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タイトルタイトル: 日本ニュース 第219号
公開日公開日: 1944年(昭和19年)8月10日 ニュース映像について

チャプター

[1]1 チャプター1 出陣準備 雛鷲目指す  01:50
[2]2 チャプター2 多量生産  03:59
[3]3 チャプター3 電探訓練  02:36
[4]4 チャプター4 驅潜訓練  02:55

チャプター

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公開日公開日: 1944年(昭和19年)8月10日

ニュース映像について

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 ぼくたちは、荒鷲志願の学童部隊。憧れの雛(ひな)鷲となる日に備え、猛訓練のたゆまぬ日々の繰り返し。

(訓練上の会話)

希望は、もう大空の戦いを夢にまで見て駆けめぐる。空だ、決戦は空だ。大陸の空、太平洋の大空だ。米機をやっつけろ。さあ、そのためにもうひとふんばりの訓練だ。

(訓練上の会話)

 体もうんと鍛えよ。そして陸軍へ、海軍へ、晴れの志願兵だから。ところで、この大戦争には、いろんなことが大切だ。例えば今の海軍についても、できるだけの知識を頭に蓄えておかねばならぬ。まず、飛行機の生産から。

 飛行機をたくさん造るやり方に、タクト・システムというのがある。その海軍の航空廠(しょう)でやっているように、製作をいくつかの工程に分けて、時間を限って、それを一斉に前進させるやり方だ。これでいけば毎日、毎日、決まっただけのものが間違いなく、能率を上げてできあがる。10時40分、一斉前進の時が来た。規則正しいタクト・システムは、一人でも怠けるとたちまち全体の運びを無駄にする。だから一人一人が国民としての自覚をしっかり心に構え、責任を重んじて機械を働かさねばならぬ。これが日本的タクト・システムだ。
しかし、飛行機は量の生産を図るだけではまだ十分ではない。質の上でも、アメリカの飛行機をしのぐのだ。日本的タクト・システムは量と質の双方で、敵、米英を撃滅するのだ。部品から仕上がりまで、一斉の前進が狂いのない成果を見せる。
洋上はるかに、武勲を飾る日は近く、観測機、整列。

 午前8時。作業始め。きょうも数え切れぬほどの海の精鋭が、電波探信儀と取り組むのだ。空と海、そこではまず電波が戦う。
<講師>
 「きょうは電波探信儀の概論の話をする。現在の戦闘において、電波兵器が非常に戦局の左右をしつつあるところであるが、この電波探信儀の原理は、結局山彦(やまびこ)における、音波が山にぶつかって返ってくると同様に、電波探信儀の電波が、電気の導体であるところの飛行機とか、艦船とか、そういうものにぶつかると反射してくるという原理を使ったのである。」
 すなわち、送信機から送られた発射電波は、敵機や敵艦にぶつかると、反射波となって跳ね返る。この反射波を機械自らの直接波とともにブラウン管に映し出し、映像間の距離を求めれば、相手の所在がたちどころに示される。
(急速設置訓練 風景)
 電探の理論をこなすにも増して、辛苦に満ちたことがある。ここに見る急速設置訓練のように、速やかな移動と、計器の設置には、いつでもむしろ一番不便な土地が選ばれる。すなわち、島や岬の突端、しかも電波を遮るもののない丘や山頂。送信、開始。ブラウン管の反射波が敵機の動きを刻々報告する。
ひとたび地の利を得れば、科学兵器のこの先兵は、星一つない暗夜にも、雨風すさまじい嵐の日にも、四方八方、敵の隠密飛行を封鎖する。さればこの兵器の操作に携わる科学戦の先兵に、国民の期待はいや増しに大きくなっていく。

 水に潜った潜水艦を水中音で聞き分けるため、特別に行われている海の兵の音感教育。

(訓練上の会話 ~合唱♪)
(海上訓練上の会話)

 アメリカも必死だ。太平洋の波の前に出没するゲリラ戦的潜水艦が、我が南方輸送路の破壊を目指して蠢動(しゅんどう)する。しかし、彼らは知るであろう。一撃、二撃、我が駆潜部隊爆雷の、必中のこの威力を。