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福地桃子 福地桃子

福地桃子俳優ふくちももこ

1997年、東京都出身。2016年に女優デビュー。主な出演作品に映画『あの日のオルガン』『サバカン SABAKAN』『あの娘は知らない』、ドラマ『女子高生の無駄づかい』『#リモラブ~普通の恋は邪道~』『消しゴムをくれた女子を好きになった。』など。NHKでは連続テレビ小説『なつぞら』、特集ドラマ『うつ病九段』、土曜ドラマ『きよしこ』に続き、『鎌倉殿の13人』で大河ドラマに初出演。北条泰時の妻・初を好演。

連続テレビ小説 なつぞら(2019)

柴田(小畑)夕見子役

連続テレビ小説 なつぞら

インタビュー

 初めてのNHK出演作品が朝ドラでした。夏の北海道ロケから始まり、長い時間を共演者やスタッフのみなさんと共に過ごした思い出がとても濃く、自分にとって印象に残る作品になりました。北海道ロケには夏と冬の二度参加しましたが、それぞれに違った思い出があり、その空気をスタジオに持ち帰って毎日撮影をしていたことが懐かしいです。

まっすぐな性格の柴田夕見子は、父・剛男(藤木直人)が突然連れてきた奥原なつに、初めはわだかまりを感じるが…

 毎日のように通ったスタジオ撮影では、家族と居間で過ごすことが多く、そのひとつひとつが温もりのあるシーンだったなと思います。ヒロインのなつ(広瀬すず)とは血のつながりのない姉妹でしたが、「こんな家族、いいなぁ」と思える時間がとても愛おしくて。夕見子の幼少期を演じた荒川梨杏ちゃんとひとつの役を繋いでいったことも、なかなかできない経験で、貴重だったと感じています。

夕見子となつ(広瀬すず)は、一緒に暮らす中で本当の姉妹のようになっていく

 私が演じた夕見子は当初、稼業の酪農には興味がなく文学部に進学して自由に生きることを夢見ていました。駆け落ち騒動を起こしたりもしましたが、農協に就職してからはおじいちゃん(泰樹/草刈正雄)やお父さん(剛男/藤木直人)の地元に寄り添った営みにも目を向けるようになりました。広い世界を見たいと願ったり、仕事の面でも新しいことにチャレンジしようとする姿には開拓者精神を感じ、おじいちゃんの血を引く強い女性だという印象で、当時もカッコいいと思いながら演じていました。

祖父・柴田泰樹(たいじゅ/草刈正雄)は、18歳のときに一人で十勝に入植。荒地を切り開き、酪農を始めた

 夫婦になる雪次郎(山田裕貴)とは子ども時代のふたりのやり取りも見ていたので、演じながらもどんな関係性になっていくのか気になっていました。ですからプロポーズのシーンでは、まるで自分の記憶のように子ども時代の場面を思い出して、とってもかわいらしいふたりだなと感じていたんです。

夕見子は、幼なじみの小畑雪次郎(山田裕貴)からの突然のプロポーズを受け入れる

 スピンオフドラマでは、そんな雪次郎と夕見子夫婦がメインになったお話が展開されました。すでに「雪月」チームのきずなも出来上がってからの撮影だったので、夫婦げんかをしたり、とよおばあちゃん(高畑敦子)や姑の妙子さん(仙道敦子)と結託してワイワイやったりと楽しかったです。それぞれの魅力が詰まっていましたし、私自身も終わってしまうのが寂しいと感じるほど充実した日々でした。

スピンオフドラマでは、菓子屋「雪月」を営む、小畑家の物語を中心に描いている

特集ドラマ うつ病九段(2020)

めぐみ役

特集ドラマ うつ病九段

インタビュー

 『なつぞら』のすぐ後で、義父の雪之助さんを演じた安田顕さんとご一緒できたのはとてもうれしかったです。実はこの作品の前にも『ふるさと発見!8Kタイムラプス 北海道編』という番組のナビゲートを一緒にさせていただいたことがあり、『なつぞら』を振り返りながら北海道の景色を見たことがあったんです。朝ドラで家族を演じていたので、お会いするとその時の気持ちに戻るような感じがして不思議でしたし、それは同作でも同じでした。

めぐみは先崎(安田顕)が入院した精神科病棟の入院患者。気持ちを紛らわせるためによくジグソーパズルをしている

 ドラマは棋士の先崎学さんがうつ病を患っていたときの様子を記録したエッセーを元にした作品でした。私が演じためぐみは、先崎さん(安田顕)が入院した病院で同じく療養している女性。年齢は違うけれど、心の病に向き合っているという点では同じで、どこか共感しあう部分があったと思っています。

自分の病状を話しためぐみは先崎から「わかるよ」と共感の言葉をかけられる

 とても繊細なテーマだったと思いますが、同じ空間のなかで互いが頑張る様子を感じるだけで、当事者同士にしか分からない何かを共有できる気がしました。演じていてもそれぞれの存在感だけでエネルギーになるような、みんなで支え合っているような時間でした。

