紙(2001,2002,2003)

お京役

インタビュー

 江戸の下町に生きる岡っ引きの茂七(高橋英樹)が主人公の人情味たっぷりの時代劇。外では親分として威厳のある茂七が、娘・お絹(星野真里)、義母・おかつ(淡路恵子)という茂七ファミリーの女性陣にやりこめられる。そんな賑やかで楽しい作品でした。

夫の死後、女主人として旅籠「亀屋」を切り盛りする

 私が演じたお京は、茂七の亡き妻・おしのの妹で夫に先立たれて旅宿の女主人をつとめている女性ですが、ひまさえあれば茂七の家に顔を出しています。お絹のことも幼いころから面倒を見ているので家族の一員とも言えますが、それだけはないのかなって。茂七を心密かに慕っているような、ほのかな恋心があるような、はっきりとセリフにあるわけではないのですが、そんな気もしながら演じていました。

暇があれば義理の弟で岡っ引きの茂七(高橋英樹)の家に顔を出す

 撮影の合間は、前室に高橋英樹さんを筆頭に淡路さん、真理ちゃん、私たちや他の出演者の方も集まって、みんなでしゃべり倒し笑い合って過ごすのが恒例でした。そういえば当時独身だった私に淡路さんが「あんた、なんで結婚しないの?」と尋ねられたことがあったんです。「したいけれど1人ではできませんから」と答えたら、淡路さんと英樹さんから「回転寿司ちゃん」というあだ名を命名されました(笑)。次にいいお皿が来るのではと待ち続けているとゆき遅れると(笑)。

母・おかつ(淡路恵子)とよく口げんかをするがとても仲が良い

 他愛のないおしゃべりや仲の良さ、毎週笑いの絶えない現場でしたが、それは何より英樹さんのどっしりとして、みんなを包み込むような大らかさがあったからこそだと思います。そんな空気はそのまま作品にも反映されて見てくださる方にも伝わり、だからこそ第3シリーズまで続いたのでしょうね。

縁側で居眠りをするおかつを温かく見守る

連続テレビ小説 カーネーション(2011)

川上役

連続テレビ小説 カーネーション

インタビュー

 私は最終週のみの出演だったのですが、お話をいただいた時には驚きました。『カーネーション』はヒロインの糸子を演じられた尾野真知子さんのことを素敵だなと思いながらずっと見ていたからです。そのうえ私が演じるのは糸子が若いころに恋愛をしていた妻子ある周防龍一(綾野剛)の娘の役。朝ドラで初めて不倫を扱った作品であり、当時糸子を責めた子どもの30年後を演じさせていただくと知って「私でいいんだろうか」と思いましたね。

糸子(夏木マリ)の講演会をボランティアで手伝う

 でも大変だけれどやりがいのある役だと思いながら大阪に向かいました。すごい緊張感をもって臨んだのですが、糸子の娘・優子役の新山千春さんとはリハーサルの段階で気心知れたというか、気持ちの交流ができてとてもやりやすかったし、ありがたかったです。

糸子に「私は周防龍一の娘です」と伝える

 本番の時の空気感はいまだによく覚えています。ずっと抱えていた複雑な思いが全部ほどけて許し合うという大事なシーンでしたが、ワンテイクで「OK」となりました。新山さんが本当に素敵だったので、私はあまり芝居をどうやろうと頭で考えず、とにかくその場に身を置いてセリフを聞いて話すだけで十分。そう思いながら演じたシーンでした。

糸子の娘・優子(新山千春)との大事なシーン

 糸子の最期を演じられた夏木マリさんともお会いできましたし、最終週のみの出演とはいえ強い印象を残してくれた作品でした。

泣き崩れる糸子

土曜ドラマ 逃げる女(2016)

大友季佐役

土曜ドラマ 逃げる女

インタビュー

 この作品で演じたのも非常にインパクトの強い人物でした。殺人のえん罪が晴れて8年ぶりに出所した主人公の梨江子(水野美紀)を商店街で見かけて、すさまじい勢いでぶつかっていき責め立てるという女性。季佐は8年前の事件の被害者だった達也の叔母なんです。

