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車谷長吉 車谷長吉

車谷長吉作家くるまたにちょうきつ

直木賞作家の車谷長吉さん。人間本来無一物を信条に、貧乏を恐れず小説を書くことだけを唯一の目標に生き、「作家になることは悪人になることだ」自らを私小説作家と称し、実生活で起きた出来事を赤裸々に描いた。車谷長吉さんは昭和20年、現在の兵庫県姫路市で生まれた。「人生で骨身に徹したことだけを書く」。その思想の原点は小学校6年生の時の叔父の自殺にある。土間で転げ回って嘆き悲しむ母親の姿が終生脳裏に焼き付いた。高校時代、夏目漱石や森鴎外を愛読し、いつかは叔父の死について書きたいと思うようになった。作家を目指し慶応大学文学部に進学。卒業後は広告代理店に勤めながら小説を書き、文芸誌の新人賞候補になったのを機に会社を辞め小説の執筆に専念した。しかし書けない苦しみに煩悶する日々が続き、故郷に帰る。その後8年間、旅館や料理店の下働きをしながら各地を転々とした。30代後半、再び小説に命を賭ける決心をし、「萬蔵の場合」を書き上げ、芥川賞候補になるが落選。47歳の時、最後の一作という思いで書き上げた「鹽壺の匙」で三島賞を受賞。それは作家としての原点である叔父の死について書いたものだった。「小説とは結局遺書だ。遺書を書くことだ」という境地に行きつく。「小説を書くことは地獄の業火で焼かれること。しかし書くことだけが私にとって唯一の救いであった」。平成10年、追いつめられた男女の道行を描いた「赤目四十八瀧心中未遂」で直木賞を受賞した。小説執筆に命を賭けた人生だった。

あの人に会いたい

文学でいちばん苦しいのは 登場人物をより苦しい所に追いつめること
人を徹底的に追いつめることができるかどうかが
作家の才能あるいは覚悟だと思う

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