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タイトルタイトル: 日本ニュース 第139号
公開日公開日: 1943年(昭和18年)2月3日 ニュース映像について

チャプター

[1]1 チャプター1 スターマー新独逸大使入京<決戦第三年建設進む共栄圏>  01:16
[2]2 チャプター2 比島建設へカリバピ運動<決戦第三年建設進む共栄圏>  01:45
[3]3 チャプター3 ビルマに独立間近し<決戦第三年建設進む共栄圏>  01:02
[4]4 チャプター4 同生共死へ中国国軍<決戦第三年建設進む共栄圏>  01:11
[5]5 チャプター5 輸送陣強化へ現地造船の活況  01:31
[6]6 チャプター6 レンネル島沖海戦戦果<南太平洋作戦>  01:29
[7]7 チャプター7 空海に活躍海軍部隊<南太平洋作戦>  02:41

チャプター

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公開日公開日: 1943年(昭和18年)2月3日

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日独伊軍事同盟締結の影の功労者、前駐支ドイツ大使スターマー氏はエルガ夫人を同伴、今度盟邦ドイツの新駐日大使として官民多数出迎えのうちに1月28日、晴れの帝都入りをいたしました。

この日、東条首相は病苦をおして、再開の第81通常議会壇上に立ち、堂々帝国の真意を中外に闡明(せんめい)。

決戦第三年にあたり、枢軸の契りいよいよ固きを加うる旨、力強く声明の折から、新大使の入京はひとしお意義深きものがあります。

比島が新しき東亜の理念に目覚めてよりここに1年あまり。

東条首相の比島に対する再度の声明に応えるべく、新行政府では来るべき独立の日を望んで着々建設の歩みを進めていますが、現比島事務総長アキノ氏は去る12月8日の開戦記念日を期して勤労奉仕団を結成。

全島にいわゆる「カリバピ運動」を一斉に展開。

引き続き各地を遊説。盟主日本をたたえて比島民衆を前に熱弁をふるいました。

《アキノ氏》
「比島の青年達は無理矢理米軍に編入された。」

「バタァン、コレヒドールに於て、我々の同胞は日本軍の弾に倒れずして、米英の虐待に倒れたのだ。」

「今や比島人は、東洋精神生活への復帰に依ってのみ共栄圏の一員たり得る。」

「日本が我々に與えてくれた崇高なる約束に応えるため、我々は凡ゆる場合に於て没我協力せねばならぬ。」

「これが我々の生きる唯一の道である。」

一代の熱血人、バ・モ博士を指導者として、温かき皇軍庇護の下、英米支の呼応するビルマ反抗を尻目に、ビルマ人のビルマ、新しきアジアの支所を打ち立てんとする彼等(ら)。

かつての義勇軍も今は防衛軍に改編され、見違えるばかりの成長を遂げました。

帝国は遅くとも、本年のうちにビルマに独立を与えんとの、このたびの東条声明は、今日まであらゆる辛苦を耐え忍んで、日本に全幅の協力を惜しまなかったビルマ民衆に対し、歴史にかつて見ざる感動を与えたのであります。

国民政府は還都以来、わずかに3年にして、よく30万にのぼる精鋭なる国軍を養いえたのであります。

この精鋭を引っさげて1月9日、中国は堂々米英に戦いを宣し、大東亜戦争に参加しました。

今や、国民政府の決起により、中国国軍の中堅たる、南京中央軍官学校生徒のともに戦わんかなの決意は眉宇(びう)にあふれております。

中国銃後国民もこの参戦を期して、決戦の覚悟も新たまり、国軍の軍服を縫い上げるひと針、ひと針にも打倒米英の誓いがこもり、中国の国を挙げての戦意いよいよ高く、共栄圏建設の巨歩は力強く踏み出だされていきます。

船を造ろう。鋼鉄船であれ、木造船であれ、戦争の完遂にも共栄圏の建設にも、なくてはならぬ船を造ろう。

マライの密林から大きな船材が、ぞくぞく昭南の造船所に運ばれて来ます。

昭南島が生まれてからわずかに1年。

その復興は真に目覚ましく、今では進んで共栄圏建設の戦いに挺身(ていしん)するマライ人や、インド人の住民たちは、日本の技師の適切な指導を受けて、製材から組み立てまで一貫した造船作業に従っています。

内地はもとより、共栄圏の各地で着々進められている大きな鋼鉄船の建造と並んで、よし、その船体は小さくても、短い建造日数とその数によって、大いにその輸送力の増強を助けるべく技師も工員も懸命に働いています。

《矢野海軍報道部長》
「帝国海軍航空部隊は1月29日、ソロモン群島レンネル島東方に有力なる敵艦隊を発見、直ちに進発。」

「悪天候をつきて之(これ)を同島北方海面に捕捉し、全力をあげ薄暮奇襲を敢行、敵兵力に大打撃を与えたり。」

「敵は我が猛攻を受くるや、蒼惶(そうこう)として反転。」

「南東方に遁走せんとせしが、翌30日さらに、我が海軍航空部隊は昼間強襲を決行し、之(これ)に大損害を与え、敵の反撃企図を破砕せり。」

「本日までに判明せる戦果、及び、我が方の損害左の如し。」

「戦果。」

「戦艦、2隻、撃沈。」「巡洋艦、3隻、撃沈。」

「戦艦、1隻、中破。」「巡洋艦、1隻、中破。」

「戦闘機、3機、撃墜。」

「損害。」

「自爆、7機。」「未帰還、3機。」

「註、本海戦を『レンネル島沖海戦』と呼称す。」

自爆7機、未帰還3機。

南方各地に明るい建設譜が奏でられている反面、今なお南海の果てには、彼我の間に日夜凄愴(せいそう)な死闘が繰り返されていることを忘れてはならない。

戦力回復に狂奔し、いよいよ死闘の度を加えきたった敵の反抗。これこそまた我の最も乗ずべきところである。

我が海鷲は今日もまた不屈の索敵を続ける。機銃の調子はすこぶる好調。

今日の獲物に胸躍らせ、搭乗員の意気、既に、敵を飲む。

厳然たる空の布陣に呼応して、海底深く爆雷を投じながらいささかたりとも敵潜水艦のうかがう隙を与えず、対空共同護衛の下、我が堂々の輸送船団はひたすらに南海を行く。

休みなき監視の目は、敵の6機編隊を早くも発見。

雨と降る爆弾もものかは、我が対空砲火は時を移さず一斉に咆哮(ほうこう)す。

見よ、我が戦闘機は敵機に肉迫する。

悪魔のごとく、我が輸送船団の上空は遂に沈黙、紅蓮(ぐれん)の炎に包まれながら南海に吸い込まれていく。