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タイトルタイトル: 日本ニュース 第14号
公開日公開日: 1940年(昭和15年)9月10日 ニュース映像について

チャプター

[1]1 チャプター1 聖上陛下陸士行幸光栄に勇む新卒業生  03:02
[2]2 チャプター2 故北白川殿下哀しき御凱旋  01:50
[3]3 チャプター3 練習艦隊乗組員上海激戦の跡を偲ぶ  01:03
[4]4 チャプター4 金や銀と共々に白金も御国の為に  00:44
[5]5 チャプター5 アメリカで日本の赤ん坊大会  00:46
[6]6 チャプター6 外貨獲得に一役買って可愛いカナリヤの渡米  01:16
[7]7 チャプター7 炎熱下宜昌前方の残敵掃蕩戦続く  01:03

チャプター

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公開日公開日: 1940年(昭和15年)9月10日

ニュース映像について

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大元帥陛下には、9月4日、神奈川県高座郡座間の陸軍士官学校に行幸。聖戦下に使命ひとしお重く無敵陸軍の精鋭として、相武台の同校を御卒業あそばされる東久邇宮彰常王殿下をはじめ奉り、第54期生と卒業式に親しく臨御あらせられ、御馬乗、御凛然たる御英姿にて粛々と御閲兵あそばされました。
御閲兵を終えさせられた大元帥陛下には、御愛馬を玉座に進めさせ賜えば、陸軍戸山学校軍楽隊を先頭に、光栄に勇む生徒一同は順次、御馬前に堂々の分列行進を開始。その旺盛なる士気を見そなわせ賜う陛下には、天気ことのほか御麗しく拝し奉りました。
かくて陛下には、観兵式場を発御。相武台の士官学校に行幸あそばされ、優等卒業生の講演を御聴取あらせられた御後、午後1時30分、校庭に設けられた卒業証書授与式場に臨御あらせられ、山室校長より東久邇宮彰常王殿下をはじめ奉り、卒業生と総代に対し、卒業証書を授与。次いで清水侍従武官より優等生に対して恩賜品を伝達し、一同はただ皇恩のありがたさに感泣。一死奉公の誠を固く固く誓いました。

(卒業証書授与の様子)

尊き御身をもって大陸の第一線に御奮戦中、9月4日、蒙疆(もうきょう)方面において御戦死あそばされた陸軍砲兵少佐、故北白川宮永久王殿下には、9月6日午後5時45分、雨雲はらむ初秋の夕空をついて、空路、立川飛行場に哀しき御凱旋(がいせん)をあそばされました。
捧げつつの号令一下、吹きなす笛、悲壮に奏せられるうちに、尊き御遺骸は御学友の奉仕により、御霊車に御移し申し上げられました。厳粛の気は一瞬、広き場内に満ちて寂として声なく、秋草揺する夕風にはらはらと小雨さえ混じる中を6時5分、御霊車は暮色せまる立川より、半旗悲しく垂れる甲州街道を一路、高輪の御殿に向かわせられました。
近衛師団長指揮の一個師団が粛然と堵列。各官衙(かんが)、学生生徒、一般市民、幾重にも沿道を埋め、謹んでお迎え申し上げるうち、御霊車は8時15分、御殿正門に御到着。故殿下の御慈しみ深き御歳4才の若宮・道久王殿下には、日の丸の小旗を御手に、故北白川宮殿下、無言の御凱旋(がいせん)を御出迎えあそばされ、御いじらしき御姿を拝しては、感動にむせばぬ者なく、奉迎の人々は等しく頭を垂れ、故殿下の御冥福を深く深く祈り奉りました。

我が練習艦隊、鹿嶋、香取の両艦は去る9月2日、上海に入港いたしましたが、鹿島乗り組みの士官候補生196名は陸戦隊の案内にて復興なった戦跡を見学。先輩勇戦奮闘の後をしのび、護国の神と化した幾多の英霊に対し、心から成る感謝の念を新たにいたしました。
かくて6日、一同は居留民団、および支政府音楽隊、ならびにタケダ陸戦隊長ら多数の見送りのうちに、万歳斉唱で、上海を出港いたしましたが、艦上と陸上から交歓される別れの風景は時ならぬ和やかな情景を醸し出しました。

金や銀と並んで白金も御国の為に一役。今度、東京市内の百貨店では、金銀と共に白金の買い上げを始め、早朝からわんさと客を呼んで各買い上げ場は超満員の盛況。係員、汗だくの応接のうちに腰の曲がったお婆さんからうら若い娘さんまで、思い思いに思い出の品を運びこみ、金銀の装身具に混じって早くも白金が姿を見せ、清らかな光とともに頼もしい銃後の心意気を示しました。

アメリカに住むわが同胞の間に生まれた優良児の審査会、先ほどロサンゼルスの小東京と言われる一画で行われ、お母さんたちに抱かれた200人のかわいらしい赤ちゃんが華々しく会場にデビューいたしました。
お医者さんが健康と素質の二方面から一人一人、厳重な審査を行った結果、ハタノマサミ君という生後11ヶ月の丸々と太った坊やが泣く子を尻目にめでたく一等に合格。目方2貫900目の堂々たる健康ぶりで優勝カップを手に、ニコニコと椅子に収まりました。

さて、こんなところにもかわいい外貨獲得の舞台があります。今度ニューヨークの小鳥屋さんがはるばる日本へカナリヤを買いにやって来ました。大阪のある小鳥屋さんの店先でアメリカの鳥の技師によって選抜をされた1万羽のカナリヤ群がいよいよ外貨獲得の第一線に可愛い勢揃いを終わりました。
小鳥報国の旗印も勇ましく、船積みをされたこのけなげなカナリヤを1羽でも失っては大変と、専門の技師4人に守られ、神戸から鎌倉丸に乗船。遠く、外貨獲得のため、はるばるアメリカへ旅立ちました。

中支那奥地における最前線中の最前線、宜昌前面の残敵は、天下に聞こえる奇峡三峡の嶮(けん)に堅陣を張り、小癪(こしゃく)にも多勢を頼み、反撃の姿勢にありましたので、我が軍は秋草乱るる高原にこれが掃蕩戦を展開しました。
かくて少数とはいえ、我が果敢極まる攻撃に敵は次第に浮き足立ち、秋風颯々と吹く戦場に多数の死体を遺棄して山間深く潰走しました。