2020年01月31日 (金)石倉三郎 ふるさと小豆島(香川県)を語りつくす! 前編


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 香川県小豆島出身の石倉三郎さんが、「みちしる」の動画を見ながら、ふるさと小豆島の魅力を語りつくします。今回は、小豆島を代表する特産品、「オリーブ」と「そうめん」について語ります。

<プロフィール>

 1946年生まれ。小学生まで香川県小豆島で過ごす。東映京都撮影所の大部屋俳優として任侠映画などに出演。その後、コント・レオナルドを結成し活動するが85年に解散し俳優に復帰。数多くの映画、ドラマに出演する。NHKでは、連続テレビ小説「ひらり」「すずらん」「だんだん」、大河ドラマ「葵 徳川葵三代」「功名が辻」など。2013年から小豆島観光大使をつとめる。


■小豆島自慢の一級品「オリーブ」

<2013年放送「オリーブ」>

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Q、オリーブは小豆島の特産品として有名ですが、石倉さんの子どものころは、近所でも栽培していたんですか?

石倉:ええ、いっぱいありましたね。でも今みたいに大規模にやっているわけじゃなくて、あっちでちょこちょこ、こっちでちょこちょこ栽培しているという感じでしたね。当時は、地元でもそんなにオリーブ、オリーブって騒いではいなくて、あんなの本当に売れるの?みたいに思っていました(笑)。ただ、オリーブ油は高級品で、夏、肌に塗ると日焼けどめにもなるなんて聞いていたから、へー、すごいものなんだなあ、体にいいものなんだなあ、とは思っていましたけどね。今みたいに世界で売れるブランド品になるとは思ってもいませんでしたね。

Q、大人になって小豆島のオリーブやオリーブオイルに接する機会が多くなったと思いますが、今はどう思っていますか?

石倉やっぱり一級品だと思いますよ。動画の中でも手摘みしていたでしょう。イタリアやギリシャは機械で収穫していると思いますよ。機械だと傷がつきますもんね。中身も全然違ってくる。小豆島では手袋はめて丁寧に摘んでいますよね。これはいいものになりますよ。その分、値段も高くなりますけどね。高級品ですね。

Q、石倉さんおすすめの小豆島のオリーブ、オリーブオイルの使い方、食べ方はありますか?

石倉僕はね、アヒージョをしょっちゅう作るんです。これを小豆島のオリーブオイルでやると最高ですね。特に冬はカキなんかが出てくるでしょう。本当に絶品ですよ。あとエキストラバージンオイルなんてすごいのもあって、これなんかちょっとパンに垂らしただけで独特のうまみが出てくる。小豆島のオリーブオイルってこんなにすごかったのか、って改めて思っています。あと、動画の中に「オリーブの新漬け」って出てきたでしょう。これも最高なんですよね。これは知り合いに贈ったりもするんですけど、本当に喜ばれる。小豆島の自慢ですね、オリーブは。

■そうめんの天日干しはふるさとの風景

<2014年放送「小豆島の生そうめん」>

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Q、動画に出てきたそうめんの仏壇飾りは知っていましたか?

石倉:いやー、知らなかった。初めて見ましたよ。多分、そうめん関係の家とか、豊かな家でしかやっていなかったんじゃないかな。うちは貧乏だったから(笑)。

 ただ、そうめんを天日干しするでしょう。あの風景は本当に懐かしい。子どものころ近くでチャンバラなんかして遊んでいるんだけど、そうめんを干しているところには近づけなかったですね。何かあたったら大変というのもあるけど、神々しいというか、聖地みたいな感じがしてね。天日干ししているそうめんは、まるで白い屏風ですよ。そこに冬の寒い風がサーッと当たって揺れるんですよ。きれいでしたねえ。この天日干しの風景を見ると小豆島に帰りたくなるね。

Q、地元の人はそうめんはよく食べるんですか?

石倉僕らがよく食べていたのは「ふし」の部分なんですよ。「ふし」っていうのは、天日干しの時、竿にひっかけて曲がっちゃった部分。売り物にならないから切り落としちゃうんだけど、それをタダでもらってきて、家でみそ汁に入れたりしていました。ほら、うち、貧乏だったから(笑)。「ふし」の部分って、太くなっていて、塩気も強いから食べごたえがあってうまいんですよ。僕のそうめんの味は「ふし」の味ですね。ところがねえ、結構前から、この「ふし」を店で売っているんですよ。それで、「冗談じゃない、これ昔はタダでもらえたんだよ」って、おみやげ屋さんで文句言ったことがありますよ(笑)。店の人、困っていましたけどね(笑)。

Q、オリーブと同じで、今や小豆島のそうめんって一級品のイメージがありますよね。

石倉:そう!東京の高級デパートなんかでも、小豆島のそうめんは別格の扱いで売っていますもんね。ああいうの見るとうれしくなりますよね。僕にとっては、小豆島=そうめんなんです。小豆島は香川県で、僕は香川県人でもあるんだけど、実は、香川のコシのあるうどんが苦手で(笑)。やっぱりうどんよりそうめんなんです。僕にとっては、そうめんの天日干しが小豆島の風景で、そうめんの味が小豆島の味なんです。


<小豆島を代表する特産品について熱く語る石倉さん。次回は、もう一つの特産品・しょうゆと、農業の島としての小豆島について語ります。お楽しみに!>

投稿時間:11時00分


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