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タイトルタイトル: 日本ニュース 第137号
公開日公開日: 1943年(昭和18年)1月19日 ニュース映像について

チャプター

[1]1 チャプター1 燦たり帝国海軍輝く観兵式  01:16
[2]2 チャプター2 昭南警察学校晴れの卒業式  02:04
[3]3 チャプター3 マニラ砂糖の生産<建設進む共栄圏産業>  01:56
[4]4 チャプター4 マライ錫の生産<建設進む共栄圏産業>  01:57
[5]5 チャプター5 打倒米英! 中国の戦意昂る  03:08

チャプター

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公開日公開日: 1943年(昭和18年)1月19日

ニュース映像について

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戦勝第二年の決意も新たに、帝国海軍の堂々たる偉容(いよう)を示す横須賀鎮守府海軍始観兵式は1月15日、古賀司令長官観閲の下、海兵団練兵場においていとも勇壮に挙行されました。
南にまた北に、ゆるぎなき健闘を続ける戦友を偲び、堂々古賀観閲官の前を行進する。海ゆかば水漬く屍(みずくかばね)、大君の醜の御盾(しこのみたて)となりて我行かん。兵(つわもの)たちは来るべき日の覚悟に勇気凛然(りんぜん)、頼もしき限りであります。

新生マライの治安を受け持つ原住民のおまわりさんは、我が軍政幹部の指導により次々と養成されていますが、これはその第三期練習生の卒業式です。
軍政官どのの激励に対して優等生のパヴェ君は上手な日本語で答辞を読みました。
《パヴェ君》
「私どもは2ヶ月間、短期間ではありますが、校長先生をはじめ各教官どのの親のごときご指導をいただき、大日本帝国警察官の尊き使命の一端を体得いたすとともに、警察精神の神髄に触れ、誠に私どもの職責、重大なるを痛感いたした次第であります。」

一望千里、砂糖キビの畑が続く。内地の秋をしのばせるようなキビの穂が焼け付く太陽に白く光る。アメリカやイギリスの利己的政策によって、砂糖キビは共栄圏には多すぎるほど植え付けられていました。そして、その膨大な生産品は全く彼等(ら)の自由にされていたのでありました。
しかし日本の指導の下に、南の産業は最も合理的に整理され、砂糖も今では共栄圏の自給自足の量を目標にして生産されています。
この新しい生産の使命に応えて、砂糖は東亜十億の人々の手に、すみずみまで行き渡るようにと作り出されているのであります。

水の圧力で錫(すず)の山が堀り崩されている。掘り崩された泥が強い水の流れに流されると、水の底に錫(すず)の原鉱が残っています。
世界の産額の大半を占めるといわれるマライの(すず)錫は、半島のすばらしい建設と歩調を合わせて開発がどしどし今、進められています。
この水圧式採掘法とともにドレッジャー式と呼ばれる方法も行われています。3000tもあると言われるこの大きな採掘船は、川を自由に移動しながらほとんど自動的に原鉱を採取しています。
集められた原鉱は製錬所に送られて、美しく光る錫(すず)が作られます。近代科学戦になくてはならない貴重な錫(すず)も、かつてはイギリスの独り占めになっていましたが、今や東亜の資源として、続々共栄圏建設のために旧に倍して増産されています。

中華民国、蹶然(けつぜん)起って、米英に戦いを宣す。記念すべき1月9日、国民政府大礼堂において汪主席と重光大使との間に日華共同宣言並びに、租界の返還および治外法権の撤廃等に関する日華協定の調印式が厳粛に執り行われました。

《汪主席》
「中国は茲(ここ)に敢然、大東亜戦争に参加し、盟邦日本と共に米英打倒に邁進(まいしん)するものである。」


同日午後、汪主席は国民大会堂において、参戦の決意を闡明(せんめい)。

《汪主席》
「人も知るごとく我が国はここ百年来、米英の飽くなき圧迫を被って来たのであるが、今回の参戦こそは正に真の自由獲得の唯一の機会である。」

「国民政府還都以来、既に三年。この間、新中国の建設、東亜の復興を高唱してきたが、その三年の努力、三年の苦心が、今こそ完遂の日に達したのである。」

<中国の人々>
「共に起て! 興せ東亜! 護れ東亜! 汪主席万歳! 東亜民族万歳! 万歳!」

我等(われら)が祖国、中国が遂に立ち上がった。今こそ、我々の進むべき道は定まったのだ。首都南京市民の感激もひとしお、参戦の覚悟も新たに喜びの市中行進が行われました。

この日を期して、長い間、上海に盤踞(ばんきょ)していた租界が、日本の手によって、中国に返還される。「国父孫文の遺志」が初めて、達成されるのだ。上海市民は喜びに胸ふくらませて、新中国の輝かしい前途を祝福したのでありました。