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大西巨人 大西巨人

大西巨人作家おおにしきょじん

作家・大西巨人。代表作の『神聖喜劇』は1950年から25年の歳月をかけ執筆された。原稿用紙4700枚の大作で戦後文学の金字塔とされる。2006年に漫画版(全6巻・手塚治虫文学賞受賞)が出版され、世代を超えて読み継がれている。作品では、上の者の責任にならぬよう下の者へ責任を転嫁する日本社会の体質を『累々たる無責任の体系』と考察するなど、戦争や軍隊、時代といった枠を超え、日本社会そのものに対する明確な問題提起を行った。
大西は1916年(大正5年)福岡県福岡市生まれ。幼い時から群を抜いた記憶力で周囲を驚かせ、九州帝国大学に入学。同年、日中戦争が勃発し仲間と共に反戦運動に加わり大学を除籍処分になる。その後新聞社に勤めるが、戦争に傾斜してゆく社会を止められないという無力感に苛まされる。1941年(昭和16年)召集され、長崎県対馬にある陸軍対馬要塞重砲兵聯隊へ。二等兵時代、階級による圧力・差別、体罰・言葉による暴力を経験し、『陸軍内務令』に代表される無数の規則を記憶し抵抗した。一方で「召集された兵士達は、もし軍隊というものに入ることがなければ、一生ずっと人殺しも何もしないで終わったかもしれない」と、人生を国家に翻弄される不条理を心に刻む。戦後、軍隊・戦争を描き続ける一方で、戦前同様、『英霊・鎮魂』などの言葉で兵士達の死を美化する戦後社会に強い危機感を持ち、再び戦争へと傾斜してゆく可能性について、警鐘を鳴らし続けた。病に伏してからも最後の著作を『日本人論争』と名付けるなど、生涯をかけて日本社会の問題を追究し続けた作家・大西巨人の真っ直ぐな思いが語られる。

あの人に会いたい

問題を書くべき。問題の解決ならなお良いけれど問題の提起を。問題点を追求するというものが欲しい。今ですよ。今こそと言うても良い。

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