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井上光晴 井上光晴

井上光晴作家いのうえ みつはる

小説「地の群れ」や「虚構のクレーン」などで知られる作家・井上光晴。戦争、原爆、炭鉱、差別などをテーマに、人間存在の根源に迫る作品を数多く発表。戦後文学の旗手として活躍した。
井上光晴は大正15年、福岡県久留米市で生まれた。職人だった父親は各地を放浪して家に寄り付かず、そのため母は光晴4歳の時に家出。光晴が祖母に連れられ軍港・佐世保に住み着いたのは昭和8年7歳の時だった。さらに12歳の時、佐世保の沖・崎戸炭鉱へと移る。崎戸炭鉱には終戦まで多くの朝鮮人抗夫が働いていた。15歳の時から井上も坑夫となって、働くことになるが、この時の体験が井上光晴の作家人生を決定づけた。戦後、共産党に入党し、昭和25年「書かれざる一章」でデビュー、共産党批判を行ったとされ後に党から除名される。昭和30年に上京し、吉本隆明や奥野健男らと「現代批評」というグループを結成、創作活動に専念する。昭和33年、徴兵を逃れようとする青年の心の葛藤を描いた「ガダルカナル戦詩集」、朝鮮人に対する差別を描いた「虚構のクレーン」、昭和38年、被爆と差別をテーマにした「地の群れ」などを発表。一貫して虐げられた人々の立場から作品を書き続けた。
戦時下の炭鉱と差別、そして長崎への原爆投下。自らの原体験を思想のバネにして、日本の戦後社会を撃ち続けた人生が語られる。

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