うつ病のために世界がモノクロに見えていた先崎が花火を見て色彩を取り戻した。めぐみはそんな先崎の回復を喜ぶ

土曜ドラマ きよしこ(2021)

相原和歌子役

土曜ドラマ きよしこ

インタビュー

 『鎌倉殿の13人』で共演させていただいた佐藤B作さん、山本耕史さんとイベントでご一緒した際にうかがったのですが、とにかくおふたりは共演が多くご縁が深いそうなんです。長く役者をやっていても一度も共演のない人もいれば、おふたりのように何度も何度も顔を合わせることもある。そうやって自然と一緒になる人を大切にした方がいいよって。すごくいいお話だと思いました。

和歌子は、17歳の清(達磨)に思いを寄せる国立大学の2年生。清が同じ大学を目指していると思っていたが…

 私にとっては『なつぞら』以来、立て続けに共演させていただいている安田さんにとてもご縁を感じているのですが、『きよしこ』もまたそんな安田さんが主演を務められた作品。直木賞作家の重松清さんが、きつ音を抱える少年の成長を描いた同名小説をドラマ化したものでした。

和歌子はきつ音を抱える清の気持ちを汲み取り、言葉にしづらい言葉を代弁しようとする

 私が演じたのは17歳の主人公・清(達磨)に想いを寄せるひとつ年上の女子大生、和歌子。大人になった清を演じた安田さんとはご一緒するシーンこそありませんでしたが、これもまた共演作品ということでうれしかったです。また、17歳の清を演じた達磨さんと過ごした時間もすごく濃密で印象に残っています。

清が自分の後輩になることを確信して喜ぶ和歌子と、早稲田大学を受験したいという本心を告げられずにいる清

 特に思い出深いのは、受験生の清が自分の通う地元の国立大学を受けると思っていた和歌子が、清から早稲田大学を受験すると告げられる場面。好きだから離れたくないという思いと、応援したいという相反する気持ちが同時にあって、自分でも心が整理できないまま話しているような状態でした。ふたつの真逆な感情が沸き起こって強く当たってしまう心の動きのあるシーンだったと思います。

「白石くんみたいな田舎もんが東京行ってどうするん。方言、笑われるよ…白石くんのこと、こんなに好きな子おるわけないよ」 和歌子は清に感情のままに言葉をぶつけるが…

 私自身、そんな和歌子の心情に寄り添いながら、“頑張れ”と励ますような気持ちで演じました。清よりもひとつ年上のお姉さんだったので、そこを意識していたのですが、会話のなかで清に手を差し伸べるような瞬間や、相手のリズムをしっかり感じながら話す姿が、見る方にも少し大人に映っていればいいですね。

和歌子は清の合格を願い、太宰府天満宮のお守りを別れ際に手渡す

大河ドラマ 鎌倉殿の13人(2022)

初(はつ)役

大河ドラマ 鎌倉殿の13人

インタビュー

 初めての大河ドラマ出演で、しかも撮影には途中から参加する役。不安な気持ちを抱えながらも、初回から放送を楽しませていただいていた視聴者のひとりとして、この作品に関われることがとても楽しみでした。『鎌倉殿の13人』に参加でき、世界観を生で感じられるのはすごく貴重な経験ですし、光栄です。

「真面目」 父・北条義時(小栗旬)に頼まれた初仕事で、必要以上に意気込む幼馴染の頼時(後の泰時)を案ずる初

 私が演じる初はドラマの後半に登場するので、次々と御家人たちが失脚していく展開から、現場も殺伐としているかもしれないと想像してクランクインを迎えました。でもいざ行ってみると、とても温かく迎えていただき、お芝居でも和むようなやりとりがたくさんあるので、いただいた脚本をすごく楽しみながら演じています。

「面白くないの」 初の容赦ない指摘に生真面目な頼時(坂口健太郎)はタジタジ

 三浦義村(山本耕史)の娘で、育ての母は夫である北条泰時(坂口健太郎)の母、八重(新垣結衣)さん。八重さんとは血のつながりはないですが、やはり考え方などはどこか影響されている部分があると、脚本を読んでいて思うところがあります。また、幼なじみの泰時との夫婦関係は『鎌倉殿』に出てくるどの夫婦とも違う形。監督や坂口さんとも、ふたりが出てくるとほっこりするような存在にしたいと話しているので、見る方にも和んでいただけたらいいですね。

「このお方の性分、父上もよくご存知かと思います。一幡様のお命を奪うことがどうしてもできなかったのです。どうかお許し下さい」 2代将軍頼家との権力闘争の渦中でも、泰時の優しさを信じ擁護

 とはいえ初は義村の娘ですから、この時代を生き抜いてきた図太さがあり“何かやるぞ”というエネルギーも強い人物。父上たちにできなかったことを自分たちの世代で実現させたいという思いも感じているので、父上たちに負けないくらいのエネルギーを出せたらと思っています。初は、不器用ながらも真面目で真っ直ぐな泰時にひかれているので、時代に翻弄されながらも歩んでいく泰時を見守りつつ、強く芯を持って立っていられる女性でいたいです。

泰時が道を誤りそうならば自ら立ちはだかり諫める
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