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タイトル 日本ニュース 第207号
公開日 1944年(昭和19年)5月18日 ニュース映像について

チャプター

[1] チャプター1 古賀元帥海軍葬  03:37
[2] チャプター2 必勝へ一億総蹶起  02:16
[3] チャプター3 ビルマ前線司令部訪問のボース首班  01:13
[4] チャプター4 船団護衛に活躍の飛行艇  02:31

再生テキスト

 響くは葬送の調べ。命を捨てて全国津々浦々一億の胸に、すべて悲しみの半旗翻る、昭和19年5月12日。古賀元帥の英魂(えいこん)、永久に神と鎮まりたもう海軍葬は、帝都築地の西本願寺において、いとも厳かに執り行われました。
かしこき辺りより御差遣の勅使、徳大寺侍従の御拝。嶋田海軍大臣は、切々弔辞を捧(ささ)げました。

<嶋田大臣:
 慎みて元帥海軍大将、正三位勲一等功一級、古賀峯一閣下の英霊に告ぐ。我等(われら)海軍将兵は、御稜威(みいつ)の下、滅敵必勝の信念いよいよ固く、閣下の心を心とし、勇戦、敢闘誓って敵米英の非望を粉砕し、もって宸襟(しんきん)を安んじ奉らんことを期す。>

 ついで、喪主八重子未亡人、霊前に進んで焼香。
参列の儀仗(ぎじょう)兵の放つ3発の弔銃は、五月の空に悲しくこだまする。
(3発の弔銃)
午後1時45分、東条首相は一億国民の敬弔を代表して焼香。ついで一般の焼香に入りました。元帥、今ぞ神と鎮まりたもう。我等一億、御霊に応えまつるの道は、ただただ総決起、総力を挙げて、大東亜戦争完遂へ戦い抜くことあるのみ。

4日、東京日比谷公会堂に、官民代表3500名を集めて、国民総蹶起(けっき)運動中央総会が開かれました。小林中央協力会議長、宣誓文を朗読。

小林議長: 宣誓。
全  員: 宣誓。
小林議長: 今や必勝の道は。
全  員: 今や必勝の道は。
小林議長: 前線に対応する国民総蹶起あるのみ。
全  員: 前線に対応する国民総蹶起あるのみ。
小林議長: ここに我等(われら)は。
全  員: ここに我等は。
小林議長: 米英を撃退して。
全  員: 米英を撃退して。
小林議長: 勝って誓願に答えまつらん。
全  員: 勝って誓願に答えまつらん。

 ついで東条首相は、勝敗の決は気迫にありと、全国民の蹶起を要望しました。

<東条首相:
 この蹶起運動の要諦は、我が国民は生まれながらにして持つところの忠誠心を盛り上がらせ、これを常に推進することであります。官民ともに1本のたばこも分け合う温かき戦友愛を持って、お互いが裸になり、また許し合い、また信じ合い、また助け合うことが肝心であります。戦いに勝つということは、戦場にのみあるのではないのであります。国民諸君の足下にも、日常生活の上に、身近く存することを忘れてはならんのであります。>

 インド国民軍、ついに祖国に入る。喜びに面も明るい、ボース最高指揮官は、前線の我が軍司令部を訪問。インド国民軍に寄せる皇軍の絶大なる援助を感謝するとともに、今後の作戦について協議を重ねました。無敵皇軍と精鋭インド国民軍の固い協力の前には、敵イギリス軍のあがきもむなしく、インド戦線、我が必勝の作戦は着々進められていく。
皇軍を食い止めんと焦るイギリス軍は、航空機を総動員。前線へ落下傘で軍事品補給に狂奔している。しかもこの物量は、しばしば我が陣地内に投下される。けだし、皇軍の進撃が神速を極める結果、敵機は我が陣地を味方と誤ること多いがためでありましょう。

 明け染める南海の我が基地。暁の闇を突いてきょうもまた、海軍新鋭飛行艇は巨体を現す。命令が下される。南方第一線へ軍需物資の補給に急ぐ、我が船団を護送するのだ。船団との会合地点、護送上の諸注意が与えられる。虎視眈々(たんたん)、我が補給路攪乱(こうらん)に出没する敵潜水艦に、いささかたりとも船団襲撃の機会を許すことがあってはならぬ。船団護送、華々しさを欠くとはいえ、誠に重大な任務を帯びて、飛行艇は鮮やかに離水する。
○時○分、眼下に船団見ゆ。直ちに護衛に移る。船団に満載された武器、弾薬こそ、第一線の我が将兵が待望甚だしきもの。この船団が無事航海を終えた時、敵の反攻を払う我が厳然の体制は、さらに一段その固さを増すのである。敵潜水艦、あえて出撃するか。搭乗員は困難なる索敵に寸時の注意もゆるめず。整然、舳艫(じくろ)相銜(あいふく)む船団。堂々、鵬翼を連ねる飛行艇。必勝への重責を担い、相携えて一路、南下する。

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