殺された達也の叔母

 えん罪だったと言われても被害者の親族は間違った思い込みから抜けきれないということはあるだろうなと想像できました。だから水野さんがかわいそうになるくらい思い切りやってみようと思ったんです。水野さんもとても素敵なお芝居をされる方なので、リハーサルではお互いに「こうしたらこうしましょうか」といったアイデアを出し合って本番に臨みました。

えん罪で出所した梨江子(水野美紀)を呼び止める

 佐世保の商店街でゲリラ的に撮影することになっていたので、周囲を歩いている人たちは何も知らないんです。そこでいきなり私が水野さんに掴みかかり大声でなじり出したので、本当のけんかが始まったと思ったみたいですね(笑)。「何ごと!」と人がいっぱい集まってきました(笑)。
 ある意味、凄惨なシーンなので楽しかったというのもおかしいかも知れませんが、でも楽しかったんです(笑)。水野さんも「気持ちいいくらいやってくれてありがとう」と言ってくださり、こちらも「受けてくださってありがとうございます」と応えました。

撮影した佐世保の商店街に人だかりができる

 緊張感もあったので監督から「OK」が出た瞬間、肩の荷が下りたという感じでほっとして、その夜のお酒の美味しかったこと(笑)。居酒屋さんだったのですが、そこに来ていた方が撮影を見学していたそうで「あめくさん、すごかったね。本当に怖かった」と言っていただいたので(笑)、やっぱりあれで良かったんだと思いました。

厳しい表情で梨江子をにらみつける

 余談ですが、それ以来、佐世保の街が大好きになって他の仕事で九州に行く機会があると必ず足を延ばして訪ねています。喫茶店や洋服店のお姉さんたちともすっかり仲良くなるなど、作品がきっかけで素敵な出会いをすることができました。

ドラマの中で映しだされる佐世保の街並み

連続テレビ小説 ちむどんどん(2022)

安室トメ役

連続テレビ小説 ちむどんどん

インタビュー

 最初にお話をいただいた時は本当に嬉しくて、事務所の社長さんに「ほんとに、ほんとに?」と何度も聞いたくらいです(笑)。おばぁ役、喜んでやらせていただいています。

いつも腰が痛い安室のおばぁ

 ヒロイン・暢子(のぶこ/黒島結菜)たちと血が繋がっているわけではないけれど、子どもたちのことは生まれたときから知っている地元のおばぁ。1960年代後半から70年に入るころの本当にのんびりした温かい空気をかもし出すことができればいいなと思い、のんびりして優しいけれどしっかりした働き者だった母方の祖母もイメージしながら演じています。

のんびりした温かい雰囲気をかもし出す

 暢子を演じる黒島結菜ちゃん、優子役の仲間由紀恵さん、そしておばぁ仲間のきゃんひとみさんと、沖縄の方ばかりなので最初から打ち解ける必要がなかったですね。声を聞いておしゃべりした瞬間に沖縄の空気に包まれるんです。ことに結菜ちゃんは、かわいくて元気で生命力にあふれてキラキラしている。「ああ、沖縄の子だね」と実感。そのまま横に立っていればいいと思わせてくれます。

優子(仲間由紀恵)はいつも痛い腰をいたわってくれる

 そして忘れてならないのがセットの素晴らしさ。最初にスタジオに入って共同売店のセットを見た瞬間、「ちむどんどん」しました。きゃんさんと2人で「沖縄に来たみたいだね」とワクワクしながら見て歩きました。売店に置いてある商品の一つ一つが子どものころに見たようなものが見事に再現されていて、タイムスリップしたような気持ちになります。家にはこんなふうにバナナの木が生えていたなと思い出したり、スタジオなのにスタジオとは思えない空間になっています。

村に1軒だけの日用品をあつかう共同売店

 その共同売店で、私ときゃんさん演じる新垣カメおばぁ2人のかけ合いは沖縄の言葉もふんだんに使っているので、それらも一緒に楽しんでいただければ嬉しいですね。

新垣のおばぁ(きゃんひとみ)との和やかなやり取り
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